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巨人軍論 ――組織とは、人間とは、伝統とは (角川oneテーマ21) 新書 – 2006/2/10

3.9 5つ星のうち3.9 64個の評価

「野村ノート」に秘められた「巨人軍」の項目を
すべての勝負論、組織論は伝統の巨人軍から学べることは案外知られていない。強い球団と弱い球団の差とは何か?来期、楽天を指揮する現役監督が球界を斬る。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 角川書店 (2006/2/10)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2006/2/10
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 176ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4047100366
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4047100367
  • カスタマーレビュー:
    3.9 5つ星のうち3.9 64個の評価

著者について

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野村 克也
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1935年京都府生まれ。54年京都・峰山高校からテスト生として南海に入団。入団4年目に、本塁打王獲得。65年戦後初の三冠王に輝く。首位打者1回、 本塁打王9回、打点王7回、MVP5回、ベストナイン19回、ゴールデングラブ賞1回など、球史に残る成績をおさめる。70年南海ホークス選手兼監督(プ レーイングマネージャー)に就任。以後、ロッテ、西武を経て、80年に45歳で現役引退、解説者となる。90年ヤクルトの監督に就任、9年間で4度のリー グ制覇、3度の日本一に輝く(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『一流の条件』(ISBN-10:4022616784)が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中3.9つ
5つのうち3.9つ
64グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2016年8月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
子供の頃はライオンズファンで、野村さんが打席に立つといやぁな予感がして、大抵ヒットを伐たれていた記憶があります。当時は単なるライバル球団の大打者だったのですが、その裏で大変な努力と、その努力により培われた理論なのだという事がよくわかりました。
2021年6月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
V9時代まだ生まれてなかったので、ただ強かったことしか知らなかったが、この本でどういうチームだったのかがよくわかった。次世代ファーストの現在において、本当の核心を考えさせられた。会社員にとっても参考になる本。
2006年6月15日に日本でレビュー済み
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野村克也さんが巨人軍の事を題材に書いているということで

思わず購入しました。

書いている事は尤もな事ですが、やり方の汚さまでは言及してません。

古くは別所引き抜き、江川事件、近くは小久保の移籍まで。

本の内容ですが、過去の巨人は何故強かったか、

強い組織であるための条件など、判り易く書かれています。

この本を読んで、最近流行している。

「CI(コーポレーションアイデンティティ)」とまったく同じ事を

昭和20年代後半から遣っていた事が判りました。

この辺りは白眉じゃないでしょうか?

楽天を立て直す手腕を観て行きたいものです。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年3月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昔の巨人は(V9時代)どれだけ強かったのか、なぜ強かったのか、

そして今の巨人はなぜ弱いのか、そういったことが野村監督の目線から

書かれています。

なるほどなあと納得させられる部分が多かったです。

ところどころにこの選手はもっとこうしたほうがいいとか、この選手は

〜だからすごい、といった巨人選手以外のことも書かれています。

最後まですらすら読めてわかりやすかったので、これは手軽に読んでみては

以下かでしょう
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年6月5日に日本でレビュー済み
模範となり、チームの鑑となる人物の大切さ、
規則、データ収集と解析の必要性。

機能するチームへの適材適所についての話だが、
エピソード部分が多く、核心には到達できない。
2008年4月28日に日本でレビュー済み
2008年シーズン開幕後。

巨人の連敗を眺めていると、組織のあり方を考えさせられる。ラミレス、グライシンガーをヤクルトから獲得し、横浜からはクルーンを獲得した今シーズン。セリーグのライバルチームから4番と先発投手、抑え投手をそれぞれ獲得した巨人は、専門家の間でも、ぶっちぎりの優勝を果たすだろうといわれていた。

昨年、リーグ制覇したのにも拘らず、巨人は”お得意の”強引な補強を敢行したのである。傍目から何を焦っているのだろう?と疑問に思うほど、彼らは”何かに”急いていた。

昨年、中日にクライマックスシリーズで簡単に敗れた。リーグを制覇したのにも拘らず、短期決戦であっさりと。その姿に彼らの組織としての本質が、晒されていたように私は思う。

本著で野村氏は言う。どんなチームでも、偶然に一回は優勝することはある。しかし、二連覇、三連覇をしようと思えば、偶然では続かない。適材適所。選手が各々果たすべき役割を自覚し、四番やエースといったチームの要が、率先して他の選手へ良い影響を及ぼすような姿を見せる。様々な条件が揃ったときに初めて、チームは組織として機能し始めるという。

その鏡が、V9時代の巨人であった。

巨人が失墜したのは最近の頃と思われている風潮がある。しかし、89年・90年(共に藤田元司監督)以降、巨人はリーグ二連覇を達成していない。つまり、野村氏の言う”組織としての機能”を果たしていないことになる。それは今から19年ほど遡らなければならない出来事なのだ。決して、最近になって崩れたわけではない。

崩壊のキッカケは様々だ。FA導入や逆指名制度導入により、チームバランスが大きく崩れた。選手や監督はフロントを見ながら、フロントは読売の会長を見ながら、各々野球に携っている。結果的にグランドの上には薄いプレーしか残らなくなった。それに加えて、野茂やイチローが切り開いたアメリカ・メジャーリーグの風が、不動の四番であった松井秀喜の離脱を生じさせ、巨人は息の根を止められたと言える。

更に痛いのは、最後の二連覇であった89年・90年シーズンに台頭してきた遊撃手・川相昌弘を中日に手放してしまったことである。堅実な守備や犠牲バントの妙技は、巨人に受け継がれることなく、選手として、コーチとして、中日へと注がれてしまった。結果、巨人は”適材適所”という言葉を失ってしまう。

川相選手の2004年中日ドラゴンズ(監督・落合博光)への移籍以降、中日はリーグ優勝2回、2位2回を成し遂げている。昨年は、クライマックスシリーズで巨人を、日本シリーズで日本ハムを破って、悲願の日本一を達成した。川相昌弘氏のチームへの効果は、計り知れないものがある。いまや常勝という言葉を掲げられるのは、巨人ではなく、中日の方かもしれない。

本著は、その失墜の秘密を、素晴らしく明解に綴ってくれている。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年5月13日に日本でレビュー済み
野村克也は非常に興味深い人物である。

それほど才能はない(と本人も認めている)ながら、

選手としての実績は数々の天才たちを上回る。

(記録面だけ抜けとれば、長嶋よりも野村のほうが上だ)

過去に監督として勤めた弱小3チームは、

いずれも強豪チームと姿を変えた。

そんな野村克也のルーツを探る本として興味深く読むことが出来た。

この本は「巨人軍論」と言うタイトルになっているが、

主題は巨人軍ではない。あくまで「野村のルーツ」だ。

彼の「野球理論」の発端は、南海時代のチームメイト

ドン・ブレイザー(後に阪神の監督も努めた)であり、

さらに最も影響を受けたのがV9時代の川上巨人だと言うことが判る。

とかく「面白みに欠ける」と批判された川上巨人が、

実は極めて先進的な戦術を用いていることを、

当時から十分に野村は理解し、それを彼特有の粘りで吸収していたのだ。

戦術だけでなく、人間教育の重要性も川上巨人の影響を受けているようだ。

選手の長髪、茶髪、ピアスを「禁止」する野村には賛否両論あるが、

「強くなる」ことではなく、「強くあり続ける」ことに

広い意味での「人間教育」の重要性を説く彼の意見は、

それなりの説得力を持つと思う。

解説者時代の川上哲治が「○○選手は親孝行なんですよ」と発言したことは、

よくお笑いのネタにもされる有名なエピソードだ。

この親孝行発言にも実は深い根拠があるとする野村の解説は、

非常に興味深いものだった。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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