3巻は、旧小説版の主人公の迫水真次郎の視点と、アニメ版の主人公のエイサップ・鈴木の視点の二つが交互に描かれる。
迫水は現実世界の裏にある異世界バイストン・ウェルで1950年代から数十年の時を越えて、異世界に新たな国を建国する。その国には現実世界の朝鮮戦争、ベトナム戦争や東欧の内紛で死んだ人たちが落ちてきて、迫水は異世界に居ながらにして50年の時を知る。
鈴木は21世紀の日本で大学生活を送りながら、次第に悪友たちとテロ組織の活動に参加する1年程度の時間が描かれる。また、彼の父親が岩国基地の米軍人指揮官と言う事で、アメリカの軍事に対する描写もある。
この世界と時間の流れの違う、二人の主人公が、「戦後」というテーマを過去と未来から挟み撃ち的に照射して描いている。こういう試みの小説はファンタジー小説ならではの離れ業であり、面白い。
そして、二つの世界がこの3巻のラストで混ざり合う。このダイナミズムも素晴らしい。
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リ-ンの翼 (3) (角川コミックス・エース 146-3) コミック – 2007/2/26
東京上空で、米軍とオーラバトラーが激突!
バイストン・ウェルの人々の思惑すら越えて暴走するサコミズ王。オーラ・ロードを抜け、舞台は現代の東京へ! 平和を願いオーラバトラー・ナナジンで戦場に出るエイサップの、そしてリュクスの願いは果たして……。
バイストン・ウェルの人々の思惑すら越えて暴走するサコミズ王。オーラ・ロードを抜け、舞台は現代の東京へ! 平和を願いオーラバトラー・ナナジンで戦場に出るエイサップの、そしてリュクスの願いは果たして……。
- 本の長さ210ページ
- 言語日本語
- 出版社角川書店
- 発売日2007/2/26
- ISBN-104047139009
- ISBN-13978-4047139008
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登録情報
- 出版社 : 角川書店 (2007/2/26)
- 発売日 : 2007/2/26
- 言語 : 日本語
- コミック : 210ページ
- ISBN-10 : 4047139009
- ISBN-13 : 978-4047139008
- Amazon 売れ筋ランキング: - 442,805位コミック
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年8月14日に日本でレビュー済み
リーンの翼最終巻。
暴走するオーラ力は、サコミズとエイサップに過去の歴史を見せ
バイストンウェル艦隊の出現で東京に戦火が…
物語のラストを飾る大混乱ですが、最後のシーンにはほろりと感じ入ります。
富野作品になれていない人にはコミック版を薦めたいですね
暴走するオーラ力は、サコミズとエイサップに過去の歴史を見せ
バイストンウェル艦隊の出現で東京に戦火が…
物語のラストを飾る大混乱ですが、最後のシーンにはほろりと感じ入ります。
富野作品になれていない人にはコミック版を薦めたいですね
2007年2月28日に日本でレビュー済み
コミカライズとしてはとてもクオリティの高かった作品でした。
何と言っても見所はアニメでは放置されっぱなしだったエイサップとリュクスがちゃんと主人公である、と言う点です。
アニメでは後半迫水王が主人公になってしまったせいで、エイサップは見せ場も無く状況に流され続けた上にリュクスはいきなり昇天してしまうなど扱いは酷いものでしたが、漫画ではそんなことはありません。小説版での迫水を知っている私個人としてはアニメも感慨深さやカタルシスを感じることができ楽しめましたが、一つの作品として単体で見るとするならば断然この漫画版のほうが上です。
ただ一つ不満を上げるならばエイサップの友人2人がこちらでも生き残ってしまったのが。
何と言っても見所はアニメでは放置されっぱなしだったエイサップとリュクスがちゃんと主人公である、と言う点です。
アニメでは後半迫水王が主人公になってしまったせいで、エイサップは見せ場も無く状況に流され続けた上にリュクスはいきなり昇天してしまうなど扱いは酷いものでしたが、漫画ではそんなことはありません。小説版での迫水を知っている私個人としてはアニメも感慨深さやカタルシスを感じることができ楽しめましたが、一つの作品として単体で見るとするならば断然この漫画版のほうが上です。
ただ一つ不満を上げるならばエイサップの友人2人がこちらでも生き残ってしまったのが。