瑞々しくフェミニンな感性が薫る変則刊行（年10回）の個性派漫画誌。
新人デビュー作2編、最終回3編、そして新連載1編と言う本誌では比較的動きが少ない誌面。
【カバー＆カバーストーリー】
●宇島葉氏「世界八番目の不思議」今回宇島氏の連載作と連動。海辺の町で育った巨人少女と幼馴染の秀才少年の交流を。
【新連載】
●松本水星氏｢燕のはさみ｣隔号掲載予定。大正時代の銀座の理髪店の女性理髪師『燕』を狂言回しに人間模様を描く作品。
【最終回】
●なかま亜咲氏「健全ロボ ダイミダラーOGS」なんだかんだ言っても皆ペンギン帝国が好きだった？アニメ化もされた人気作で本誌唯一の下ネタギャグロボット対戦物、大団円。
●加藤清志氏「THE TOWN ～復讐者～」恐るべき記憶操作能力者より恐ろしいのは。
●戎島実里氏「本日のちょーか！」小学校釣部を舞台にしたGAG四コマ。 3回目。
【読み切り】
●福田星良(せいら)氏「百年後のアポロ」デビュー作。画家である父の作品管理を務める青年と一緒の金髪巻毛碧眼の美丈夫の正体は？
●中河星良(せいら)氏「よみ草子」デビュー作。キャッチには『摩訶不思議平安絵巻』と。
●松本結樹氏「日陰日和」呪術が特技の姉が想い人に送ったのはやはり呪だった…。
【連載陣】
●大武政夫氏「ヒナまつり」表稼業における新田の実力が描かれる回。コンペで最終選考に残ったのは新田の会社とあの女子高生社長の会社だった…。
●久井諒子氏「ダンジョン飯」事前の作戦はほぼ壊滅、ライオス一行と炎竜の戦いは？
●入江亜季氏「北北西に曇と往け」遠くアイスランドの少年探偵「御山慧」は﨟長けた女優より一目ぼれの中高年男性の捜査依頼を受けるが、その男性は慧の祖父だった…。
●山本ルンルン氏「サーカスの娘オルガ」不定期連載。下働きをしながら徐々に芸を身に付けたオルガは巡業先の実力者の息子との諍いから急遽サーカス・デビューをする事に。
●緒方波子氏「モテ考」新連載2回目。緒方氏自身が相棒のセキセイインコと共にモテについて考えるハルタ初のエッセイ漫画。
●八十八良氏「不死の猟犬」逃し屋組織では娘の身が警察側に落ちてから酒浸りの「ママ」に代りにメンヘラ気味の柊が「ママ」を名乗るなど動揺が。そこに警視庁の剣崎からメールが入る。
●久慈光久氏「狼の口 ～ヴォルフスムント～」重装騎兵に蹴散らされながら逃げ惑う山岳同盟は勝ち誇る皇弟等を一本道の狭路に誘う。そこには命を賭けた罠が…。
●森薫氏「乙嫁語り」やったぜ、バリヤさん。
●犬憧千絵氏「蒼いホルスの瞳」側近の言いなりの兄王を横目に深慮遠謀の王妃シェプスト。兄王の子を宿した妾に対する彼女の寛大な処置に周囲は戸惑う。
●近藤聡乃氏「Ａ子さんの恋人」本作キャッチ『大人げない大人のひねくれ恋愛模様』美術系学校OB・OG勢は恩師の葬儀に集合してから距離感が更に微妙に。
●樫木祐人氏「ハクメイとミコチ」樹鎮の祭でハクメイとミコチは子供たちを怖がらす魔物の役を。
●長蔵ヒロコ氏「ルドルフ・ターキー」姿を消したターキー一家のジョンは監禁されていた。そしてルドルフは？
●富明仁氏「ストラヴァカンツァ ～異形の姫～」裸祭で一見和やかに始まるが、実は鬼戎族防衛戦を控えた重い回。
●原鮎美氏「織子とナッツン」凸凹百合物。学園の古典芸能愛好会合宿で投扇興で遊ぶメンバーだが、徐々に遊びがエスカレート。
●西公平氏「ゲス、騎乗前」確かな騎乗技術に加え、なりふり構わぬ営業と陰謀を駆使するゲス・ジョッキー聖一。本誌では異彩を放つブラックコメディ。今回も聖一の名馬に騎乗する為のライバル追い落とし策が冴える（？）。
●川田大智氏「まかろにスイッチ」奇妙なレギュラー陣がローテーションを組んで登場する連作ギャグ。36、37話の２作収録。
●宇島葉氏「ハルタカルタ」今号は「た」
●設楽清人氏｢俺と帯｣雑誌の様で実は単行本扱いで帯が付く本誌ならでは（？）の帯裏漫画。
●中西芙海氏「じいじとはるこ ~ただいま~」ハルタコミックグランプリ募集コーナー4コマ。
【休載】
●佐々大河氏「ふしぎの国のバード」隔号掲載の休みの月。
●梶谷志乃氏「想幻の都」隔号掲載の休みの月。
●比嘉史果氏「真昼の百鬼夜行」隔号掲載の休みの月。
●百名哲氏「百野哲シリーズ」不定期連載
●長崎ライチ氏「ふうらい姉妹」不定期連載
【次号予告】
●菊池まりこ氏「公安部 特殊人種課56」新連載。
●中村哲也氏「ネコと鴎の王冠」新連載。
【読者コーナー】
●BAR波留汰
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