『赤影』ライトノベル版の下巻。上下巻込みの評価は、前半快調、中盤失速、後半で盛り返して怒涛のクライマックスへ、といったところ。
金目教十二使徒は「天の巻」の先遣隊が最強精鋭メンバーだったらしく、順次投入される後続勢は次々とあっけなく退場していきます。特に上下巻をまたぐ二陣目の連中ときたら・・・きっと作者も疲労の極みだったのでしょう。まるでコントみたいなノリの展開です。
しかし、終盤の展開のやりたい放題ぶりは凄まじく、UFOや巨大ロボットは登場しませんが、怪獣はしっかり出てきて、ロケット飛行機との空中戦! 時代考証無視、荒唐無稽のハイパー忍法バトルは誰もが期待する『赤影』。これだ! これが見たかったんだ!
赤白青の影トリオといい、甲賀忍者から異端キリシタンにリニューアルされた金目教のメンバーといい、旧TVシリーズのイメージで読んでいるとかなり違和感があって戸惑わされますが、考えてみると旧TVシリーズも原作マンガからはかなり逸脱していますからね。これはこれでありでしょう。
作者には続編の構想もあったようですが、実現を見ず、2巻きりで終わったのがつくづく残念であります。
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Mask the Red赤影 地の巻 (角川スニーカー文庫 616-22) 文庫 – 2002/2/1
キリストの血を受けたという聖杯をめぐり、幻妖斎と赤影が最後の激突!
キリストの血をうけたといわれる聖杯。戦国時代のマッドサイエンティスト幻夜斎はその聖杯についている血痕を解析し、天皇にかわる新たな支配者を生み、日本制覇を目論んでいた。幻妖斎の陰謀に、赤影が立ち向かう!
キリストの血をうけたといわれる聖杯。戦国時代のマッドサイエンティスト幻夜斎はその聖杯についている血痕を解析し、天皇にかわる新たな支配者を生み、日本制覇を目論んでいた。幻妖斎の陰謀に、赤影が立ち向かう!
- 本の長さ261ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2002/2/1
- ISBN-104044607095
- ISBN-13978-4044607098
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登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (2002/2/1)
- 発売日 : 2002/2/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 261ページ
- ISBN-10 : 4044607095
- ISBN-13 : 978-4044607098
- Amazon 売れ筋ランキング: - 2,310,090位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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