あとがきにどんでん返し?があります。
自分もホスト遊びを興じた気分になりました。うさぎさんのドライだけど募るような心情が丁寧に綴ってあります。
ホストというと駆け引きですが、そんなネチっとした恋愛沙汰はなく、さらっとしていました。
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さびしいまる、くるしいまる。 (角川文庫 な 34-11) 文庫 – 2006/2/1
中村 うさぎ
(著)
運命を変えたホスト、春樹との出会いから別れまでを綴った感動エッセイ!
私はホストに恋をしてしまった。よりによって十五歳も年下の…。彼の愛の言葉は金のため? それとも本当に私のこと好きでいてくれるの? 幸福の絶頂と地獄の苦悩の間で揺れ動く日々を赤裸々に綴った感動エッセイ。
私はホストに恋をしてしまった。よりによって十五歳も年下の…。彼の愛の言葉は金のため? それとも本当に私のこと好きでいてくれるの? 幸福の絶頂と地獄の苦悩の間で揺れ動く日々を赤裸々に綴った感動エッセイ。
- 本の長さ260ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2006/2/1
- ISBN-104044125260
- ISBN-13978-4044125264
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登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (2006/2/1)
- 発売日 : 2006/2/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 260ページ
- ISBN-10 : 4044125260
- ISBN-13 : 978-4044125264
- Amazon 売れ筋ランキング: - 118,859位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,337位近現代日本のエッセー・随筆
- - 2,734位角川文庫
- - 5,058位評論・文学研究 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年9月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
うさぎさんがホストにはまり、苦しみ、色々なものと引き換えたけど綺麗な幕引きをした…と思ったら。
他のレビューにも多くかかれていますがとにかくラストのインパクトが強い。
ただ、うさぎさんはホストの本性を見ないふりをしてきたというか
自他に容赦なくかつ時々品のなさも見受けられる文章を書く人だと思っていましたが
ホストに純粋に裏切られたと思っているくだりで彼女のピュアさをうかがい知れました。
他のレビューにも多くかかれていますがとにかくラストのインパクトが強い。
ただ、うさぎさんはホストの本性を見ないふりをしてきたというか
自他に容赦なくかつ時々品のなさも見受けられる文章を書く人だと思っていましたが
ホストに純粋に裏切られたと思っているくだりで彼女のピュアさをうかがい知れました。
2011年11月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これほど完璧なストーリーとして仕立て上がってるエッセイって他にあったのだろうか。
それほど中村うさぎがこの本を書くにあたって、本腰を入れて、この本に取り組んだ気合のようなものを感じる。
ある意味、中村うさぎという人生の一片を切り取った「自伝」であることは間違いない。
鋭い洞察、果てしない苦労、焼けつくような渇望がこの本の大半を占めている。
それがなんて面白くて悲しいんだろうと思って、一気に読んだ。
それほど中村うさぎがこの本を書くにあたって、本腰を入れて、この本に取り組んだ気合のようなものを感じる。
ある意味、中村うさぎという人生の一片を切り取った「自伝」であることは間違いない。
鋭い洞察、果てしない苦労、焼けつくような渇望がこの本の大半を占めている。
それがなんて面白くて悲しいんだろうと思って、一気に読んだ。
2015年2月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自分を好きになれず、寂しさ故に人を傷つけてしまう「くるしいまる」。そして「くるしいまる」に愛され、苦しみに巻き込まれてしまう心優しい「さびしいまる」。本当は寂しがり屋なのにワガママしちゃって、挙句の果てに傷をつけたからと言って勝手に身を引いてしまった「くるしいまる」。うさぎさん、残された春樹は寂しかったんじゃないかな。ゼロサムじゃなくて、付かず離れずで一緒に進んで、いつかはお互いの幸せを祝うような関係になれなかったのかな。さようならを言って欲しくなかった。ふとそう感じた一冊だった。
2008年11月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中村うさぎさんの文章は面白いんですよね。内容はかなり痛いんですけど。
けど、色んな事にチャレンジするってのは、なかなか出来ない。
そういう意味では面白かった。でも真似したらダメですよw
けど、色んな事にチャレンジするってのは、なかなか出来ない。
そういう意味では面白かった。でも真似したらダメですよw
2002年12月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本はお勧めです!
これほど赤裸々といいますか、何もかもさらけ出したようなエッセイは初めてですね。
ド迫力のエッセイ!告白本、私小説と呼べるかもしれません。
とにかく、面白くて次々とページをめくっていきますね。
「愛と資本主義」という小説が出版されていますが、あわせて読むと一段と味わい深いと思います。
著者の、豊かな表現力と、的確なボケとツッコミ(?)といいますか、文章の持つエンターテイメント性を存分に味わえます。
それにしても、女性の時代だと思います。
かつての文豪が、赤線通いして作品を生み出していたのですが、今や女性がホストクラブ通いしてエッセイを描く時代なのですね。
これほど赤裸々といいますか、何もかもさらけ出したようなエッセイは初めてですね。
ド迫力のエッセイ!告白本、私小説と呼べるかもしれません。
とにかく、面白くて次々とページをめくっていきますね。
「愛と資本主義」という小説が出版されていますが、あわせて読むと一段と味わい深いと思います。
著者の、豊かな表現力と、的確なボケとツッコミ(?)といいますか、文章の持つエンターテイメント性を存分に味わえます。
それにしても、女性の時代だと思います。
かつての文豪が、赤線通いして作品を生み出していたのですが、今や女性がホストクラブ通いしてエッセイを描く時代なのですね。
2006年7月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
憧れのホストに理想の「私」の影を見ていたうさぎさん。
それゆえに破綻寸前であっても夜な夜な大金を振り撒きホストクラブに通ってしまう。
そんな自分を分析している姿は少々重くもあるが、すべてを赤裸々に語っていて面白い!
「愛と資本主義」の原点となった内容なので、まず前書を読んでいただくと
より楽しめるのではないでしょうか
それゆえに破綻寸前であっても夜な夜な大金を振り撒きホストクラブに通ってしまう。
そんな自分を分析している姿は少々重くもあるが、すべてを赤裸々に語っていて面白い!
「愛と資本主義」の原点となった内容なので、まず前書を読んでいただくと
より楽しめるのではないでしょうか
2015年3月30日に日本でレビュー済み
楽しく読んだ。
で、精神が健全じゃないけど健全な人だと思った。
…多分自分がやるとしたら「私がいなきゃコイツは沈む」という部分を一番楽しむと思う。お前の売り上げは私次第だ。生殺与奪権は私が握ってるんだ。という意識を持って弄るのを楽しむだろうなー。そういう点からみるとうさぎさんは健全。それが「自分を愛おしむ」の反映だとしても。
で、精神が健全じゃないけど健全な人だと思った。
…多分自分がやるとしたら「私がいなきゃコイツは沈む」という部分を一番楽しむと思う。お前の売り上げは私次第だ。生殺与奪権は私が握ってるんだ。という意識を持って弄るのを楽しむだろうなー。そういう点からみるとうさぎさんは健全。それが「自分を愛おしむ」の反映だとしても。