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ジゼル・アラン (1) (ビームコミックス) コミック – 2010/7/15

笠井スイ (著)

4.5 95個の評価

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「その仕事、私が頼まれようか？」20世紀初頭、ヨーロッパ。主人公の少女の名は、ジゼル・アラン。アパートの大家をしているジゼルが、ある日“何でも屋”を開業。店子のエリックを助手に、さまざまな依頼をこなしていくものの、お嬢様育ちで好奇心旺盛なジゼルは、何かと暴走しがちで――。無理矢理仕事を手伝わされるエリックをはじめ、個性豊かなアパートの住人たちを巻き込んで、ジゼルお嬢様の可憐で、危なっかしい活躍が始まる。新星・笠井スイ、待望の初単行本！

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本の長さ

208ページ
言語

日本語
出版社

エンターブレイン
発売日

2010/7/15
寸法

12.8 x 1.9 x 18.2 cm
ISBN-10

4047266280
ISBN-13

978-4047266285
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出版社 ‏ : ‎ エンターブレイン (2010/7/15)
発売日 ‏ : ‎ 2010/7/15
言語 ‏ : ‎ 日本語
コミック ‏ : ‎ 208ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4047266280
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4047266285
寸法 ‏ : ‎ 12.8 x 1.9 x 18.2 cm

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笠井スイ

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ビーイング・ピース

まれに見る逸材。根強い人気の予感。

2011年1月3日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

この作品は非常に良く読み込まないと、その世界観や魅力に気づくことなく素通りしてしまうと思われる。
絵のチカラはもとより、ストーリー展開や、細部の描写が極めて秀逸。

本質的な漫画の魅力以前に、作者の内面に存在して居るであろう確固たるエレガンスに対しての価値観や、それを漫画的手法を用いて表現することに対しての姿勢が、まずは魅力的である。

今後に大きく期待したい作品だと言える。

電話が仕事場に普及している時代のヨーロッパが舞台かと思われるが、時代考察などはもはやナンセンス。
ココとは違う、どこか違う世界の物語と認識した方が、いたずらにこの作品を貶めようという気持ちにならず、素直にその写実的な存在感に身をゆだねることが出来そうだ。

24人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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えだちゃん

絵柄が・・！

2012年12月29日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

絵柄がエマで有名な森薫さんみたいで笠井スイの作者名が森さんになっていてもなにの？にならないでしょうね＾＾
スローペースですが丁寧なお話は好感をもてますね。

4人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

こう

私は好きです

2010年7月18日に日本でレビュー済み

森薫に似ているとおっしゃる方が多いですが、そんなに似ていると思いませんでした。
似ているという視点から入るから、森より絵的に劣化しているとなるのであって
私にはまた違うジャンルの絵という風に見えましたので、そうは思いませんでした。
森さんと比べる方が言う多少荒々しい線も勢いがあって好きです。

私はこの時代の風俗が好きで、もとなおこさんの「コルセットに翼」なども読んでますが、
元さんの各衣装もとても素敵ですが、この方の描くジゼルのブラウスの襟の細かいフリルなどにわくわくしました。
ジゼルも可愛いですが、ジゼルの服と帽子が一番好きです(笑)

登場人物（主にジゼル）の表情も豊かでさわやかです。

相手役（？）の男性にもっと個性が出てきたらもっと面白くなると思います。

衣装や家具などを見てるだけで幸せになれます。

森さんと比べる人があまりにも多かったのでつい筆をとってしまいました。

私は森さんとこの人の漫画は、別のベクトルで好きです。

63人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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これ

1巻だけだと森薫の劣化版に見えますが・・・

2017年2月10日に日本でレビュー済み

低評価レビューでは「劣化森薫」みたいな意見が多いようです。
私も一巻だけで判断すると、絵や世界観がなんだかエマ時代の森薫さんと似ているような気がして、同じようなレビューをしてしまったかもしれません。
しかし、二巻、三巻・・・と読んでいくうちに、この作品はこの作品で独特の良さがあるのがわかり、今ではすっかり最新刊の発売が楽しみになった作品の一つとなりました。

私はこの作品かなり好きですよ。
同じように、「レビューでは酷評だったけど、実際に読んでみるとすっかりはまってしまった」という方もいるのでは?
本当に駄目な作品は一巻だけでなく続刊のレビューでも酷評されるものですが、この漫画の場合は二巻以降のレビューを見ると、かなり評価が高いのが見てとれるでしょう。

非常に繊細な絵柄で、主人公の少女ジゼル・アランと彼女を取り巻く人々の姿が描かれています。
絵柄に温かみがあり、お話も暗い話も中にはあるものの、それでもなんだか癒される感じがして、それが私を魅了しているのだと思います。
低評価レビューを見て、この作品をスルーしてしまうのは非常にもったいない。

今のところはkindle版が出ていないのが残念ですね。
kindleでも発売して、もっとこの作品の良さが広く知れ渡ると良いのですが。

8人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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左衛門

自由なお嬢様

2010年7月23日に日本でレビュー済み

アパートの大家であるジゼル・アラン嬢が「何でも屋」をする話。
笠井スイの初単行本である。

舞台は20世紀初めのヨーロッパ。
とびっきりの上流階級のお嬢様らしいジゼルが、猫探し、子守、ストリッパーの付き人、煙突掃除等の仕事をやっていく。
ちょっと時代が違うが、エマは、メイド(下流)のエマが上流世界を訪れる話だったが、ジゼルアランは上流から下流にやってくる。
まだ、詳しく語られていないが、けして没落したのではなく、自らやってきた感じである。
行う仕事も煙突掃除、ストリッパーの付き人など、当時の価値観からいえば、下層の中の下層な仕事である。でも、ジゼル嬢は幸せそうだ。

能動的に奔放に動くジゼル嬢をみるのが楽しくて仕方ない。

また、巻末に少しだけ書かれた実家の不穏な動きが気になる。
次巻が楽しみでしょうがない。

15人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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通りすがり

三巻まで読んだ感想

2021年4月12日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

一話の途中までは、大人顔負けの明晰な頭脳を持つ少女と力仕事担当のお人よし青年の凸凹コンビが依頼を解決していく探偵物かと思っていましたが全く違ってました。
かといってホンワカとした雰囲気の日常物でもない。
あえて言うなら世間知らずな少女の成長物語だと思うのですが、その主人公であるジゼルに今一つ感情移入できず自分には合わないと感じました。

4人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

黄昏

風が吹く

2013年9月23日に日本でレビュー済み

とある古本屋で表紙が目に留まり、ふと手に取った。周りの本はペターっと塗ってあり、ただ煌びやかであるだけのように思える。そんな本が増えてゆく中で、とても綺麗な色遣いと筆遣いが目に残り、気になり続けてしまったので購入。内容も実に清々しかった。最近は、ただ主人公の女の子が可愛らしくて肌が露出していればいい。そんな作品があまりにも多すぎて、少々警戒しながら読み進めたが、どうやら安心して読めそう。読めば読むほど味わい深い。実に若々しく、何が書きたいのかが直に伝わってくる。だけども、まるで小説を読んでいる時のような、不思議な感覚になる時がある。そんな雰囲気を楽しめる。そんな作品。雨が上がって雲の切れ間から空が顔を出す。濡れた街と石畳が光って、葉の雫を落とした風が頬を撫でて通り抜けてゆく。まるで小説を読んでいる時みたいに、風を感じられる。そんな作品。

10人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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Master

私は購読しているが

2013年7月30日に日本でレビュー済み

普通に良い漫画ですよ。ここのレビューばかり参考にしていると損をする人もいるでしょう。森薫と比べている人が多いですが、個人的な好みでいえば森薫より好きです。そのような人も私以外にもきっと存在するはずです。

たしかに絵の正確さ・絵の魅力共に森薫の方が上であると私も思いますが、登場人物の性格、作者の感性、全体的な雰囲気が私は笠井スイの方が好きなんです。

主人公の世間知らずのお嬢様から捉えるその世界の感じ方が、なんとも新鮮で、私自身が子供の頃に体験した小さな感動を追体験しているような懐かしい気分になりました。
例えば、はだしで草の上を歩いた時の、すこしチクチクしてるけどひんやりした気持ちよさ。屋台で買った、少し気をつけて食べないとポロポロ具が落ちてしまうけど美味しいクレープ。初めて触る猫の感触。…等々、主人公が初めて体験するそういった小さな出来事が、主人公の天然猪突猛進のお嬢様のキャラクターと相まってなんとも心地いい。

シリアス！ドキドキハラハラ！絡み合った複雑難解な伏線！…という作品が好きな方にはおススメしませんが、ほのぼの・素敵・さわやか！…が好きな方、前髪ぱっつんおてんばお嬢様が好きな方にはおススメします。
「面白い作品」というより「素敵な作品」という感じです。
全ての話が最高レベルで素晴らしいとまでは言いませんが、そういった雰囲気を楽しむ漫画としてはかなりイイ線いっているのではないかと思います。

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