大好きな本の終わりは待ち遠しくもあり、寂しくもあるのですが、ついにでたまか完結してしまいました。
本の分厚さも値段もさることながら、内容も色々と詰め込まれていました。若干駆け足気味にも感じましたが・・・
ラストは私が思い描いていたようなものとは違いましたが、読んでみて、「あぁ彼らならこうするか」と納得もしました。最後まで自分のあり方を考えさせられるものだったと思います。
個人的にはマイドとメイがもっとクローズアップされていて欲しかったのですが、この第三部は彼らが主役じゃなくなっている感じがするので仕方がないかな・・・
一読したところでは、
ケルプとコットンはいい感じだし、コーリンはせつないし、マリリン姉御は一体どうなったんだ(読み落としたか?)って感じです。
いくつか気になるところがあるのでその辺を短編にでもして出してくれないかな〜と思うのですが・・・無理ですかね・・・
それでは、この最終巻を読んだ興奮が冷めないうちにまた一巻から読みたいと思います。
鷹見さん長い間お疲れ様でした。でたまかはどの巻も繰り返し繰り返し読ませてもらってます。私の宝物となりえるシリーズを手に取ることの出来た自分の幸運さと、引き込まれるストーリーを書いてくださった鷹見さんに感謝しつつ……
物足りない!と感じる方もいらっしゃるでしょうが、私はでたまか贔屓なので★5つです♪
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アウトニア王国人類戦記録5 でたまか 長嶺来光篇 (スニーカー文庫) 文庫 – 2006/2/28
大スケールで贈る「でたまか」堂々の完結巻!
数千億という数で押し寄せる異種生命体ザナックスに対し、文字通り、人類の総力を尽くす最終決戦が始まった。無敵艦隊提督マイド・ガーナッシュの策とは!? そして、彼らの未来は!? 大人気シリーズ堂々の完結!
数千億という数で押し寄せる異種生命体ザナックスに対し、文字通り、人類の総力を尽くす最終決戦が始まった。無敵艦隊提督マイド・ガーナッシュの策とは!? そして、彼らの未来は!? 大人気シリーズ堂々の完結!
- 本の長さ557ページ
- 言語日本語
- 出版社角川書店
- 発売日2006/2/28
- ISBN-104044257175
- ISBN-13978-4044257170
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登録情報
- 出版社 : 角川書店 (2006/2/28)
- 発売日 : 2006/2/28
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 557ページ
- ISBN-10 : 4044257175
- ISBN-13 : 978-4044257170
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,532,922位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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鷹見一幸 2000年9月に電撃文庫から「時空のクロス・ロード ピクニックは終末に」で作家デビュー。その後、角川スニーカー文庫からスペオペSF「でたまか(全16巻)」。学習研究社、歴史群像新書から「大日本帝国第七艦隊(全3巻)」を刊行。その後は電撃文庫から「ガンズ・ハート」「小さな国の救世主」「リセット・ワールド」「ご主人さまは山猫姫」スニーカー文庫から「ネオ・クーロン」「銀星みつあみ航海記」「会長の切り札」「地球の切り札」「召喚主は家出猫」「艦これ(ノベライズ)」などを刊行しつつ、早川書房から「銀河乞食軍団・黎明編」「宇宙軍士官学校」「再就職先は宇宙海賊」
角川つばさ文庫から児童向けジュヴナイル「飛べ!僕らの海賊船」「HAYABUSA・はやぶさ(ノベライズ)」などを刊行。
現在は「宇宙軍士官学校・五星系連合軍」を執筆中。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2006年3月8日に日本でレビュー済み
良いところ、悪いところ全てタイトル通り
随所に泣かせがてんこもり
ちょっととっちらかり感があって
作者の意図は解るんだけど
「それ盛り込む?」って所が随所あり
色々盛り込みすぎでボリューム的には
上下巻とかの方が良かったのでは?
と思う感じでちょっと分厚さの割には
希薄感があるのです・・・・
人類の存亡をかけて〜と言うことなので
あえて英雄を作らないのは解らなくはない
が
それやったら「でたまか」じゃないっしょ(笑)
シリーズとしては良くできてると思うし
全般に楽しめたので
報償的に星4つだけど
この巻だけ取るとちょっとマイナスある
要約すればかんな感じ
「主人公ってだれだっけ?」
随所に泣かせがてんこもり
ちょっととっちらかり感があって
作者の意図は解るんだけど
「それ盛り込む?」って所が随所あり
色々盛り込みすぎでボリューム的には
上下巻とかの方が良かったのでは?
と思う感じでちょっと分厚さの割には
希薄感があるのです・・・・
人類の存亡をかけて〜と言うことなので
あえて英雄を作らないのは解らなくはない
が
それやったら「でたまか」じゃないっしょ(笑)
シリーズとしては良くできてると思うし
全般に楽しめたので
報償的に星4つだけど
この巻だけ取るとちょっとマイナスある
要約すればかんな感じ
「主人公ってだれだっけ?」
2006年3月4日に日本でレビュー済み
通巻15冊におよぶ人気スペースオペラの最終巻。
スペースオペラと言ってもアシモフの様な正統派とは違うので好き嫌いがはっきりでると思います。
第一部では辺境の小国が舞台、第二部は帝国全土、第三部は全人類とだんだんとスケールアップしています。
まあ第三部で異星人の登場というのは突飛で、どうもなじめなかったのですが……
でも荒唐無稽なアイディアを軽妙なリズムとパワーで納得させてしまう文章力はこの著者ならではの味というものでしょう。
第二部以降は登場人物も増えて主人公達のメインストーリーよりも、魅力的な脇役達のサイドストーリーの方が面白く感じました。
最終巻ということもありボリュームがいつもの二倍以上あるのですが、その魅力的な脇役達や主人公達の明確な結末をあえて描いていません。
このシリーズの結末というかキャラクター達の未来は読者に任されていますから、白黒ついた明確なハッピーエンドを望む方には不満が残る終わり方だと思います。
とりあえず個人的にはまずまずの満足と少しの不満足で、おまけして星四つの評価です。
スペースオペラと言ってもアシモフの様な正統派とは違うので好き嫌いがはっきりでると思います。
第一部では辺境の小国が舞台、第二部は帝国全土、第三部は全人類とだんだんとスケールアップしています。
まあ第三部で異星人の登場というのは突飛で、どうもなじめなかったのですが……
でも荒唐無稽なアイディアを軽妙なリズムとパワーで納得させてしまう文章力はこの著者ならではの味というものでしょう。
第二部以降は登場人物も増えて主人公達のメインストーリーよりも、魅力的な脇役達のサイドストーリーの方が面白く感じました。
最終巻ということもありボリュームがいつもの二倍以上あるのですが、その魅力的な脇役達や主人公達の明確な結末をあえて描いていません。
このシリーズの結末というかキャラクター達の未来は読者に任されていますから、白黒ついた明確なハッピーエンドを望む方には不満が残る終わり方だと思います。
とりあえず個人的にはまずまずの満足と少しの不満足で、おまけして星四つの評価です。
2006年3月11日に日本でレビュー済み
楽しかったスペースオペラシリーズも『アウトニア王国人類戦記録5 でたまか 長嶺来光篇』が最終巻です。
ちなみにこの本は557ページあります。今までの巻の倍の厚さですので、まずそこに驚きます。
シリーズが長く続いたということもあり、大体先が読めるようになってしまった面はあります。会話のパターンも、最終的にどういう結論に落ち着くか分かってしまいます。冒頭のブーケも、誰が受けるかすぐに分かってしまいます。トーダ博士が誰に拾われるかも予想通りです。
そういう意味では、「でたとこまかせ」なサプライズは少ないのですが、あくまでもお約束路線を貫いてきたシリーズだけあって、それでも読ませてくれます。終盤、コーリンがアーヤを救おうとするシーンはこの巻最高の見どころだったような気がします。
「でたまか」シリーズ、遊園地として楽しいスペオペでした。
ちなみにこの本は557ページあります。今までの巻の倍の厚さですので、まずそこに驚きます。
シリーズが長く続いたということもあり、大体先が読めるようになってしまった面はあります。会話のパターンも、最終的にどういう結論に落ち着くか分かってしまいます。冒頭のブーケも、誰が受けるかすぐに分かってしまいます。トーダ博士が誰に拾われるかも予想通りです。
そういう意味では、「でたとこまかせ」なサプライズは少ないのですが、あくまでもお約束路線を貫いてきたシリーズだけあって、それでも読ませてくれます。終盤、コーリンがアーヤを救おうとするシーンはこの巻最高の見どころだったような気がします。
「でたまか」シリーズ、遊園地として楽しいスペオペでした。
2006年5月6日に日本でレビュー済み
この巻まで読んだ人は「この話が必要か?」と思った人がいると思う。
この巻での見せ場は第十章である。三部でやりたかった総てがここにある。戦争で死に行く誰もにこんなエピソードがあると、数字の本当の意味に気付かされる。今まで感情移入させてきたキャラに、ドラマに、この章を読んだ後、私たちは気付かされるだろう。涙は止まらない。正直、「この後は?」とも思う。だが、それこそが、今を生きる私たちへの、大事な訓辞ではないかとすら感じる。特にコーリンのくだりはとくに。賛否両論だろう。だが、だからこそ価値のある作品になったと思う
この巻での見せ場は第十章である。三部でやりたかった総てがここにある。戦争で死に行く誰もにこんなエピソードがあると、数字の本当の意味に気付かされる。今まで感情移入させてきたキャラに、ドラマに、この章を読んだ後、私たちは気付かされるだろう。涙は止まらない。正直、「この後は?」とも思う。だが、それこそが、今を生きる私たちへの、大事な訓辞ではないかとすら感じる。特にコーリンのくだりはとくに。賛否両論だろう。だが、だからこそ価値のある作品になったと思う
2006年3月29日に日本でレビュー済み
電撃hpという雑誌に鷹見 一幸という作家の作品が掲載されて以来、追い続けてきましたが、今作で最後といたします。
初期のころは作者の主張というものがほのかに薫る程度だったのですが、本を上梓するごとにキャラクターが作者の主張を代弁しているようにしか見えなくなり・・・・・・とうとう善側すべてのキャラクターが作者の劣化コピーと成り果ててしまいました。
鷹見さん、質の悪い全体主義がエンターテインメントですか?
初期のころは作者の主張というものがほのかに薫る程度だったのですが、本を上梓するごとにキャラクターが作者の主張を代弁しているようにしか見えなくなり・・・・・・とうとう善側すべてのキャラクターが作者の劣化コピーと成り果ててしまいました。
鷹見さん、質の悪い全体主義がエンターテインメントですか?
2006年3月16日に日本でレビュー済み
基本的にシリーズ中盤頃までのノリが大好きだったので、人外の相手大してだといささかそういった方向の面白味は減でした。
ですが、多くの脇役たちに支えられて紡ぎ上げられた人類戦記録は、滅亡か存続かの攻防をよりよく盛り上げてくれたものと思います。
ただ、個人的にはまた拾遺録で、他のキャラクターたちの物語を語って深めて欲しいと心から願うところです。
ですが、多くの脇役たちに支えられて紡ぎ上げられた人類戦記録は、滅亡か存続かの攻防をよりよく盛り上げてくれたものと思います。
ただ、個人的にはまた拾遺録で、他のキャラクターたちの物語を語って深めて欲しいと心から願うところです。