正直なところ、ルビー文庫と高塔さんのイメージが重ならない気がして、発売日に買ったものの少々読むのをためらっていた。
読了して、どうしてもっと早く読まなかったのかと後悔するほど面白かった。
失礼ながら、ルビー文庫でこれほど仕事場面がしっかりとリアル感を持って書かれた話は珍しいのではないだろうか。
いわゆる再会物だが、攻めと受けの間に流れる18年という年月の長さが、読んでいてすんなり納得できる流れになっている。
高塔さんの書く攻めは都会的で優しく、受けは逆境に負けない凛とした強さを持っているが、今回もそれは十二分に踏襲されていた。
会社再建に奔走する受けの努力が実を結んでいく様子は、ドキュメンタリーを見るような昂揚感さえ感じた。
惜しむらくは、ページ数が少ないためか、ラストが少々駆け足に感じられたこと。
ラストにもう少しページ数を増やして、二人の甘さを書き足してくれたら、☆は文句なく5つつけられたのにと思うと残念な気がした。
でも、それを補ってあまりある充実感のある1冊だったと思う。
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夜が明ける前に (角川ルビー文庫 128-1) 文庫 – 2009/9/1
新社長として就任した新堂と再会した秘書の仁科。彼は、仁科が過去に傷つけた高校の先輩だった。その恨みを晴らすかのように、仁科のある秘密をネタに「愛人になれ」と強引に押し倒されて――。
- 本の長さ220ページ
- 言語日本語
- 出版社角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日2009/9/1
- ISBN-10404454901X
- ISBN-13978-4044549015
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登録情報
- 出版社 : 角川書店(角川グループパブリッシング) (2009/9/1)
- 発売日 : 2009/9/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 220ページ
- ISBN-10 : 404454901X
- ISBN-13 : 978-4044549015
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,967,420位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,736位角川ルビー文庫
- - 16,762位ボーイズラブノベルス (本)
- - 318,001位文庫
- カスタマーレビュー:
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2009年9月3日に日本でレビュー済み
都会的でスタイリッシュな、切ない大人の恋です。
とにかく、攻めの新堂がリッチでカッコイイです!
強引だけれど優しくて、おしゃれだけど軽いところがないのが特に良かったです。
高塔さんらしく、仕事風景がきちんと書かれているので、読んでいて新堂のデキる男ぶりがとてもよく伝わってきます。
当て馬や悪役は出てきませんが、その分、どの登場人物も実際に会社にいそうな感じで、すごく臨場感がありました。
ファンタジーだけれど、地に足のついた大人のお話になっていると思いました。
生真面目で硬質な感じの仁科が、会社再建のために必死に頑張って社内をまとめて行く様子など、とても読み応えがあって昂揚感を感じました。
仕事には迷いもブレもない仁科が、新堂との恋や過去には悩んだり戸惑ったりする様子が切なくてすごく良かったです。
とにかく、攻めの新堂がリッチでカッコイイです!
強引だけれど優しくて、おしゃれだけど軽いところがないのが特に良かったです。
高塔さんらしく、仕事風景がきちんと書かれているので、読んでいて新堂のデキる男ぶりがとてもよく伝わってきます。
当て馬や悪役は出てきませんが、その分、どの登場人物も実際に会社にいそうな感じで、すごく臨場感がありました。
ファンタジーだけれど、地に足のついた大人のお話になっていると思いました。
生真面目で硬質な感じの仁科が、会社再建のために必死に頑張って社内をまとめて行く様子など、とても読み応えがあって昂揚感を感じました。
仕事には迷いもブレもない仁科が、新堂との恋や過去には悩んだり戸惑ったりする様子が切なくてすごく良かったです。