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ムシウタ09 夢贖う魔法使い (角川スニーカー文庫) 文庫 – 2007/7/1

4.1 5つ星のうち4.1 13個の評価

“むしばね”の新リーダーとなった詩歌。だが組織の資金提供者・宗像が失踪し、窮地に立たされる。宗像の行方を、赤瀬川財閥を率いる少女・七那と捜す詩歌に、“虫憑き”誕生の秘密を握る謎の組織の魔手が迫る!
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 角川書店 (2007/7/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2007/7/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 444ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4044288178
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4044288174
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 13個の評価

著者について

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岩井 恭平
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東京都在住。第6回角川学園小説大賞にて優秀賞を受賞し、『消閑の挑戦者パーフェクト・キング』でデビュー(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『ムシウタ 10.夢偽る聖者』(ISBN-10:4044288232)が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中4.1つ
5つのうち4.1つ
13グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2015年6月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
気付いた点が二点。一つは情報の非対象性がある。つまり参加者間で不平等だ。七那には目立つ格好で付きまとい二人目のビッダーの七那への狙い撃ちを許したのに。七那にはそういうヒントを与えなかった。二つに入札開始価格を設定しており、それは普通の経営者ならばそれだけで破産する額、とあるのに。資産の一部は自動車を一台買える程度、という人物が作中では三人目のビッダーとされる。かなり怪しい。
マナーの悪い七那へのけじめとして円卓会が用意した拝み屋だと考えた方が自然である。生命維持装置や監視体制もふくめ、かなり金がかかる。上で、ずっと何も研究成果なし、となれば制裁として十分である。少なくとも、オークショニアというエージェントを放った側にとっては既に投機上の商品としては不良在庫である。競売、をwikiで引くとリンクが出るが、勝者の呪い、による、塩漬け不良在庫の投機詐欺にすぎないのでないか。

見えない大きな金の流れ。これが虫の起源に関わっているのではと考えた探求者が二人もいた。
真実はともかく作中の説明には裏付けや複数人で重なる証言がない。

だから作品の今までからそれぞれを説明してみることにした。
エンクロージャー。囲い混み。これはこの国の虫に関する事項の海外との不可侵協定を成立させる金の流れ。00編で土師が大枠を築いたけど、あれだけのパワープレイを綺麗な手段で行ったとは思えない。恐らく相応量の国防費と外交費用が流れたはず。囲うための敷居を維持する裏金交渉。これがエンクロージャーでないか。

バブル。その分野を築いたパイオニアによる上場と出資による予算獲得、実質価値以上に膨らむ取引価格。そして虚飾がばれることによるバブルの崩壊。能力開発予算のことではないか。主導は中央本部実験班と研究責任者。Cとディオレストイ、殲滅班、各種電子工学を用いた研究は多岐に渡り、活躍する範囲も広いとされる。しかしその実限界に行き当たっていたり、コストに値するほどの実質価値に結びつかないとすれば?実用性があるにしても使用制限や安全に使える期間、回数のようなものがあるとすれば?投資が回収出来ないと判明したとき、研究部は人道的な懲戒で済むのだろうか。虫憑きでなくても。それで責任者が引くに引け無くなっているのではないか。現状中央本部の回りは見て見ぬふりをしているが、いずれ内外から崩されるのは必定。なのに打ち切ったり人道性の確保を立ち会い監査証明しないのは、成果を出すまで安全を確保できないからかもしれない。
それでもCの能力開発の水準からすれば巨額の金を闇に消したとしても十分釣り合う気がする。

パラダイムシフト。
七那は考えた。「能力者を使ってビジネスができるはずだ。」その考えを中央本部と円卓会が逆転させた。「ビジネスになりそうな奴を能力者として仕上げよう」。金になる見込みのある奴を、虫憑きになる法則性に当てはめて。誘導により条件をクリアさせて。始まりの三匹を呼び込ませて、虫憑きにして、保護という形式で回収しよう。
あるときの形は、ムシウタ08のコアトルヘッドブームとそれを影で支えるプロモーションキャンペーンでないか。便利屋きらりの規模で、映画が出るほどのマーキングブームをプロデュース出来るとは思えない。キャンペーンを組んだプロデューサーが存在するはず。そしてプロモーションとプロデュースにかかる金が動いたはず。
またはbug編の花城摩理。寧子。アンネリーゼ、きららとうらら。何より、立花梨菜。芸能関係で活躍出来るー人気者の素質の持ち主に、話題性、ビジネスチャンスの期待度が高い能力を付与することが可能だとすればどうだろう。虫憑きで重要なのは戦闘力とされているが、他の価値ー情報産業やアミューズメント方面への精神作用効果を導き出せるとすれば、パラダイムシフトに繋がるのではないか。あるいはここでなく集団で集まることで成立する特徴が登場すればどうだろうか。登場する範囲で機能しているのはインディーズバンドの夜守寧子くらいだが、虫憑きのスター性が金に繋がるとすれば、アミューズメント方面でプロデュースビジネスや後見人を企む輩も存在するはず。
立花梨菜にとっての家庭教師や、アンネリーゼにとってのミタケオウはそう言う後見人だったのではないか。付きまといすぎるとうざいだろうけど。
ゲームでいうアイドルマスターを、養い親システムに換えてみたというところか。七那の「虫憑きの皆さんたちの社会活動を応援させていただきたいんです」と言うのを、パートナーとしてエスコートする生き甲斐として売り込むとそうなるのでないか。野球球団などのオーナーになるのに近いかもしれない。特環がお金持ちに手を出さないことを利用した保護プログラムとセットのパック。でもそれだけならお金持ちのメイドやハウスキーパーに潜り込むだけで行けそう。

BUG三巻のミタケオウ。使用人が疑われた際に「これから一緒に暮らす家族を疑うものではありません」と返したが、ミタケオウ本人が使用人と同列なのか。あのときのミタケオウは偽物かもしれない。一部の虫憑きは、特環対策に実在の富豪に成り代わって、主人とその使用人として一般人生活をしている可能性がある。奉公人で虫憑きってキャラはいなかったが、いたらかなりキャラがたったと想像する。

パラダイムシフトのもう一つの可能性として、思春期の夢を持った子供がいるから虫がつく、から。おとなしくさせなければいけない虫がいるから思春期の子供を用意して宛がう、という逆転の発想がありうる。とある魔術の禁書目録で、第三位にする虫がいるから、欠員を埋めるためにクローンを作る、という発想をするようなものか。ひょっとしたら、虫憑きとは虫を大人しくさせる人柱なのかもしれないー故に、宿主が死んで成虫化しそうな虫に、新しい宿主を仮に用意することで成虫化を抑える、方法論が成立するのか。ムシウタbug四巻の天鳥でのかっこうの推測は虫憑き全体に適合するのかもしれない。
2007年7月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
bugシリーズのキャラが残した影響が人々を巻き込む。宗方&赤瀬川といった大富豪たちが,過去の経済の激震“エンクロージャー”“バブル”“パラダイムシフト”のすべての原因“始原の虫憑き”をめぐって,巧妙かつ狡猾なオークションに参加する。虫の“根源”であるパンドラの筐には・・・

今回もまた数多くの伏線があり,次巻への繋がりを大いに期待させるものとなっている。別シリーズ“消閑の挑戦者”を彷彿とさせるような,金をめぐる様々な感情が入り乱れる展開と,むしばねのメンバーたちの迷いながらもまっすぐ進む様子があいまって,非常に読みごたえのある内容となっている。虫が生まれた頃から生きている虫憑きたちは,何を思っているのか。オークショニアの意図は? それに,出番は少ないが,かっこうが残した数々の疑問・・・
これから何が起こるのか,また過去(bugシリーズの未完の作品)に何があったのか,過去と未来を行き来する中で,謎が明かされるたびに新たに生まれる謎の中で,懸命に生き抜く虫憑きやそれにかかわる人たちの動きに,今後とも注目です!!
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2007年8月14日に日本でレビュー済み
今回はむしばねの話です、詩歌をリーダーに据え活動しはじめた矢先にスポンサー失踪!?そこに手を差し伸べたのは…題名を見たときに直感したbagシリーズのあの人に関する関係者が出てきましたね。赤瀬川七那、色々と問題ありの彼女ですが詩歌との交流で変わることを願います。それよりもまたかっこうの出番が…次巻も楽しみです。それよりもハルキヨは一体何してるのかな?
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