少し前からオタク系の人物をフィーチャーしたいわゆるオタク漫画が増えてきた。
今や天下のジャンプにもそういう作品が存在するくらいだ。
そういう作品は一般人や主人公の友人・彼女(彼氏)などと主人公を対比させて
異常な面をクローズアップし、笑いに変える方法論をとってる訳だがこの作品はなんと娘。
これはきつい・・・この4巻でも父親としてどーなの?というシーンがよく出てくる。
しかも学生時代に一度だけそういうことになってしまった先輩との子供だがなんと手もつないでなかったことが今巻で判明。ある意味笑えない!
話の内容としては海に行く話、叶(娘)が耕太(父親)の服装に呆れて服を買いにいく話、
その後はコミケ関連の話が続く夏真っ盛り(?)な構成になった。
全体的に今までよりも感動系・ハートフルな話が多い&それの描き方がこなれてきた為、
個人的には今まででも特にカタルシスを感じた巻だった。
主人公の耕太も、今までのコドモ大人みたいなキャラ、よりかは成長してきた感じがある。
遥を諭すところとか、遥を連れ戻しにきた某キャラを説得するシーン、
または以前よりも叶に対する関係がスムーズになっているような印象も受ける。
だけど完全に大人になったわけではなくて・・・娘に長時間アニメを見せたり
コミケでは叶と一緒に回っているため自重していたのだが、耐え切れずおバカな行動(表紙を見れば想像がつく)
をとって呆れられたりする。このなんとも中途半端な感じがいいなあ、と思う。完全に成長しきったらこの漫画じゃない気がするから。
さて、新キャラも登場。主人公と同じ境遇のオタクの父親とその娘世莉緒。
娘の方はヴィジュアル的に非常に可愛いが、ある程度オタクという叶とは逆の娘。
この親子も存在感があって、また主人公と娘両方を諭してくれたりする便利なキャラでもある。
そして遥。同人作家にして引きこもり気味の彼女だったが今巻でクローズアップされ
彼女も一皮向けてある成長を遂げた。詳しくは読んでみて欲しいが、最後の話に於ける
彼女の勇ましいシーンは作者本人もあとがきで語るように非常に筆がのっているように感じられた。
という訳で読み応えという点では、今迄で一番じゃないかと。
話の構成や伏線の活かしかたなど今までよりも漫画として面白くなってる気がする。
あと、これ一番思ったのはシリアスな感動系のシーンをよりキャッチーに描かれてる、と。
耕太と遥は今後ラブコメ展開に発展しそうな感じも。(管理人さんは・・?)
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おたくの娘さん 第四集 (角川コミックス ドラゴンJr. 100-4) コミック – 2008/5/9
すたひろ
(著)
さまざまなトラブルをのりこえ徐々に打ち解けてきた耕太と叶。夏休み、コミケに参加した叶は猛者がひしめく会場から生きて帰れるの?水着姿の女性陣が勢揃いするプール編、耕太の爆笑脱オタクファッション編も収録。
- 本の長さ180ページ
- 言語日本語
- 出版社富士見書房
- 発売日2008/5/9
- ISBN-104047125490
- ISBN-13978-4047125490
登録情報
- 出版社 : 富士見書房 (2008/5/9)
- 発売日 : 2008/5/9
- 言語 : 日本語
- コミック : 180ページ
- ISBN-10 : 4047125490
- ISBN-13 : 978-4047125490
- カスタマーレビュー:
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