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〈旭山動物園〉革命: 夢を実現した復活プロジェクト (角川oneテーマ21 A 46) 新書 – 2006/2/1

4.3 5つ星のうち4.3 40個の評価

「やればできる!」 日本一の動物園の夢
北海道の僻地の動物園が上野動物園の入場者を抜いて日本一になった。その裏に隠された汗と涙の物語とは何か?定年まで3年の団塊世代の著者が初めて書き下ろす。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ KADOKAWA (2006/2/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2006/2/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 180ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4047100374
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4047100374
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 40個の評価

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小菅 正夫
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2011年9月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
旭山動物園に行って感動して帰ってきました。

小学生の子供の読書感想文にしようと、購入してみましたが、ビジネスっぽいというか、背景が大人向きの本だったんですね。結局私が読みました。とても読みやすい文体で、ワクワク感がたっぷり。読むだけで疲れず、読後、しっかりと考えることができる本です。それだけに、深い内容でした。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年9月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
園長が直に書かれているだけあり

一言一句にとても力がある。

成功に胡坐をかくことなく、

これまでの苦労や、今後のことなど

包み隠さず書かれてあり、勇気付けられる点も数多くあった。

これから先、どのように

動物園を発展させていくのか、

動物たちを保護していくのか、

興味を抱かせる1冊。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年7月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書の副題は”復活プロジェクト”である。動物園再生に至るまでの
職員や飼育員の方々の努力と工夫、そして何よりも動物を愛する思いに溢れている。
が、内容はそれだけではない。動物に対する思い、環境そして生態系への
警鐘。読みやすい文体だが、奥は深い。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年2月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最初は単に展示内容の紹介的なガイドブックかと思っていましたが、全く違っていました。動物園という器を通じて、仕事や組織のあり方、ひいては自然と人間とのかかわり方など、広い意味での人としてのマインドの持ち方が描かれています。また獣医さんらしい専門的なコメントもあり、興味深く読ませていただきました。動物園への見方が変わるとともに、その可能性や奥の深さを実感しました。石狩川水系淡水生態館の構想は本当にすばらしい。
17人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年10月12日に日本でレビュー済み
真面目に、コツコツと正しいことをやる——。動物園の運営でも会社の経営でも同じではないか。この本を読んで、そう感じた。
小菅さんの真面目さが伝わってくる本。学んだ専門的な知識をもとにどうやったら動物をイキイキとさせることができるか。また人間にとっても気持ちのいいものになるか。徹底的に考え、行動してきた様子がわかる。
この本は「経営」や「人・組織づくり」も学べるし、「動物」そのものについても学べる。主に「経営」「人・組織づくり」の観点で、印象に残った点をいくつか挙げる。
・動物も人間も「自分らしさ」を発揮できる環境は何物にも代え難い。
・予算をかけなくても知恵をこらして新しい企画をやり、多くの人をひきつけることができる。
・動物側に立って考える
・動物に幸せを感じてもらう環境づくり「環境エンリッチメント」
・「最北の動物園」など逆境を逆手にとる。「夜の動物園」も逆転の発想。
・改革に必要な組織にはスターは不要
・個性派には無理矢理引っ張らずに目標だけ示してあとは任せる。こつこつ型の人には手本を見せて「いつか俺もああいうふうに」と思わせる。
・動物園に来た人はみな笑っている。無意識に「命」を感じているのではないか。
・動物も人間もやりたいことができなければ幸せではない。だから、それぞれの動物のいちばんかっこいいところは彼らがやりたいことをやっている瞬間。それをお客さんに見せたかった。これからも動物たちのいきいきとした姿に感動していただけるような動物園にしていきたい。

あと、この本でも再三言われているように、動物園は「教育の場」でもある。そこを旭山動物園は特に重視している。ともすると説教臭くなる。でも、そうならずに楽しさと学びを共存させた。これはほかにも応用できそう。
ちなみに私も旭山動物園には行ったことがある。この本は2006年に書かれたものだが、この小菅さんのコンセプトは、園長が変わった今でも受け継がれているように思う。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年2月28日に日本でレビュー済み
プロジェクトXで観た事があったので、

思い出しながら読みました。中高生にとって

とてもよいモデルになると思います。

もちろん大人にも自分をもう一度振り返る

よいきっかけになると思います。

この動物園が教えてくれる大切な事は以下の3点です

1:ビジョンを描く事

「〜とは何か」「何をすべきか」「何ができるか」

という思考をへてあるべき姿や、こうしたいという

目標、理想を元に現実のものにしていく作業が

よい物を作り出す。それを不遇の時期にこそすべき。

2:真実を伝えること

曲芸ではなく動物が持つ本当の魅力を伝えること、

つまりその動物がもつ力を発揮できる場を提供する事。

また死や病気といった事を隠すことなく示すことで

生と死といった現代において好ましくないと思われる

事をあえて示す事や自然破壊等を動物を通して

身近に感じてもらえるようにすること。

3:努力を惜しまないこと

基礎研究、地道な客との対話や説明を通した

双方向的なコミュニケーションにより客から

学び、基礎研究で得た知識を楽しく学べるように

する。失敗したことから学び次に生かすこと。

その他棲み分けという言葉が印象に残りました。

戦って勝ち取るのではなく、おのずからあるから

あるようになるということ。なるほど、と思いました。
16人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年1月9日に日本でレビュー済み
『<旭山動物園>革命』(小菅正夫著、角川oneテーマ21)の著者・小菅正夫は、3つの点で凄い男である。

第1に、ハンディだらけの弱小動物園を人気動物園に変身させたことが凄い。旭山動物園は、日本で最北に位置し、1年の半分近くを雪に閉ざされ、交通の便も決していいとは言えない。しかも、上野動物園のパンダのような「珍獣」もいない。150種近い動物がいるが、どこの動物園でも見ることができる動物がほとんどである。

このような環境だから、1996年には入園者が過去最低の26万人にまで落ち込み、廃園の危機を迎える。しかし、小菅は踏ん張り、2004年には過去最高の145万人が来園する人気動物園に変身させるという離れ業をやってのけたのである。

月間の入場者数で上野動物園を上回り、「日本一の動物園」、「日本一の動物園長」としてマスコミで話題になったことは記憶に新しい。

第2に、公立動物園のサラリーマン園長でありながら、動物園のスタッフ全員の得意技を結集するのみならず、旭川市長の支持を勝ち取り、さらに園内の動物たちにまで協力させてしまったことが凄い。小菅は、「動物園として不利な条件も、知恵を絞れば克服できるはずだ。むしろ、このことを逆手に取って、マイナスをプラスに転換することができる」とスタッフたちを励ましたのである。

小菅の目的は、動物たちの生活が単調にならないような飼育環境にしたい、そして、動物たちの自然の姿を来園者に見せたいというものであった。失敗と成功、その試行錯誤の中で辿り着いたのが、異種の動物を同居させる「共生展示」であり、それぞれの動物が持つ最も特徴的な動きなどを見せる「行動展示」である。「行動展示」は、水中をもの凄いスピードで泳ぐペンギンの姿がまるで空を飛ぶように見える「ぺんぎん館」、透明な円柱のトンネルをアザラシが愛嬌たっぷりに、そして気持ちよさそうに泳ぐ「あざらし館」、大きなプールに豪快にダイビングする様子がガラス越しに見られる「ほっきょくぐま館」、地上17mの場所に取り付けられた水平のロープに片手で掴まりながら「空中散歩」するオランウータンの姿が見られる「おらんうーたん館」として結実する。これらは、小菅やスタッフたちが頭だけで考えたものではなく、園内にいる野生動物と向き合うことによって、動物から教えられたことがほとんどだと、あくまで謙虚である。

第3に、これほど大きな成功を収めたにも拘わらず、安住することなく、さらに上の次の段階を目指していることが凄い。

小菅は今西錦司に私淑しており、今西の「棲み分け理論」を旭山動物園で実現しようとしているのだ。ゾウとペリカン、キリンとホロホロチョウ、クモザルとカピバラ、それぞれが互いの存在を意識しつつも、争わない。動物はすべて「棲み分け」で自然を共有し、共生している。そんな姿を動物園という器で何とか見せたいというのだ。自然界には、動物園のように1種類の動物だけで生きているものはない。1種類だけで固まって生きるというような変わったことをしているのは、人間ぐらいだ、だからいろいろなひずみが出てくると手厳しい。

小菅が敬愛する生態学者・人類学者、今西錦司の「棲み分け理論」、「今西進化論」は、『進化とはなにか』(今西錦司著、講談社学術文庫)、『ダーウィン論』(今西錦司著、中公新書)に詳しい。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年6月30日に日本でレビュー済み
行動展示を生み出した原点は、
「ペンギンの散歩がしたいという態度」に気が付き、
「ペンギンの為」に始めたことだった。

動物側に立って観察し、考え、実行した結果、
人間側から見たら大変ユニークな行動展示というスタイルになっただけ。

あくまでも、動物の為に始めたこと、
言われてみれば、寝てばかりいる動物が本来の姿と思い込んでいた、
動物がしたいことをさせる、動物らしさを見てもらう、
そこが面白い。

本書を読む前は、旭山動物園の行動展示は、
人間に面白く見せる為の新しいアイデアとしか思っていなかった。
表面的な目に見えることだけに着目し、独善的に思い込んでいた自分が恥ずかしい。
両方の視点から考えることの大切さを、再認識させられた。

行動展示に辿り着いた経緯は、
 ・動物への愛着
 ・仲間達との頑張り
 ・動物園とは何ぞやという問い掛け
頭の中だけでなく、いろんな要素や先人の知恵、行動が複合的に絡み合って、
生み出されたという、事業再建の好事例とも言える。
大変役に立った。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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