毎年ノーベル文学賞受賞者予想でそこそこのオッズで名前が挙がるペレーヴィン。
ペレーヴィンは何でもアリの作風だが本作は輪をかけて何でもアリ。というか意味不明。
序盤こそこれから何が起こるのだろうとワクワクするし、登場人物たちの掛け合いが面白い。しかし次第にその会話は難解になってゆき、何がなんだかさっぱりわからなくなる。結末もなんだかよくわからない。
おそらくこの小説はストーリーが面白いとかどうでもよくて、ある世界、迷宮を作って読者にそれを体験してもらう、そういう物なのかもしれない。
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恐怖の兜 (新・世界の神話) 単行本 – 2006/12/1
ロシア文学界の異端児にして最大の人気者、ペレーヴィンの幻想が爆発する!
世界33ヶ国が参加する〈新・世界の神話〉プロジェクトに、いよいよロシアの大物が登場。選ばれた神話は怪物ミノタウロスの迷宮脱出物語。かつてなく幻想的で、未体験の想像世界に、目眩と感動が押し寄せる。
世界33ヶ国が参加する〈新・世界の神話〉プロジェクトに、いよいよロシアの大物が登場。選ばれた神話は怪物ミノタウロスの迷宮脱出物語。かつてなく幻想的で、未体験の想像世界に、目眩と感動が押し寄せる。
- 本の長さ287ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2006/12/1
- ISBN-104047915238
- ISBN-13978-4047915237
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登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (2006/12/1)
- 発売日 : 2006/12/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 287ページ
- ISBN-10 : 4047915238
- ISBN-13 : 978-4047915237
- Amazon 売れ筋ランキング: - 775,241位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 518位ロシア・ソビエト文学 (本)
- - 1,411位ロシア・東欧文学研究
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年7月13日に日本でレビュー済み
全編チャット形式の小説で、なるほど電車男と見えるのも無理もないですが、内容は難解という他ないです。
現実と架空のついての論議など、全部理解するのは無理。というか、理解する必要はあんまりない気がします。
あと、空気読んでる人や空気が読めない人の描写が上手い。
問題は、驚愕のラスト。
「凄い!」と驚くのではなく、「あぁ、こうくるんだ」という驚きのラストでした。というか、これはありなのか?
そしてかなり分かりづらいです。ラストの展開は、きちんと読み込めてる自信はないですね。
まあ怪作なのは確かでしたね。
現実と架空のついての論議など、全部理解するのは無理。というか、理解する必要はあんまりない気がします。
あと、空気読んでる人や空気が読めない人の描写が上手い。
問題は、驚愕のラスト。
「凄い!」と驚くのではなく、「あぁ、こうくるんだ」という驚きのラストでした。というか、これはありなのか?
そしてかなり分かりづらいです。ラストの展開は、きちんと読み込めてる自信はないですね。
まあ怪作なのは確かでしたね。
2006年12月1日に日本でレビュー済み
読み始めは、どうも理念的な言葉が頭に入ってこなくてちょっとどうかという思いが脳裏をよぎったのだけど、読むほどに世界観が頭に入ってきて、結果的には一気に読んだ。非常にごちゃごちゃした理屈を全部理解しようとするとかなり厄介(というかたぶん理解できない)なので、ある程度気にしないで読んだほうが楽しめる気がする。ものすごい理性的なようでいてクレージーなユーモア感もあり、とてもよくわからない面白さがある。エピグラフにボルヘスが引用されているが、印象としてボルヘスに近く、ボルヘスへのオマージュのような感じもする。