エロールとクラウスに呼ばれたアート夫人によって、学院長らの悪事が露見、晴れてシャーロットは「セネット商会令嬢」に戻り、伯爵の後見を得た。
メイド期間に落ちてしまった令嬢スキルを再度磨き、社交界でちやほやされる目的を達すべく夜会に乗り込んだけれど、「文無し令嬢」を見る目はことのほか冷たくて･･･。
美貌と才覚をウリに、その計算がバレないよう猫をかぶるシャーロット。
物事はちっとも彼女の計算通りには動いてくれません。もらえる扱いに感じた違和感は、自分個人への賛辞ではなく後見の伯爵への機嫌取りだったから。あまつさえ、開かれた茶会は厄介払いのためのお見合い会だった――。
エロール狙いのアメリカ娘が被った猫に気がつかず、シャーロットを利用しようと近づきます。嫌味な貴族に買われた元セネット邸で開かれた集まりには、シャーロットのフランス時代の幼馴染ジャンが成功した貿易商として現れ、熱く想いを語ってくるが･･･。
災い転じてて福となす、というか一途な？ジャンの起こす事件のおかげで「文無し令嬢」シャーロットはちゃんとした後見を得、友達？を得る。
ついに社交界でも「凄いですね！」とも言われるけれど、それは彼女個人への評価ゆえでなく、やっぱり彼女の思惑通りにはいってない（笑）。シャーロットって努力を厭わないことと頭の回転のよさ、意外と筋をしっかり通すところは買い、なんだけどなんだか「私って凄いのよ」が空回りしてけっこうイタイような･･･。うーん、そこが可愛いのか？。
シャーロットを助けに来たエロールの発言からお待ち兼ねの気配が。まだ触れられてないエロールサイドの描写が入ってきたら、と期待です。
しかし、ジャン、なんでそっちに行っちゃったか。真っ当手段で伯爵家に申し込みに行ってたら、案外すんなり彼の思う壺になったのでは･･･。身分的にも釣り合ってるし、外堀埋められたんじゃないかなあ。
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