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おまえが若者を語るな! (角川oneテーマ21 C 154) 新書 – 2008/9/10

3.2 5つ星のうち3.2 20個の評価

もう世代論などいらない!「この世代はこんな環境で育ったからこうなる」といった言説が飽きることなく繰り返され、偏見と差別しか生まずに消えていった……。二〇代の若手評論家が、不毛な論者・論壇を破壊する!
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商品の説明

著者について

1984年、岩手県釜石市生まれ。東北大学工学部建築学科卒業、同大学院工学研究科博士課程前期在学中(都市・建築学専攻)。高校生の時から安易な若者批判、俗流若者論の検証・批判を行っている。主な著作に『「若者論」を疑え!』、共著に『「ニート」って言うな!』などがある

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 角川グループパブリッシング (2008/9/10)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2008/9/10
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 225ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4047101532
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4047101531
  • カスタマーレビュー:
    3.2 5つ星のうち3.2 20個の評価

著者について

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後藤 和智
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1984年岩手県釜石市生まれ、宮城県仙台市出身。

東北大学工学部卒業、同大学院工学研究科博士課程前期修了。修士(工学)。

2004年に若者論を検証するブログを開設。

同人作家(サークル「後藤和智事務所OffLine」代表)としての活動は「コミックマーケット73」(2007年冬コミ)より。

現在は若者論研究や若年労働政策、経済政策、統計学、ニセ科学研究のほか、

同人誌では統計学の解説書やデータジャーナリズムなども扱う。

公式サイト: http://www45.atwiki.jp/kazugoto/

Twitter: https://twitter.com/kazugoto

Facebook(個人): http://www.facebook.com/kazutomo.goto.5

Facebook(サークル): http://www.facebook.com/kazugotooffice

カスタマーレビュー

星5つ中3.2つ
5つのうち3.2つ
20グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2017年9月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
内容的には薄めです。
あまり頭を使わずに読めますので、出張帰りの新幹線などでお楽しみいただければよい本かと思います。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年5月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 本書に対しては疑問と共感を感じた。

 疑問に関して。

 本書の基本構造は「喧嘩を売る」事にあると思うが 「売り方」において いささかワンパターンである。ある論者の意見を取り出して「どのような根拠で言っているのだろうか」と疑問を呈する場面が多い。要は「統計などの根拠に基づくものではなく 思いこみで語っている」という指摘なのだろうが それだけで批判を繰り返すのはいささか不毛な気がする。

 一方「そのほとんどが政府統計などの信頼できるソースに基づいている」(190頁)説を反論として起用しているが 「そもそも政府統計が信頼できるソースかどうか」という検証をしなくてはならないのが 著者の攻撃パターンから帰結される作業ではなかろうか?その意味では 政府統計が信頼できると ここで言いきってしまう著者には「どのような根拠で言っているのですか」という疑問を提出できる気がする。

 共感について。

 僕も いくつかの「若者論」を 「難しいながらも面白い」と思って読んできた。但し 最近感じてきたことは それらの論にどれほど普遍性があるのだろうかという疑問点である。オタクの分析は面白いが 果たしてそれが本当に 時代の分析なのだろうか、また 日本以外の世界を分析する 物差し足りえるのだろうかというのが僕の素朴な疑問であった。
 その疑問に関して 本書で展開される著者の議論は ある一つの答えなのかもしれないなと正直思った。

 本書は その攻撃的な文章において 相当叩かれるだろう。これは かの赤木智弘「若者を見殺しにする国」に似ている気がする。
 但し 著者は初めから「叩かれる」事を狙って書いている。それはそれで 古典的な戦略であるし 一つの議論の提出の仕方だ。是非 宮台など 批判された側からの 反論を読みたい。
18人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年2月17日に日本でレビュー済み
タイトルにつられて買ってしまった。新書の一番ダメな買い方。まあ角川書店にしてみればしてやったりってことなんだろうか。
それにしても読みにくい文章。もっとじっくり推敲してから出版してほしかった。っていうか、なにやってんだ編集者は!

自らまえがきに記しているとおり、若者論への批判よりも若者論者への批判を中心としているようで、要は宮台や香山を叩きたい一心で、無理やり自分の土俵に引きずり出しているだけなんだよね。
ただそのやり方がいただけない。宮台や香山の著作の引用を引き合いにして、なんだかもっともらしい指摘で徹底的に論破しているんだけど、著作の前後の文脈や著者の意図など度外視して、単なる揚げ足取りの悪口だったり、中傷にしか感じられない部分も多かった。
この著者はもしかして、突っ込みどころの多い若者論をターゲットにしたクレーマーなんじゃないかと正直疑ってしまうね。結局のところ宮台や香山のネームバリューに乗っかって、自分の著作を売ろうとしているだけなんだろけど。

相手の批判ばかりで、そこからの発展がなかった。というのも著者が叩こうとする論者の引用でほとんど構成されていたりするから、なんだか宮台や香山の著作を読んでいるような気さえする。
で、この本を通じて著者は何がいいたかったのかな。
32人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年4月10日に日本でレビュー済み
後半が酷すぎる。筆者が批判した心理主義や物語論。強みである分析という武器が無くなってる。
しっかりした分析をする人だっただけに勿体ない。
それどころか「若者論」を疑え! では、オリジナリティを持つように本田由紀から諭されたと思うが、何も育ってないようだ。
両者を合わせると小熊英二から叱られた古市憲寿がまだマシである。

さて、氷河期(ロスジェネ)が労働から非モテに移っていったというが、彼らの中で有名所の本や行動を羅列してるだけ。
その彼らでさえ、どれだけそれに比重を置いてるのか分からない。
私自身イメージでは同じように感じるものの、それでは思い込みと言われても仕方ないのだ。
またそれが事実だったとしても、非モテは世帯に対してセーフティーネットが優れてる日本において、
家庭を築くことに比重が置かれても不思議ではない現象ではないだろうか?

次に氷河期世代へ成長の重要性を説いてるが、その後の再分配をどのようにするのかが書かれていない。
致命的である。これだけでも今回批判した人々からは同じ手法で袋叩きに合うだろう。

それとも経済成長すればスキルを磨く機会が少なかった氷河期世代の賃金が、他の世代よりも上がるとでも思ってるのだろうか?
しかし、連合総研、就職氷河期世代の経済・社会への影響と対策に関する研究委員会報告書 2016年11月発行では、
基本給が大幅に下がってるし、40代前半がいないと人手不足を嘆く旭化成社長も育てる気はないと言ってる。
もし筆者が全ての世代で生活できるようBIをやるのなら、この世代は今まで堪えてきた分だけ非難轟々。
かといって氷河期へ優先的に再分配すると、他の世代は喪失感から今度は彼らがルサンチマンと化し、多数派の反対で失敗する。
ルサンチマンこそが民主主義なので仕方ない。

このように経済成長しないという宿命から脱却するのは可能そうだが、氷河期に分配されない民主主義の問題をどう解決するか、
今度こそ筆者独自の考えと行動について期待したいところである。考えだけでは床屋談義と変わらず、机上以外で上手くいくか分からない。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年9月12日に日本でレビュー済み
壮挙です。

本田由紀さんらとの共著や自身のサイトで、メディアに溢れる根拠レスでロジックレスな愚論を徹底して
批判した著者による最新刊。データの参照も説得の材料も論理構成もなく、ただの自分語りを社会論
の衣にくるんで垂れ流す「劣化」した論者が批判されています。
本書で批判されている論者の一部が、かつて自分が批判していたはずの “自分が気にくわないというだ
けで、それを排除しようとするメンタリティ” に、自分からはまりこんでしまっている様がよくわかります。

立論は、事実の検討から帰納的に構成される場合もあれば、将来的な実証研究の導き手として、ま
ずは観点の導入や、その立論による説明範囲の事前的なサーベイのために、演繹的に主張される場
合もあるので、「根拠が示されていない」というだけで、その立論を棄却できるわけではありません。
けれど、「根拠がないよね」に加えて、本書の批判は、ちゃんと、「そう主張することで何が明らかになる
か」とか、「その主張はどうやって実証するのか」という部分にも及んでいるので、きわめて強力です。

本書で批判されている人たちが本当に退場してしまったら、いったい学生たちに何を教えているのか激しく
疑問な大学教員(専門性に疑問だった立教大学のコメンテーター専業女史?)などは、することがなく
なってしまうのではないかと心配しつつ、著者の退場勧告には心から同意。分析にもなってない論を垂れ
流すのはやめろ、という怒り(パルコなマーケッターの人とか)には大賛成。

胡乱な駄論や愚論が跳梁跋扈する中(この傾向の嚆矢は山本七平じゃね?)、本書は貴重です。

【超蛇足】
神戸の短大の哲学の人とか、解剖学の壁な人とか、クオリアな脳の人も、本書に接して、少し節制して
くれないかしら。
40人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年9月14日に日本でレビュー済み
この本での著者の主張は次の二行に要約できる。
教育・道徳といった問題を切断された世代論や内面(心)にフォーカスして論じるのは不当に恣意的である。
このような問題は必ず実証的データを用いて社会政策的な面から論じられねばならない。

社会学者の問題解決へのアプローチ法としては現状、学術データ(私は知っている)よりもフィールドワーク(私は経験している)が重視されているように思う。
これは市場が「私の経験」のほうを欲望するからで、どちらが正しいからというわけではない。
「若者論」でいえば、「狭く、濃いタコツボ化した人間関係の内側で外部とのコミュニケーション力を失った若者達とそれを可能にした電子デヴァイスの発達」というお話が共感されやすい素地がある。だから売れる。(因みに市場に受け入れられるかどうかが世論形成の要因になるのであって、正しさではない。)

そもそもこれっぽっちの紙数でこれだけの人々を十把ひとからげに批判するのが無謀なのだが、批判の仕方にも問題がある。
前後関係をスキップして問題の箇所をあげつらったり、その人の思想性の中での若者論の位置づけを考慮していなかったり、それこそ著者自身が「はじめにレジームありき」の批判方法に陥っているように見える。

センスは鋭い。
私の感覚としては香山や藤原への批判は彼らの底まで届いている、思う。多分後藤氏の指摘だけで不足しない。
それで多分、問題意識もマトモ。心の問題を社会問題化する害悪(精神科医は臨床もマトモにできんくせに、社会問題まで出張って来るな。)は大いに主張されるべきだと思う。

なんとなく会社の会議で有望新人が「それおかしいじゃないですか〜。実証的データがないですよね。エビデンスはどこですか?ソースは?」などと言うのを、役員達が肩をすくめて「まあ、データだけでは片付かないこともあるんだよ、キミ。」なんてあしらわれる風景を想像してしまった。
61人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年9月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 「『今どきの若者』への批判や愚痴は古くからある」って言い方自体、すでに定型化している観があるけど、この本が批判してるような若者論って、いつ頃からあるのか? あと諸外国にも、その手の若者論は存在しているんでしょうか?
 で、これは全くの思いつきなんですが、若者論って、日本人論とマーケティングの交差するところに成り立ってるような気がするんですよ。
 まず日本人論ですけど、ここで言ってるのは主に戦後の、おそらくはベネディクトの『菊と刀』なんかを大きな源流とする、しかし圧倒的に多くは日本人自身によって書かれた日本人論群のことです。そういう日本人論が流行らなくなったのと入れ替わりに、後藤の言う「俗流若者論」が増えてきたんじゃないかと思うのです。ちゃんと調べもしないで印象で言ってますけど……
 で、そういう若者論は、現在の若者の起源を団塊世代に求めることが多くて、これは若者論を突き詰めた結果として団塊に行き着いたと言うより、若者論って実はもともと団塊世代論を背後に隠しているのじゃないか(……勘ですけど)。で、どうして団塊が問題かって言うと、これはやっぱり巨大マーケットなワケですから、マーケティングの意識が働いているんじゃないでしょうか。
 要は今どきの若者論って、基本的には日本社会に自己イメージを与えようとする想像的な試みであると同時に、マーケッター的な金勘定に支えられて消費者の嗜好や行動特性を探ろうとする試みでもあるってこと。想像的な自画像なら夜郎自大な粉飾が施され易いだろうし、マーケッターの広告戦略プレゼンなら、クライアント受けするハッタリかましてるのは当然ということか。
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2010年8月5日に日本でレビュー済み
非常に力の入った内容で、説得力もあり、著者のエネルギーはすごいと思う。

それゆえに批判に終始する姿になぜか悲しみを覚えた。

○○は間違っていると言う主張は、しっかり伝わる。しかし、より建設的な自論の主張はない。

文句ばかり言って何もしないニート気質の人の中で、もっとも弁がたつ人がこの方ではないだろうか?

ネットやテレビをみて文句ばかり言っている寂しい姿が浮かんだ。
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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