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最後の記憶 (カドカワ・エンタテインメント) 単行本 – 2006/1/30

3.5 5つ星のうち3.5 46個の評価

若年性の痴呆症を患い、ほとんど全ての記憶を失いつつある母・千鶴。彼女に残されたのは、幼い頃に経験したという「すさまじい恐怖」の記憶だけだった。死に瀕した母を今なお苦しめる「最後の記憶」の正体とは?

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ KADOKAWA; 特別版 (2006/1/30)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2006/1/30
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 375ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4047881732
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4047881730
  • カスタマーレビュー:
    3.5 5つ星のうち3.5 46個の評価

著者について

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綾辻 行人
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1960年京都府生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院修了。’87年に『十角館の殺人』で作家デビュー。“新本格ムーヴメント”の嚆矢となる。’92 年、『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。“館シリーズ”と呼ばれる一連の長編は現代本格ミステリを牽引する人気シリーズとなった。(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 迷路館の殺人 新装改訂版 (講談社文庫) (ISBN-13: 978-4062763974 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中3.5つ
5つのうち3.5つ
46グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2020年3月29日に日本でレビュー済み
「館」シリーズで有名な著者であるが、勝手にホラーと本格ミステリーの融合した作品と思って読むと、肩透かしを食らいます。敢えて言うならジャンルは幻想小説でしょうか。

脳に病を患った母親を持つ大学院生の波多野森吾が、母親の生まれ故郷を訪れ母親の過去を探るという展開ですが、解決版ともいえる第三部でいきなり小説の世界が変わります。
児童連続殺人も発生するので、どうしてもミステリー的な決着を求めがちですが、その要素は殆どありませんので、それを期待する読者には不向きと思います。
2021年12月26日に日本でレビュー済み
数年前に読んだけど、後書きの綾辻行人氏の確か「消えたいという思いにとらわれた時に書いた」というように、
ネタバレというか自分で解説すると

・最後に主人公が母親に会いにいけるようになったのは、母親は治らない、
でも今は生きていて、自分の大切な存在だと主人公が思うようになれたから。

・主人公が最後に流す涙は
「母の遺伝病は無かったけど、自分もいつか死ぬ瞬間は一人で、それでも自分はこれからも生きていく」
という孤独を受け入れた。
年齢に関係なく、本当の大人になることを受け入れた涙だと個人的には思いました。
好きな小説です。
2009年4月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
館シリーズで有名な綾辻さんですが、ホラーや短編もなかなかいいです。綾辻さんのホラーは、おどろおどろした感じやグロテスク感はほとんどなく、美しさや妖しさ、悲しさや切なさを感じさせる作品がほとんどです。この作品もそうです。前半はかなりいい感じです。ただ、後半のストーリーの核心部分(非現実世界の部分)になって、それまでいらいらするくらい思考回路と行動が消極的だった主人公が、まるで別人みたいに思考を働かせ、行動する展開はちょっと不自然な気がしますし、会話(やりとり)がくどい感じがする点が残念ですが全体としてはいい出来です。ラストのオチというか、種明かしでのストーリー構成はあの頃大ヒットした映画「バックトゥザフューチャー」の影響を受けているような気がしますね。この作品のキーワードは「現実逃避」「神隠し」です。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年6月24日に日本でレビュー済み
突然病に伏した愛しい母。母がかかったのは特殊なアルツハイマー「白髪痴呆」であった。
最近のものから順番に規則正しく失われていく記憶のなかで、最後に残るであろう強烈な記憶。
それは主人公が昔から疑問を抱いていた母が怖がる「何か」であった。
主人公は必死にその何かを探しに母の出生の秘密を探る。

私がこの本を読み終わったとき、綾辻作品の新たな面を見たと常々思いました。
館シリーズに代表されるどんでん返しや殺人方程式などの推理物、囁きシリーズの心情表現など、代表作のいろいろな要素を抜き出してかかれていたと感じます。
後半までの引き込まれる語り口は流石の一言、谺する記憶の表現は囁きシリーズでおなじみであり、ノスタルジックでどこか不安げな気持ちにさせられます。ホラーとして読むのはお勧めできません、その要素は弱め。

全体の評価、作品としての出来は賛否両論だと思います。
個人的には他の作品、シリーズを一通り読んでからこの本を手に取っていただきたい。
囁きシリーズを読んでいない読者だと「なんか陳腐」に感じてしまうかもしれないし、推理物だと思い込んでいると肩すかしをくらう、そんな印象。
この作品は謎への解決を巡る推理から一点、生きてることはなにかの問いかけを主人公に課すための道のりを大きな本筋としているため、気構えとしては幻想的な「囁き」シリーズと同じような感覚で読まないと完全には楽しめないかと思います。
私個人でいえば主人公と同じような人生の送り方をしてきたので感情移入しやすくたっぷりと世界に浸れました。
最高ではないけれど、無くてはならない一冊。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年8月5日に日本でレビュー済み
ページの多くは主人公の鬱屈とした精神描写や行動で消費しており、
そこには進展性がないのであまり面白くない
終盤のファンタジー描写もまるで百年ぐらい前から拾ってきたような
稚拙なもので独創性がなく、しいて褒められる点といえばそれなりに
読むこと自体は苦痛でもないことぐらい
作者のファン以外は覚悟して買うべきだろう
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年8月4日に日本でレビュー済み
ふつうのミステリーのような謎解きや、ふつうのホラーのような恐怖にとらわれないで、
繊細な文章で綴られていく物語に身を浸すべき作品ですね。好みはわかれるかもしれま
せんが、わたしはとっても楽しめました。
終盤の展開で主人公が直面する「事実」には胸がしめつけられるようでした。病室のラ
ストシーンの彼の物思いにも。…こういう読後感の小説はひさしぶりかも。
綾辻さんの作品は、「十角館の殺人」や「時計館の殺人」みたいな大トリックものより
も、囁きシリーズとか、こっち系列のほうが肌に合うようです。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年11月11日に日本でレビュー済み
他の方も言われてる通り幻想小説とでもいいましょうか。
後半の現実離れする展開を受け入れられるかどうかでしょう。
私にはちょっと合いませんでした。
2002年10月23日に日本でレビュー済み
痴呆の病気にかかってしまった母の
奇妙な記憶に悩まされ、
またその病気が遺伝性ではないのかと
恐怖を感じている主人公。
母の記憶の真相とは?またその記憶と
周りで起こる殺人事件との関連は?
この様々な謎が少し解きあかされていく
ミステリーとホラーを融合させた
綾辻行人の意欲作である。
感想としては、話しの流れもいいし、
ページも多からず少なからずといった感じで、
読みやすい作品でした。
ホラーといったら、綾辻先生の殺人鬼を思い浮かべて
しまいますが、あれは血みどろぐちゃぐちゃの
スプリッターホラーですから、読む前はそう想像する
かもしれませんが、それよりはかなり平和ですw。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート