様々なストレスへの基本的な対処法が記され、誰もが簡単に行なえるような内容となっている。
特に、子どもがストレスを抱えた場合の対処法については分かりやすいく、参考になった。
また、「グリーフ・ワーク」の内容も興味を引かれた。
本の状態について言うと、
中古の本とはいえ、2011年初刷とは思えないほどキレイで、
本を大切に扱う人の気持ちが伝わってくるような本でした。
送っていただいた方に、感謝いたします。
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災害ストレス 直接被災と報道被害 (角川oneテーマ21 C 202) 新書 – 2011/6/10
保坂 隆
(著)
東日本大震災では被災地だけでなく、その報道によっても多くのストレス患者を生み出した。「またすぐに地震が起きるのではないか」という予期不安や睡眠障害。災害ストレスを私達はどうケアすべきか。保存版の1冊。
- 本の長さ191ページ
- 言語日本語
- 出版社角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日2011/6/10
- ISBN-104047102903
- ISBN-13978-4047102903
商品の説明
著者について
1952年山梨県生まれ。聖路加国際病院精神腫瘍科医長、聖路加看護大学院臨床教授。1993年東海大学医学部講師、2003年より同大学医学部教授を経て、2010年より現職。『ストレスづきあいの上手な人、下手な人』(角川oneテーマ21)、『人生の整理術』(朝日新書)など著書多数。
登録情報
- 出版社 : 角川書店(角川グループパブリッシング) (2011/6/10)
- 発売日 : 2011/6/10
- 言語 : 日本語
- 新書 : 191ページ
- ISBN-10 : 4047102903
- ISBN-13 : 978-4047102903
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,535,895位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,386位角川新書
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2011年7月15日に日本でレビュー済み
災害にあったとき,どういう症状がでやすいのか,それに当人やまわりのひとはどう対処したらよいのかといったことがらをさまざまな側面からみている. しかし,自分自身が津波や原発被害にあっていない身には,この本の内容はどうもピンとこない. 災害にあってから本をよむのではおそすぎるのだから,もっと興味をひくように書いてもらいたいものだ.
2011年6月28日に日本でレビュー済み
すらっと読めてしまう本だ。
『災害ストレス』と気負いこんで読むと災害でなくとも起こりそうなことも書かれているなぁと思うし、
『ストレス』の観点で読むと事態が変わるとこんなストレスもかかるんだと納得してしまう。
内容はできるだけ簡単に、しかも、心のケアの専門家でなくてもわかるように書かれています。
では「薦められますか?」と言われたらどうだろう?
正直な話、五分五分としか言えない。
「ストレスがかかっている」と感じられる状況が周りの人にあって、
ぜひとも学びたい人には一読を薦められるが、
自分や周りに人の症状を確認したいと思ってこの本をチェックする人は読むのを避けてほしい。
あくまでも知識本の一つとして手にしてほしいと思ったので、
星3つです。
『災害ストレス』と気負いこんで読むと災害でなくとも起こりそうなことも書かれているなぁと思うし、
『ストレス』の観点で読むと事態が変わるとこんなストレスもかかるんだと納得してしまう。
内容はできるだけ簡単に、しかも、心のケアの専門家でなくてもわかるように書かれています。
では「薦められますか?」と言われたらどうだろう?
正直な話、五分五分としか言えない。
「ストレスがかかっている」と感じられる状況が周りの人にあって、
ぜひとも学びたい人には一読を薦められるが、
自分や周りに人の症状を確認したいと思ってこの本をチェックする人は読むのを避けてほしい。
あくまでも知識本の一つとして手にしてほしいと思ったので、
星3つです。
2011年10月1日に日本でレビュー済み
この本の良いところは、
具体的にどうするかが書かれているところです。
たとえば、
「妻の不安を受け止める夫の会話」では、
...心がけるのは、
・相手の痛みを丸ごと受け止めて、否定しない。
・相手に共感することで、安心感を与える。
それだけです。 (P77)
「共同作業が安心感と絆を深める」では、
また、家族みんなで防災計画を練る。防災会議、防災訓練などを
するのもいいでしょう。(P89)
これだけで済ませてしまう書き方であれば、どうしてよいかわからないのですが、
この本では、 「具体的にどうするか」 まで例を挙げて書かれています。
ただ、
限られた紙数の中で具体的な例を連ねているためか...
それぞれの項目で、「どうしてそうするのか」の掘り下げが浅いこと。
また、
具体的なケースに絞り込んでいるためか...
取り上げられていないケースへの応用がイメージしにくいこと。
ここが、ちょっともの足りないところです。
具体的にどうするかが書かれているところです。
たとえば、
「妻の不安を受け止める夫の会話」では、
...心がけるのは、
・相手の痛みを丸ごと受け止めて、否定しない。
・相手に共感することで、安心感を与える。
それだけです。 (P77)
「共同作業が安心感と絆を深める」では、
また、家族みんなで防災計画を練る。防災会議、防災訓練などを
するのもいいでしょう。(P89)
これだけで済ませてしまう書き方であれば、どうしてよいかわからないのですが、
この本では、 「具体的にどうするか」 まで例を挙げて書かれています。
ただ、
限られた紙数の中で具体的な例を連ねているためか...
それぞれの項目で、「どうしてそうするのか」の掘り下げが浅いこと。
また、
具体的なケースに絞り込んでいるためか...
取り上げられていないケースへの応用がイメージしにくいこと。
ここが、ちょっともの足りないところです。
2011年6月11日に日本でレビュー済み
この本のなかに、地震にあった子供たちが、そのショックを乗り越える
ために、地震ごっこや葬式ごっこやると書かれてあり、ものすごく
「へぇ〜」と思いました。
精神医学の先生が書かれているだけに、「へぇ」とか「ほぉ」
とか思うことがいっぱいでした。
自分自身、いまだに大震災後、気持が上向きにならないのですが
その理由がちょっと分かりました。
なので、星4つ
ために、地震ごっこや葬式ごっこやると書かれてあり、ものすごく
「へぇ〜」と思いました。
精神医学の先生が書かれているだけに、「へぇ」とか「ほぉ」
とか思うことがいっぱいでした。
自分自身、いまだに大震災後、気持が上向きにならないのですが
その理由がちょっと分かりました。
なので、星4つ
2011年6月24日に日本でレビュー済み
3.11から3ヶ月を経過した。それでもいまだショックを忘れることはできない。
今回の震災とこれまでの日本を襲った災害との相違点は、その災害規模とともにメディアによるストレスではないかと感じている。阪神大震災の時は、高速道路の橋脚が倒れている写真が印象的だったけれど、それは当然ながら「倒れた後」の姿だった。しかし、東日本大震災はリアルタイムで津波が街を襲っていく様子がテレビ中継され、そのあとも私自身、被害状況をネットで検索し続けた。被災圏にいなくとも、情報を得ようとして、そのシーンに触れていくあまりに感じてしまうストレス。この本ではその部分についてもきちんと触れられている。
今回の震災とこれまでの日本を襲った災害との相違点は、その災害規模とともにメディアによるストレスではないかと感じている。阪神大震災の時は、高速道路の橋脚が倒れている写真が印象的だったけれど、それは当然ながら「倒れた後」の姿だった。しかし、東日本大震災はリアルタイムで津波が街を襲っていく様子がテレビ中継され、そのあとも私自身、被害状況をネットで検索し続けた。被災圏にいなくとも、情報を得ようとして、そのシーンに触れていくあまりに感じてしまうストレス。この本ではその部分についてもきちんと触れられている。