正統派学園ファンタジー「アンダカの怪造学」シリーズ第二弾。世界の破滅を予感させるわりには緊迫感がないとか、わかりやすい謎を引っ張りすぎて得意げに明かすところに冷めたりとか怪造生物たちの出番が少なすぎるとか欠点はあるものの、いやあ、うまいです。一巻の不死鳥事件をまだ引っ張っている伊依がちゃんと前向きに歩んでいけているところが日日日らしくなく、それがまたいいと思います。自分を正義の味方と名乗るなどちょっと抜けていてでも信念を貫き力を持った少女・戦橋舞弓の存在が作品の幅を広げています。その二人の触れ合いが読んでいて気持いいです。伊依の成長物語として読んでも申し分ありません。
少しずつ明かされる影文の謎。見えてきた明確な敵の存在。これからどのように絡んでいき、紐解かれていくのか、非常に楽しみです。最後に描かれる楽しそうな学校風景が、この作品の常な前向きさが反映されているようでした。
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アンダカの怪造学(2) モノクロ・エンジェル (角川スニーカー文庫) 文庫 – 2005/11/30
- 本の長さ359ページ
- 言語日本語
- 出版社角川書店
- 発売日2005/11/30
- ISBN-104044810028
- ISBN-13978-4044810023
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登録情報
- 出版社 : 角川書店 (2005/11/30)
- 発売日 : 2005/11/30
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 359ページ
- ISBN-10 : 4044810028
- ISBN-13 : 978-4044810023
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,667,596位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2021年6月15日に日本でレビュー済み
1巻があまりにもさらさらと読めて、展開もテンポよく割と逼迫していましたが、今回は不思議とゆっくりと進んでいく感じでした。それでも前巻でのテンポの良い語り口調の文章は健在です。あれれ? でも今回はわたしは、じっくり読んでいました…
2巻は口絵イラストが多いです。イラストが多いと、それだけで嬉しいです…_(:3」z)_
文章も相変わらず、くすっとさせてくれる場面がところどころにあり、笑ったりしました。
今回から新登場のキャラも個性が強くて、普通のひとがいません。個人的には影文くんと真子ちゃんのシーンが好きでした。エナミカツミさんのイラストでは、梅子とイーヴィルのデザインがかわいくて、とても好きです! 敵ですらかわいくて……!
途中でなんとなく結末がわかってしまうこともあるかもしれませんが、最後のほうで物語の重要な部分にちょっと触れているので、ぜひ最後まで読んで欲しいと思います。
今後が楽しみな要素がいくつかあり、文章もそこまで難しくなく、漫画を文章で読むような感覚なので色んな人におすすめできる本だと思いました。
2巻は口絵イラストが多いです。イラストが多いと、それだけで嬉しいです…_(:3」z)_
文章も相変わらず、くすっとさせてくれる場面がところどころにあり、笑ったりしました。
今回から新登場のキャラも個性が強くて、普通のひとがいません。個人的には影文くんと真子ちゃんのシーンが好きでした。エナミカツミさんのイラストでは、梅子とイーヴィルのデザインがかわいくて、とても好きです! 敵ですらかわいくて……!
途中でなんとなく結末がわかってしまうこともあるかもしれませんが、最後のほうで物語の重要な部分にちょっと触れているので、ぜひ最後まで読んで欲しいと思います。
今後が楽しみな要素がいくつかあり、文章もそこまで難しくなく、漫画を文章で読むような感覚なので色んな人におすすめできる本だと思いました。