とてもいい話だった。
絵、内容、値段すべてに関して良いと思う。
ぜひよんで欲しい1品
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ココロコネクト アスランダム下 (ファミ通文庫) 文庫 – 2013/3/30
この世界では、全ての人間に現象が起こっている。
目を覚ました時、太一は一人でグラウンドにいた。
人気もない薄暗い校舎を怯えながら走る内に、ようやく伊織と合流。そして仲間を探すうちに、二人は気づく。
外に出ることが出来ない『孤立空間』――そこで出会った生徒たちすべてに、現象が起きていると。
百人もの生徒を積極的に取りまとめる生徒会長の香取、強制終了を避けるために動く文研部員たち。
だが現象が長引くにつれ、そこには不穏な空気が漂い始めていた――。愛と青春の五角形コメディ、完結。
目を覚ました時、太一は一人でグラウンドにいた。
人気もない薄暗い校舎を怯えながら走る内に、ようやく伊織と合流。そして仲間を探すうちに、二人は気づく。
外に出ることが出来ない『孤立空間』――そこで出会った生徒たちすべてに、現象が起きていると。
百人もの生徒を積極的に取りまとめる生徒会長の香取、強制終了を避けるために動く文研部員たち。
だが現象が長引くにつれ、そこには不穏な空気が漂い始めていた――。愛と青春の五角形コメディ、完結。
- 本の長さ424ページ
- 言語日本語
- 出版社エンターブレイン
- 発売日2013/3/30
- 寸法10.7 x 1.9 x 14.8 cm
- ISBN-104047287369
- ISBN-13978-4047287365
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登録情報
- 出版社 : エンターブレイン (2013/3/30)
- 発売日 : 2013/3/30
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 424ページ
- ISBN-10 : 4047287369
- ISBN-13 : 978-4047287365
- 寸法 : 10.7 x 1.9 x 14.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 534,785位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年4月4日に日本でレビュー済み
シリーズが大団円を迎えました。
ふうせんかずらと名乗る、感情を失った得体の知れない何者か達に、人間感情の動向を観察する為のモルモットとされた文化研究部の高校生達。
これまで入れ替わり、感情暴発、時間退行、読心等様々な現象に見舞われ、その都度一時はどん底に陥りながらも最後にはより強固な人間関係を築きあげてきました。
文研部への“実験”に終了宣言が為されたものの、終了は即ちリセット・・・それまでに現象を体験し乗り越えてきた中で築かれた人間関係や心の変化、そして成長までを無かった事にされると伝えられ動揺します。
一方で文研部が遭った現象が高校の周りの生徒達にも一斉に起こります。
これは文研部に関わってきたふうせんかずらとは別のふうせんかずらが“実験”を行っていると言う事であり、彼等もまた最終的にリセットされる。
文研部と関わってきたふうせんかずらと協力する事により、初めて災難に見舞われた生徒達を助け、同時に自分達の記憶維持を計ります。
異空間に封じられた高校生達の行く末は・・・。
と言ったものの、本作品は強いて嗜虐的に終わる様な作風でも無く、気持ちの良い結末を迎える訳です。
確かにくさいと感じられるかもしれません。しかし、程度の違いでしかないでしょう。創作された小説というものは。
問題は読んでいて心の中の、琴線に触れるものがあるか否かであるかと思います。
それが単に気持ちが良いもの(個人嗜好の満足感)であるのか、それともふと自分の心に反映し得るものであるかの差なのではないかと感じました。
あとがきで綴られた作者の言葉を読んでおりますと、この作者が真摯に私達(読者)へと語りかけていると感じられました。
タイトルが示す様に、最後のエピソードで描かれた様に、人と人との心の繋がり、可能性を率直に見つめられる作品であったと思います。
物語として終わり方は実にできすぎていて、物足りなさを覚えたものの、それ以外の終わり方が適しているとも思えません。
見所は結末に至るまでの過程の描かれ方。それはとても丁寧に作者の声が伝わってくるかの流れであり、見応えがあるものであったと思います。それがどんなものかは実際に読んで頂きたいでしょうか。。
この後事後エピソード(だろう)の短編集をもってシリーズは終了しますが、兎角冗長に延命される数多の作品の様にはならず、きちんと纏まって締めと為す事に敬意と感謝を送りたいと思います。
ふうせんかずらと名乗る、感情を失った得体の知れない何者か達に、人間感情の動向を観察する為のモルモットとされた文化研究部の高校生達。
これまで入れ替わり、感情暴発、時間退行、読心等様々な現象に見舞われ、その都度一時はどん底に陥りながらも最後にはより強固な人間関係を築きあげてきました。
文研部への“実験”に終了宣言が為されたものの、終了は即ちリセット・・・それまでに現象を体験し乗り越えてきた中で築かれた人間関係や心の変化、そして成長までを無かった事にされると伝えられ動揺します。
一方で文研部が遭った現象が高校の周りの生徒達にも一斉に起こります。
これは文研部に関わってきたふうせんかずらとは別のふうせんかずらが“実験”を行っていると言う事であり、彼等もまた最終的にリセットされる。
文研部と関わってきたふうせんかずらと協力する事により、初めて災難に見舞われた生徒達を助け、同時に自分達の記憶維持を計ります。
異空間に封じられた高校生達の行く末は・・・。
と言ったものの、本作品は強いて嗜虐的に終わる様な作風でも無く、気持ちの良い結末を迎える訳です。
確かにくさいと感じられるかもしれません。しかし、程度の違いでしかないでしょう。創作された小説というものは。
問題は読んでいて心の中の、琴線に触れるものがあるか否かであるかと思います。
それが単に気持ちが良いもの(個人嗜好の満足感)であるのか、それともふと自分の心に反映し得るものであるかの差なのではないかと感じました。
あとがきで綴られた作者の言葉を読んでおりますと、この作者が真摯に私達(読者)へと語りかけていると感じられました。
タイトルが示す様に、最後のエピソードで描かれた様に、人と人との心の繋がり、可能性を率直に見つめられる作品であったと思います。
物語として終わり方は実にできすぎていて、物足りなさを覚えたものの、それ以外の終わり方が適しているとも思えません。
見所は結末に至るまでの過程の描かれ方。それはとても丁寧に作者の声が伝わってくるかの流れであり、見応えがあるものであったと思います。それがどんなものかは実際に読んで頂きたいでしょうか。。
この後事後エピソード(だろう)の短編集をもってシリーズは終了しますが、兎角冗長に延命される数多の作品の様にはならず、きちんと纏まって締めと為す事に敬意と感謝を送りたいと思います。
2013年5月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ココロコネクト、最高!
ラストも感動の連続でした。
庵田さん次回も期待してます
ラストも感動の連続でした。
庵田さん次回も期待してます
2013年4月1日に日本でレビュー済み
突然ですが、私はライトノベルをあまり買いません。
私自身、文章を読むのが遅く「コレだ!」という作品にしか手を伸ばしてきませんでした。
この「ココロコネクト」という作品は、そんな「コレだ!」と思える数少ない作品でした。
最初は店頭で、表紙が良いなと思い購入した、「ヒトランダム」。
正直、自分の中の面白そうという直感だけで購入したので、あまり期待はありませんでしたが、いざ読み終えてみるとこの「ココロコネクト」という作品に心を鷲掴みにされていました。
「ココロコネクト」には様々な魅力があるのですが、その中でも1番の魅力はキャラクター達の繋がりだと思います。
この作品は、毎巻キャラクター達がどん底に突き落とされます。
まあ、その時に溜まるフラストレーションのお陰で最後まで一気に読みきれるわけですが、このアスランダムでもその流れは健在です。
ただ、上下巻構成ということもあり少し助長気味に感じましたが…
ということで、このアスランダム下巻でも、
中盤ぐらいまではフラストレーションの溜まる展開でヤキモキされられるのですが、
そんな絶望的な状況の中、「人」と「人」との繋がりによって光が差し込んでからの展開は凄くワクワクさせられました。
早く次が読みたいとページをめくる内に、どんどん話は進んでいき、気付いた時には終盤に差し掛かっていました。
そして、章のタイトルが印象的な第七章。
欠けてピースがどんどんはまっていく流れは、圧巻の一言です。
そして、この七章で特に印象に残っているのが、太一と母親との何気無いやり取りです。
やり取り自体は短いのですが、その中に家族の絆がよく現れていたと思います。
最後に、終章。
綺麗に収まったハッピーエンドだなという印象を受けました。
別にこれは決して悪い意味ではなく、昨今の作品に多い結末をしっかりとつけない風潮の中、この作品でなにを伝えたかったのかをハッキリと記した上で、しっかりと完結させたのは素晴らしいと思います。
長くなりましたが何を言いたいかというと、
このアスランダム編にココロコネクトという作品の真髄が詰まっていたと思います。
庵田先生はこの作品がデビュー作ですが、完結してみて言えることは、正直デビュー作とは思えない完成度だったと思います。
作家としての今後にいろいろと思うところはあると思いますが、私個人の意見を言えば、次回作も読みたいと思っています。
今後、エピローグの意味を込めた短編集が出るそうなので、それを楽しみに待ちたいと思います。
長くなりましたが最後に、
この作品のテーマは、「ココロコネクト」というタイトルに集約されていると思います。
世の中にはいろいろな作品がありますが、一ファンとして出来るだけ多くの方にこの作品を手にして欲しいと思ったので、今回レビューを書かせて頂きました。
私自身、文章を読むのが遅く「コレだ!」という作品にしか手を伸ばしてきませんでした。
この「ココロコネクト」という作品は、そんな「コレだ!」と思える数少ない作品でした。
最初は店頭で、表紙が良いなと思い購入した、「ヒトランダム」。
正直、自分の中の面白そうという直感だけで購入したので、あまり期待はありませんでしたが、いざ読み終えてみるとこの「ココロコネクト」という作品に心を鷲掴みにされていました。
「ココロコネクト」には様々な魅力があるのですが、その中でも1番の魅力はキャラクター達の繋がりだと思います。
この作品は、毎巻キャラクター達がどん底に突き落とされます。
まあ、その時に溜まるフラストレーションのお陰で最後まで一気に読みきれるわけですが、このアスランダムでもその流れは健在です。
ただ、上下巻構成ということもあり少し助長気味に感じましたが…
ということで、このアスランダム下巻でも、
中盤ぐらいまではフラストレーションの溜まる展開でヤキモキされられるのですが、
そんな絶望的な状況の中、「人」と「人」との繋がりによって光が差し込んでからの展開は凄くワクワクさせられました。
早く次が読みたいとページをめくる内に、どんどん話は進んでいき、気付いた時には終盤に差し掛かっていました。
そして、章のタイトルが印象的な第七章。
欠けてピースがどんどんはまっていく流れは、圧巻の一言です。
そして、この七章で特に印象に残っているのが、太一と母親との何気無いやり取りです。
やり取り自体は短いのですが、その中に家族の絆がよく現れていたと思います。
最後に、終章。
綺麗に収まったハッピーエンドだなという印象を受けました。
別にこれは決して悪い意味ではなく、昨今の作品に多い結末をしっかりとつけない風潮の中、この作品でなにを伝えたかったのかをハッキリと記した上で、しっかりと完結させたのは素晴らしいと思います。
長くなりましたが何を言いたいかというと、
このアスランダム編にココロコネクトという作品の真髄が詰まっていたと思います。
庵田先生はこの作品がデビュー作ですが、完結してみて言えることは、正直デビュー作とは思えない完成度だったと思います。
作家としての今後にいろいろと思うところはあると思いますが、私個人の意見を言えば、次回作も読みたいと思っています。
今後、エピローグの意味を込めた短編集が出るそうなので、それを楽しみに待ちたいと思います。
長くなりましたが最後に、
この作品のテーマは、「ココロコネクト」というタイトルに集約されていると思います。
世の中にはいろいろな作品がありますが、一ファンとして出来るだけ多くの方にこの作品を手にして欲しいと思ったので、今回レビューを書かせて頂きました。
2013年3月30日に日本でレビュー済み
ひとまず、これで本編は終了。庵田先生、おつかれさまでした!
後日、短編集もでるみたいです。
あとがきによると、知りたい話のリクエストに答えてくれる可能性もあるみたいなんで、
気になる人は著者に連絡とってみて如何でしょう。
個人的には、パートナーのいない伊織のこの後の恋愛奮闘話が読んでみたいです・・・
庵田先生、もしこれを読んでいたら御一考のほどよろしくお願いしますw
僕はラノベを読んだのはココロコネクトが初めてです。
庵田先生も、このシリーズが処女作みたいで、巻を重ねるごとに文章が洗練されていくのがよくわかりました。
作品に関して言うと、最終作となるこの作品も非常に読みやすく、構成がきれいにとれていて話も分かりやすいと感じました。
きっと先生は頭のいい人なんでしょうね。
ただ、ココロコはラノベの文字通り「ライト」に読める一方、内容も「ライト」な感じがしてしまいました。
僕だけかもしれませんが、作品を重ねるごとにその傾向が露になってる感じがします。
著者は処女作のシリーズでここまで書ききることができたし、眠ってる才能はすごいと思います。
若いようですし、これから様々な経験を積んで、是非とも「ヘビー」なライトノベルを書いてほしいです
この作品の内容は平々凡々の星3つですが、今後の庵田先生への期待も込めて星4つで!
後日、短編集もでるみたいです。
あとがきによると、知りたい話のリクエストに答えてくれる可能性もあるみたいなんで、
気になる人は著者に連絡とってみて如何でしょう。
個人的には、パートナーのいない伊織のこの後の恋愛奮闘話が読んでみたいです・・・
庵田先生、もしこれを読んでいたら御一考のほどよろしくお願いしますw
僕はラノベを読んだのはココロコネクトが初めてです。
庵田先生も、このシリーズが処女作みたいで、巻を重ねるごとに文章が洗練されていくのがよくわかりました。
作品に関して言うと、最終作となるこの作品も非常に読みやすく、構成がきれいにとれていて話も分かりやすいと感じました。
きっと先生は頭のいい人なんでしょうね。
ただ、ココロコはラノベの文字通り「ライト」に読める一方、内容も「ライト」な感じがしてしまいました。
僕だけかもしれませんが、作品を重ねるごとにその傾向が露になってる感じがします。
著者は処女作のシリーズでここまで書ききることができたし、眠ってる才能はすごいと思います。
若いようですし、これから様々な経験を積んで、是非とも「ヘビー」なライトノベルを書いてほしいです
この作品の内容は平々凡々の星3つですが、今後の庵田先生への期待も込めて星4つで!
2013年4月9日に日本でレビュー済み
記憶を消さずに孤立空間からの脱出を試みていた文研部たちに、突如ふうせんかずらが現れる。
そして彼(?)の口からその方法を聞き出す事になった7人。
現象にあっている他の生徒達をフォローしつつ脱出方法を告げるが、生徒会長・香取と衝突してしまう。
そして次第に、現象にあっている全生徒達からの信頼も失ってしまい、絶体絶命の状態に・・・。
文庫はアニ○イトさんの限定版?(唯のキーボルダーが付いてるやつ)を購入しました。
他店舗で特典が違ったりするのかな?特典欲しい方はお店で買った方が良いかも。
さて、今巻で一応本編は終了した訳ですが、とても楽しめました。
それは、今巻がという意味でもありますし、ココロコネクトという作品がという意味でもあります。
今巻のあとがきで庵田先生も仰っておりますが、このココロコネクトは正直「青臭い」作品です。
しかし、それが良い!だから良い!!
親友・絆という理想めいたものを文章化した、そんな作品と言えますでしょうか。
正直、こんな仲間が欲しかった、欲しいと思わせてくれる作品でした。
また、人の成長もテーマに入っていると思います。
1人では上手くいかなかったり挫けそうな事があっても、仲間がいる。友がいる。
偽善っぽく聞こえますが、それを普通に書いてある作品だったから心に響くものがあったと思います。
あとがきの話になりますが、短編集を出す予定のようです。
少しネタバレになりますが、太一(と稲葉)による渡瀬×藤島お近づき作戦とか、
文研部3年生で唯一ぼっちになってしまった伊織は、今後卒業までぼっちなのかとか、
今後が気になって気になって仕方がありませんw
千尋と円城寺もぶっちゃけどうなるんでしょう・・・。
いつになっても良いので庵田先生お願いします。
最後に。
庵田先生、長い間お疲れさまでした。
そして素晴らしい作品をありがとうございます。
次回作、首を長くしてお待ちしております!
そして彼(?)の口からその方法を聞き出す事になった7人。
現象にあっている他の生徒達をフォローしつつ脱出方法を告げるが、生徒会長・香取と衝突してしまう。
そして次第に、現象にあっている全生徒達からの信頼も失ってしまい、絶体絶命の状態に・・・。
文庫はアニ○イトさんの限定版?(唯のキーボルダーが付いてるやつ)を購入しました。
他店舗で特典が違ったりするのかな?特典欲しい方はお店で買った方が良いかも。
さて、今巻で一応本編は終了した訳ですが、とても楽しめました。
それは、今巻がという意味でもありますし、ココロコネクトという作品がという意味でもあります。
今巻のあとがきで庵田先生も仰っておりますが、このココロコネクトは正直「青臭い」作品です。
しかし、それが良い!だから良い!!
親友・絆という理想めいたものを文章化した、そんな作品と言えますでしょうか。
正直、こんな仲間が欲しかった、欲しいと思わせてくれる作品でした。
また、人の成長もテーマに入っていると思います。
1人では上手くいかなかったり挫けそうな事があっても、仲間がいる。友がいる。
偽善っぽく聞こえますが、それを普通に書いてある作品だったから心に響くものがあったと思います。
あとがきの話になりますが、短編集を出す予定のようです。
少しネタバレになりますが、太一(と稲葉)による渡瀬×藤島お近づき作戦とか、
文研部3年生で唯一ぼっちになってしまった伊織は、今後卒業までぼっちなのかとか、
今後が気になって気になって仕方がありませんw
千尋と円城寺もぶっちゃけどうなるんでしょう・・・。
いつになっても良いので庵田先生お願いします。
最後に。
庵田先生、長い間お疲れさまでした。
そして素晴らしい作品をありがとうございます。
次回作、首を長くしてお待ちしております!
2013年3月30日に日本でレビュー済み
文研部五人組の物語完結編(途中から七人になりましたが、個人的にはあくまで初期メンバー五人の物語だと思うので)
本作に至るまで五人組が辿ってきた道のりは決して平坦な物ではなく、ぶつかり合い・いがみ合いながらのでこぼこ道でしたが
彼らがその過程で積み重ねてきたもの、一つ一つの出来事を通じて確かめ合ってきたものが問われる最終関門がやってきました
物語は上巻で「ふうせんかずら」の同族「三番目」が仕掛けてきた山星高校の生徒が集団で連れ去られた空間に文研部メンバーが
乗り込む所から始まります。そこで待ち受けていた最後の「敵」は皮肉にも同じ人間・同じ山星高校生でした。「三番目」の
「現象」に巻き込まれ、疑心暗鬼に囚われた生徒たちを率いていた生徒会によって文研部の立場は時間がたつほど窮地に追い込まれ
「強制退場」を利用した脱出方法を阻止しようとすればするほど孤立する羽目に。そんな中、文研部のメンバーが思い出した事は…
本作のエピローグが本シリーズの新人賞応募時の原題「ヒトツナガリテ、ドコヘユク」と題されていた点に驚きました。そしてこの点から
作者の庵田定夏氏が本作をシリーズのベースにあった「人と人との繋がりの積み重ね=絆」が生み出すものを根底から問う総決算に
しようとした想いが伝わってきます。窮地に陥った文研部メンバーが疑心暗鬼に陥った生徒たちに自分の言葉を届ける場面で、そして
ネタバレになるので明かせませんが文研部メンバーが「最も大切なもの」を失いかけた場面で長く続いた本シリーズの名場面が回想され
読み手に「ああ、五人組はこれだけの物を積み重ねてきたのか」と思い起こさせてくれます
シリーズを通して何度も何度も人間関係のギリギリの部分を歩んできた事で八重樫太一は、稲葉姫子は、永瀬伊織は、桐山唯は、青木義文は
それぞれに掛け替えのないものを築き上げてきたのだな、と本作を一ページ、また一ページと読み進めるたびに実感させられました。
そしてその築き上げてきたもの=成長の過程で生まれた人と人との関わりこそが人間の持つ最も素晴らしいもの=絆である事を実感させられます
人が変化し続け、繋がり続けることで前に進み続ける姿を謳い上げた人類賛歌とでもいうべき本シリーズ、見事なまでの大団円でした!
本作に至るまで五人組が辿ってきた道のりは決して平坦な物ではなく、ぶつかり合い・いがみ合いながらのでこぼこ道でしたが
彼らがその過程で積み重ねてきたもの、一つ一つの出来事を通じて確かめ合ってきたものが問われる最終関門がやってきました
物語は上巻で「ふうせんかずら」の同族「三番目」が仕掛けてきた山星高校の生徒が集団で連れ去られた空間に文研部メンバーが
乗り込む所から始まります。そこで待ち受けていた最後の「敵」は皮肉にも同じ人間・同じ山星高校生でした。「三番目」の
「現象」に巻き込まれ、疑心暗鬼に囚われた生徒たちを率いていた生徒会によって文研部の立場は時間がたつほど窮地に追い込まれ
「強制退場」を利用した脱出方法を阻止しようとすればするほど孤立する羽目に。そんな中、文研部のメンバーが思い出した事は…
本作のエピローグが本シリーズの新人賞応募時の原題「ヒトツナガリテ、ドコヘユク」と題されていた点に驚きました。そしてこの点から
作者の庵田定夏氏が本作をシリーズのベースにあった「人と人との繋がりの積み重ね=絆」が生み出すものを根底から問う総決算に
しようとした想いが伝わってきます。窮地に陥った文研部メンバーが疑心暗鬼に陥った生徒たちに自分の言葉を届ける場面で、そして
ネタバレになるので明かせませんが文研部メンバーが「最も大切なもの」を失いかけた場面で長く続いた本シリーズの名場面が回想され
読み手に「ああ、五人組はこれだけの物を積み重ねてきたのか」と思い起こさせてくれます
シリーズを通して何度も何度も人間関係のギリギリの部分を歩んできた事で八重樫太一は、稲葉姫子は、永瀬伊織は、桐山唯は、青木義文は
それぞれに掛け替えのないものを築き上げてきたのだな、と本作を一ページ、また一ページと読み進めるたびに実感させられました。
そしてその築き上げてきたもの=成長の過程で生まれた人と人との関わりこそが人間の持つ最も素晴らしいもの=絆である事を実感させられます
人が変化し続け、繋がり続けることで前に進み続ける姿を謳い上げた人類賛歌とでもいうべき本シリーズ、見事なまでの大団円でした!