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北神伝綺 (上) (角川コミックス・エース) コミック – 2004/9/1

4.4 5つ星のうち4.4 44個の評価

昭和の大学者、柳田國男が完成させた学問、民俗学。その民俗学が科学となるために捨てねばならなかった異端の部分を受け継いだ影の民俗学者・兵頭北神が紡ぐ、闇のフィールドノート!!

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 角川書店; 特別版 (2004/9/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2004/9/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • コミック ‏ : ‎ 222ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4047136689
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4047136687
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 44個の評価

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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2024年5月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
神戸のおばさん&マガリヤに興味があるなら、コレは外せません。
フィクションですが柳田國男に興味のある方にもお勧めします。
2005年9月27日に日本でレビュー済み
北神伝綺から木島日記までつづくこの一連の民族学ファンタジー
は、すべてこの北神伝綺(上)からはじまったのだと思う。
この本をはじめて読んだのは高校生のころだが、今でもそのとき
の衝撃を憶えている。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年2月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昭和初期を舞台とした、民俗学の父柳田國男とその弟子兵頭北神の物語。宮沢賢治や竹久夢二などの著名人を登場させて、おどろおどろしい世界を森美夏の絵で描く。
当時の時代の雰囲気というのは、その時代に存命であった人でさえ思い出すことは難しい。だからほとんどが想像の産物でしか構築し得ないが、大塚と森のコンビは再現に成功して読者を堪能させる。坂田山や三原山の心中事件もこのように料理するのかと感心した。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年7月23日に日本でレビュー済み
「木島日記」と同じく原作=大塚英志、絵=森美夏のタッグ。
国家と時代の風潮に迎合するため自説「山人が日本の先住民」説を否定し、山人の撲滅に協力する柳田國男。
柳田に破門されながらも「山人」説と山人の存在に関わりながら生きる兵頭北神。
「山人」を伝説上の存在ではなく、迫害され絶滅させられた少数民族として描いていることが秀逸。
過去に実在した人物と同じ名前の登場人物が多数登場する。
(兵頭北神と同名の人物も実在したと巻末にあるが、不明。著者のブラフか?)
昭和の時代背景にほぼ忠実に作られ、実際の事件も多数登場する。
有名な人物ばかり登場させすぎて、ややまとまりに欠く印象でもある。
1話ごとに一つずつのトピックに集中しているので、話はわかりやすい。が「木島」で見せる混沌感はない。
絵はねっとりと味があるが親切ではなく、意味不明のコマもある。
わからないといえば、各登場人物の目的も背景も不明で、柳田が山人を追う理由も、北神の仕込み杖も、滝子との本当の関係も、よくわからない。
柳田に冷遇される弟子として、折口が1コマ登場する。「木島」の折口と同じ顔なのが興味深い。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年2月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一言で言うなら「スタイリッシュ伝奇」

諸星大二郎先生の一連の作品、星野之宣先生の宗像教授シリーズなどが好きで購入に至ったのですが、
そもそも作風が違い、仕込み杖を使うイケメン主人公と、異形の出の美女が織り成すアクション物に時代・民俗学を絡ませていると言った作品。
上・下巻共に読みましたが主人公の行動原理が共感(と言うか理解)できず、「史実」と言う縛りが内容を希薄にしているという印象を受けました。

漫画自体も酷く読み辛い印象を受けました、これは「余白」の使い方があまり上手ではないのかと思います。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年2月5日に日本でレビュー済み
大塚英志氏の”偽・日本史シリーズ”であり、”民俗学者三部作”の最初の作品です。本作は柳田國男テーマで、あとのふたつ、「木島日記」は折口信夫、「八雲百怪」は小泉八雲ことラフカディオ・ハーンになっています。

軍国主義に向かって進む戦前の日本の重苦しい雰囲気がよく出ています。にもかかわらず、この時代特有の妖しい魅力に満ちた作品です。キーワードは天皇、帝都、軍部、満州国、民俗学、ムー大陸などなど。物語の中心にあるのは、柳田國男がかつて提唱し研究に没頭していた日本の先住民である山人です。が、天皇を中心とした国家を作るため、万世一系の天皇家以前にも日本人がいたという説など許されない、柳田國男は自分の説を封印し、半分山人の血を引く弟子、兵頭北神を破門します。北神は満州に渡り、詐欺まがいの拝み屋を経営していますが、山人への未練を断ち切れない柳田に、度々日本に呼び戻されます。
ここで山人というのは、日本人とは明らかに骨相が違い、特殊な力や運動能力を持つ超人のような存在として描かれています。が、男たちは次々と官憲によって殺されてしまい、今は残された女たちがひっそりと息を潜めて暮らしているという状態です。
甘粕正彦、宮沢賢治、伊藤晴雨、竹下夢二、北一輝、出口王仁三郎、江戸川乱歩など実在の人物を縦横に活躍させ、魅力的な民俗学サスペンスに仕上がっていると思います。あまりにも巧みに史実が取り入れられているため、どこまでが事実でどこからが虚構なんだろう?と歴史本を開いて検証してみたい誘惑にかられます。これだけのものをうまく組み合わせるのに、作者は相当に構想を練られたのだろうと思いました。

ただ、残念なことに絵がどうも好きになれません。他のレビューアさんたちもおっしゃっていますが、とにかく見にくいです。登場人物の体や姿勢がやたらとぐにゃぐにゃしていて、視点が上から下から斜めから次々に変わる、何を描いているのかわからないコマも多く、本を違う方向に回してみたり(苦笑)。奇抜にしたいのかもしれないし、これが個性と言ってしまえばそうなのでしょうが、読者に内容が伝わらないのでは意味がありません。個人的には好みではない作風でした。
大塚氏は原作のみ書かれることが多く、それからまず漫画化、そのうちの一部が後にノベライズされるということが多いようです。「木島日記」や「くもはち」がノベライズされた小説は文庫でも読めますが、本書は小説版とオリジナルのストーリーが「メフィスト」に連載されたものの、単行本化されていないそうで、今はもう入手できません。とても残念です。なんとか文庫ででも出していただけないでしょうか。
作品は、漫画家の手が入った時点で、半分は大塚氏のものではなくなってしまいます。自分は大塚氏の作品が読みたいのです。ぜひもっと小説を書いて下さい。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2016年6月13日に日本でレビュー済み
当時森夏実さんの様な画風は他に見た事が無かった。今では普通になったデジタルでの作画だが、森夏実さんの個性は今でも良い意味で強烈で、作中の時代背景とも話の雰囲気ともよく合い、十年以上経った現在でも古さを全く感じない。

イラストレーターのお仕事もしているからか一コマ一コマが丁寧かつ様になっている。だが、発売されたばかりの当時、登場人物の一人、神戸のおばさんが窓から出て行ったシーンはどう読めばいいのかわからなかった。

重力など無いかの様に、空中ブランコでぐるんと回るかの様に神戸のおばさんはコマから飛び出し屋敷から出て行ったのであった。とても自由に描かれている為視線誘導が少しおざなりになっている気がするが、山人の身体能力の高さを表現するにはただの人間である私達が越えられないコマを物ともせず、はみ出るどころか飛び出る位がちょうど良いのかもしれない。

話の内容は既に多くの方が熱く語っているので省いてしまうが、この作品にはシリーズを通して多くの実在した人物が強烈な個性をこれでもかと前面に押し出しながら出てくる。

木島日記の方が何を言っているんだ?と唖然呆然してしまう様な性格をした人物が多いが、多くの本やインターネットで調べてみると大体何でこんな描かれ方をしているのか分かる。

浪漫やらエログロナンセンスやらそういった時代であったし、何かで名を残す人は何かしら強烈な個性なり、エピソードなり眉唾物な話がある。

これだけ実在した人物が話に絡んでくると次は誰が架空の存在か判らなくなってくる。なんせ話によっては架空の存在より奇妙奇天烈複雑怪奇な実在した人物が出て来て、当たり前の様に架空の存在に絡んでくるのだ。

虚構と現実が入り混じり、シリーズのテーマでもある、何が本当で何が虚構の話なのかわからなくなっていく。

大塚英志さんの世界観を描ききった森夏実さんのテクニックに脱帽だ。

何となく察してくれる人も居ると思うが、この漫画と出会ってから社会系の成績が異常によくなった。

ただ単語や西暦を記憶するだけだった勉強がとても楽しく、教科書には出てこないが作中には出て来た人物、事件が上手く頭の中で結び付き勉強の苦痛が無くなり、勉強と自覚せず色々な事を自ら進んで調べて学んだ。

勉強に漫画やゲームは敵だと何の怨みがあるんだと訊きたくなる程邪険にする人が居るが、先ずは興味を持つ事が大切だと私個人は思う。

もれなく厨2病にもなりそうだが、近代が苦手な人にオススメしてみてはどうだろうか。

妙に黒い服ばかり着だしたりオカルトめいた発言をしだしたら、そっと生ぬるく見守っておきたいところである。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2011年7月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
話自体はすごく面白い。戦争中、当時の満州と日本を行き来して、北神という男が事件に巻き込まれたりなんだり。
 大塚英志がこだわっている民俗学者の柳田圀男がこだわっていて、そして途中で切り捨てた「山人」が主題のようだ。山人というのは人のようで人ではなく、人との間に混血児も生まれるというホモ・サピエンスではない人類。
 山人の血を引く北神は柳田が山人説を捨てたときに捨てた弟子である。しかし、北神は柳田の求めに応じ、毎回言われた仕事をこなす。
 テーマも時代も大塚らしく、非常に面白く、考えさせられる。
 しかし、絵がなんと言うか「読みにくい」。何がどうなったのかわからないコマが沢山ある。話の筋はわかったが、特に格闘シーンなどは何が起きたかわからない。山人という人を超える運動神経を持つ者の血を引く北神の敏捷性を表しているのかもしれないが、解読が困難だと、やはり読むのにストレスになる。もう少しわかりやすい絵にしてほしかった。
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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