女性の漫画家が描く時代ものって、女主人公の視点で恋愛中心、甘々に描かれることが多いのですが、これは一味違う気がします。
男たちは織田信長のどこを愛したのか、どこを憎んだのか、時代の流れもしっかり織り込んでドラマチックに描かれています。
個人的には森川作品は時代背景もちゃんと描かれてるし、人間の哀愁が漂ってて大好きですが、友人は「歴史ものは好きだけどこの人のは絵が荒いし、コマを追いにくい」と言います。そう言われるとたしかに『ベルばら』などのように万人受けはしないかもしれませんが、それが作家の個性であり、作品の味であると思います。
過去にコミックを買い、若気のいたりで(?)うっかり売ってしまいましたが、今回の発売をきっかけにまた買ってしまいました。
何度読んでもストーリーの中に入り込んでしまいます。
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King of Zipangu信長 (あすかコミックスDX) 単行本 – 1992/9/30
森川 久美
(著)
日本人離れした大胆な発想と怜悧な判断力で戦乱の世を駆け抜けた男がいた--。男の名は織田信長。感動の大スペクタクル!!
- 本の長さ173ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日1992/9/30
- ISBN-104048523694
- ISBN-13978-4048523691
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登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (1992/9/30)
- 発売日 : 1992/9/30
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 173ページ
- ISBN-10 : 4048523694
- ISBN-13 : 978-4048523691
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,466,650位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 486,788位コミック
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2006年4月24日に日本でレビュー済み
森川久美は光と影のコントラストが好きだ。どの物語でも自分らしく生きようとすればするほど、運命の濃い影を作らざるを得ない苦汁を描く。主人公(たち)は、死に場所を求めて彷徨い、本来生きるべき場所は追憶や理想の彼方にあり、逆光に照らされて、直視することができない世界である。
己の生き様にのたうつ主人公の傍には、分身ともいうべき影のような者が存在する。主人公の人生を代弁するべく観察し、批判し、付かず離れず寄り添うのだ。彼(ら)の視点を用いて、時には友情、愛憎、恋愛、男色、様々な要素を織り込んで物語は展開する。それが、常に森川流の歴史譚であり、彼女の「信長」を作り上げる。
同時に収録されている「花の都に捧げる」も、リアルタイムで読んだ人間には忘れられない懐かしい作品だ。かつてこれを読んだ時、ルネサンスのサボナローラが登場人物だとは、とても信じがたかったが、彼は今では何の抵抗もなく受け入れられる、森川ワールドの住人である。もっとも、この作品になくてはならないのがフィレンツェの街そのものの存在であり、豪華王ロレンツォだ。いずれにせよ、森川久美の作品の男たちは、女以上に艶かしく嫉妬深く情が深く、己を欺くのがうまいので、現世ではお互いに思いを遂げられない存在である。やれやれ。
己の生き様にのたうつ主人公の傍には、分身ともいうべき影のような者が存在する。主人公の人生を代弁するべく観察し、批判し、付かず離れず寄り添うのだ。彼(ら)の視点を用いて、時には友情、愛憎、恋愛、男色、様々な要素を織り込んで物語は展開する。それが、常に森川流の歴史譚であり、彼女の「信長」を作り上げる。
同時に収録されている「花の都に捧げる」も、リアルタイムで読んだ人間には忘れられない懐かしい作品だ。かつてこれを読んだ時、ルネサンスのサボナローラが登場人物だとは、とても信じがたかったが、彼は今では何の抵抗もなく受け入れられる、森川ワールドの住人である。もっとも、この作品になくてはならないのがフィレンツェの街そのものの存在であり、豪華王ロレンツォだ。いずれにせよ、森川久美の作品の男たちは、女以上に艶かしく嫉妬深く情が深く、己を欺くのがうまいので、現世ではお互いに思いを遂げられない存在である。やれやれ。