近くの市立図書館で借りる。この本をなぜ手にとったかというと、まず田辺聖子さんという作家の小説は読んだことがなかったが、どこか言葉使いとかでユニークだという印象がありいずれ読んでみたいと思っていたこと、そしてこれが決定的だったがこの本の最初の小説が「ジョゼと虎と魚たち」で、この映画(犬童一心監督、2003年)をTVで一昨日観たからだったからだった。
短編小説の映画化とは想像がつかなかった。30年間ほどに書かれた短編を池内紀氏が選択の按配をしてなったシリーズの第一集。
男女の生き方の機微、恋愛の事情が関西文化でオブラートされ、どの小説も面白い表情をもっている。そして、若干のエロチックな仕掛け。池内紀氏は「解説」で、彼女の作品には「男と女の『欲しがる水』を見きわめるにあたって、なんと見事な目をもっ」ているのだろうと舌を巻いている(p.340)。
この短編集は「おいしくて綺麗なお菓子」(著者の「あとがき」p.338)の陳列だ。
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田辺聖子珠玉短篇集 1 単行本 – 1993/3/1
田辺 聖子
(著)
ジョゼと虎と魚たち,雪のめぐりあい,おそすぎますか,ちさという女 他
- 本の長さ343ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日1993/3/1
- ISBN-104045735011
- ISBN-13978-4045735011
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (1993/3/1)
- 発売日 : 1993/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 343ページ
- ISBN-10 : 4045735011
- ISBN-13 : 978-4045735011
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,096,576位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 25,111位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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1928年3月27日大阪生まれ。樟蔭女専国文科卒。56年「虹」で大阪市民文芸賞。64年「感傷旅行」で第50回芥川賞、『花衣ぬぐやまつわる…』で女流文学賞、『ひねくれ一茶』で吉川英治文学賞をそれぞれ受賞する。2008年文化勲章受章(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 愛してよろしいですか? (ISBN-13: 978-4087465785 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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