帝国化するロシア・中国・米国の比較的最近の動向の分析をされている。
一般市民にとってはまだ賞味期限は切れていない内容だと思う。
5章から7章までは引用が非常に難解であった。
ところどころ著者が解説を加えており、
部分的には理解できるのだが、
経済学のバックボーンを持っていないと
立体的な解釈は難しいのでは?と思った。
8章では雨宮かりん氏との対談と、その後に
マルクス資本論からの引用を交えつつ
現代日本の低所得者層拡大の問題点を単純明快に斬っています。
低所得者層拡大→次世代の労働者再生産困難→国力の低下
という問題点に対して、官僚・財界・右系の論壇
が気づいていないのか声をあげていない事を問題視しています。
この章を読むだけでも、この本を手に取る価値はあるんじゃないかと
個人的に思います。
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テロリズムの罠 右巻 忍び寄るファシズムの魅力 (角川oneテーマ21 A 96) 新書 – 2009/2/10
佐藤 優
(著)
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新自由主義イデオロギーが駆動するグローバル資本主義のもと、帝国主義化するアメリカ、ロシアなど大国の動向を探り、資本主義敗者の不安と閉塞感が排外主義とファシズムに吸収される現下世界情勢の危機を警告する。
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社角川学芸出版
- 発売日2009/2/10
- ISBN-104047101788
- ISBN-13978-4047101784
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商品の説明
著者について
1960年生。作家・起訴休職外務事務官。同志社大学大学院神学研究科修了。外務省に入省し、主任分析官としてロシア外交の最前線で活躍する。2002年背任容疑で逮捕、起訴。現在、上告中。『自壊する帝国』(大宅壮一ノンフィクション賞)、『地球を斬る』など著書多数。
登録情報
- 出版社 : 角川学芸出版 (2009/2/10)
- 発売日 : 2009/2/10
- 言語 : 日本語
- 新書 : 240ページ
- ISBN-10 : 4047101788
- ISBN-13 : 978-4047101784
- Amazon 売れ筋ランキング: - 949,786位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 561位経済史 (本)
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- - 1,892位角川新書
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著者について
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元外交官で文筆家。ロシア情報収集・解析のエキスパート。魚住昭/ジャーナリスト。ノンフィクションに著作多数。青木理/ジャーナリスト。元共同通信記者。『日本の公安警察』『絞首刑』など著作多数。植草一秀/経済学者。日本経済、金融論が専門。(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 誰が日本を支配するのか!?政治とメディアの巻 (ISBN-13:978-4838721566)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年8月27日に日本でレビュー済み
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2010年3月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
陸田死刑囚の言葉、秋葉原殺人事件、マルクス資本論、小説(蟹工船、生みに生くる人々)、農本主義、自壊した阿部政権、領土問題、メドベージェフのシグナルといった様々なキーワードから、新自由主義や極端な憂国の行動(テロ)が国家の暴力性を加速し、結果、国家と社会を弱体化することを226事件が結果、軍国主義を加速した事例等で説明しています。そして、思想の力でテロを防ぎ、かつ、新自由主義で生じた絶対的貧困等を軌道修正することの重要性を過去の出来事や小説等から思想の力で学ばせてくれます。
以下の視的などは個人的に納得感があり、社会で生じた事の裏に何が潜むのか気付きを与えてくれる良書です。
・死刑の刑期が加速され裁判員制度の導入を図られるのは法務官僚の集合意識
・阿部政権崩壊の原因は新自由主義と保守主義を安易に両立できると考えたこと
・A級先般の処刑日を次期天皇の誕生日とした理由はその日が来るたびに米国へ歯向かう意識を削ぐ戦術
・カール・ポラニーの経済人類学のように商品経済から相互扶助経済への転換が必要である
以下の視的などは個人的に納得感があり、社会で生じた事の裏に何が潜むのか気付きを与えてくれる良書です。
・死刑の刑期が加速され裁判員制度の導入を図られるのは法務官僚の集合意識
・阿部政権崩壊の原因は新自由主義と保守主義を安易に両立できると考えたこと
・A級先般の処刑日を次期天皇の誕生日とした理由はその日が来るたびに米国へ歯向かう意識を削ぐ戦術
・カール・ポラニーの経済人類学のように商品経済から相互扶助経済への転換が必要である
2015年12月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
常々、人は人を区別する生きものだとは思っているが、こうした思考回路が現代のような不安な時代になるとファシズム等の排他的な行動につながる危険性は大いにあるだろう。ファシズムは内側と外側に線を引き、時に外側には排他的になる思想。白か黒かではなく多様性を認める社会であるべきと思うが、現代の日本人は自分の周りの事で精一杯だし、各人に考える視座が整っていないので、大きな流れに流されてしまう傾向があるのかもしれない。不安から逃げるのではなくて不安な気持ちに対峙して乗り越えていくことが必要なのだが、そういった意識は現代日本人には希薄なのかもしれない。著者は思想教育の必要性を訴えているが、こうした必要性を感じ取る素地は国民の中でどれほど醸成されているのだろうか。内容はかなり難解で、非常に考えさせられる一冊。
2012年3月7日に日本でレビュー済み
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評論家の文章を読むのは、とても難しいです。なぜなら、筆者の主張を補強、正当化するために文献が使用されていて、結論につながるからです。ですから、知識の不十分な読者の多くは、ついつい引き込まれてしまうと思うのです。恐らく、違和感を感じる人は、経験と知識の抱負な人か、すでに自分の主張をもっているのだと思います。
私にとって、佐藤優氏の主張は心地良さがあります。賛同する多くの部分が有りますが、これは少々危険なことかもしれません。恐らく、佐藤氏の主張に違和感を感じる抵抗力を有していないからだと思います。ただ、私にとって、佐藤氏の主張は大変魅力的で、私は佐藤氏が物事の本質を見抜く力量があり、多くの人に影響を与える磁場をもっていると思います。そして、広い力量をもつ思想家(冒頭の評論家というより、思想家または理論家という方が氏には近い言葉かもしれません)だと思います。大げさかもしれませんが、そこからは日本の国と国民に対する、真摯で暖かな眼差を感じます。
最後になりましたが、この著作は新書ですが、読み応えのある一冊だと思います。
ファシズムは、筆者が分析する新帝国主義時代である現在において、甘美と危険を伴うものだと思います。時代の流れかもしれませんが、それを敢えて「危険」と主張する筆者の主張は大変興味深いものがあります。さらに、権力に迎合をせず、真摯に国民の事を考慮する、本来の保守思想の復活を望んでいる点は同感です。
左巻より右巻(上下でなく、左右というのがまた面白い)の方が少し難解かもしれないが、各経済学に興味を抱く契機に十分なり得ると思います。
私にとって、佐藤優氏の主張は心地良さがあります。賛同する多くの部分が有りますが、これは少々危険なことかもしれません。恐らく、佐藤氏の主張に違和感を感じる抵抗力を有していないからだと思います。ただ、私にとって、佐藤氏の主張は大変魅力的で、私は佐藤氏が物事の本質を見抜く力量があり、多くの人に影響を与える磁場をもっていると思います。そして、広い力量をもつ思想家(冒頭の評論家というより、思想家または理論家という方が氏には近い言葉かもしれません)だと思います。大げさかもしれませんが、そこからは日本の国と国民に対する、真摯で暖かな眼差を感じます。
最後になりましたが、この著作は新書ですが、読み応えのある一冊だと思います。
ファシズムは、筆者が分析する新帝国主義時代である現在において、甘美と危険を伴うものだと思います。時代の流れかもしれませんが、それを敢えて「危険」と主張する筆者の主張は大変興味深いものがあります。さらに、権力に迎合をせず、真摯に国民の事を考慮する、本来の保守思想の復活を望んでいる点は同感です。
左巻より右巻(上下でなく、左右というのがまた面白い)の方が少し難解かもしれないが、各経済学に興味を抱く契機に十分なり得ると思います。
2009年6月23日に日本でレビュー済み
本書のテーマは 120頁の以下に尽きると読んだ。
「ファシズムは『絶対悪である』という手垢がついた言葉なので 今度 出現するファシズムが ファシズムという名称を取らないことだけは確実だ」
本書の副題である「忍び寄る ファシズムの魅力」の「魅力」という言葉には 上記佐藤の説明の通り 抵抗を感じることが普通だ。従い 次の魅力的なファシズムが出てきた場合には昔の名前ではなく 新しい看板をつけてくるに違いない。それを気をつけなくてはいけないという事が佐藤の主張である。
実際 現代の日本の 格差問題が 貧困問題に発展していく中で そこから立ち上がるファシズムの可能性という指摘には 正直目から鱗が落ちた。貧困問題を国家論に繋げる鮮やかな手さばきが本書の白眉である。
本書は 佐藤の著作の中では 難解な部類に入る。佐藤が時代を読み解くのに使うテキストが難解だからだ。但し そういうテキスト、例えば 宇野弘蔵や滝沢克己などを知る機会を得られるのも 佐藤の著作の魅力である。佐藤の博覧強記ぶりは 本書でも際立つ。こういう論者が 突如として現れたこと自体に 時代を読みとる鍵があるのではないかとすら 僕は思うほどだ。
「ファシズムは『絶対悪である』という手垢がついた言葉なので 今度 出現するファシズムが ファシズムという名称を取らないことだけは確実だ」
本書の副題である「忍び寄る ファシズムの魅力」の「魅力」という言葉には 上記佐藤の説明の通り 抵抗を感じることが普通だ。従い 次の魅力的なファシズムが出てきた場合には昔の名前ではなく 新しい看板をつけてくるに違いない。それを気をつけなくてはいけないという事が佐藤の主張である。
実際 現代の日本の 格差問題が 貧困問題に発展していく中で そこから立ち上がるファシズムの可能性という指摘には 正直目から鱗が落ちた。貧困問題を国家論に繋げる鮮やかな手さばきが本書の白眉である。
本書は 佐藤の著作の中では 難解な部類に入る。佐藤が時代を読み解くのに使うテキストが難解だからだ。但し そういうテキスト、例えば 宇野弘蔵や滝沢克己などを知る機会を得られるのも 佐藤の著作の魅力である。佐藤の博覧強記ぶりは 本書でも際立つ。こういう論者が 突如として現れたこと自体に 時代を読みとる鍵があるのではないかとすら 僕は思うほどだ。
2009年5月7日に日本でレビュー済み
この本は、洋書の思想書を読んでいるときのような歯ごたえがあった。
ここに登場するテーマについて、1つ1つ噛みしめながら、自分自身の思索をめぐらせて読めば、自身のみならずより多くの人々にも有益な発想が思い浮かぶのではないだろうか。
佐藤優氏の知性の切れ味が光る書。この本は、もしかすると数十年後に、思想関係の書として歴史に残った本のうちの1冊になっているかもしれない。
ここに登場するテーマについて、1つ1つ噛みしめながら、自分自身の思索をめぐらせて読めば、自身のみならずより多くの人々にも有益な発想が思い浮かぶのではないだろうか。
佐藤優氏の知性の切れ味が光る書。この本は、もしかすると数十年後に、思想関係の書として歴史に残った本のうちの1冊になっているかもしれない。
2017年1月30日に日本でレビュー済み
いやいや、受肉されたイエス・キリスト出さなくて良いんじゃね。キリスト教徒なら、比喩として理解できるけと、普通この本読む人はしんな知識無いし
引用が多い割に、解説が難解、というより自分勝手な解釈が多い。少し衒学的かもね。まあ、だけど底流は認める。日本の資本主義は労働力の再生産すら許さないほど、内部から朽ち果てている所とか
副題はファシズムの魅力なんだな。脅威じゃ無くて。読後、それで納得した
引用が多い割に、解説が難解、というより自分勝手な解釈が多い。少し衒学的かもね。まあ、だけど底流は認める。日本の資本主義は労働力の再生産すら許さないほど、内部から朽ち果てている所とか
副題はファシズムの魅力なんだな。脅威じゃ無くて。読後、それで納得した
2009年2月14日に日本でレビュー済み
起訴休職外務事務官というよくわからない肩書が、
かえって魅力的な筆者による最新作。
上下巻ならぬ、左右巻スタイルをとっており
両方読むのはもちろん、どちらか一方でもそれ自体で意味が通じる―
―と内容的にもお財布的にも、とても良心的な構成になっています。
内容面でも、一つの見解を押し付けることはせずに、
経済状況の悪化などによる不安を、国家に依存することで解消するべきではない。
こうした時代だからこそ、個人が知的基礎体力を強化する必要性がある
―とバランスの取れた主張を展開するなど、本全体から著者の誠実な姿勢が伺われます。
文脈を考慮せずに、オバマとムッソリーニの類似性を指摘したり
「新自由主義」という言葉が一度も使われていないハーバマスの文章を引用し、
ハーバマスは「新自由主義と国家の軋轢を次のように説明する」 と記すなど
首を傾げざるを得ない箇所もありましたが、
マルクス経済学や神学など幅広い学問に精通しながらも、
現実社会にズッシリと根を下ろす知的態度とそこから生まれる良質な思考は
まさしく筆者にしかない唯一無二のもの。
内容に賛成するか否かを問わずに
一度は味わっていただきたい!と思います★
かえって魅力的な筆者による最新作。
上下巻ならぬ、左右巻スタイルをとっており
両方読むのはもちろん、どちらか一方でもそれ自体で意味が通じる―
―と内容的にもお財布的にも、とても良心的な構成になっています。
内容面でも、一つの見解を押し付けることはせずに、
経済状況の悪化などによる不安を、国家に依存することで解消するべきではない。
こうした時代だからこそ、個人が知的基礎体力を強化する必要性がある
―とバランスの取れた主張を展開するなど、本全体から著者の誠実な姿勢が伺われます。
文脈を考慮せずに、オバマとムッソリーニの類似性を指摘したり
「新自由主義」という言葉が一度も使われていないハーバマスの文章を引用し、
ハーバマスは「新自由主義と国家の軋轢を次のように説明する」 と記すなど
首を傾げざるを得ない箇所もありましたが、
マルクス経済学や神学など幅広い学問に精通しながらも、
現実社会にズッシリと根を下ろす知的態度とそこから生まれる良質な思考は
まさしく筆者にしかない唯一無二のもの。
内容に賛成するか否かを問わずに
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