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ラティファの告白: アフガニスタン少女の手記 単行本 – 2001/12/1
1996年9月26日。その日、わたしたちの日常の全てが失われた。まるで悪夢のように--タリバンにより虐げられたアフガニスタン女性。神という名のもとテロリズムの脅威に晒される彼女たちの叫びが、ありのままに描かれる真実の記録
- 本の長さ261ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2001/12/1
- ISBN-104047914010
- ISBN-13978-4047914018
商品の説明
メディア掲載レビューほか
混迷するアフガニスタン内政。1996年のタリバンによるカブール制圧以降、市民がどのような生活を送っていたかはあまり報じられていない。本書は、特に強い抑圧を受けた女性の立場からタリバン政権下のアフガニスタン内情をリポートした手記だ。亡命に近い形で渡仏した女性ラティファ(偽名)が、一切の自由を奪われた女性たちの苦悩と闘いを綴っている。
79年の旧ソ連軍による侵攻以来、ゲリラ戦は国土を荒廃させ男たちを傷つけていった。89年、旧ソ連軍は撤退するが、国は治まらず、代わって民族闘争が激化する。それでもアフガニスタンの女性たちは希望を失わず、生活を支え仕事に励んでいたという。
しかし、台頭したタリバンは、女性に全身を覆うチャドリの着用を義務づけ、仕事をする権利、1人で外出する自由、髪を整え化粧する自由、さらに接触を禁ずるという理由で医師の診断を受ける自由までも奪っていく。それはまるで「女性の存在を消滅させようとする行為だ」と著者は語る。
それでも著者は、非合法の寺子屋を自宅で開校したり、手作りの新聞を配布するなど小さな闘いを始める。「男たちは政治について語れるけど虐げられた女性たちの声は黙殺されている」。アフガニスタンのもう1つの姿である。
(日経ビジネス 2002/02/04 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
-- 日経BP企画
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (2001/12/1)
- 発売日 : 2001/12/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 261ページ
- ISBN-10 : 4047914010
- ISBN-13 : 978-4047914018
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,611,328位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 321位中東のエリアスタディ
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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少女ラティファの告白はきわめて貴重な時代の証言です。「女」ということが目立つだけで殺されてしまう社会、通常なら人々の歓声に湧くはずのサッカー場で公開処刑を見なければならないという悪夢。人間とはここまで残酷になれるものなのか。
決して読後感のよい本ではありませんが、それでも私たちは知らなくてはいけないと思う。
女性だったらもっと感情移入出来るかな
仕事が出来ないのはまぁ、我慢出来るかもだけど
家からでれない
あれ被ってても外出時は男と一緒?
しかも靴の色とかがハデとかいった理由で
むち打たれてしまう
学校の生活指導も真っ青の
人生なんて…
ただ、この本フランスでベストセラーかな
今、フランスの学校スカーフも禁止してますよね?
ラティファさんどう思って居るんだろう(^_^;)
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ナジブラへの蛮行を見て,タリバンへの不安が募るカブール市民.
タリバンの放送局「ラジオ・シャリーア」から聞こえる,「……を禁じる」尽くしの布告.
監獄のように感じられるチャドリ(ブルカ).
カセット・テープを持っていた少年へのタリバンのリンチ.リンチで子供を殺されて発狂する母親.
タリバンにレイプされて性器を引きちぎられ,モグリの病院を開業中の著者の母親のところへ逃げ込んで来た女性達.
授業内容への不安から,少年達をタリバン経営の学校へ通わせなくなる母親達.アパートの住民達で組織して開設された,秘密の学校.
タリバンが少年達の臓器を売買しているという噂.
密かに新聞を作り,映画「タイタニック」を地下室で鑑賞する,著者のささやかな抵抗.
著者の兄の結婚式の最中に踏み込み,記録していたビデオカメラを破壊するタリバン.
少年達にディカプリオ風の髪型をカットした床屋を逮捕したことを伝える「ラジオ・シャリーア」.
フランスで証言したことで,欠席裁判で著者に死刑を宣告するタリバン.
共産時代への批判やパキスタンへの反感も.
読め.