非常に面白い。
壮大で独特な世界観。魅力的で特徴のある登場人物。戦闘に次ぐ激しい戦闘。
これが読むエンターテイメントだ!と、言える作品。
前半は、独自の世界に入り込むのに苦労するが、慣れるとこれほど新鮮な世界は無い。
著者が後に出版した、マルドゥック・スクランブルという作品に比べると、表現などの”濃さ”が劣る気もする。しかし、それでも充分に楽しめる。
マルドゥック・スクランブルの主人公とはまた違った”異端”な主人公。
明確な夢や目的も、なかなか見えてこない。
しかし、主人公とは本来そうあるべきであると思う。
少年マンガの主人公のように、明確で決まった夢を持っている人になりたいとは思うが、共感はできない。
自分の存在意義を模索し、一生懸命考え、悩みながらも行動し、そしてやっと見つけるが、その目的を果たした先にも不安がある。
そんな著者の描く主人公に、とても共感し、魅力を感じる。
全4巻中、まだ1巻しか読んでいないが、時間が許す限りいくらでも読んでいたいと思える。
まだまだ楽しみたい。
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ばいばい、アース 1 理由の少女 (角川文庫 う 20-1) 文庫 – 2007/9/25
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購入オプションとあわせ買い
いまだかつてない世界を描くため、地球(アース)に降りてきた男、冲方丁のデビュー2作目にして最高到達点!! 世界で唯一の少女ベルは、<唸る剣>を抱き、闘いと探索の旅に出る--。
- 本の長さ352ページ
- 言語日本語
- 出版社角川書店
- 発売日2007/9/25
- ISBN-104044729034
- ISBN-13978-4044729035
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商品の説明
著者について
1977年岐阜生まれ。96年『黒い季節』で第1回スニーカー大賞金賞を受賞しデビュー。ゲーム、映像、コミック、小説とメディアを横断した執筆活動を精力的に行う。著作に『マルドウック・スクランブル』『オイレンシュピーゲル』など。
登録情報
- 出版社 : 角川書店 (2007/9/25)
- 発売日 : 2007/9/25
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 352ページ
- ISBN-10 : 4044729034
- ISBN-13 : 978-4044729035
- Amazon 売れ筋ランキング: - 62,244位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1977年岐阜県生まれ。早稲田大学在学中の1996年に『黒い季節』で第1回スニーカー大賞金賞を受賞してデビュー。2003年、第24回日本SF大賞 を受賞した『マルドゥック・スクランブル』などの作品を経て、2009年、天文暦学者・渋川春海の生涯を描いた初の時代小説『天地明察』で第31回吉川英 治文学新人賞、第7回本屋大賞を受賞し、第143回直木賞の候補となる(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『マルドゥック・スクランブル』(ISBN-10:4152091533)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年9月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
久々に一気読みをしました。面白いともいうし、難しいという部分もあり。想像しやすいという部分もあり分からないという部分もあり。次の作品を読んでいけばもっと理解できるのかと。次回作品を読もうと思います
2016年1月11日に日本でレビュー済み
こんな小説を読んだのは、初めてです。
深く心に切り刻み込まれるようで、苦しくて切なくて忘れたい、でも忘れられない、そんな小説です。
独特な世界観と名称、言葉で綴られた物語です。
その独特感が、奇妙でいて摩訶不思議な世界観を上手く表現できていると思います。
読んでいて、その文才と物語構成の才能、独特な個性と想像力に素直に感嘆しました。
感情や哲学、それが深く描かれた物語です。
登場人物たちは皆、主人公ベルと出会い、変わっていきます。
神や己の存在に疑問し、問いかけ、道を模索していきます。
皆はベルのせいだといいます。
でもそんなのは言いがかりで、皆の勝手な押し付けです。
だけど身勝手にもベルのせいにし、勝手に希望にしたり、勝手に敵とみなしたり。
彼女もまた、ただ無力に濁流に飲み込まれ、巻き込まれ、傷ついていく存在にすぎないのに…。
主人公ヒロインが、あまりに過酷で熾烈で孤独で、裏切りの続く物語を読むのは、本当に堪えました。
その存在ゆえに、出会う者すべてに異端として扱われ、疑問を投げかけられる
誰かが本当に彼女を愛し、伴侶として寄り添ってくれるわけでもなく。
その存在に勝手に恋焦がれるだけ。
ベルはただ、同胞や愛する人が欲しいだけなのに。
自分が誰か、知りたいだけなのに。
愛する人たち、恋する人、そんな存在が出来ても無残にも何度も心を切り刻まれ、裏切られていく様がつらかったです。
私なら発狂してるでしょう。
両極端な言葉や物事、事象がずっと語られます。
「有にして無」のような。
それが全てにおいて前面に押し出され、文面でもずっと続きます。
感情の描写でさえも同じ。
笑っているのに、泣いていた、とかそういう描写ばかりです。
正直、疲れるし苦しい。
哲学の羅列のようで難解、苦痛、そんな感情を呼び起こされる。
でも、なぜか読み止められない。
言葉遊びにまみれた哲学の海に、無遠慮に投げ飛ばされ、それでいて、手放されるような感覚がある。
ヒロインがこんな扱いをされる理由も最後に明らかになりますが、最後は涙が出ました。
こんなに憎くて、死ねばいいのに、と思えたヒーローも初めてです。
でも最後には、彼に涙がでました。
読了後は、報われた、もしくは報われだした、皆がそれぞれの道を、そういう風にも思えるし、実際そうなのかもしれませんが…。
どうしてでしょう、やはりヒロインも皆も、どこまでも、あまりに孤独で寂しく、もの悲しい気持ちは読了後も変わりませんでした。
こんな物語はつらいので、もう売りたいとも思いましたが、売れない。
なんでしょうね、私もまるで両極端なことを言っていて、おかしいですね。
この物語の中の、主人公や登場人物たちみたいに。
深く心に切り刻み込まれるようで、苦しくて切なくて忘れたい、でも忘れられない、そんな小説です。
独特な世界観と名称、言葉で綴られた物語です。
その独特感が、奇妙でいて摩訶不思議な世界観を上手く表現できていると思います。
読んでいて、その文才と物語構成の才能、独特な個性と想像力に素直に感嘆しました。
感情や哲学、それが深く描かれた物語です。
登場人物たちは皆、主人公ベルと出会い、変わっていきます。
神や己の存在に疑問し、問いかけ、道を模索していきます。
皆はベルのせいだといいます。
でもそんなのは言いがかりで、皆の勝手な押し付けです。
だけど身勝手にもベルのせいにし、勝手に希望にしたり、勝手に敵とみなしたり。
彼女もまた、ただ無力に濁流に飲み込まれ、巻き込まれ、傷ついていく存在にすぎないのに…。
主人公ヒロインが、あまりに過酷で熾烈で孤独で、裏切りの続く物語を読むのは、本当に堪えました。
その存在ゆえに、出会う者すべてに異端として扱われ、疑問を投げかけられる
誰かが本当に彼女を愛し、伴侶として寄り添ってくれるわけでもなく。
その存在に勝手に恋焦がれるだけ。
ベルはただ、同胞や愛する人が欲しいだけなのに。
自分が誰か、知りたいだけなのに。
愛する人たち、恋する人、そんな存在が出来ても無残にも何度も心を切り刻まれ、裏切られていく様がつらかったです。
私なら発狂してるでしょう。
両極端な言葉や物事、事象がずっと語られます。
「有にして無」のような。
それが全てにおいて前面に押し出され、文面でもずっと続きます。
感情の描写でさえも同じ。
笑っているのに、泣いていた、とかそういう描写ばかりです。
正直、疲れるし苦しい。
哲学の羅列のようで難解、苦痛、そんな感情を呼び起こされる。
でも、なぜか読み止められない。
言葉遊びにまみれた哲学の海に、無遠慮に投げ飛ばされ、それでいて、手放されるような感覚がある。
ヒロインがこんな扱いをされる理由も最後に明らかになりますが、最後は涙が出ました。
こんなに憎くて、死ねばいいのに、と思えたヒーローも初めてです。
でも最後には、彼に涙がでました。
読了後は、報われた、もしくは報われだした、皆がそれぞれの道を、そういう風にも思えるし、実際そうなのかもしれませんが…。
どうしてでしょう、やはりヒロインも皆も、どこまでも、あまりに孤独で寂しく、もの悲しい気持ちは読了後も変わりませんでした。
こんな物語はつらいので、もう売りたいとも思いましたが、売れない。
なんでしょうね、私もまるで両極端なことを言っていて、おかしいですね。
この物語の中の、主人公や登場人物たちみたいに。
2008年6月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
4巻末尾にある作者後書きが全てを物語るというか、凡そ作家たるものこのくらいの暴挙を通すくらいの図太さが無ければ、異才とは呼ばれないんだろうという程度の異色作。
違う言い方をすると、どうせ文学的地平の限界を試すならジョイスとベケットから始めればいいんじゃね? とも思えるけれど、書いちゃったものは仕方無い。寧ろ発表時の上下二巻合計6090円也、という如何にもマニア向けな体裁の方が、この作品の形としては真っ当でしょう。これをわざわざ文庫にしちゃうのはどうなんだろう。
話としては、合理的に解釈しようなんてしちゃいけないという約束にまず読者が同意出来るかどうかからスタート。領土欲でも物欲でも名誉欲でも無くただ単に己を証すため、という甚だ不謹慎な理由で剣と魔法に訴えるイカれた戦士たち。そんな荒唐無稽が通るのもこれが誰かの夢の中にも似た箱庭遊園地の中の物語だから。従って最初から最後までリアルな動機は出て来ず、そもそも必要と看做されていない。大変パワフルなメタ小説という評価は出来るけど、その割には大事なプロットが英語のアナグラム頼みだったり突然シラーの「歓喜に寄す」におもねったり、妙に卑近なんだよなあ。まあイメージと言葉の力に酔える読者であれば幸せ。
ただ、主人公が何処までも真っ直ぐなので、読後は元気になるという効能はありますね。
違う言い方をすると、どうせ文学的地平の限界を試すならジョイスとベケットから始めればいいんじゃね? とも思えるけれど、書いちゃったものは仕方無い。寧ろ発表時の上下二巻合計6090円也、という如何にもマニア向けな体裁の方が、この作品の形としては真っ当でしょう。これをわざわざ文庫にしちゃうのはどうなんだろう。
話としては、合理的に解釈しようなんてしちゃいけないという約束にまず読者が同意出来るかどうかからスタート。領土欲でも物欲でも名誉欲でも無くただ単に己を証すため、という甚だ不謹慎な理由で剣と魔法に訴えるイカれた戦士たち。そんな荒唐無稽が通るのもこれが誰かの夢の中にも似た箱庭遊園地の中の物語だから。従って最初から最後までリアルな動機は出て来ず、そもそも必要と看做されていない。大変パワフルなメタ小説という評価は出来るけど、その割には大事なプロットが英語のアナグラム頼みだったり突然シラーの「歓喜に寄す」におもねったり、妙に卑近なんだよなあ。まあイメージと言葉の力に酔える読者であれば幸せ。
ただ、主人公が何処までも真っ直ぐなので、読後は元気になるという効能はありますね。
2011年5月31日に日本でレビュー済み
ハードカバー版を読みました。
ファンタジー風の作品。
独自の価値観、法則の働く異世界が舞台。
主人公の少女の自分探しの物語でもあるが。
様々なキャラクターたちが、この独特の世界の理に苦悩し、翻弄され答えを捜し求める。
そして闘争する。
しかし、まずは剣の物語として読んだ。
この作品で描かれる、剣とそのあり方、剣による戦闘はとても魅力的ですばらしい。
魅力的な剣士達が登場し、すばらしい刀剣が登場し、彼らが、独自の法則に基づく、剣による、美しく、音楽的な、舞踏のような、戦闘を見せてくれる。
分厚い本だが、剣によるバトル、独特の集団戦の戦いの連続で、どんどん先に読めてしまう。
バトルに次ぐバトルで、さすがに下巻の半ばも過ぎるとさすがに戦闘シーンはおなか一杯になったが。
もちろん、バトルだけでなく、独自の法則が貫くこの世界の描写もすばらしい。
様々な異物、異種が美しく語られる。
美しく、音楽的な、剣によるバトル、しかし、剣だけでなく、生活そのものが音楽的で美しいものとして、この世界には存在している。
世界の法則として。
終盤は、この独特の世界の謎も語られる。
剣による命を懸けた美しい戦闘と魅惑的な異世界、僕がファンタジーに望む、切望するのものがこの作品にはありました。
ありがとうございました。
ファンタジー風の作品。
独自の価値観、法則の働く異世界が舞台。
主人公の少女の自分探しの物語でもあるが。
様々なキャラクターたちが、この独特の世界の理に苦悩し、翻弄され答えを捜し求める。
そして闘争する。
しかし、まずは剣の物語として読んだ。
この作品で描かれる、剣とそのあり方、剣による戦闘はとても魅力的ですばらしい。
魅力的な剣士達が登場し、すばらしい刀剣が登場し、彼らが、独自の法則に基づく、剣による、美しく、音楽的な、舞踏のような、戦闘を見せてくれる。
分厚い本だが、剣によるバトル、独特の集団戦の戦いの連続で、どんどん先に読めてしまう。
バトルに次ぐバトルで、さすがに下巻の半ばも過ぎるとさすがに戦闘シーンはおなか一杯になったが。
もちろん、バトルだけでなく、独自の法則が貫くこの世界の描写もすばらしい。
様々な異物、異種が美しく語られる。
美しく、音楽的な、剣によるバトル、しかし、剣だけでなく、生活そのものが音楽的で美しいものとして、この世界には存在している。
世界の法則として。
終盤は、この独特の世界の謎も語られる。
剣による命を懸けた美しい戦闘と魅惑的な異世界、僕がファンタジーに望む、切望するのものがこの作品にはありました。
ありがとうございました。
2007年10月27日に日本でレビュー済み
00年刊行の単行本を4冊に分冊,その1冊目になります.
剣と魔法の世界を舞台にしたファンタジ作品になるのですが,
舞台や登場する種族,またアイテムもとてもよく練られていて,
その不思議な世界観には,あっという間に引き込まれていきます.
それを補足する『ルビ』の多さは,やや読みづらくはあるものの,
その一句一句がとても印象的で,慣れればそれほど気になりません.
また,著者の初期の作品とのことですが,その割には粗さも目立たず,
むしろ,これで初期かと,その内容の濃さにおどろかされてしまいます.
分冊,しかも1冊目のため,文字どおり『はじまり』の位置づけですが,
中盤からの『見せ場』では胸が躍り,しっかりと満足させてくれますし,
1冊目としてこの世界を『おさらい』するにもよかったのではと思います.
イラストがないため,これらの世界が『見えづらい』部分はありますが,
そのぶん,いろいろとイメージをふくらませて読むことが楽しくなります.
主人公の出自やこの世界のことなど,まだわからないことばかりで,
少しの含みを持たせて締めるラストも,つづきを気にさせてくれます.
剣と魔法の世界を舞台にしたファンタジ作品になるのですが,
舞台や登場する種族,またアイテムもとてもよく練られていて,
その不思議な世界観には,あっという間に引き込まれていきます.
それを補足する『ルビ』の多さは,やや読みづらくはあるものの,
その一句一句がとても印象的で,慣れればそれほど気になりません.
また,著者の初期の作品とのことですが,その割には粗さも目立たず,
むしろ,これで初期かと,その内容の濃さにおどろかされてしまいます.
分冊,しかも1冊目のため,文字どおり『はじまり』の位置づけですが,
中盤からの『見せ場』では胸が躍り,しっかりと満足させてくれますし,
1冊目としてこの世界を『おさらい』するにもよかったのではと思います.
イラストがないため,これらの世界が『見えづらい』部分はありますが,
そのぶん,いろいろとイメージをふくらませて読むことが楽しくなります.
主人公の出自やこの世界のことなど,まだわからないことばかりで,
少しの含みを持たせて締めるラストも,つづきを気にさせてくれます.
2013年1月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
世界観が今まで読んだ物とあまりにも違うため読み解くのに時間がかかりました。でもその世界観が見えてくると壮大さに後半は楽しく読んでいました。もう一度読み返そうか二巻を買うか迷っています。
2010年7月28日に日本でレビュー済み
全編通しての感想は4巻に書きます。
ここではネタバレしない程度に、1巻の感想です。
面白いことは面白いのですが、、、
他の方が書いているほど壮大でも深くもないと思います。
どこかで見たような世界を、どこかで聞いたようなキャラクターが、
よくある展開のシナリオに沿って進んでいく話しです。
上記は、この本を否定しているわけではなく、王道ということです。
ストーリーの王道は、なぜ王道となるか。それが面白い(一般的に好まれる)からです。
この本では、まるでその王道から離れているように見せかけるマジックとしてルビ(ふりがな)を使っています。
筆力の無さ(本文内で表現できていないこと)をごまかしているように感じるルビでした。
前述したように、王道の話しなので普通に面白いです。
ですが、私はおすすめしません。
全巻読了後の私の評価は、ひいき目に見て星1個です。
この1冊で完結ならばおすすめできるのですが。
ここではネタバレしない程度に、1巻の感想です。
面白いことは面白いのですが、、、
他の方が書いているほど壮大でも深くもないと思います。
どこかで見たような世界を、どこかで聞いたようなキャラクターが、
よくある展開のシナリオに沿って進んでいく話しです。
上記は、この本を否定しているわけではなく、王道ということです。
ストーリーの王道は、なぜ王道となるか。それが面白い(一般的に好まれる)からです。
この本では、まるでその王道から離れているように見せかけるマジックとしてルビ(ふりがな)を使っています。
筆力の無さ(本文内で表現できていないこと)をごまかしているように感じるルビでした。
前述したように、王道の話しなので普通に面白いです。
ですが、私はおすすめしません。
全巻読了後の私の評価は、ひいき目に見て星1個です。
この1冊で完結ならばおすすめできるのですが。