そんなところだろうなぁ、相場は。。。って感じていながら、ずーーーっとF1の世界を見ていました。
けど、やっぱり。。。なんですね。
ヨーロッパの貴族のスポーツ、娯楽という位置づけに置いておくのが、最もぴったり来る世界なんだと思います。車はアイアンホースつまり馬と思えば、貴族の持ち物という考えでピッタシって感じです。
この根本思想をバーニーはしっかり抑えてここに書かれているような形態の組織、ビジネスにしているように読めました。
車をアイアンホースと思っていない自動車メーカがその世界に入って生じる摩擦と軋轢がしっかり書かれたわかりやすい書だと思います。
2006年最終戦 ブラジルグランプリで佐藤琢磨さんは10位になりました。
F1での経験不足、マシンの古さ、不調でよい成績を残せなかったですが、最終戦で来年に力強くつながる10位の成績を残せたことは絶賛に値します。
この本の中では、そのスーパーアグリF1チームの苦悩がありありとかかれています。
スーパーアグリF1チームは、”自動車メーカ王国”日本の純正チーム。
しかしながらF1を牛耳り新しいチームの参加の可否を決めるのは貴族社会のバーニー氏、その板ばさみでスーパーアグリF1チームの苦悩の様子をこの本で読むことができました。
それでよけいに、スーパーアグリF1の、佐藤琢磨の10位はうれしい出来事でした。
本当におめでとうございます、その苦境に立ち向かう力で2007年のシーズンもがんばってください。
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F1ビジネス: もう一つの自動車戦争 (角川oneテーマ21 C 109) 新書 – 2006/5/1
田中 詔一
(著)
自動車メーカー VS F1の首領——
第三期ホンダF1の陣頭指揮を執った国際マーケティングのプロが、
政治と経済の両面から、その舞台裏を明かす!
第三期ホンダF1の陣頭指揮を執った国際マーケティングのプロが、
政治と経済の両面から、その舞台裏を明かす!
▼1秒タイムを縮める開発コストは100億円!?
▼モナコ1泊1000ユーロ——毎回100人の海外出張
▼300キロの死闘を制しても……ドライバーの優勝賞金はゼロ
▼F1の技術は市販車開発に役立たない?
▼ルノー、BMW、ホンダ……大手自動車メーカーがF1に参戦する、本当の理由とは?
▼英・独のチームもあきれた、フェラーリの裏切り
- 本の長さ220ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2006/5/1
- ISBN-104047100455
- ISBN-13978-4047100459
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商品の説明
出版社からのコメント
鈴木亜久里の参戦やホンダの優勝争いで日本勢への注目が高まっているF1ですが、トヨタ、BMW、ホンダら自動車メーカーの本格参戦で、変革の時を迎えています。
「タバコ・スポンサーの行方」「キャピタル・ゲインを目的とするF1オーナー」「結果を求められるシビアな世界で鍛えられるホンダの社員」「中国GP、ロシア系チーム……BRICs振興戦略」「F1の商業権を握るバーニー・エクレストンの暗躍」「何かと優遇されるフェラーリの動向」など、モータースポーツの最高峰で展開されるビジネス活動を、経済と政治の両面から解説します。
著者はホンダでは異例と言われる文系トップで、国際畑一筋に歩んできました。ジャーナリストでは決して書けないレア情報と現場のエピソードから、リアルなF1の世界が見えてきます。
マクラーレンやウィリアムズの財務諸表、F1委員会の投票権の内訳、英国のホンダF1工場の写真など、貴重な内部資料も収録しました。
F1ファンはもちろん、ビジネスマンにも興味津々の内容を納めた一冊です。
「タバコ・スポンサーの行方」「キャピタル・ゲインを目的とするF1オーナー」「結果を求められるシビアな世界で鍛えられるホンダの社員」「中国GP、ロシア系チーム……BRICs振興戦略」「F1の商業権を握るバーニー・エクレストンの暗躍」「何かと優遇されるフェラーリの動向」など、モータースポーツの最高峰で展開されるビジネス活動を、経済と政治の両面から解説します。
著者はホンダでは異例と言われる文系トップで、国際畑一筋に歩んできました。ジャーナリストでは決して書けないレア情報と現場のエピソードから、リアルなF1の世界が見えてきます。
マクラーレンやウィリアムズの財務諸表、F1委員会の投票権の内訳、英国のホンダF1工場の写真など、貴重な内部資料も収録しました。
F1ファンはもちろん、ビジネスマンにも興味津々の内容を納めた一冊です。
著者について
1943年、京都府生まれ。66年、大阪外語大卒業後、本田技研工業入社。外国部に配属され、アフリカ担当として約25ヶ国の市場を開拓。70年、戦火のベトナムで2輪車販売に従事。71年~77年、ブラジルに赴任し、ホンダ現地法人を設立。77年に帰国し、欧州直販課長。82年~87年、フランス・ホンダ社長。87年に帰国し、国内汎用営業部長。88年~96年、アメリカ・ホンダのシニア・バイス・プレジデント。96年~99年、インドネシア・ホンダ総代表。99年~2005年、HRD(ホンダ・レーシング・ディベロップメント)初代社長として第三期ホンダF1の英国前線基地を統括。05年8月の定年退職まで5年9カ月にわたり、ホンダのBAR株式買収の礎を築くなど、チームの戦力強化のために奮闘する。
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (2006/5/1)
- 発売日 : 2006/5/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 220ページ
- ISBN-10 : 4047100455
- ISBN-13 : 978-4047100459
- Amazon 売れ筋ランキング: - 57,828位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 165位角川新書
- - 1,810位スポーツ (本)
- - 4,709位エンターテイメント (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年9月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
バーニーが一線を引いて新しい時代に入った今、この本を改めて読むことには意義がある、と思います。本書の執筆から10年の隔たりがありますが、その間を埋める書籍が欲しいところです
2020年2月27日に日本でレビュー済み
2006年刊。ホンダでF1チームの運営責任者を務めた著者が記したF1ビジネスの内幕。F1は詰まるところ世界中を回るサーカス。100名弱のスタッフが集団で海外出張する経費もさることながら、1秒短縮するために100億円のコストを投じる、金銭感覚がもはや麻痺した世界。それでもメーカーがF1に参戦するのは厳しい競争環境の中で技術者を鍛えるため。
F1を世界的な興業として育てた実業家のバーニー・エクレストン、際限ない開発競争に歯止めをかけようとした国際自動車連盟の元会長のマックス・モズレーを特に重要な人物として挙げ、既得権にしがみつこうとする連盟側と収入の公正な配分を求めるメーカー連合がサーキットの外で暗闘している内情を語ります。
F1を世界的な興業として育てた実業家のバーニー・エクレストン、際限ない開発競争に歯止めをかけようとした国際自動車連盟の元会長のマックス・モズレーを特に重要な人物として挙げ、既得権にしがみつこうとする連盟側と収入の公正な配分を求めるメーカー連合がサーキットの外で暗闘している内情を語ります。
2006年5月15日に日本でレビュー済み
昨年まで、F1ビジネスの最前線で活躍された筆者にしか書けない(いや、あまりにも生々しすぎて逆に書けない)内容です。
普段TVや雑誌では見れない部分を"お金"という単位で切っていきます。F1は、モータースポーツとはいえ、強烈なビジネスの世界でもあることを痛感させられます。
後半は、自動車メーカ連合とFIAの、「F1に対する想い(考え方)」と現状の対立構造を経緯とともに明確にしています。
F1のいろいろな面を知りたい方には最適の1冊かと思います。
追伸:
筆者の立場ゆえ、チームやドライバーの内緒話的なエピソードはそれほどありません。あくまでも"ビジネス"という面にたっての内容ですので、バットン選手や琢磨選手についての記述を期待すると、肩透かしを食います、ご注意ください。
普段TVや雑誌では見れない部分を"お金"という単位で切っていきます。F1は、モータースポーツとはいえ、強烈なビジネスの世界でもあることを痛感させられます。
後半は、自動車メーカ連合とFIAの、「F1に対する想い(考え方)」と現状の対立構造を経緯とともに明確にしています。
F1のいろいろな面を知りたい方には最適の1冊かと思います。
追伸:
筆者の立場ゆえ、チームやドライバーの内緒話的なエピソードはそれほどありません。あくまでも"ビジネス"という面にたっての内容ですので、バットン選手や琢磨選手についての記述を期待すると、肩透かしを食います、ご注意ください。
2014年3月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
見た目で選ばせていただきました
まだ途中ですが、とてもいい感じでしびれた感じです
まだ途中ですが、とてもいい感じでしびれた感じです
2007年8月13日に日本でレビュー済み
私たちの知らないビジネスとしてのF1が垣間見れます。いままでは、バーニー王国が牛耳ることで成り立っていたのだが、バーニーvs自動車メーカーの中で、F1をもっとオープン化していこうという流れになっている。
F1はスポーツかということで言えば、他力本願の要素が余りにも強くて、スポーツという感じがしないような気がする。むしろ、ヨーロッパの金持ちの道楽という感じがする。レーサーは、体力勝負ということと間違えたら死の恐怖というものがあることで結構大変なんだけどね。
私なんかは、毎年毎年レギュレーションが変わっているから、どういうルールが適用されているのかがわかりません。そういう変更にあわせるために、マシン制作費が高騰しているという現実があるのですね。F1がどういう方向に向かっていくのかには注目していきたい。
私が驚いたのは、優勝しても主催者側から賞金が出るわけではない。報酬は、チームからの年俸制であるという部分だ。ということは、コンストラクタポイントこそがチームにとって大事なことになる。そういう中で、ホンダ、トヨタの行方は?日本人ドライバーの順位は?スーパーアグリがどこまでやるか?見たいな事に注目すればいいのかな。
F1はスポーツかということで言えば、他力本願の要素が余りにも強くて、スポーツという感じがしないような気がする。むしろ、ヨーロッパの金持ちの道楽という感じがする。レーサーは、体力勝負ということと間違えたら死の恐怖というものがあることで結構大変なんだけどね。
私なんかは、毎年毎年レギュレーションが変わっているから、どういうルールが適用されているのかがわかりません。そういう変更にあわせるために、マシン制作費が高騰しているという現実があるのですね。F1がどういう方向に向かっていくのかには注目していきたい。
私が驚いたのは、優勝しても主催者側から賞金が出るわけではない。報酬は、チームからの年俸制であるという部分だ。ということは、コンストラクタポイントこそがチームにとって大事なことになる。そういう中で、ホンダ、トヨタの行方は?日本人ドライバーの順位は?スーパーアグリがどこまでやるか?見たいな事に注目すればいいのかな。
2007年5月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
あまり知られていないF1の裏側の世界が細かく記されているのだが、現場で指揮を取っていた作者の話なのでとても説得力がある。
莫大な資金を投入し、プライドをかけてレースに参戦する。ドライバーは名誉を、コンストラクターは金儲けを、自動車メーカーはイメージアップのために。そしてF1界のボスであるバーニー・エクレストンとマックス・モズレーとの政治的な問題・・・。
「F1」という巨大ビジネスの中で戦っていくことが、どれだけ大変なことなのか痛いほど良く分かる。スーパーアグリと佐藤琢磨には頑張って欲しいとこころから思う。
莫大な資金を投入し、プライドをかけてレースに参戦する。ドライバーは名誉を、コンストラクターは金儲けを、自動車メーカーはイメージアップのために。そしてF1界のボスであるバーニー・エクレストンとマックス・モズレーとの政治的な問題・・・。
「F1」という巨大ビジネスの中で戦っていくことが、どれだけ大変なことなのか痛いほど良く分かる。スーパーアグリと佐藤琢磨には頑張って欲しいとこころから思う。
2006年5月16日に日本でレビュー済み
1999年から2005年、HRD(ホンダ・レーシング・ディベロップメント)の初代社長を勤めた著者が送る一冊。
F1にはいろいろと興味はありましたが、たまにレースを観るくらいでした。
タイトルに惹かれ手にとりましたが、F1の誕生、バーニー・エクレストン氏、
収入源、支出、コスト、コンコルド協定などに関わる様々な話は非常に興味深く、
レースだけではわからないF1の世界を見せてもらった感じです。
今後F1を違った視点から観ることのできる、そんな一冊です。
F1にはいろいろと興味はありましたが、たまにレースを観るくらいでした。
タイトルに惹かれ手にとりましたが、F1の誕生、バーニー・エクレストン氏、
収入源、支出、コスト、コンコルド協定などに関わる様々な話は非常に興味深く、
レースだけではわからないF1の世界を見せてもらった感じです。
今後F1を違った視点から観ることのできる、そんな一冊です。