神人たる志苑と想いが通じ、長らくひっかかっていた父の死因も判明し再び漢薬師を目指し出したヒロインの天華。
漢薬師の国家試験に目標を定め、課題を与えられた彼女は、彼女会いたさに急いで仕事を片付けようやく二ヶ月ぶりに人界に降りて来た志苑をかまう余裕がない。
天華の人となりを見る課題の患者は一癖も二癖もあり、そこに人間を主とした走獣契約を巡って天界でも策謀が−。
世をすねていた志苑がうぶな天華の心の隙につけ込んで恋人になった後ろめたさを感じていたり、それでも初恋に一途だったり、つい恥ずかしさが先にたち突っぱねちゃう天華よりキュンキュンさせてくれます。
お話自体は、設定や描写が足りなくて「どういうこと?」と感じるところが多く、運びの為にヒロインがお人好し過ぎるし、焦れるのも彼女が頑なが過剰で、志苑に比べ、あんまり好きになれなかった…最後の方で、「会えなくならないならいい」と覚悟を決めるあたりで漸く見直しましたが。
それと自分の夢に進むヒロインとその母の文語口調の女仙に、とある乙女系大河ラノベのデジャヴを感じました。
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