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十津川警部標的 (カドカワ・エンタテインメント) 新書 – 2002/12/1

3.6 5つ星のうち3.6 19個の評価

十津川警部、生涯最大の賭け!

ネット上に掲載されたK・Eという人物の殺人予告。単なる悪戯かと思われたが、これが日本を揺るがす大事件へと発展していく!事件を担当する十津川警部は大胆な賭けで犯人に挑む!超弩級エンタテインメント。

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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

出会い系のホームページに、K・Eのイニシャルを持つ人物の殺人予告が掲載された。狙われたK・Eとは誰なのか? 犯人の目的は一体何なのか? 十津川警部率いる捜査一課のメンバーは、大胆な捜査活動に乗り出した…。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ KADOKAWA (2002/12/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2002/12/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 229ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4047881643
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4047881648
  • カスタマーレビュー:
    3.6 5つ星のうち3.6 19個の評価

著者について

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西村 京太郎
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1930年東京都生まれ。

都立電機工業学校卒業後、人事院に勤務。63年『歪んだ朝』で第2回オール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。

65年『天使の傷痕』で第11回江戸川乱歩賞を受賞。78年にはトラベル・ミステリーブームの先駆けとなる『寝台特急殺人事件』を発表、ベストセラーに。2005年第8回日本ミステリー大賞を受賞。

十津川警部シリーズは現在も多くの読者の支持を得ており、現在著作は450冊を超える。

カスタマーレビュー

星5つ中3.6つ
5つのうち3.6つ
19グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2012年3月1日に日本でレビュー済み
総理大臣誘拐事件。
まさかの大事件。

社会派西村京太郎がやりたかったことはこれなのだろうか。

偽の総理大臣をたてて,様々なことをしようとする人がいる。

十津川警部はじめ,警察官が辞職して,偽の総理大臣を誘拐しようとする。

男のロマンなのかもしれない。
壮大すぎてついて行けない人もいるかもしれない。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年12月14日に日本でレビュー済み
十津川警部は、某サイトへの殺人予告の書き込みに注目する。

書き込みと同一イニシャルの俳優が爆弾で殺害され、更に首相の河原が誘拐される。

誘拐された河原の安否が一切わからず、アルプスの山中で首相の死体と思しき遺体を発見する。

十津川警部は首相誘拐殺害犯人は、某IT企業の社長の仕業と推察するが、なんら証拠が見つからない。

首相の安否に関して絶望感や焦燥感が漂う中、ニセ首相が登場し、突破口を得るために十津川警部はニセ首相の誘拐を試みるが…。

ラストの謎解きがあっけなさ過ぎる。それまでのストーリとの繋がり、

特に俳優殺害との関連がわかりにくい。

首相が登場して勧善懲悪のラストだけ見ていると、遠山の金さんや水戸黄門を見ているような錯覚に囚われる。

無理やり終わらせたような気がする。もう少しナチュラルなエンディングにしてほしかったような気がしないでもない。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年1月21日に日本でレビュー済み
久しぶりに西村京太郎の本を読んでみたが、森村作品とは違った魅力をひしひしと感じる作品であった。情景・人物描写はほとんどなく、ただ事件の素早い展開(それは時として予想不可能な展開)に、私は興奮を覚えながら読んでいった。なにせ恋愛サイトの殺人予告から、終局的には「総理誘拐暗殺計画」という国家規模での犯罪へと大きくグレードアップしていくからだ。調べてみると、西村京太郎の「トラベルミステリー」はテレビ放送でもずいぶんと長い歴史がある。現在も十津川・亀井刑事のコンビは、高橋英樹・愛川欣也(テレビ朝日:土曜ワイド劇場)と渡瀬恒彦・伊東四郎(TBS:月曜ミステリー)が演じているが、本作品はどちらのコンビが演じているのか、内容的には渡瀬・伊東コンビなのかもしれない(迫力ある、凛々しい数々の発言に高橋英樹演じる十津川警部を私は連想したが)。とはいえ、本作品をテレビドラマ化するのは大変であろうし、きちんとした2時間ドラマとして放送することは不可能であるとも思った。著者はどういう経緯からこのようなストーリーを思い付いたのか、その源泉は何であるのか知りたいものである。西村京太郎作品に不可欠な人物である十津川省三警部の推察力の的確さ、大胆な行動力、並外れたリーダーシップの強さは、男いや人間として十分な魅力をもっている。刑事はどこかで陰鬱な過去を背負って事件を追及しているという設定が多いが(森村作品の牛尾や棟居はともに親類を殺害されたという経緯をもつ)、彼の場合はどうなのであろうか。膨大な「十津川警部シリーズ」のほんのわずかしか読んでいないので、現時点で私には分からない。暗い陰鬱な過去を背負ったヒーローというのは、ヒーローでありながらどこか人間味に溢れた人物でもある。世間離れしていない情感を伴ったヒーローであるがゆえに愛されるのかもしれない。一ファンとしてこれからもこのシリーズを見守ってゆきたい。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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