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バチカン奇跡調査官 サタンの裁き (角川ホラー文庫) 文庫 – 2011/1/25

4.2 5つ星のうち4.2 120個の評価

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腐敗しない死体の謎を解け──!? 天才神父コンビの事件簿、第2弾!

美しき科学者・平賀と暗号解読のエキスパート・ロベルト。天才神父コンビが新たに挑むのは、腐敗しない大預言者の死体の謎。二人は早速熱帯のソフマ共和国に飛ぶが、ロベルトのまわりで奇怪な現象が起こり始め……!
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商品の説明

著者について

●藤木 稟:作家。大阪府出身。1998年『陀吉尼の紡ぐ糸』でデビュー。ミステリーや伝奇など、多岐にわたるジャンルで活躍する。著書に「陰陽師 鬼一法眼」シリーズ、『ハーメルンに哭く笛』『黄泉津比良坂』『太古の血脈』など。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ KADOKAWA; 一般文庫版 (2011/1/25)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2011/1/25
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 352ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4044498032
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4044498030
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.5 x 1.6 x 15 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 120個の評価

著者について

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藤木 稟
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カスタマーレビュー

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120グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2019年8月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本当に面白い。よく調べてあるなあと思います。シリーズ全作読破してますが毎回ここでこのエピソードが?っていうのが面白くてはまりました。
2015年12月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
変わらずサラッと一気読みできるストーリー。
1作目よりはスッキリとしている。
私としてはエンターテイメント色の強いシリーズだと感じているので、サラリと読めることが大切。

毎回、超美形が登場するのだが、今回も新たなる謎の司祭が登場。
(まあ、主役級がイケメン揃いなのだが…)
主役2人のうちの一人、ロベルトがメインの今作。
意外な展開もよかった。

最近、マザーテレサの業績がバチカンで奇跡に認定されたとニュースで眼にしたが、
奇跡認定とは実際にあるのだと少々びっくり。
余計に興味の湧くニュースだった

しかし、何故ホラー文庫なのだろうか…
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年5月11日に日本でレビュー済み
がっかりな部分は多少ありました。
キリスト教であるので、言葉を選んで欲しかったという点。使い方は間違ってはいないのでしょうがキリスト教には仏はないので無縁仏ではなくせめて無縁墓地にして欲しかったです。
後はやはり少年達の言葉遣いが不自然に思えました。
本の装丁程重い雰囲気は無く、これはっと思える山場も特になく、軽い印象を全体を通して受けました。それはやっぱりグロテスクな殺人事件が起きているにも関わらず関係者の反応が鈍いせいかな、と個人的には思います。
内容的には少女小説としてビーンズ文庫で出しても良かったのではないかと思います。

個人的には、大きな事件のお話なので、もうちょっとハリウッドの映画のようなスリル感があっても良かったかな、と物足りなさは感じますね。
なので星3つです。
16人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年2月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 内容としては秀逸。純粋に面白く読む事が出来た。こちらは二作目という事だが、こちらを先に読んだ。
どちらを先に読んでもあまり問題は無いが、二作目の方がプロットがまとまっていて、人物の人格が定着している。宗教的な内容も多いが、個人的には未知な部分であり、そこがとても面白く読む事が出来た。この本を読了後色々調べてみたくなった。
 いつもと違う読書をしたい時におすすめの一冊です。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年7月20日に日本でレビュー済み
 今回はロベルトが活躍します。
彼の生い立ちについても触れられるので、
なかなか興味深いものでした☆

 トリック明かしはやはり終盤までないので、
どうなるんだろうとやきもきしながら眠いのをこらえて読みました(笑)
科学と文章の解読と、全く異なる視点から種明かしを進めていく手法は
やはり面白いです☆
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年4月7日に日本でレビュー済み
1作目では影の薄かったロベルトが今作の主役に。
冒頭で、前作ではほとんど描写のなかった彼の人となりや容姿が細かく描かれています。

ラストで明かされる彼の出生の秘密。
衝撃的ですがご都合主義的な気もします。
が、1作目の「オチ」があまりにもありえないものだったので、それを考えると受け入れられる範疇でしょうか。

1作目に比べ、ぐっとページ数が減りますが、作品としては2作目のほうが洗練されていると思います。こんなに短い小説だったっけ?と感じるくらい内容が濃いです。

3作目まで全て読み終えてレビューを書いていますが、初期の頃に比べ、どんどんロベルトが平賀に傾倒していくような・・・
最初の頃って「やっぱりこの男はどこかおかしい」と冷めたような部分もあったんですが、いまや「なにもかもがいとおしい」みたいな感じになってきています。「運命をともにする」とまで決めているようですし。

知的好奇心を満たしつつ、なんとなくボーイズラブの世界が垣間見える。
そんなシリーズです。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年2月6日に日本でレビュー済み
ロベルトと平賀という二人のバチカンの奇跡調査官を主人公とした作品の第二弾。SF、サスペンスの要素を交えて、なかなか面白かった前作に引き続いて読んでみた。

今回の舞台はアフリカの架空のソフマ共和国。そこで、死亡した預言者の死体が腐敗しないという奇跡の調査に赴く二人。そこで、待ち受けたのは、現地の呪術的な儀式によって殺害された女性の死体だった。

前作では、歴史の闇に潜むオカルト的な事件を扱っていたが、今回は一転して、アフリカの土着の呪術的な宗教儀式に隠された謎。こちらも、かなり自分好みの内容だった。

死んだ預言者の預言、そしてその預言者の腐敗しない死体といった二つの謎を追うことをメインテーマにして、今まで、明らかにされてこなかった主人公のプロフィール、特にロベルトの出生の秘密が明らかにされている。

謎解きも、科学者である平賀と古文書と暗号学のエキスパートであるロベルトの双方の活躍によって、解き明かされていき、読み応えがあった。

なかなか面白かった。続編も期待したい。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2019年5月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
カトリックでは、マザー・テレサやパウロ二世によってお馴染み(?)の「奇跡」を調査する話。伏魔殿を逆手にとって開き直り、金儲けの舞台にする判断はビジネスとしてよい判断だと思う。

よい点は、聖書の引用やキリスト教へのある程度の知識がある(敬意がある)点、悪い点は、商業的成功が宗教的事実よりも優先し、世間一般の認知に基づく選定がされ、あえて誤解を解こうとはしない点。特に「法王」は、初めから架空という事情があるとはいえ『聖闘士星矢』では「教皇」だった。それだけに、外(団体からの抗議)からではなく内(作者、出版社サイド)からの自粛があったのではないかと気になった。
※日本政府は2019年度のローマ教皇来日へ合わせ政府としての認識だった「法王」を「教皇」へ変更する事を決定した。本書はいずれ訂正か「当時表現のままお送りします」注釈が必要になるだろう。

最後はオカルトに走る点が、散々聖書を持ち出した宗教小説としても、その推理小説としても、結局オカルトや凡庸なムラ社会オチに逃げてどうするの、と私には駄目だった。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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