自分の体験やビジネスをもとに空気に盲従することの愚かさをわかりやすく書いた本。
東大卒、読売新聞記者から若い内に三菱商事に入社して米国のハーバード大学のMBAをトップクラスの成績で取得した著者の華麗なる遍歴は彼の「空気を打破する気概」によるところが大きいと感じた。
著者曰く、「日本人は空気を読むことによって欧米に追いつけ追い越せの精神で一丸となって上手くやれていたが、これだけ成熟した社会では個の力も無視できなくなっている」とし、そのうえで「これからは今までのように誰かに従っていればいいやと言うのでは不況下に生きていけない」と言い、行動すること、挑戦する事の大切さを説いている。
自分の修羅場をくぐり抜けてきた重厚な言葉で非常に説得力がある。
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一流の人は空気を読まない (角川oneテーマ21 A 88) 新書 – 2008/10/10
堀 紘一
(著)
空気に支配され、空気で物事が決まる国、それが日本。空気を読んで周りに流されて仕事をしているだけではビジネスの成功は覚束ない。グローバルスタンダード時代の働く人たちの心得を説く!
- 本の長さ211ページ
- 言語日本語
- 出版社角川グループパブリッシング
- 発売日2008/10/10
- ISBN-104047101605
- ISBN-13978-4047101609
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商品の説明
著者について
東京大学法学部卒業。ハーバード大学経営学修士。読売新聞、三菱商事、ボストンコンサルティンググループを経てドリームインキュベータ創業。現在、同社代表取締役会長。
登録情報
- 出版社 : 角川グループパブリッシング (2008/10/10)
- 発売日 : 2008/10/10
- 言語 : 日本語
- 新書 : 211ページ
- ISBN-10 : 4047101605
- ISBN-13 : 978-4047101609
- Amazon 売れ筋ランキング: - 810,230位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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株式会社ドリームインキュベータ代表取締役会長。1945年、兵庫県生まれ。東京大学法学部卒業後、読売新聞経済部を経て、1973年から三菱商事に勤 務。ハーバード・ビジネススクールでMBA with High Distinction(Baker Scholar)を日本人として初めて取得後、ボストンコンサルティンググループで国内外の一流企業の経営戦略策定を支援する。1989年より同社代表取 締役社長。2000年6月、ベンチャー企業の支援・コンサルティングを行なうドリームインキュベータを設立、代表取締役社長に就任。同社を2005年9 月、東証1部に上場させる。2006年6月、同社会長に就任(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『日本の成長戦略』(ISBN-10:4569790801)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年11月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2008年10月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
朝ま●生テレビのなかで堀紘一氏がポツリと宣伝したので早速読んでみた。
なるほど、面白い。
さまざまな社会的、経済的な問題を切りながら自身の哲学を語るのだが、
その中に織り交ぜられた彼自身の苦労の体験などが面白く読める。
正直な感想として、「あら?TVで面白い切り口で語る人だけど、それなり
に苦労しているからなのね。なるほど」という感じ。数年たっても読み返せ
るような本だと思う。
なるほど、面白い。
さまざまな社会的、経済的な問題を切りながら自身の哲学を語るのだが、
その中に織り交ぜられた彼自身の苦労の体験などが面白く読める。
正直な感想として、「あら?TVで面白い切り口で語る人だけど、それなり
に苦労しているからなのね。なるほど」という感じ。数年たっても読み返せ
るような本だと思う。
2021年6月1日に日本でレビュー済み
なんとなく多数の意見にしたがって無思考に陥っている人はすごく参考になると思います。
2009年2月15日に日本でレビュー済み
○読み始めたきっかけ
堀さんの本は、タイトルによって時々購入しています。今回もタイトルが
良かったので読んでみました。他のレビュアーの方のご指摘のように、これ
までの著作の焼き直しの所が多いのは事実だと思います。ただ、氏のこれま
での経歴について知らないことが多く、今回の著作で色々な経験をされたこ
とが分かりました。
○心に残る言葉
p.4 経済社会の中で空気読みが重宝されるのは、欧米の先進経済をキャッ
チアップ(追い上げ)していた時代に限られたことであり、それが終わっ
て独創性やアイディアが問われるようになった現在では、空気読みの達人
の役割はもはや終えられているのである。
→日本の会社で出世をするためには、空気を読むことが大切だと思う。自
分の意見よりも、周り(特に上司や権力者)の目に見えない「雰囲気=空気」
に迎合した行動をとる事が大切。社内でこれができる人は会社に残ればいいし、
これができないかしたくない人は、転職をするなり独立をしたほうがいいと
思った。
p.51 しかし、二流、三流の人間に甘んじるつもりがないのなら、空気には
支配されずに、自分が正しいと思うことを主張していくようなタイプになら
なければならない。
→自分の仕事のレベルを40歳までに決めるべきだと思った。一流にはなれない、
そこまで頑張りたくないと思えば、空気読みの達人になって社内で生き残る
べきだと思う。人生、仕事だけではない。健康、家族、趣味も大切だ。
ただし、仕事で一流になりたいと思えば自分の信念を貫かなければならない
と思う。そのためには周りとの軋轢は出るだろうが、それだけの成果を残せば、
社内でも一目おかれる存在になると思う。
堀氏が東大に合格するための勉強法は、自分も経験がある。といっても、
そこまで徹底はしていなかったが。目標=東大現役合格とまずは定めて、そ
こまでに最短距離でスケジュールを決めて実行する。そのためには、過去問
題をすべて調べて、傾向と対策を練る。
多くの人は目標がないか、漠然としすぎている。明確な目標を決めれば、
それに対して現状の自分に何が足りないかが分かってくる。足りないものが
分かれば、それに対して努力ができる。堀さんは、直接教授にアポイントを
とって足を運んでいる。ここまで徹底できるかできないかが、一流か二流か
の違いだろう。
○どんな人にお勧めか
仕事で一流になりたいと思っている人。
目標設定の大切さを学びたい人。
KYと言われたことがない人(一流の人はKYとは言われない。)
堀さんの本は、タイトルによって時々購入しています。今回もタイトルが
良かったので読んでみました。他のレビュアーの方のご指摘のように、これ
までの著作の焼き直しの所が多いのは事実だと思います。ただ、氏のこれま
での経歴について知らないことが多く、今回の著作で色々な経験をされたこ
とが分かりました。
○心に残る言葉
p.4 経済社会の中で空気読みが重宝されるのは、欧米の先進経済をキャッ
チアップ(追い上げ)していた時代に限られたことであり、それが終わっ
て独創性やアイディアが問われるようになった現在では、空気読みの達人
の役割はもはや終えられているのである。
→日本の会社で出世をするためには、空気を読むことが大切だと思う。自
分の意見よりも、周り(特に上司や権力者)の目に見えない「雰囲気=空気」
に迎合した行動をとる事が大切。社内でこれができる人は会社に残ればいいし、
これができないかしたくない人は、転職をするなり独立をしたほうがいいと
思った。
p.51 しかし、二流、三流の人間に甘んじるつもりがないのなら、空気には
支配されずに、自分が正しいと思うことを主張していくようなタイプになら
なければならない。
→自分の仕事のレベルを40歳までに決めるべきだと思った。一流にはなれない、
そこまで頑張りたくないと思えば、空気読みの達人になって社内で生き残る
べきだと思う。人生、仕事だけではない。健康、家族、趣味も大切だ。
ただし、仕事で一流になりたいと思えば自分の信念を貫かなければならない
と思う。そのためには周りとの軋轢は出るだろうが、それだけの成果を残せば、
社内でも一目おかれる存在になると思う。
堀氏が東大に合格するための勉強法は、自分も経験がある。といっても、
そこまで徹底はしていなかったが。目標=東大現役合格とまずは定めて、そ
こまでに最短距離でスケジュールを決めて実行する。そのためには、過去問
題をすべて調べて、傾向と対策を練る。
多くの人は目標がないか、漠然としすぎている。明確な目標を決めれば、
それに対して現状の自分に何が足りないかが分かってくる。足りないものが
分かれば、それに対して努力ができる。堀さんは、直接教授にアポイントを
とって足を運んでいる。ここまで徹底できるかできないかが、一流か二流か
の違いだろう。
○どんな人にお勧めか
仕事で一流になりたいと思っている人。
目標設定の大切さを学びたい人。
KYと言われたことがない人(一流の人はKYとは言われない。)
2011年7月1日に日本でレビュー済み
現在就職活動を控えた大学3年です
この本を読んで自分の将来のキャリアというものを考えさせられました
日本人特有の空気感,,,
これはだれしもが日々感じているものでしょう
もちろん空気読みのスペシャリストになって自分の会社でキャリアを積んでいく
無難な生き方もありだと思います
ていうか今の若者のほとんどが、無難に生きたいという
そういう消極的な空気になっているとおもいます
しかし一生安泰なんか言ってられない時代です
やはり自分のキャリアというのは自分で形成していかなければなりません
そういった中で空気に呑まれず、リーダーシップをとっていける人材というのが
これからの日本に求められている人材なのではないでしょうか
この本を読んで自分の将来のキャリアというものを考えさせられました
日本人特有の空気感,,,
これはだれしもが日々感じているものでしょう
もちろん空気読みのスペシャリストになって自分の会社でキャリアを積んでいく
無難な生き方もありだと思います
ていうか今の若者のほとんどが、無難に生きたいという
そういう消極的な空気になっているとおもいます
しかし一生安泰なんか言ってられない時代です
やはり自分のキャリアというのは自分で形成していかなければなりません
そういった中で空気に呑まれず、リーダーシップをとっていける人材というのが
これからの日本に求められている人材なのではないでしょうか
2009年3月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
その時に存在する空気・流行は正しいとは限らず、その場の空気に合わすばかりでは、改善されることもなく、進化もない。その場の空気を読んだ上で、自分で考えて正しいか否かを判断し、間違っていると思うことに対しては、例え孤立しようとも、合わすことなく自信と勇気を持って行動すべきである。しかし、その様にして格差社会の上で少数派の勝ち組になろうとも、決して強欲にならず、得た富は貧者や下層の者に分配して、貧富の格差を極々縮小していかなければならない。
2013年5月4日に日本でレビュー済み
発行されて5年近く経過した今でもその内容は色褪せていないです。
ビジネス・パーソンやこれから就職をする学生が読むとよいです。
職場で空気を読んで周囲に迎合することへの痛烈な批判とキャリア・アップ、自分自信の人生や日本の現状の打破に対する啓蒙書となっています。
東京大学への入試対策と読売新聞・北陸支社での勤務状況は大変興味をそそられます。
読後には爽快感ややる気が湧いて来ると思いますし、現在仕事で苦労したり大変な目に遭っていたりする人にはがんばって乗り越えようと感じることも出来ると思います。
非常に読みやすくて数日で読み切ることが出来ます。
すでに絶版になっていることが極めて残念です。
中古品で買っても読んでも図書館で借りて読んでも価値のある内容ですので、★は5つとします。
ビジネス・パーソンやこれから就職をする学生が読むとよいです。
職場で空気を読んで周囲に迎合することへの痛烈な批判とキャリア・アップ、自分自信の人生や日本の現状の打破に対する啓蒙書となっています。
東京大学への入試対策と読売新聞・北陸支社での勤務状況は大変興味をそそられます。
読後には爽快感ややる気が湧いて来ると思いますし、現在仕事で苦労したり大変な目に遭っていたりする人にはがんばって乗り越えようと感じることも出来ると思います。
非常に読みやすくて数日で読み切ることが出来ます。
すでに絶版になっていることが極めて残念です。
中古品で買っても読んでも図書館で借りて読んでも価値のある内容ですので、★は5つとします。
2009年1月26日に日本でレビュー済み
著者は「空気を読」んでそれにしばられることが,さまざまな面でマイナスにはたらいていると主張する.それはそうだろう.しかし,テレビにでて空気にさからう発言をすると,抗議の電話が殺到して番組をおろされるという.それでも空気を読むべきでないといえるのだろうか.
しかし,そもそもこの本の論点のおおくは空気とは関係がない.インドや中国はもちろん,ベトナムでさえも日本よりはるかに給料の格差がおおきいという.高額の給料をもらえるひとは「空気読み」ではないといいたいのだろうが,空気との関係はすこしもあきらかになっていない.むしろこれは著者の人生観や仕事観についての本である.それが役にたつばあいもあるだろうが,あまりに,おしつけがましすぎる.
しかし,そもそもこの本の論点のおおくは空気とは関係がない.インドや中国はもちろん,ベトナムでさえも日本よりはるかに給料の格差がおおきいという.高額の給料をもらえるひとは「空気読み」ではないといいたいのだろうが,空気との関係はすこしもあきらかになっていない.むしろこれは著者の人生観や仕事観についての本である.それが役にたつばあいもあるだろうが,あまりに,おしつけがましすぎる.