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さみしさの周波数 (角川スニーカー文庫 134-3) 文庫 – 2002/12/1

4.3 5つ星のうち4.3 113個の評価

未来予報あした、晴れればいい。,手を握る泥棒の物語 他
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ KADOKAWA (2002/12/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2002/12/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 205ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 404425303X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4044253035
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 113個の評価

著者について

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乙一
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作家。1978年福岡県生まれ。1996年『夏と花火と私の死体』で第6回集英社ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞してデビュー。2003年『GOTH リストカット事件』で第3回本格ミステリ大賞受賞。他著に『暗いところで待ち合わせ』『ZOO』『失はれる物語』などがある。 (「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 GOTH モリノヨル (ISBN-13: 978-4048739245 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中4.3つ
5つのうち4.3つ
113グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2019年2月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
全編さびしさで覆われている短編集。最初の2編はそれでも、爽快感を感じられる物語だったけれど、後半2編は重い。「フィルムの中の少女」は少しホラー色がある話。じわりじわりと真相に迫っていくのは面白かったけれど、最後はやっぱり切ない。「失われた物語」は、もし自分が主人が息子がこうなってしまったらと思うと、胸をかきむしりたくなるほど辛い話だった。それでも乙一さんの透明感のある文章で、綺麗に、悲しくまとめられていた。 読み終わって心の中がさびしさで一杯に。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年6月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
知り合いに依頼されてお土産として購入しました。読んでみたいです。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年8月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本にはいくつかの短編が載っていますが、私は特に「未来予報」が好きです。
で、Kindle版が安かったので久しぶりに読み直したくなり購入。

10年前の私は、高校を卒業して何をするでもなくアルバイトをしてプラプラと遊んでいた時期でした。
アルバイト先に入ってきた中学時代の同級生は大学に通い、確実に日々を積み重ねていて、翻って自分がなんと無為に過ごしているのかと、焦燥感に駆られないことがないような毎日でした。
読書は好きで、「夏と花火〜」を読んだ経緯もありこの本を購入したのもそんなとき。
主人公に共感し、自分にはそんな物語はなかったのですが、でも読み終わったあとにはなぜか救われたような、そんな気がしました。
「あなたがいてくれてよかった。だから〜」
このくだりが当時の私を支えてくれたと思います。
そしてこの本が20の私の五里霧中だった未来の先を照らしてくれた気がしています。

そんな私も、お金を貯めて専門学校に入り直し、就職して、お盆休み明けの今これを書いています。
すでに私は30となり、モラトリアムの時期も過ぎて、当時の自分に聞かせたとしても悪くない今を過ごせているのではと感じています(まあ結婚なんて出来る気は未だしないのですが)。

当時の私と同じように、未来は暗くて、過去には後悔しかなくて、夢もなければ死ぬ度胸もない、そんな今を生きている方にぜひとも読んでほしい小説です。
本当にこの本と出会えてよかった。
ラノベに何言ってんだコイツと思われそうですが心からそう思っています。
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年12月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
未来予報 あした、晴れればいい。
「また未来が見えた……」給食のパンを届けに行く清水と一緒にあがりこんだ大人びた転校生・古寺の家。清水は古寺の予言に興味を持ち3人で過ごすうち意外な予言を聞く。そして僕と清水は気まずくなって…

手を握る泥棒の物語
俺は腕時計のデザインをしながら小さな会社を友人と運営している。新しいデザインの腕時計を作るためには資金が足りない。叔母のバッグを盗むことにして旅館の外側を壊しバッグを掴むはずが、掴んだのは女性の腕で…

フィルムの中の少女
人と接することの苦手な私は一大決心をして入部した映画研究会で一本のフィルムを見つける。そこに写る少女はフィルムを回すたびにこちらへと振り返ってくる。どうやら殺されたらしいこの少女の身元を捜すうちに…

失はれた物語
自分は事故にあい右腕の感覚以外失ってしまう。五感は全て失われ人差し指で意思の疎通を図る。昔音楽教師であった妻は日々の出来事を腕に綴ったり、鍵盤に見立てて演奏したりする。ある日自分は自殺の方法を思いつく。

相変わらずの乙一でございます。今回は「せつない」特集。イラスト付でまるで少女小説の様。「未来予報」は「自分が人より劣っている閉塞感」でいっぱいです。自分は駄目人間なんだ…誰もが時に(やまねはいつでも)抱く感情ですが「普通」に暮らしているへの憧れ、妬み。鬱屈した心情がリアルです。清水は病気で死んでしまうのですが「結婚した未来」と「死ぬ未来」は混在していました。古寺の予言は「おまえたち二人、どちらかが死ななければ、いつか結婚するぜ」だったのです。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年10月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
乙一さんらしい短編集。4つの作品が入っていますが、外れ無しです。
中でも、「未来予報」と「失はれた物語」はすばらしく良いです。特に「失はれた物語」は電車の中で涙がこぼれそうになってしまいました。
2021年11月13日に日本でレビュー済み
読むまで勘違いしていたのですが「さみしさの周波数」という物語はなく、書籍のタイトルでした。

高校生時代に乙一作品にハマりほぼ全部の作品を読んでいました。
が、こちらの本はどうしても読むことができず…。
近くの図書館や書店では手に入らなかったのです。

当時はネットで買う、取り寄せするなどの行為は全く頭になかったのであきらめていました。

それから15年近くたち、キンドルでさくっと読むことができてちょっと感動(笑)

「未来予報」「フィルムの中の少女」を初めて読むことができました!

未来予報はなんと表現したらいいのでしょうね。さみしさ、せつなさ、もどかしさ…。
10代の頃に読んでいたら、「ふーん?」くらいで終わっていた作品かもしれません。
病院でのやりとり、きらきらしていたなあ。

フィルムの中の少女は怖い!!怖すぎる!!
あらすじを知らなかったので寝る前に読み始めたのを後悔。
少女よ、こっちみないで~~!!と、すっかり自分もその場で映画をみているような感覚に陥りました。

そして毎回あとがきが乙一らしさ全開で大好きです笑

作品がもっと読みたいけどもう書かないのでしょうね…。
2023年5月18日に日本でレビュー済み
作者の初期の短編、4篇が収録されています。
「未来予報 あした、晴れればいい。」:小学生の時、近所に住む女の子といつか結婚すると友人に予言された男の子は、それゆえにその女の子と話せなくなり距離を置いてしまいますが、20歳になっても彼女のことが頭から離れません。こういう関係ってあるよね。思い当たります。そして再び二人が顔を会わせたのは・・・。悲しく、寂しく、美しい話で、ある種の救いがあります。でも、ちょっとずるい設定です。
「手を握る泥棒の物語」:間抜けな俺が泥棒をしようとして妙なことになる話。読み手としては笑っていればいいのでしょう。胸が痛みません。
「フィルムの中の少女」:ホラーでミステリー。語り手の女子大生による推理はなかなか読ませますが、犯人の犯行の動機だけは今一つしっくりきません。いかに激情にかられたとしても・・・。狂っていたからということなのでしょうか?
「失はれた物語」:右腕の表面の感覚と、右手の人差し指をわずかに動かす力以外のすべての感覚と運動能力を失った男は、妻娘との接し方を次第に変えていきます。愛するがゆえに。この作品が一番寂しく、切ない。2002年に書かれ、2003年1月に本書で出版されたのち、2003年12月に短編集『失はれる物語』に「失はれる物語」とタイトルだけ変えて「手を握る泥棒の物語」と共に収録されています。作者にとって思い入れのある作品なのでしょう。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年5月3日に日本でレビュー済み
Kindle Unlimitedにて読みました。
収録作品のうち、「手を握る泥棒の物語」と「失われた物語」はすでに読んだことがありました。どちらも再び読んでも楽しめました。
「未来予報」ですが、とても心に響きました。乙一の作品て、心に染み込む感じがとても良いですね。お勧めの作品です。