高校生編2巻目の第13巻です。
冒頭の登場人物紹介で別々の高校に進学した弊害か、「佐々ちゃん」「ちーちゃん」「桃子」それに「安那ちゃん」の4人が弾かれました(涙)
代わって「土井」と「岡」の男子2名が13巻目にして初登場です。
女装して喫茶店で大胆にもウエイトレスとしてバイトし始めた主役の二鳥君は、小学校時代のクラスメイトと再会。
そこからその友人の女の子から「女装する人の心理」について取材を受けるようになり、さらに女装する大人の男性とも知り合いに。
久しぶりに集まったカラオケでは二鳥君とマコちゃん以外は皆女の子で半ば「女子会の雰囲気」に。
安那ちゃんが混ざっているのは珍しいですが、千葉さんを気に入って何かと絡もうとします。
しかしながら、今巻のハイライトはやはり150〜158ページの「安那ちゃんによる修一へのマッサージ」かと。
安那ちゃんに修一の男の子が反応してしまい、いよいよ「初体験の予感」が・・・・・・!
安那ちゃんの152ページの表情を見るに絶対に意図的です。
連載開始時には10歳だった面々が、既に16歳になろうとしています。作中でさえ既に6年も時間が経過しているのですよ。
普通、学園ものでもこんなに長い時間、登場人物の成長を見ることは稀だと思います。
せいぜい3年間経過で終了が普通。それなのにこの作品はまだまだ続く。
時間の経過は即ち、全ての読者に「登場人物が自分の子供のような愛おしさ」を思い起こさせる。
長期連載になったことだし、そろそろ「キャラ人気投票」やってみてはいかがでしょうか?
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放浪息子 13 (ビームコミックス) コミック – 2012/5/25
志村 貴子
(著)
思春期を彷徨い惑う少年と少女たちを優しく見つめるものがたり、最新第13巻!
女の子になりたい男の子・二鳥修一と、男の子になりたい女の子・高槻よしの。行く先は分かれたものの、無事、高校に進学した一同。修一は女装姿で喫茶店のアルバイトを始め、千葉さおりは二宮文弥とつきあうことに。その一方、やりたいことが見つからずに、悩むよしの。そんなある日、小学校の同級生の友人に女装を気づかれ、質問責めにあう修一が出会ったのは、幼い少女を連れた、女装姿の“大人の男性"でした……。思春期を彷徨う少年と少女たちを鮮やかに描く志村貴子の話題作、待望の最新第13巻!
アニメ『放浪息子』Blu-ray&DVD全6巻も好評発売中!!
女の子になりたい男の子・二鳥修一と、男の子になりたい女の子・高槻よしの。行く先は分かれたものの、無事、高校に進学した一同。修一は女装姿で喫茶店のアルバイトを始め、千葉さおりは二宮文弥とつきあうことに。その一方、やりたいことが見つからずに、悩むよしの。そんなある日、小学校の同級生の友人に女装を気づかれ、質問責めにあう修一が出会ったのは、幼い少女を連れた、女装姿の“大人の男性"でした……。思春期を彷徨う少年と少女たちを鮮やかに描く志村貴子の話題作、待望の最新第13巻!
アニメ『放浪息子』Blu-ray&DVD全6巻も好評発売中!!
- 本の長さ196ページ
- 言語日本語
- 出版社エンターブレイン
- 発売日2012/5/25
- ISBN-104047280682
- ISBN-13978-4047280687
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登録情報
- 出版社 : エンターブレイン (2012/5/25)
- 発売日 : 2012/5/25
- 言語 : 日本語
- コミック : 196ページ
- ISBN-10 : 4047280682
- ISBN-13 : 978-4047280687
- Amazon 売れ筋ランキング: - 287,351位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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神奈川県生まれ。漫画家。1997年、「ぼくは、おんなのこ」でデビュー(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『龍馬伝 (3)』(ISBN-10:4046311177)が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年5月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
さて13巻・・・帯に書かれた副題は・・・「ぼくたちの、わずらい。」
あらすじは・・・12巻の様に大きな節目も無く、高校入学後の慌ただしい日常が淡々と・・・。
秘密のバイトがばれたり、ドキドキの恋の場面や新しい体験・・・意に反していよいよ「男」らしくなっていく体・・・修一、よしの、さおり、あんな・・・青春まっただ中の戸惑いの日々です・・・。
作者はそんな日々を「わずらい」という言葉で表し、登場人物それぞれの「わずらい」振りが微笑ましく描かれていて楽しめます。
ハッキリ言って、初めて読む「普通」の人には「変なお話」ですが、いわゆる「恋煩い」から、世間一般では変態と呼ばれる?「患い」まで、自分らしく生きたいと願う登場人物達の切実な姿を、作者は優しい筆致で描いてくれています。
巻末にはいけだたかし氏による、4ページに亘る志村氏宛「恋文」もあります。
と言うことで・・・エピソード的にはちょっと地味なので星4つですが・・・これからも長く続いてほしい作品・・・。
若さの特権・・・青少年の彷徨いぶりが眩しい13巻です。
あらすじは・・・12巻の様に大きな節目も無く、高校入学後の慌ただしい日常が淡々と・・・。
秘密のバイトがばれたり、ドキドキの恋の場面や新しい体験・・・意に反していよいよ「男」らしくなっていく体・・・修一、よしの、さおり、あんな・・・青春まっただ中の戸惑いの日々です・・・。
作者はそんな日々を「わずらい」という言葉で表し、登場人物それぞれの「わずらい」振りが微笑ましく描かれていて楽しめます。
ハッキリ言って、初めて読む「普通」の人には「変なお話」ですが、いわゆる「恋煩い」から、世間一般では変態と呼ばれる?「患い」まで、自分らしく生きたいと願う登場人物達の切実な姿を、作者は優しい筆致で描いてくれています。
巻末にはいけだたかし氏による、4ページに亘る志村氏宛「恋文」もあります。
と言うことで・・・エピソード的にはちょっと地味なので星4つですが・・・これからも長く続いてほしい作品・・・。
若さの特権・・・青少年の彷徨いぶりが眩しい13巻です。
2012年5月26日に日本でレビュー済み
12巻終盤から始まった高校生編。登場人物それぞれに新たな出会い、変化が訪れます。
彼らが何を経験してどのように成長していくのか、どきどきしながら読みましたが、
同時に何だか寂しい感じを受けました。
他の方のレビューにも書かれているように、物語のはじまりには小学校高学年だった登場人物たちは高校生にまで成長しました。高校進学にあたり中学校時代の仲間はばらばらに。共通の空間であった学校が別れたことによってお話もキャラごとの個別エピソードのようになってきました。
高校生編に入っても中学生編で描かれた登場人物たちの絆、人間関係にノスタルジーを感じてしまって、新たな生活を過ごしていく登場人物たちを見ていると置いてけぼりになったような寂しさを感じます。
成長していくにつれ世界は広がっていくのですから新たな登場人物が出てくるのは当然なんですが、新キャラはいいから今までのキャラの絡みを描いてくれ〜と思ってしまったり。今までの物語の主軸だったと思われるニ鳥くんと高槻さんの関係が薄くなって、二人が互いを意識することがほとんどなくなってしまっているのが特にさびしい。
こんな風に寂しく感じてしまうわけですが、それは小・中学生編が素晴らしかったからだし、中学生編を延長する流れでいかないのは登場人物の成長・変化をしっかり描くためでしょう。ニ鳥くんもいつかは男性として成熟しかわいい女の子ではいられなくなるという残酷さの予感が放浪息子の魅力の1つだと思いますが、それはニ鳥くんに限ったことではなく、誰しもに否応なく訪れる成長・変化にはいわく言い難い残酷さがあるのでしょう。それぞれの道を歩んでいく彼らの道がどのように交差していくのか、寂しさを感じつつも楽しみにしています。
彼らが何を経験してどのように成長していくのか、どきどきしながら読みましたが、
同時に何だか寂しい感じを受けました。
他の方のレビューにも書かれているように、物語のはじまりには小学校高学年だった登場人物たちは高校生にまで成長しました。高校進学にあたり中学校時代の仲間はばらばらに。共通の空間であった学校が別れたことによってお話もキャラごとの個別エピソードのようになってきました。
高校生編に入っても中学生編で描かれた登場人物たちの絆、人間関係にノスタルジーを感じてしまって、新たな生活を過ごしていく登場人物たちを見ていると置いてけぼりになったような寂しさを感じます。
成長していくにつれ世界は広がっていくのですから新たな登場人物が出てくるのは当然なんですが、新キャラはいいから今までのキャラの絡みを描いてくれ〜と思ってしまったり。今までの物語の主軸だったと思われるニ鳥くんと高槻さんの関係が薄くなって、二人が互いを意識することがほとんどなくなってしまっているのが特にさびしい。
こんな風に寂しく感じてしまうわけですが、それは小・中学生編が素晴らしかったからだし、中学生編を延長する流れでいかないのは登場人物の成長・変化をしっかり描くためでしょう。ニ鳥くんもいつかは男性として成熟しかわいい女の子ではいられなくなるという残酷さの予感が放浪息子の魅力の1つだと思いますが、それはニ鳥くんに限ったことではなく、誰しもに否応なく訪れる成長・変化にはいわく言い難い残酷さがあるのでしょう。それぞれの道を歩んでいく彼らの道がどのように交差していくのか、寂しさを感じつつも楽しみにしています。
2013年1月27日に日本でレビュー済み
桜の樹の下にはー。
そんな一文を思い出します。
澄み切った空気感の漂う作品で、一気に13巻まで購入してしまいました。
刊を重ねるごとに、読み終わったあとの感情は混乱してゆくばかりです。
わがままをいえば、ニトリ君がセーラー服を着て学校に行く前までに感じていたあの感じ、あれをずっと味わっていたかった。
この作品にはそういうのを期待していたから。けれど、期待は裏切られ続けて、苦しくなるほどの寂しさに襲われるのに、読み続けることをやめられない。
きっと志村さんの拵えた、この作品の一番根っこにあるものに惹きつけられているのだと思います。
もうすっかりこの作品のファンになってしまいました。これから先どうなるのか、ビクビクしながらもすごく楽しみです。
そんな一文を思い出します。
澄み切った空気感の漂う作品で、一気に13巻まで購入してしまいました。
刊を重ねるごとに、読み終わったあとの感情は混乱してゆくばかりです。
わがままをいえば、ニトリ君がセーラー服を着て学校に行く前までに感じていたあの感じ、あれをずっと味わっていたかった。
この作品にはそういうのを期待していたから。けれど、期待は裏切られ続けて、苦しくなるほどの寂しさに襲われるのに、読み続けることをやめられない。
きっと志村さんの拵えた、この作品の一番根っこにあるものに惹きつけられているのだと思います。
もうすっかりこの作品のファンになってしまいました。これから先どうなるのか、ビクビクしながらもすごく楽しみです。