サイド2の大虐殺と「アイランド・イフッシュ」コロニー落としによる地球への甚大な損害・・・。
ジオンのザビ家の大罪・・・。
人類の愚かさと狂気・・・。
もうカタストロフィは避けられないのだ・・・、60ページまでは少々読むのがつらい。
デギンがギレンを一喝するが、時すでに遅いのだ。
一方的な戦闘にうんざりしたしたラルが、再び自らジオン軍を去る。
サイド5ルウムで働くセイラを訪ねるタチ。もたらされる驚愕の情報・・・。
ガイア、マッシュ、オルテガが、シャアの目立つ赤色のザクに嫉妬するエピソードが笑える。
風雲急を告げるルウム・・・。
暴徒を撃退する逞しく成長したセイラ。
連邦、ジオン双方の艦隊が決戦すべく終結、ティアンムvsドズル。
ついに戦端が開かれたルウム戦役、まで!
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機動戦士ガンダム THE ORIGIN (13) (角川コミックス・エース 80-16) コミック – 2006/7/21
安彦 良和
(著)
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テレビシリーズでは描かれなかった、1年戦争開始1ヶ月に起きた人類史上最大の惨劇を描く、コミックオリジナルストーリーが展開!
- 本の長さ194ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2006/7/21
- ISBN-104047138509
- ISBN-13978-4047138506
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登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (2006/7/21)
- 発売日 : 2006/7/21
- 言語 : 日本語
- コミック : 194ページ
- ISBN-10 : 4047138509
- ISBN-13 : 978-4047138506
- Amazon 売れ筋ランキング: - 205,062位コミック
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年7月16日に日本でレビュー済み
2011年11月26日に日本でレビュー済み
開戦編が終わり、いよいよ伝説のルウム戦役を描いたルウム編の前編。そしてその前段に、このアニメ、コミックの中でももっとも悲惨な戦い、いやサイド2の虐殺を描く。「赤い彗星」も初登場する場面もある。
この物語の中でも、もっとも悲惨なサイド2の落下という恐ろしい虐殺、戦時における狂気を描く。アニメでは毎回、放送される場面ではあるが、詳細は語られていなかったが、この描き方はスゴイ。戦時の狂気と単純に表現してしまったが、ここまでの暴挙であったとは...なんという悲惨さ。この物語では声高には戦争反対とか、訴えてはいないが、このシーンの描き方を見るかぎり、そこのは作者の何らかの思いが伝わってくる。
その後、ルウム戦役へ。シャアの赤い彗星としての初登場や三連星のエピソードもいいし、その裏で戦争に巻き込まれる中で語られるセーラのエピソードも読ませる。
ここまで読んできた中でももっとも印象に残る巻だった。深い話だなぁ。
この物語の中でも、もっとも悲惨なサイド2の落下という恐ろしい虐殺、戦時における狂気を描く。アニメでは毎回、放送される場面ではあるが、詳細は語られていなかったが、この描き方はスゴイ。戦時の狂気と単純に表現してしまったが、ここまでの暴挙であったとは...なんという悲惨さ。この物語では声高には戦争反対とか、訴えてはいないが、このシーンの描き方を見るかぎり、そこのは作者の何らかの思いが伝わってくる。
その後、ルウム戦役へ。シャアの赤い彗星としての初登場や三連星のエピソードもいいし、その裏で戦争に巻き込まれる中で語られるセーラのエピソードも読ませる。
ここまで読んできた中でももっとも印象に残る巻だった。深い話だなぁ。
2006年7月27日に日本でレビュー済み
個人的にとても楽しみにしていた、「ルウム編・前」です。
「黒い3連星」と「赤い彗星」の名を一躍有名にした戦争として、もう何十年も前から語られていた「ルウム戦役」。今まで間接的にしか語られていなかったあの戦争を、とうとう目撃することができる、と期待に胸を膨らませて本を開きました。
しかし、そこに描かれていたのは、英雄達の活躍などという華々しく格好の良いものではなく、「戦争の狂気」でした。
戦争の火蓋を切り、国民を戦争へと駆り立てるギレン、皮肉な目でそれを見るキシリア、良心の呵責に耐え切れず都合の良い理屈で自己欺瞞を図るドズル、戦争の華々しさにばかり心を奪われるガルマは、みなことごとく狂気に身を任せています。
辛うじて正常な判断力を残しているように見えるデギンも、一旦狂気に駆られて動き出した国家の動きを止めることができません。
狂気が正常となる世界では、人間性は蹂躙され、無数の無辜の民は、どんなに夢を持っていようと、全て無価値なものと断じられて殺されていきます。
いかなる大義名分を掲げようと、戦争は非情な殺戮以外の何物でもない。この第13巻は、読み終わった後にそんな思いを強くさせます。
「ルウム編」を全て読み終わった後に改めて第1巻を読めば、きっとこの戦争の全体像がより鮮明に見え、そこに巻き込まれたアムロたちの恐怖がよりリアルに感じられてくることでしょう。
「黒い3連星」と「赤い彗星」の名を一躍有名にした戦争として、もう何十年も前から語られていた「ルウム戦役」。今まで間接的にしか語られていなかったあの戦争を、とうとう目撃することができる、と期待に胸を膨らませて本を開きました。
しかし、そこに描かれていたのは、英雄達の活躍などという華々しく格好の良いものではなく、「戦争の狂気」でした。
戦争の火蓋を切り、国民を戦争へと駆り立てるギレン、皮肉な目でそれを見るキシリア、良心の呵責に耐え切れず都合の良い理屈で自己欺瞞を図るドズル、戦争の華々しさにばかり心を奪われるガルマは、みなことごとく狂気に身を任せています。
辛うじて正常な判断力を残しているように見えるデギンも、一旦狂気に駆られて動き出した国家の動きを止めることができません。
狂気が正常となる世界では、人間性は蹂躙され、無数の無辜の民は、どんなに夢を持っていようと、全て無価値なものと断じられて殺されていきます。
いかなる大義名分を掲げようと、戦争は非情な殺戮以外の何物でもない。この第13巻は、読み終わった後にそんな思いを強くさせます。
「ルウム編」を全て読み終わった後に改めて第1巻を読めば、きっとこの戦争の全体像がより鮮明に見え、そこに巻き込まれたアムロたちの恐怖がよりリアルに感じられてくることでしょう。
2006年7月23日に日本でレビュー済み
この13巻は他の巻とは少し違う気がします。
いつもは話の展開が気になる漫画でしたが、この巻で着目したのは、
物語の進展よりも、ラルやドズルなどの人物の心情でした。
個人の気持ちや性格、考えがよく書かれていたと思います。
全体評価としては、
この漫画にはアニメとは多少違うストーリーや、
アニメでは語られていなかったストーリーも描かれているため、
ファーストガンダムが好きな人、
知らない人、
アニメでは話があまりわからなかった人など、
色々な人が楽しめる漫画だと思います。
いつもは話の展開が気になる漫画でしたが、この巻で着目したのは、
物語の進展よりも、ラルやドズルなどの人物の心情でした。
個人の気持ちや性格、考えがよく書かれていたと思います。
全体評価としては、
この漫画にはアニメとは多少違うストーリーや、
アニメでは語られていなかったストーリーも描かれているため、
ファーストガンダムが好きな人、
知らない人、
アニメでは話があまりわからなかった人など、
色々な人が楽しめる漫画だと思います。
2006年7月31日に日本でレビュー済み
「悪名高い」サイド2での毒ガス使用および「コロニー落とし」を巡るドズルとラルの対立とドズルの苦悩。その苦悩を「ミネバを護るためだ!」という大義にすり替え、相手を殺してしまった事を「連中に『自分たちのミネバ(子供達)』を護る力が無かったから」、と転嫁。ドズルはやはり、ザビ家において唯一「善良なる凡人」なのだなぁと、ソロモンでの彼の最期にまで思いを馳せ、何故か感傷的な気分です。
何よりも、遂にあのコスチュームの「赤い彗星」が登場!!
「黒い三連星」を挑発する様にシビレますね。後の良き相棒ドレンとのやりとりにも、思わずニヤリとさせられます。
そんな中で「赤い彗星」がキャスバルではないかと察するセイラ。彼女が巻き込まれる騒動など、今巻はこれまでになく、とてもテンポ良く様々なドラマが描かれ満足度高いです。
そして、いよいよ「ルウム戦役」の火蓋が切って落とされようとしています!!!
何よりも、遂にあのコスチュームの「赤い彗星」が登場!!
「黒い三連星」を挑発する様にシビレますね。後の良き相棒ドレンとのやりとりにも、思わずニヤリとさせられます。
そんな中で「赤い彗星」がキャスバルではないかと察するセイラ。彼女が巻き込まれる騒動など、今巻はこれまでになく、とてもテンポ良く様々なドラマが描かれ満足度高いです。
そして、いよいよ「ルウム戦役」の火蓋が切って落とされようとしています!!!
2006年8月19日に日本でレビュー済み
テレビでガンダムを見ていて、
冒頭の地球にコロニーが落下する風景に謎を感じた方はいませんか?
13巻はこんな私の疑問を払拭するような内容でした。
ますますガンダムWORLDにはまっていく1冊です。
丁寧な描写で、テレビでは描かれなかったエピソードが少しずつ明らかになっていくので、今後も目が離せません。
冒頭の地球にコロニーが落下する風景に謎を感じた方はいませんか?
13巻はこんな私の疑問を払拭するような内容でした。
ますますガンダムWORLDにはまっていく1冊です。
丁寧な描写で、テレビでは描かれなかったエピソードが少しずつ明らかになっていくので、今後も目が離せません。
2006年7月30日に日本でレビュー済み
バットマンビギンズや何とかゼロ見たいな、初めの話や誕生秘話が今流行っていますが、これもまさにそれですね。
しかし、それでもおもしろい。
1年戦争をテレビで見ていた年代にとって、そのストーリーに厚みを持たせてくれる内容がとてもうれしいです。
まだこの巻は前編なので、後編の次巻がとても気になる展開もとても良い感じです。
しかし、それでもおもしろい。
1年戦争をテレビで見ていた年代にとって、そのストーリーに厚みを持たせてくれる内容がとてもうれしいです。
まだこの巻は前編なので、後編の次巻がとても気になる展開もとても良い感じです。
2006年7月31日に日本でレビュー済み
シャアが名を挙げたことでファンにもなじみの深いルウム戦役ですが、アニメではそれが凄惨な戦いだったことしか伝えられず、全貌は明らかにされずじまいでした。この13巻は、そのルウム戦役の火蓋が切られる直前までが収められています。
開戦直前までとはいえ、長々と前置きした挙句いいところで「次巻に続く」などという姑息さは微塵もなく、ルウムの前段階である「一週間戦争」、とりわけ、アニメでは毎回前置きされていた、コロニーを地球に墜落させる例の「ブリティッシュ作戦」についても細かく筆が及ぶという盛りだくさんの「読ませる」内容になっています。(これについて、無名の男女を登場させたちょっとした挿話もあります)
また、時流に主体的に関わってゆくギレンやシャアや三連星の客気、時流から外れたラルやデギンの屈託、湧き上がる情を理屈で慰めるドズルや憎しみに打ちひしがれるセイラの屈折など、戦争を舞台にした人間ドラマもこの巻の見所の一つです。
開戦直前までとはいえ、長々と前置きした挙句いいところで「次巻に続く」などという姑息さは微塵もなく、ルウムの前段階である「一週間戦争」、とりわけ、アニメでは毎回前置きされていた、コロニーを地球に墜落させる例の「ブリティッシュ作戦」についても細かく筆が及ぶという盛りだくさんの「読ませる」内容になっています。(これについて、無名の男女を登場させたちょっとした挿話もあります)
また、時流に主体的に関わってゆくギレンやシャアや三連星の客気、時流から外れたラルやデギンの屈託、湧き上がる情を理屈で慰めるドズルや憎しみに打ちひしがれるセイラの屈折など、戦争を舞台にした人間ドラマもこの巻の見所の一つです。