ひとつひとつの決して長くはない作品を読み終わるたび、いや、読んでいる真っ最中さえ、こみ上げてくるこの感情を何と例えればいいのか分からない。うまく表現出来ないのは、僕が今までこんな感情を味わったことがないからだと思う。
この人の作品にはぶれない何かがある。普通の人には見えない、見えていても意識に登らないようなところをじっと見ている人だ。何の変化もない同じような毎日が続いているようでいて、本当は少しずつ何かが変わっていく。その切なさと、それによって救われることもあるということを感じさせる、見事な構成と登場人物たちの台詞に引き込まれます。おすすめです。
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いるのにいない日曜日 (BEAM COMIX) コミック – 2009/12/25
三好銀
(著)
夫婦ふたりに猫一匹、いつまでも続く、あの懐かしくも新鮮な、休日。
90年代の初め、熱狂的なファンを生んだ幻の名作不思議エッセイコミック『三好さんとこの日曜日』、そのシリーズの続編が、長い時を経て、今、ここに待望の新生。
90年代の初め、熱狂的なファンを生んだ幻の名作不思議エッセイコミック『三好さんとこの日曜日』、そのシリーズの続編が、長い時を経て、今、ここに待望の新生。
- 本の長さ170ページ
- 言語日本語
- 出版社エンターブレイン
- 発売日2009/12/25
- ISBN-104047262633
- ISBN-13978-4047262638
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登録情報
- 出版社 : エンターブレイン (2009/12/25)
- 発売日 : 2009/12/25
- 言語 : 日本語
- コミック : 170ページ
- ISBN-10 : 4047262633
- ISBN-13 : 978-4047262638
- Amazon 売れ筋ランキング: - 327,133位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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2010年10月10日に日本でレビュー済み
1992年12月に刊行された『三好さんとこの日曜日』の続刊が
まさか17年を経て出版されるとは思ってもみなかった。
当時、川本三郎氏が絶賛している記事を新聞で読んで購入したが、
一読して、その不思議な世界観の虜になった。
中央線沿線、西荻窪あたりのアパートに暮らす
若い夫婦と猫1匹の静かな日常を描いた作品だが、
掌編が連なった作品群が織り成す世界は、実は結構「非日常」で
1話読み終えるごとに、巧妙な手品でも見せられたかのような
不思議な感覚がいつまでも残った。
著者の他の作品も読みたいと思ったが、
寡作家とのことで、他の作家との共作が何冊か出たものの、
『三好さんとこ・・・』のような楽しさを味わうことのできないまま
十数年がたってしまった。
今回の単行本は、
当時描かれた作品で、単行本に収録されなかったものがまとめられたそうで、
陽の目を見たということに、著者自身も驚いたらしい。
当然、昔読んだ前作と同じ世界観が続いているが、
前作に掲載された作品よりも、さらに不思議さが増しているようで
それが単行本化の際に選から漏れた理由なのかもしれない。
十数年を経て、再び「三好ワールド」に触れることのできたのが嬉しい。
前作を読んだ当時のことも思い出されて、タイムカプセルのようだ。
まさか17年を経て出版されるとは思ってもみなかった。
当時、川本三郎氏が絶賛している記事を新聞で読んで購入したが、
一読して、その不思議な世界観の虜になった。
中央線沿線、西荻窪あたりのアパートに暮らす
若い夫婦と猫1匹の静かな日常を描いた作品だが、
掌編が連なった作品群が織り成す世界は、実は結構「非日常」で
1話読み終えるごとに、巧妙な手品でも見せられたかのような
不思議な感覚がいつまでも残った。
著者の他の作品も読みたいと思ったが、
寡作家とのことで、他の作家との共作が何冊か出たものの、
『三好さんとこ・・・』のような楽しさを味わうことのできないまま
十数年がたってしまった。
今回の単行本は、
当時描かれた作品で、単行本に収録されなかったものがまとめられたそうで、
陽の目を見たということに、著者自身も驚いたらしい。
当然、昔読んだ前作と同じ世界観が続いているが、
前作に掲載された作品よりも、さらに不思議さが増しているようで
それが単行本化の際に選から漏れた理由なのかもしれない。
十数年を経て、再び「三好ワールド」に触れることのできたのが嬉しい。
前作を読んだ当時のことも思い出されて、タイムカプセルのようだ。