タイトルがすでに？という感じだつたのですが、
世界観や主人公たちの家庭環境はさらに？？？という感じがしました。
完全な作者買いです。妖精女王の国で料理を教わったというのは
いくらファンタジーでも無理があり過ぎると思いました。
シリーズ化を目論んでのことかもしれませんが、
もっと純粋に主人公たちの料理にかける情熱が知りたかったです。
せっかく厨房の仲間がいるのに、交流が少なく、2人で料理をするのも気になりました。
確かに女だとばれていけないというのもあるのでしようが、
その点の周囲の悪意とか、好意とかもっと書けたのではないかと思います。
その方が話も盛り上がったと思います。
しかも肝心の主人公たちの関係がラストまで曖昧な感じがしました。
そもそも男の方が、粗野なのか育ちがいいのか人物像が曖昧だったので、
ラストも着地を見失ったのではないかという気がします。
面白くなかった訳ではないですが、他にもつと面白い作品を書かれているので、
この話は私的には△です。
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