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花嫁のヴァンパイア-月光城の偏食当主- (B’s‐LOG文庫) (ビーズログ文庫 か 6-1) 文庫 – 2010/6/15

3.2 5つ星のうち3.2 5個の評価

編集部一同大絶賛! こんな吸血鬼見たことない!
勝気で元気な少女・アデルは、ユーニ村で平和に暮らしていた。ところが、月光城に住む吸血鬼とのとんでもない「盟約」――100年に一度、若い娘を花嫁として差し出すこと――により、アデルは花嫁(=生贄)に! 城へ無理矢理連れてこられたアデルの前に現れたのは、最強の力を持つ超ヘタレの吸血鬼・アハロンと潔癖症の従者・ダニエル。アデルは不本意のまま「花嫁」としてここに来たことを告げると、盟約をしらないというアハロンたちはあっさり村へ帰してくれるという。アデルも胸をなでおろし、再び穏やかな日常へ――の、はずだったのに、なぜか城から出られない!! アハロンたちは「帰る方法を一緒に探そう」と申し出てくれるのだが――!?
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ エンターブレイン (2010/6/15)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2010/6/15
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 256ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 404726590X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4047265905
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.5 x 1.6 x 15 cm
  • カスタマーレビュー:
    3.2 5つ星のうち3.2 5個の評価

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甲斐田 紫乃
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上位レビュー、対象国: 日本

2010年8月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ヴァンパイア(吸血鬼)の貴公子アハロンは、典型的な「草食系男子」。人間が大好きで心優しい彼は、主食である人間の血が飲めない気弱な青年。彼の住む「月光城」に、地元の人間の村から、元気一杯の今風お嬢様アデルが、眠らされたまま「生贄の花嫁」として送り込まれた。そんな自分の運命にまったく納得できないアデルは、パシパシとヴァンパイアの貴公子をやっつけてしまう。このコミカルな大騒動の中で二人の間に淡い恋が芽生えるのだが、後半の展開が素晴らしい。月光城は、中の人間を逃がさないように、「時間を進めさせない」特殊な塀で囲まれている。アデルが塀を越えて飛び降りても、いつも眼前に見出すのは、塀の手前にたたずむ自分。時間が進まないから、運動や変化はつねに前に戻ってしまう。一方、城の中には、さまざまな妖怪や霊魂が囚われており、「時間を巻き戻す」魔術を使う者もいた。アデルは善い霊魂と協力して悪い妖怪と戦い、互いに「時間の魔術」を駆使しつつ死力を尽くした結果、妖怪は敗北し、城の閉鎖は解かれる。手に汗を握るこの戦いは見事だが、ヴァンパイア青年の台詞も素晴らしい。「僕は、限られた時間の生を精一杯生き抜いている人間が羨ましい。ヴァンパイアの生は永遠に近いけれど、それはただ<死んでいない>だけの状態だ。僕は、憧れを込めて人間のそばにいたい」(p198)。有限の時間を精一杯生きる人間が本当の主人公ともいえる、後味の良い物語。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年6月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
勝気な少女アデルと超ヘタレな吸血鬼アハロンのラブコメ。

最初の出会いで台本持参しているアハロンに爆笑しました。 世間一般的な吸血鬼とは真逆なので面白いです。

ですが、恋愛面に関しては物足りなさ感が。
好きになる過程をもう少し丁寧に書いて欲しかったです。
特にこの話は、アデルの一人称なので、アハロンがいつ彼女を好きになったのかよくわかりません。

二人のその後が気になる終わり方だったので、 続編に期待です。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年8月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
評価が結構高かったので購入しましたが、はっきりいってお金を無駄にしたと後悔しました。
文章が稚拙すぎやしないか?!
盛り上がるはずの場面なのに描写が淡々としていて、読むのがだるくなりました。