主人公・武原仁の過去話がメインの第四巻。
確かに今まで仁の過去については断片的にしか語られてなかったので、知りたいところだったけど、これがまた円環少女らしいキツイ過去。
亡き妹を思い出す仁の、まるで古傷から血を流すが如き語り口が、良かった。
少年時代の仁の、「いつか」に対する憧憬が痛いほど伝わってきて、共感出来るんですよね。今時珍しい直球の熱血漢の仁が、どうやって形成されたのか良く分かりました。
こういった事を踏まえて、現在のメイゼルとの関係を絡ませて語っているのが、やはり上手い。
ただ今回はシリアスだけでなく、脱力ギャグ方面も今回は際立ってました。
メイゼル、きずな、寒川紀子の、少女三人かしましい会話は、抱腹絶倒というか、仁の立場で読んでいると、
笑うに笑えないというか、胃が痛くなるというか、ステキすぎ(笑)。
メイゼルのノロケに、きずなのフォローになってないフォロー、でもって的確すぎて苦笑してしまう寒川紀子のツッコミと、何でこんなに面白いんだろう。

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円環少女 (4) よるべなき鉄槌 (角川スニーカー文庫) 文庫 – 2006/10/31
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よるべなき鉄槌
- 本の長さ317ページ
- 言語日本語
- 出版社角川書店
- 発売日2006/10/31
- ISBN-104044267065
- ISBN-13978-4044267063
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登録情報
- 出版社 : 角川書店 (2006/10/31)
- 発売日 : 2006/10/31
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 317ページ
- ISBN-10 : 4044267065
- ISBN-13 : 978-4044267063
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,662,360位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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- 2006年10月31日に日本でレビュー済み面白い・・・です。
この4巻は描写面で随分と読みやすくなったような気がします。
それでもライトノベルとしては難解な方でしょうね。
個人的に5つ星は揺るがない感じですが、その読みにくさのせいで
手放しで人に勧められない本でもあります。
読みにくさの原因をちょっと考えてみましたがおそらく
以下のような理由によるものです。
1、非常に独自性の強い世界観である事。
2、ステレオタイプなキャラクターが少ない事。
3、善/悪のような分かりやすい価値観が物語の底辺に無い事。
しかし、これらはそのままこの「円環少女」シリーズの魅力でもあります。
主人公の仁、ヒロインのメイゼル、きずな等、それぞれがみんな記号ではなく、
血肉の通ったキャラクター達です。悪役として登場する者も含めてです。
今回は主人公・仁の過去でもある妹が話の中に重要な位置で関わって来ます。
メイゼルはアレな性格がさらに磨きがかかってきています。実にイイ!
きずなは生々しさがよりアップしてドキドキです。手を出さない仁は立派!
そして復活のエレオノール!深みのあるキャラクターとなって帰ってきました。
色々な意味で続刊も楽しみです。
- 2007年1月17日に日本でレビュー済み4巻にもなって、いまだに読みづらいのかちゃんと読めるのか不思議なシリーズです。
2巻と3巻がアレで、このまま魔法使いインフレ路線になるのかと思いきや、今度は予想外の方向へ突っこみます。
世界を広げすぎでちゃんと終わるのか不安になりますが、果断さはこの作者の長所だと思うので星4つ。
今のところマンネリだけはないので、迷ったら自分の目で確かめてみてはどうでしょうか。
名作ではないけれど、怪作とは言えるのではないかと思います。
- 2007年1月13日に日本でレビュー済みラノベでこれ程読み辛い本は初めて。
読む側は魔法と言う奇蹟を求めているのであって、その原理や理論を細かく説明されても、段々疲れていくと思うのだが私だけだろうか?
1巻の頃はまだ良かったが、巻が進むにつれて、誰がどうしたいのか段々よく分からなくなっていってる。
疲れた頭で読む本ではないとだけ言っておく。