TV放送時には毎週見ていましたが、当時は漫画版を手に取りませんでした。
しかし現在BLOOD-Cが放送中で(2011年7月〜)、物語的にリンクはしていませんが前作が気になったので(時間的に+50話を全部見返すのは厳しかった…)、+の漫画版を手に取りました。
読んでみた感想は、物語にメリハリがあり、メインキャラクターの心情描写も豊富で、よい意味でアニメ版とは別の物語として楽しむ事ができる作品だと思いました。
死を望むシャールがリクとの関わりを通して安らぎを得ることができたこと、
最期の時に小夜とディーヴァが気持ちを通じ合わせることができたこと、
余計なキャラクターを出さず(TV版は多すぎたと思う)、
なるべくキャラクターを殺さずに話をまとめてくれたこと。
うまく設定を活かしてくれたと思いました。
小夜の頑な具合とハジのウジウジ具合を、カイのぶれない家族愛で最後までもっていってくれたと思います。
漫画版でカイが好きになりました(TV版のカイは苦手…)
面白かったところを取り上げるとすると、3巻の動物園の過去話では、
桂さんのデビュー時からのお得意のフリフリドレスのオンパレードが楽しめます。
しかもシーンごとにドレスが違い、家具や室内の描写も精緻で。手が込んでます。
作者の気持ちの入れようが感じられます。
動物園の7年間をエンドレスで描いてもらってもよかったのに!と思うくらい、
あのあたりは気に入っていますが、そこでとどまることなくテンポよく進めてくれて、
作者の(えいやっという跳躍みたいな)力量を感じられます。
全巻通じて私は満足です。結末もあれでよかったと思います。
なによりも、全てのキャラクターに愛着が湧きます。
TV版でもやっとした人には特にお勧め。コミカライズのカテゴリのなかでもかなりの出来映えのものとカウントしてよいのかな、と思います。
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BLOOD+ (5) コミック – 2007/4/24
次々とシュヴァリエを失うディーヴァ。しかし小夜にも「休眠期」が近づいていた。お互いに残された僅かな時間の中、ふたりは数百年に及んだ戦いに終止符を打つべく、最終決戦の地、NYを目指すのだが…!?
- 本の長さ190ページ
- 言語日本語
- 出版社角川書店
- 発売日2007/4/24
- ISBN-104047139165
- ISBN-13978-4047139169
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登録情報
- 出版社 : 角川書店 (2007/4/24)
- 発売日 : 2007/4/24
- 言語 : 日本語
- コミック : 190ページ
- ISBN-10 : 4047139165
- ISBN-13 : 978-4047139169
- Amazon 売れ筋ランキング: - 254,609位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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■現連載作品「47歳、V系」
迫りくる加齢と戦うヴィジュアル系ギャグ
コミックDAYSで連載中!
■単行本過去作品
螺子とランタン(全1巻)
コゼットの肖像(漫画版、全2巻)
そこは僕らの問題ですから(全1巻)
BLOOD+(漫画版、全5巻)
花やしきの住人たち(全3巻)
ハニカム(全5巻)
神話ポンチ(全2巻)
美少年名言集(全1巻)
ビリオネアガール(作画担当、全3巻)
わくらばん(全4巻)
レディ・ハニカム(ハニカム番外編、全1巻)
スロウハイツの神様(漫画版、全4巻)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年6月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
あのアニメの尺を上手くアレンジして収まり良くまとめたのではないでしょうか。キャラクターの性格設定は好き嫌いがあるでしょうが、個人的には「別物」と考えると気になりませんでした。
アニメのカールも好きですが、シャールの痛々しさもまた愛しいです。アニメ版の小夜の葛藤に途中でイライラしたりカイの描かれ方が好きでなかったり、というところがバッサリ変えられていたのでかえってサクサク読めたかも。でもディーヴァはアニメの方が好きですね。アニメだと人の論理で動かない天災のような印象だったのですが、こちらは純粋すぎるほど純粋で子どもっぽい。純粋な可愛らしさでいうと漫画の方が上ですが、捉えどころのない魅力はアニメの方といったところ。
後半が駆け足な感じはありましたが、纏まりとしては良かったと思います。
アニメのカールも好きですが、シャールの痛々しさもまた愛しいです。アニメ版の小夜の葛藤に途中でイライラしたりカイの描かれ方が好きでなかったり、というところがバッサリ変えられていたのでかえってサクサク読めたかも。でもディーヴァはアニメの方が好きですね。アニメだと人の論理で動かない天災のような印象だったのですが、こちらは純粋すぎるほど純粋で子どもっぽい。純粋な可愛らしさでいうと漫画の方が上ですが、捉えどころのない魅力はアニメの方といったところ。
後半が駆け足な感じはありましたが、纏まりとしては良かったと思います。
2007年4月20日に日本でレビュー済み
漫画版BLOOD+がこの巻でついに完結。
5巻という、少ない巻数でしたが、上手くまとめれたのではないかと思います。
ちなみにこの巻に収録されている、カラーの見開き絵は
BLOOD+ファンならきっと良いものになると思いますよ。
その絵は、著者と製作側からの、ファンに対するサービスなんだと私は思いました。
5巻という、少ない巻数でしたが、上手くまとめれたのではないかと思います。
ちなみにこの巻に収録されている、カラーの見開き絵は
BLOOD+ファンならきっと良いものになると思いますよ。
その絵は、著者と製作側からの、ファンに対するサービスなんだと私は思いました。
2007年4月28日に日本でレビュー済み
詰め込んだ感はありますがそれを補うくらいいい内容だったと思います。個人的にはアニメより漫画の終わり方が好き。
それぞれの心理描写が丁寧でわかりやすいし、覚悟を決めた小夜はかっこいい。大筋はアニメと同じだけどディーヴァの最期とかネイサンの位置とか残酷なソロモンとかがアニメと違って、それがいい感じに結びついてうまく最後に繋がってる。読み終わってまずすごいなぁと思いました。
前巻までカイ贔屓でハジが可哀相な感じだったけど今回はハジもちゃんと小夜のパートナーとして活躍してて嬉しかったです。
もうちょっと続いてたらなぁと思わないこともないけど、よかったです。
それぞれの心理描写が丁寧でわかりやすいし、覚悟を決めた小夜はかっこいい。大筋はアニメと同じだけどディーヴァの最期とかネイサンの位置とか残酷なソロモンとかがアニメと違って、それがいい感じに結びついてうまく最後に繋がってる。読み終わってまずすごいなぁと思いました。
前巻までカイ贔屓でハジが可哀相な感じだったけど今回はハジもちゃんと小夜のパートナーとして活躍してて嬉しかったです。
もうちょっと続いてたらなぁと思わないこともないけど、よかったです。
2012年7月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アニメを先に観て、コミックは内容が違うようなレビューを見かけたので購入してみましたが・・・。内容も人物設定も微妙に違う。絵があまり私の好みでは無かったのもありますが、アニメの方が面白かったです。 アニメでは亡くなった人達が、コミックでは生存していて、それは嬉しかったのですが、良い終わり方とも言えず・・・微妙。
2007年5月25日に日本でレビュー済み
3巻まではアニメより面白いかも!と思っていたが4巻あたりから
微妙になった。
サヤが暗くないのはいいが,性格がいまいちだし,極端過ぎる。
ハジを責められる立場か?
ハジもシュヴァリエとして長い間生きてきたはずなのに思考が幼稚。
それでも恋愛面でサヤの気持ちがはっきりしているので,たとえ
アニメと違ってカイだとしても,まあいいか,と思っていたが,
結局アニメと同じ結末にしようとして今までの流れから,なんで
あの人を選んだのかが分からない。
作者がそれまで築きあげた独自の展開を放棄してしまったように感じる。
こうなると,アニメよりもナチュラルさや伏線がなく,いまいち納得できない。
今になって考えると,アニメでサヤの恋愛感情が描かれなかったのは良かったのかもしれない。
何も語らずとも,当然のように,あの人が好きだったんだな,と解釈するとしっくりくるからだ。
マンガ版の話に戻ると,サヤの体型が嫌だ。巻を追うごとに悪化。
胸が大きすぎて格好悪い。カオも段々作者流になって,特に口元が微妙。
全体的に見て,アニメの方が美しくまとまっていた。
ただ,動物園のエピソード,ハジのシュヴァリエ化やDIVAとの
関係はマンガが断然秀でていると思う。
微妙になった。
サヤが暗くないのはいいが,性格がいまいちだし,極端過ぎる。
ハジを責められる立場か?
ハジもシュヴァリエとして長い間生きてきたはずなのに思考が幼稚。
それでも恋愛面でサヤの気持ちがはっきりしているので,たとえ
アニメと違ってカイだとしても,まあいいか,と思っていたが,
結局アニメと同じ結末にしようとして今までの流れから,なんで
あの人を選んだのかが分からない。
作者がそれまで築きあげた独自の展開を放棄してしまったように感じる。
こうなると,アニメよりもナチュラルさや伏線がなく,いまいち納得できない。
今になって考えると,アニメでサヤの恋愛感情が描かれなかったのは良かったのかもしれない。
何も語らずとも,当然のように,あの人が好きだったんだな,と解釈するとしっくりくるからだ。
マンガ版の話に戻ると,サヤの体型が嫌だ。巻を追うごとに悪化。
胸が大きすぎて格好悪い。カオも段々作者流になって,特に口元が微妙。
全体的に見て,アニメの方が美しくまとまっていた。
ただ,動物園のエピソード,ハジのシュヴァリエ化やDIVAとの
関係はマンガが断然秀でていると思う。
2007年4月27日に日本でレビュー済み
桂先生の描かれていた「BLOOD+」がついに完結です。
私としては本当に綺麗にまとまり終わった感があります。アニメの終わりとは一風違った終わり方をしましたが、私はこちらの方が好きです。それはやはり人の好みによると思いますが、ディーヴァが本当に可愛くて純粋で、小夜を姉として慕い大好きだったんだと思うと胸が締め付けられました。小夜とディーヴァ、お互いに人を殺めた存在ではあったけれど人間としての部分が多かれ少なかれあったんだな・・と。ディーヴァのキーとなる台詞には、ぐっときました。満足です。あ、お気に入りは最初のカラーの敵も味方も関係なくわきあいあい沖縄でしているイラストです。
私としては本当に綺麗にまとまり終わった感があります。アニメの終わりとは一風違った終わり方をしましたが、私はこちらの方が好きです。それはやはり人の好みによると思いますが、ディーヴァが本当に可愛くて純粋で、小夜を姉として慕い大好きだったんだと思うと胸が締め付けられました。小夜とディーヴァ、お互いに人を殺めた存在ではあったけれど人間としての部分が多かれ少なかれあったんだな・・と。ディーヴァのキーとなる台詞には、ぐっときました。満足です。あ、お気に入りは最初のカラーの敵も味方も関係なくわきあいあい沖縄でしているイラストです。
2008年2月8日に日本でレビュー済み
他の方も仰られているように、キャラの性格やら設定がアニメとは違いますので、アニメのキャラが大好き!という方には受け入れられないかもしれません。
特に、歌姫側好きな方にはツライかも…
連載誌からもわかるとおり、少女マンガではないので、男性キャラはキラキラしていませんし、恋愛要素は若干少なめ、アクションシーンはアニメ以上に血塗れですので、アニメの逆ハー展開を望んでる方にはオススメしません。
また、サヤの性格がアニメより幾分オトコ前で、やる時はやる!女の子になっています。
勿論、それが崩れる瞬間もあるわけで、それが切ない。
某場面、アニメでは「なんだそりゃ!」と突っ込んでしまった「くっついて」もマンガでは納得がいきました。
賛否両論のオリキャラに関しては、いなくてもいいし、いてもいい程度なので、私はあまり気になりませんでした。
また、アニメと違い、歌姫側を除くメインキャラのほぼ全員が生存しているので、完結後も未来が明るいかんじです。
個人的にはサヤが起床する30年後のソロモンとサジの対決?が気になります。
あと1冊あってもよかったんじゃないか、とは思いますが、前半がゆっくりしてた分、こんなもんかなと星4つ。
特に、歌姫側好きな方にはツライかも…
連載誌からもわかるとおり、少女マンガではないので、男性キャラはキラキラしていませんし、恋愛要素は若干少なめ、アクションシーンはアニメ以上に血塗れですので、アニメの逆ハー展開を望んでる方にはオススメしません。
また、サヤの性格がアニメより幾分オトコ前で、やる時はやる!女の子になっています。
勿論、それが崩れる瞬間もあるわけで、それが切ない。
某場面、アニメでは「なんだそりゃ!」と突っ込んでしまった「くっついて」もマンガでは納得がいきました。
賛否両論のオリキャラに関しては、いなくてもいいし、いてもいい程度なので、私はあまり気になりませんでした。
また、アニメと違い、歌姫側を除くメインキャラのほぼ全員が生存しているので、完結後も未来が明るいかんじです。
個人的にはサヤが起床する30年後のソロモンとサジの対決?が気になります。
あと1冊あってもよかったんじゃないか、とは思いますが、前半がゆっくりしてた分、こんなもんかなと星4つ。