海軍!栗原先生!榊空也先生!!!
なぜ発売してから10年もたって見つけてしまったのか。私監修の「過去に戻って発売当時に読みたい作品」のひとつにランクインしました。
もうまずヒーローとヒロインが良い。少女小説…?と考えて読むと肩透かしを食らうかもしれないが、この2人の関係性超絶エモいので最の高です。くっつくって作者さん書かれてたしラブは後半回収されますよきっと。それよりもよっぽど良いものを受け取りました。この関係性が良い~!!!
どたばた力技で解決★海軍ストーリーを考えて読み始めたら予想外のファンタジー展開や不穏な空気に驚きましたがそういえばファンタジー書きさんでした…!ファンタジーも不穏な空気も大好きなのでめちゃくちゃ楽しかったです。
ヒロインのロディアがかっこよくて高潔で良い。はじめは「こんな世の中じゃ生き辛いだろうな…」とハラハラしていましたがヒーローのランセに出会ってから良くも悪くも振り回されていく姿に笑顔になりながら読み進めました。
ランセもすごく好きな人物像でやることなすこと好感度爆上げしかありませんでした!強くてガサツで言葉を飾らなくて海や仲間を愛してる艦長…好きにならないはずがない…!
楽しい!たのしい!と思ってた矢先に不穏な空気が流れ始めるし、登場人物たちも「あれちょっとなんか…あれ…」と感じていたところが出てきたなぁとおもったら予想外の展開が幕を開けちょっとまってまってくれよおおお!とページをめくる手を止められずに一気読みしてしまいました。しんみりハラハラファンタジードキドキストーリー、最高でした。
イラストも美しい…!榊空也先生の細くてすらっとした線が大好きなので挿絵が出る度にときめきがとまりませんでした。初回の挿絵のタイミングが大胆で出た瞬間にめちゃくちゃテンションがあがりました、私は。それにしてもロディアの顔がいい。ランセや他の男性陣とならぶと女の子だなぁ、麗人だなぁとおもうのに1人で描かれていると王子様にしか見えないの最高ですね。ロディアのドレス姿やアルデアの正装が今後見られることを期待してます。
全体的に好きでしたがとくに物語~!と感じるようなラストのながれが大好きです。ほんとうに発売当時に読んで騒ぎたかった。電子書籍化しておらず、絶版扱いになっているので古本でしか手に入れられなかったことが死ぬほど悔しいので角川~!!!電子書籍化してくれ~!!!
追記:レーベル20周年おめでとうございます!電書化しましたのでまだ読んだことない方是非…!
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レッド・アドミラル 羅針盤は運命を示す (角川ビーンズ文庫) 文庫 – 2010/5/1
「私が軍服を着ているのは戦うためだ」。軍服の麗人ロディアは容姿端麗頭脳明晰にも関わらず、転属願いを却下され続けていた。しかしランセ艦長に強さを見込まれ軍艦に配属されるが、乗組員は実力主義の曲者揃いで!?
- 本の長さ254ページ
- 言語日本語
- 出版社角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日2010/5/1
- ISBN-104044514143
- ISBN-13978-4044514143
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登録情報
- 出版社 : 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010/5/1)
- 発売日 : 2010/5/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 254ページ
- ISBN-10 : 4044514143
- ISBN-13 : 978-4044514143
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,783,986位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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第3回角川ビーンズ小説大賞《優秀賞》受賞。
2005年「オペラ・エテルニタ」でデビュー。
以降、主にハイファンタジー、オカルトジャンルでの著作多数。
近著は二見ホラー×ミステリー文庫「ゴーストリイ・サークル」
講談社Kラノベブックスf「死んでも推します!!」
青春ホラーや、ライトノベルファンタジーにも挑戦している。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年5月13日に日本でレビュー済み
「男装の麗人」というキーワードに惹かれて買いました。正確には「男装の麗人」とはうたってませんし、海軍志望の女性軍人なだけなのですが。
けれど「男装の麗人」で余計な想像をしてしまい、思っていた主人公像と違ってちょっとガッカリしました。
が、それは個人の趣味の問題で作品自体のマイナス要素にはなりませんので、☆評価は作品への評価です。
主人公”ロディア”は、幼い頃から憧れていた海軍提督の影響で海軍学校へ通い主席で卒業。女というハンデを抱えつつも仕官します。
が、かねてより希望している海軍への転属願いは却下され続け、顔が良いだけのお飾り近衛隊でくすぶっているという設定。
憂さ晴らしに酒場へ行った際、他の客と揉めたところをレーン号艦長のランセに助けられ、強さを気に入られたロディアは部下として誘われることに。
そこから物語は動いていくのですが…。
海軍や戦艦と聞いて海戦を想像する方もいらっしゃるかもしれませんが、海の上での戦闘や戦略的な要素はあまりありません。(今後はわかりませんが。)
他の方も書いてらっしゃるとおり、どちらかというと人間関係や神話(?)の方がメインになりそう。
登場人物に関して。
ロディアは男より強く女にモテるクールな麗人…だそうです。(あらすじより)
『ベルばら』のオ○カルの様に男として育てられたわけではなく、自分が女であるという自覚もあります。
けれど、自分の容姿が女性にとってどういう印象を与えるのかは熟知しているようで、女性に対しての接し方はまるでタラシ男のようです。
「男装の麗人」ときいてオス○ルを想像した自分がいけないのですが、女としての自分を大切にしつつ上を目指していきたいのか、女を捨ててでも男どもに揉まれながら成長していきたいのか、いまいちわからなくて中途半端な印象を受けてしまいました。
ランセに惹かれる理由も、今のところ「○○の人だったから(ネタバレになるので伏せます。)」ぐらいにしかみえなくて、イマイチ感情移入できませんでした。
というか、ヒーローであるランセに魅力を感じなかったと言った方がいいのか…。
ランセは「大バカに見せかけて実は凄い人」にしたいのかもしれないのですが、残念ながら私には「大バカにみせかけた本当のバカ」にしか見えなかったです…。
今後見せ場が増えて謎が色々解けていくと「真に凄い人」になるのかもしれませんが、今回は会話に知性を見いだせませんでした。すみません…。
むしろ個人的には補佐のキニスの方が魅力を感じました。
あまりに魅力的な声過ぎて普段はしゃべらず、代わりに恥ずかしくなるような詩をさりげなく渡して意思表示したりするところとか。
好きになれそうなキャラクターもちらほらいるので今後も気になるのですが、肝心の主人公とヒーローがどうにも合わなかったのが残念でなりません。展開次第では買い続けることもあるかもしれませんが、次巻以降は様子見ようかなと思いました。
最後まで読みましたが、主人公を「男装の麗人」にする必要は無かったんじゃないかなぁ…と個人的には思います。まあ、別に「男装の麗人」というふれ込みだったわけではないし、軍服を着ているのだって軍の人だからなわけですが…。でも明らかに「男装の麗人」を狙ってますよね、これ。
ベルばら的なノリを期待してしまった自分も悪いのですが、もっとオリジナルの設定を生かした方が好印象だったかもしれません。
なんとなく『ベルばら』的設定が好きな層をターゲットにしているというか、あらすじを読む限りではそういうウケを狙っているのが透けて見えるような気がするのですが…。
「男装の麗人」「海軍」「神話」「西洋的」等のキーワードで興味を惹かれる人はいいんじゃないかと思います。
が、私は「男装の麗人」で引っかかり残念な結果に終わってしまいました。今後の展開に期待します。
けれど「男装の麗人」で余計な想像をしてしまい、思っていた主人公像と違ってちょっとガッカリしました。
が、それは個人の趣味の問題で作品自体のマイナス要素にはなりませんので、☆評価は作品への評価です。
主人公”ロディア”は、幼い頃から憧れていた海軍提督の影響で海軍学校へ通い主席で卒業。女というハンデを抱えつつも仕官します。
が、かねてより希望している海軍への転属願いは却下され続け、顔が良いだけのお飾り近衛隊でくすぶっているという設定。
憂さ晴らしに酒場へ行った際、他の客と揉めたところをレーン号艦長のランセに助けられ、強さを気に入られたロディアは部下として誘われることに。
そこから物語は動いていくのですが…。
海軍や戦艦と聞いて海戦を想像する方もいらっしゃるかもしれませんが、海の上での戦闘や戦略的な要素はあまりありません。(今後はわかりませんが。)
他の方も書いてらっしゃるとおり、どちらかというと人間関係や神話(?)の方がメインになりそう。
登場人物に関して。
ロディアは男より強く女にモテるクールな麗人…だそうです。(あらすじより)
『ベルばら』のオ○カルの様に男として育てられたわけではなく、自分が女であるという自覚もあります。
けれど、自分の容姿が女性にとってどういう印象を与えるのかは熟知しているようで、女性に対しての接し方はまるでタラシ男のようです。
「男装の麗人」ときいてオス○ルを想像した自分がいけないのですが、女としての自分を大切にしつつ上を目指していきたいのか、女を捨ててでも男どもに揉まれながら成長していきたいのか、いまいちわからなくて中途半端な印象を受けてしまいました。
ランセに惹かれる理由も、今のところ「○○の人だったから(ネタバレになるので伏せます。)」ぐらいにしかみえなくて、イマイチ感情移入できませんでした。
というか、ヒーローであるランセに魅力を感じなかったと言った方がいいのか…。
ランセは「大バカに見せかけて実は凄い人」にしたいのかもしれないのですが、残念ながら私には「大バカにみせかけた本当のバカ」にしか見えなかったです…。
今後見せ場が増えて謎が色々解けていくと「真に凄い人」になるのかもしれませんが、今回は会話に知性を見いだせませんでした。すみません…。
むしろ個人的には補佐のキニスの方が魅力を感じました。
あまりに魅力的な声過ぎて普段はしゃべらず、代わりに恥ずかしくなるような詩をさりげなく渡して意思表示したりするところとか。
好きになれそうなキャラクターもちらほらいるので今後も気になるのですが、肝心の主人公とヒーローがどうにも合わなかったのが残念でなりません。展開次第では買い続けることもあるかもしれませんが、次巻以降は様子見ようかなと思いました。
最後まで読みましたが、主人公を「男装の麗人」にする必要は無かったんじゃないかなぁ…と個人的には思います。まあ、別に「男装の麗人」というふれ込みだったわけではないし、軍服を着ているのだって軍の人だからなわけですが…。でも明らかに「男装の麗人」を狙ってますよね、これ。
ベルばら的なノリを期待してしまった自分も悪いのですが、もっとオリジナルの設定を生かした方が好印象だったかもしれません。
なんとなく『ベルばら』的設定が好きな層をターゲットにしているというか、あらすじを読む限りではそういうウケを狙っているのが透けて見えるような気がするのですが…。
「男装の麗人」「海軍」「神話」「西洋的」等のキーワードで興味を惹かれる人はいいんじゃないかと思います。
が、私は「男装の麗人」で引っかかり残念な結果に終わってしまいました。今後の展開に期待します。
2010年5月5日に日本でレビュー済み
帆船海洋モノってこととイラストに惹かれて手に取りました。
主人公は男装の麗人、オビには「海軍出世物語」とあります。海洋もの経験は某文庫の○ライソー・シリーズを、主人公40代のあたりまで楽しんだ程度(少女趣味的に読んでいたので…)ですが、やはりこれは作者様があとがきに書いておられるとおり、「ナポレオン戦争時代くらいの技術レベルの架空の海軍を舞台にした、ファンタジー小説」ですね(笑)。
「戦列艦」って漢字を見ると勝手に「ガン・シップ」とかルビ振ってしまう刷り込み頭で読むと、十年前に艦長で英雄だった人が、今二十代後半…とか、提督が三十代、だとなんか違和感を感じてしまって(ホントに死んでて、10年経って呪いで復活したか?とか考えてた)これは少女小説なんだ〜と何度か自分に言い聞かせてしまいました。
どうもストーリーも、プリミティブな古代の神々と最近降臨した唯一神の争いが主軸になっていくのかな?と思われるので、海軍部分は物語の風味付けと捉えて楽しもうと思います(ただ、海軍物用語はあまり出てこないので、雰囲気として物足りなさは否めないかな)。
個人的にはまだ、主人公のロディアが女性と言うよりもまっとうな正義に燃える貴公子で、ランセとの絡みも男同士の友愛っぽいので、これからどう彼女が「女性」であることが生かされてくるのか、(あるならば)次回待ちなところです。
レーン号に乗り組む士官の皆さん、いろいろ個性的(私は航海長派。たとえ変な詩人でも…笑)で活躍が楽しみ。イラストでもみなカッコいいし。ロディアには是非、後リボン(黒)で帽子を被ってみていただきたいです。
主人公は男装の麗人、オビには「海軍出世物語」とあります。海洋もの経験は某文庫の○ライソー・シリーズを、主人公40代のあたりまで楽しんだ程度(少女趣味的に読んでいたので…)ですが、やはりこれは作者様があとがきに書いておられるとおり、「ナポレオン戦争時代くらいの技術レベルの架空の海軍を舞台にした、ファンタジー小説」ですね(笑)。
「戦列艦」って漢字を見ると勝手に「ガン・シップ」とかルビ振ってしまう刷り込み頭で読むと、十年前に艦長で英雄だった人が、今二十代後半…とか、提督が三十代、だとなんか違和感を感じてしまって(ホントに死んでて、10年経って呪いで復活したか?とか考えてた)これは少女小説なんだ〜と何度か自分に言い聞かせてしまいました。
どうもストーリーも、プリミティブな古代の神々と最近降臨した唯一神の争いが主軸になっていくのかな?と思われるので、海軍部分は物語の風味付けと捉えて楽しもうと思います(ただ、海軍物用語はあまり出てこないので、雰囲気として物足りなさは否めないかな)。
個人的にはまだ、主人公のロディアが女性と言うよりもまっとうな正義に燃える貴公子で、ランセとの絡みも男同士の友愛っぽいので、これからどう彼女が「女性」であることが生かされてくるのか、(あるならば)次回待ちなところです。
レーン号に乗り組む士官の皆さん、いろいろ個性的(私は航海長派。たとえ変な詩人でも…笑)で活躍が楽しみ。イラストでもみなカッコいいし。ロディアには是非、後リボン(黒)で帽子を被ってみていただきたいです。