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差がつく読書 (角川oneテーマ21 B 95) 新書 – 2007/6/8
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- 本の長さ228ページ
- 言語日本語
- 出版社角川書店
- 発売日2007/6/8
- ISBN-104047100978
- ISBN-13978-4047100978
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商品の説明
著者について
登録情報
- 出版社 : 角川書店 (2007/6/8)
- 発売日 : 2007/6/8
- 言語 : 日本語
- 新書 : 228ページ
- ISBN-10 : 4047100978
- ISBN-13 : 978-4047100978
- Amazon 売れ筋ランキング: - 638,683位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
樋口裕一(ひぐち・ゆういち)
作家。多摩大学教授。アフリカ・フランス文学翻訳家。「白藍塾」塾長。1951年大分県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、立教大学大学院博士課程修了。専攻はフランス文学。博士課程終了後、翻訳業を続けながら予備校講師として教壇に立ち、大学入試小論文の指導にあたる。1991年に独立し、小学生から社会人までを対象とした小論文・作文通信指導塾「白藍塾」を設立する。独立後も予備校の教壇に立ち受験生を指導。カリスマ講師として人気を博している。
また、クラシック音楽に親しみ、ベートーヴェンの交響曲第九番のCDを200枚以上、ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』を40種類所有するほどのファン。ゴールデンウィークに東京で開かれる「熱狂の音楽祭」ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンのアンバサダーを務め、音楽評論家としても活動。
著書に250万部のベストセラーとなった『頭がいい人、悪い人の話し方』(PHP新書)をはじめ、『ホンモノの文章力』(集英社新書)、『読むだけ小論文』(学研)、『「教える技術」の鍛え方』(筑摩書房)、『読ませるブログ』(ベスト新書)、『大人のための文章道場』(角川文庫)、『笑えるクラシック』(幻冬舎新書)など多数。翻訳書では、『一つ半の生命』(ソニー・ラブ・タンシ著・新評論)、『エロスの涙』(ジョルジュ・バタイユ著・トレヴィル)など。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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多くの本を読むことで、自分にとっての得になることは分かっているがなかなか習慣づけて本を読むことは大変なことである。
この本は、小論文の参考書で有名な樋口裕一氏の本であり本を読むための方法論が書いてある。
特に本を実読と楽読に分けて、その両方を大切と述べている。
実読は、自分にとって大切な部分を飛ばし読みや斜め読みといった方法で読み、読んだ後は情報発信の必要性を訴えている。
情報発信の方法として、受け売りや蘊蓄、転用を行うことで情報発信を行うべきであるという言葉が心に残った。
本との接し方、楽しみ方を改めて教えてくれる一冊だと思う。
どちらか片方では,味気ない人生となり、両方とも必要である。
中盤以降は、論理的な文章の読解方法について、具体的に解説されている。
この中で、一番印象に残ったのは、本は人間と同じように一律の価値によって優劣を決めることはできないため、自分の背丈に合った本を選ぶことが大切であるという文章であった。
これから、色々な実読、楽読に挑んでいこうと思っているが、難解なものに行きなり挑むのではなく、基本的なところからがんばっていくつもりである。
しかし、この本については、速く読むことよりも、本そのものの読み方についての解説になっている。この本によって自分が意識して行っていた本の読み方、無意識に行ってきた本の読み方がより具体性を持った、人に説明することのできるものへと変わった。
著者は、本の読み方を大きく分けて2種類に分けている。それが「実読」と「楽読」である。行動に結びつけるため、何かに役立てようとするための読書と、ただ、楽しみのための読書だ。
本の種類によって、または、読み手の本を読む目的によって、読書方法を変える必要があるのは、著者に共感するところである。
現実に、多くの人が、多種多様な本を一辺倒に読むことを、つまり本の頭から、本の終わりに至るまで余すことなくすべて読むことを良しとしている。それどころか、読んでいない部分があることを、まるで悪徳や悪癖であるかのように嫌悪している節がある。この部分の考え方を少し変えるだけでも大きく読書に対しての姿勢は変わる。
そのために、この本の中では、すべて読まない読書法としても5つの読書法を解説している。
'@アリバイ読み
'A独立読み
'B裏付け読み
'C飛ばし読み
'D斜め読み
読者の読む目的によって大きく分類されているわけなのだが、'@から'Dの読み方の組み合わせについては書かれていない。
個人的には、'@の読み方は常にしておくべき読み方であり、'A〜'Dについては、読む目的、得たい結果によって使い分ければ良いと考える。
何度も読み返す時の読み方を変えての読書によって、新たなる着眼点や理解なども現れ、深さを増すに違いない。
著者が、読み方を細かく解説しているのには、ある懸念がある。
それを引用させていただくと
「うまい『読書』の方法を知らず、実用書や自己啓発書までも、中学や高校の国語の時間に習ったような文章の読み方をしようとして、途中で挫折したり、本を読む気になれずにいる人が多いのではないか』
の部分に集約されているのではないかと思われる。
僕たちは、学生の頃より本の読み方を習ってはいない。それに近いところでは、国語の授業だけである。
課題に出されるレポートを書くための本の読み方、また本を使っての調査の仕方など、気が利いている学校では教えているかも知れない。
そういった意味では、この本は本の読み方について、様々な目的に合わせ、体系づけ、理論づけられている良書と言える。
できることならば、社会人よりも、本の読み方を変えていかなければならない学生にぜひ読んでもらいたい一冊である。
さまざまな読書法や速読に共通する部分は多々あり、読書や速読に興味がありすでにさまざまな著書を読まれた方には物足りないかもしれませんが、共通している部分が多いということは信用性や実用性が高い証拠ですね。
とくに読んだ後の発信の仕方が、大変勉強になりました。さすが小論文指導ののエキスパートです。読んだ本をいかに理論的に200字程度の文章にまとめるかをわかりやすく説明してくれています。高校生の小論文指導に大いに役立つ本でした。
これを見ていやな予感がまずしました。
■内容はどちらかというと普段本を読む習慣の無い人向けの指南書です。
類書とたいした違いはありません。
その人の読書歴により役に立ったり立たなかったりするレベルの本です。
もともと学者としては三流で、受験関係の仕事で食いつないで、たまたま
ベストセラー作家になった人です。そういう前提で読めばよいのではないでしょうか。
■最後の「私が読んできた百冊」は、この本が想定している読書慣れしていない人に
とっては荷が重すぎるでしょう。
「共産党宣言」や「ゴドーを待ちながら」など、「自分はこんな本を読んだんだけど、
君たちには無理だよね」よという自慢としか思えないリストです。
読書法というのは人それぞれで、十人いたら十通りあると思いますので、著者が提示する読書法を否定する訳ではないですし、共感できる部分も多々あります。しかし、感想文の書き方とか作者への反駁の仕方とか、楽しむための「楽読」でも事細かに読み方が記述されていて、かなりうるさい印象を受けます。
大人になってまで指南されるような内容ではないと思いますが…。一方で中高生向けのベーシックな読書術とはいえず、ターゲットをどこに置いているのかわかりにくい本です。
特に、ある程度の(例えばアマゾンにレビューを書く程度の)読書家であれば、既に自分なりの読書感、読書法を持っているでしょうから、本書の内容は、自身の読書法をおさらいする材料にする程度がよろしいかと思います。
ちなみに私は徹底的な実読派で、本書でいう「幅のない」人間です。
二種類に分類する、という視点がいい。
筆者は、この二つの読書の両方があってこそ人生は豊かになる、と説く。
なるほど、これに照らせば自分はかなり「実読」に偏っている。
実読ばかりで楽読をしない人は、どうしても底の浅さを感じると筆者は言う。
人生の幅がない、深く人間を考えることがない。
もっとじっくりと社会や人生について考えてほしいのだそうだ。
役に立ちそうにない箇所もあるが、これらの点に気付かせてくれただけでも、
この本は「買い」。
巻末の「私が読んできた百冊」も参考になる。
でもこの前に、こんな評価を出す私に、彼の思想によると、きっと作者をけなしたがる人間とされるだろう(笑)
まず、この本は読書や方法論について了見が狭いと思う。それなら、一層「How to Read a book」だけを読めば十分。彼の言葉には自分の意見を人に押しつけて、主観しすぎる傾向があるにもかかわらず、それを客観的な発言と断言したいニュアンスはすぐに見破れるくらい露骨であるから、歴史を学ぶ人にとっては、これは最悪だと思う。
さらにたとえば、自分が散々「あのような考えは了見が狭い」だの、「私はそういうのは正しい読書法と思う」だの。
多元の立場に立つように装う一方、自分だけの考えが正しいと言い続ける。これこそ滑稽です。
152ページでは、「意味の無いところに意味を探ろうとするのは、ある意味で滑稽といえるかもしれない」って言い張って憚らない。じゃ、「意味の無い」の定義は何?それはあくまでも彼の強引な考えではないか?と疑いてたまらない。