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涼宮ハルヒの暴走 (角川スニーカー文庫) 文庫 – 2004/10/1

4.6 5つ星のうち4.6 348個の評価


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「涼宮ハルヒ」シリーズ、絶好調の第5巻!

思えばハルヒに振り回された一年間だったわけだが、遊びすぎな夏休み、パソコン部の逆襲、そして命懸けの冬休みまで味わった俺は、来年の苦労を思うと封印した言葉が出そうになるよ……。絶好調シリーズ第5弾!
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涼宮ハルヒの陰謀 (角川スニーカー文庫) 涼宮ハルヒの憤慨 (角川スニーカー文庫) 涼宮ハルヒの分裂 (角川スニーカー文庫) 涼宮ハルヒの驚愕(前) (角川スニーカー文庫) 涼宮ハルヒの驚愕(後) (角川スニーカー文庫) 涼宮ハルヒの直観 (角川スニーカー文庫)
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内容紹介 残り少ない高一生活をのんびりと過ごすはずだった俺の前に現れたのは、8日後の未来から来た朝比奈さん!? しかもこの時間へ行くように指示したのは俺だというのだ。8日後の俺よ、いったい何を企んでるんだ!? 三学期も押し迫ったこの時期に、俺たちへ生徒会長からの呼び出しが。会長曰く、生徒会はSOS団の存在自体を認めない方針を決めたらしい。ちょっと待て。そんな挑発にハルヒが黙っている理由はありゃしないぞ――。 春の訪れと共にSOS団全員が無事進級できたことは、何事もありすぎた一年間を振り返ってみると感慨深いとしか言いようがないのだが、俺は思ってもみなかったよ。春休みの些細な出会いがあんな事件になろうとはね。 長門が寝込んでいるだと? 原因は宇宙人別バージョンの女らしいが、どうやらSOS団もどきのあの連中は俺に敵認定されたいらしい。やれやれ、勘違いされているようだが、俺もいい加減頭に来ているんだぜ? ハルヒによるSOS団入団試験を突破する一年生がいたとは驚きだが、雑用係を押しつける相手ができたのは喜ばしいことこの上ないね。なのに、あの出会い以来、佐々木が現れないことが妙にひっかるのはなぜなんだ? 不思議も異変もない日常を、ハルヒとSOS団の「直観」が読み解く!250ページを超える完全書き下ろし「鶴屋さんの挑戦」に、画集・雑誌に収録された2編の短編を加えた待望の「涼宮ハルヒ」シリーズ最新刊!

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 角川書店 (2004/10/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2004/10/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 344ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4044292051
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4044292058
  • カスタマーレビュー:
    4.6 5つ星のうち4.6 348個の評価

著者について

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谷川 流
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兵庫県在住。2003年、第8回角川スニーカー大賞“大賞”を『涼宮ハルヒの憂鬱』で受賞し、デビューを果たす(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 涼宮ハルヒの憂鬱 (ISBN-13: 978-4046310286 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中4.6つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2023年4月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
無料で読めるみたいなので読んでました。
10年くらい前の作品ですが、普通に面白かったです。
2007年1月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
三篇からなる短篇集です。
一話目、キョンが度々感じる既視感の正体は、『なんかやり残したことがあるかも』『夏休みを終わらせたくない』そんなハルヒの願望のせいだった。
それは無意識に実行され、八月十七日から三十一日までの二週間が延々繰り返されたらしい。
その回数、長門によると一万五千四百九十八回。
またしても「なんとかして下さい」と頼まれるキョン。
どうしろと?

作中髪を結うシーンがあるんですが、カラーイラストもモノクロイラストも、結われていません(-"-;)がっくし
余すところなく、夏休みを満喫するSOS団がうらやましい!

二話目、文化祭が終了した後、復讐に燃える隣人が訪ねてきた。
ハルヒに以前、最新のPCを強奪されたコンピュータ研がリベンジを申し込んできたのだ。
快諾したハルヒだが、一番燃えているのは、長門だった!

これはテレビアニメにもなっていますが、熱くなる長門さんが可愛いですv

三話目、雪山で行われる密室殺人の劇。
こちらがメインのはずなのだが、途中拉致されたかのように、なぞの洋館に迷いこむSOS団。
見えない罠と戦った長門は発熱で倒れてしまう。
長門不在で、この問題は解けるのか!?

雪山で遭難する、というイベント付きw
どんな状況でも、『どうにかなる』と、適応しちゃうハルヒに脱帽。

盛り沢山でパワフルで、読んでて楽しかったですv
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年6月16日に日本でレビュー済み
短編集。
長編のモノローグで、さらっと触れられていることが、深堀りされる。
各季節の話があって、バラエティ豊か。

序章・夏
エンドエレスエイト
アニメで話題になったエピソード。活字だと描写は1回分のみ。はじめからデジャヴを感じつつ進む。
そう考えると、アニメの表現方法は、キョンや長門たちのデジャヴとか、溜まっていくエラーとかを一緒に感じられるいい方法だったのかも。8回は多いけど。

序章・秋
射手座の日
こちらもアニメでは長門が印象的に描かれていた回。

序章・冬
雪山症候群
孤島症候群から予告されてた冬休み編合宿。キョン妹も一緒に来れてよかった。
アニメ化されていないエピソード。このあたりからSOS団以外の宇宙人たちの影が見え始めていたのか。
古泉が、『機関』を1度裏切る宣言するくだりは、今後どう生きてくるんだっけな…
→(追記)『驚愕』までの描写では特になかったけど、真偽は明らかにされていないが『機関』と古泉についてのもっと重大な情報が出てた。

その他、クリスマスパーティ後の長門家で、ちゃっかりThe Day of Sagitarius 3 トーナメントが開かれているとか、モノローグでは、中学の旧友からの電話、アメフトの試合の観戦など、長編や他のエピソードの描写がされており、発表順まで考察していないけど、作るときにどうやっているんだろう…なんで、再読は色々発見があって楽しい。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年5月9日に日本でレビュー済み
涼宮ハルヒの憂鬱シリーズの第5弾。「憂鬱」、「溜息」、「退屈」、「消失」の次。

短編構成になっていて、エンドレスエイト、射手座の日、雪山症候群からなる。
エイトがエンドレスなのは、8月の8という文字を横にすると、無限大という記号になることと関係しているかもしれない。

涼宮ハルヒが、オイラーの方程式を知っていることが、雪山症候群での鍵になっている。
ケーニヒスベルグの橋のような、トポロジーの問題もでてくる。

涼宮ハルヒがその後、書いたといわれる時空理論のきっかけとなる論文の内容は、まだシリーズには出てこない。
将来でてくることを期待している。それまでに、数学の世界で進展があることがきっかけになるかもしれない。

涼宮ハルヒに追いつけるようになりたいと思う子供たちが増えると、日本の数学会も期待できるかもしれない。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年8月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「涼宮ハルヒ」の名を冠して発表されているライトノベルシリーズの第5弾。
このシリーズの大きな特徴として、時系列を全く追わず、張れるだけの伏線を先に張っておき、後でそれを回収すると言う創作手法が取られている点が挙げられます。
この巻までで時系列的に一番先に進んでいるのは、第4弾で語られたハルヒ・キョン、高校一年のクリスマス前夜(厳密には若干違いますが)のエピソードですが、今巻には、その直後のエピソード、及び時系列的には遡り、一年生夏休み後半、文化祭終了後の秋と言う、季節感を前面に出した3タイトルの短編が収録されています。
「エンドレスエイト」は、前巻「涼宮ハルヒの消失」と良く似たプロットによる、キョンがストーリーの主体となって語られるストーリー。設定としてはありがちで、収拾の方法もやや説得力に欠ける印象ですが、ハルヒの存在と世界の関係を久々にマクロ的観点から描いた作品でもあり、「涼宮ハルヒ」らしい作品と言えると思います。
「射手座の日」はSOS団の学内活動が描かれるストーリー。といっても遊んでいるだけですけどね。ただ、まさしくそれこそがSOS団の存在意義であるわけですが。ハルヒの、周囲を勝手に巻き込んで己の傘下に強引に従えてしまう「台風の目」的パワーを描いたエピソードです。尚、この2編とも、ハルヒの暴走っぷりと同時に、有希の描写にも注目したいところ。前巻『消失』へダイレクトにつながる伏線を後出しで示している訳ですが、このように発表順を逆転させた関連付けが多用されているのが『涼宮ハルヒ』的構成の特徴と言えますね。
「雪山症候群」は涼宮シリーズで多く採られている「トンデモSF」テイスト主体のパニックモノ。正直パズル解きの要素はとってつけた様な唐突感があり、イマイチ馴染んでないと感じられましたが、ハルヒの違った側面が見られるのは良いですね。また鶴屋さんの只者じゃなさっぷりも印象的でした。
26人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年1月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
エンドレスエイト・射手座の日についてはアニメ化されているので、アニメを見た後で読めば大体はそのとおりだなぁと思う。雪山症候群は書き下ろしということで、それなりに読んで面白かった。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年10月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
『消失』で話題になった表紙、今回は鶴屋さんとキョン妹みたいです。
雑誌連載の短編2編と書き下ろしの中編1編の収録。前巻に比べると、
風呂敷広げてる余裕が狭いのか、ぶわーっと広げて最後にどっかんと
ひっくり返すあのパワーは弱い。
どんどん話が有希萌え方面に傾いてるのが嬉しいかも。
相変わらずの刊行ペースだけれど、今が旬なのだからこのペースで
どんどん出して欲しいと思う。その反面、そろそろもっと一つ一つの
ネタをじっくり仕込んでもらいたいという気持ちも。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年5月10日に日本でレビュー済み
5作目の『涼宮ハルヒの暴走』。内容は、短編2話と中編1話からなる。各話の季
節は夏、秋、冬とばらばらで、夏と秋はこれまでの隙間を埋める話、冬は最新
の話となっている。

読んでいて感じたことは、やはり伏線の回収が上手いなということ。そして、
伏線を回収しつつ、新たな伏線らしきものも残していくのはさすがの一言。し
かも、その伏線が妙に気になるものなんですよね。ここらへんも読んでいて感
心しました。

ただ、ちょっと物足りなさを感じたというのも正直なところ。まあ、『消失』
の後だから期待しすぎたというのもあるだろうが。あと、少しマンネリ気味に
なっているというのも感じましたね。さすがに5作目となると、ある程度パタ
ーンが見えてきてしまうので、オチに説得力がないと満足し辛くなってくる。
その意味で、評価が以前より厳しくなっているというのもあるが、物足りなさ
を感じた部分があった。

以下では、各話の感想を。
「エンドレスエイト」;夏休み後期の話。読んだ感想は、緩が長く急が短いな
と。ちょっと急転直下気味だったと感じた。推測で補えなくもないが、いまい
ち釈然としなかった。アニメの先入観が抜けてないのかな。アニメの方は悪名
高いです。

「射手座の日」;文化祭後の秋の話。「エンドレスエイト」と同じく、『消失』
へ繋がっていく。所々面白い描写があり、「エンドレスエイト」よりは楽しめ
たが、私はやはり少し物足りなさを感じた。

「雪山症候群」;冬休みの話。これは非常に面白かった。食い入るように読み
入った。謎の質やテンポがよく、各キャラクターの描写も活き活きしていたの
がその理由かなと思う。気になる伏線らしきものも散見され、それらがまた読
み手を夢中にさせる。オチでは少々実験的な試みもなされています。

全体的には、☆4つとします。『消失』まで読んできた方は物足りなさを感じる
かもしれませんが、面白いのは間違いないでしょう。オススメは上記の通り、
「雪山症候群」。「SOS団版消失」とでもいえそうな内容ですが、私には非常に
新鮮でした。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート