すでにある映画や漫画のイイところを借りてきて、西島が繋ぎ直しただけの本。
漫画を読んで、西島大介自身が本当に伝えたいテーマが出てきたとしても「それドコから持ってきた?」と、まずは疑う。
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ディエンビエンフー (100%コミックス) コミック – 2005/8/26
西島 大介
(著)
1965年、戦線が激化するベトナム。従軍カメラマンのヒカルは、血みどろの戦場でひとりのベトナム少女と恋に墜ちた…。気鋭のマンガ家&イラストレーター・西島大介が爽やかに描き出す、切なく愛らしいベトナム戦争!
- 本の長さ170ページ
- 言語日本語
- 出版社角川書店
- 発売日2005/8/26
- ISBN-10404853890X
- ISBN-13978-4048538909
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登録情報
- 出版社 : 角川書店 (2005/8/26)
- 発売日 : 2005/8/26
- 言語 : 日本語
- コミック : 170ページ
- ISBN-10 : 404853890X
- ISBN-13 : 978-4048538909
- Amazon 売れ筋ランキング: - 487,467位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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マンガ家。2004年に『凹村戦争』でデビュー。代表作に『ディエンビエンフー』『世界の終わりの魔法使い』『すべてがちょっとずつ優しい世界』など。
2020年、令和元年度文化庁メディアクリエイター育成支援を受けて個人電子出版レーベル「島島」を設立。「豊かな発想で未来を実装」をテーマに、CCライセンスや「影の魔法のライセンス」を電子書籍に実装するなど、独自の発想で自作の電子リリースをせっせと行う。
キャラクターデザイナー、イラストレーターとしても幅広く活動し、読売テレビ開局60周年キャラクター「シノビー&ニン丸」、ベルナール・ビュフェ美術館45周年キャラクター「ビュフェくん」、ベストセラー小説『陽だまりの彼女』などを担当。
キャラクターデザイン、映像化やグッズ化、連載のお問い合わせは「島島」フォームまで。https://daisukenishijima.jimdofree.com/
直営ショップ「島島DLストア」もご活用ください。
https://simasimashop.booth.pm/
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年11月24日に日本でレビュー済み
ヴィレッジに置いてあって、買おうと思ったけど我慢した。
その行為を15回ぐらい繰り返して、
まだ欲しいと思ったから、もう流石に読んで良いだろ、と。
相変わらず、この人の絵は可愛い。
にも関わらず、書いてる事は真ん中をエグってくる。
でもきっと、これが本当の話で。
でもきっと、こんな可愛い絵で真実を知れるならば
それはきっと、ある意味とてもラッキーで。
その行為を15回ぐらい繰り返して、
まだ欲しいと思ったから、もう流石に読んで良いだろ、と。
相変わらず、この人の絵は可愛い。
にも関わらず、書いてる事は真ん中をエグってくる。
でもきっと、これが本当の話で。
でもきっと、こんな可愛い絵で真実を知れるならば
それはきっと、ある意味とてもラッキーで。
2006年1月13日に日本でレビュー済み
やったな、やられたな。西島大介が作り出した「エヴァンゲリオン」がこれだと断言する、勝手に。あるいは「もののけ姫」と「あずみ」(どちらも主人公は死なない、死にそうにならない、ゼッテーに)を物笑いにする戦隊もの、かな。ま、何でもいいけど。
従ってイチオー史実に沿って時間は進むけど、ベトナム戦争は「事実の不確実性」を表すためのモチーフでしかない、というか、「事実と真実はチゲーこと」だよっていうか。ベトナム戦争後にアメリカを中心に蔓延した「ベトナム戦争でオレはこんなものを見た」「こんなことをしてしまった」話は当人にはいつしか真実のような重みを持ったとしても事実ではなく、事実は「そこにあったもの」で「ここに持っていられるもの」ではない。っつーか。ま、何でもいいけど。
主人公が死なないのはお話の中だけで、現実では主人公は死ぬ。人間産まれてから決まっているのは、いつかゼッテーに死ぬ、ということだけであるにも関わらず主人公を殺さないことで救われる俺らを笑え。未読の方にお伝えしておくと、この物語は主人公がiいきなり、すっかり、ばっちり、きれいに、完全に死ぬところから始まってます。確かにキャラは可愛いけど、死ぬのが悲しいほど可愛くもない。それは人間の死は、事実でも真実でもなく、たった一つの現実だったりするから?さあ、どうでしょう?なんちて。さて、ここで問題です。「戦争を知らないことは罪でしょうか?」。戦争反対。憲法九条改悪反対。出来れば戦争を知らずに死にたい。いつか。まだ早いけど。
あと、この人が恋愛ものを書いたらどうでしょうか?岡崎京子に追いつけるかなあ?
従ってイチオー史実に沿って時間は進むけど、ベトナム戦争は「事実の不確実性」を表すためのモチーフでしかない、というか、「事実と真実はチゲーこと」だよっていうか。ベトナム戦争後にアメリカを中心に蔓延した「ベトナム戦争でオレはこんなものを見た」「こんなことをしてしまった」話は当人にはいつしか真実のような重みを持ったとしても事実ではなく、事実は「そこにあったもの」で「ここに持っていられるもの」ではない。っつーか。ま、何でもいいけど。
主人公が死なないのはお話の中だけで、現実では主人公は死ぬ。人間産まれてから決まっているのは、いつかゼッテーに死ぬ、ということだけであるにも関わらず主人公を殺さないことで救われる俺らを笑え。未読の方にお伝えしておくと、この物語は主人公がiいきなり、すっかり、ばっちり、きれいに、完全に死ぬところから始まってます。確かにキャラは可愛いけど、死ぬのが悲しいほど可愛くもない。それは人間の死は、事実でも真実でもなく、たった一つの現実だったりするから?さあ、どうでしょう?なんちて。さて、ここで問題です。「戦争を知らないことは罪でしょうか?」。戦争反対。憲法九条改悪反対。出来れば戦争を知らずに死にたい。いつか。まだ早いけど。
あと、この人が恋愛ものを書いたらどうでしょうか?岡崎京子に追いつけるかなあ?
2007年1月7日に日本でレビュー済み
「世界一かわいいベトナム戦争」というフレーズが目にとまった。かわいいという形容詞がまさか戦争という言葉とくっつくのか?しかしくっついてしまったのが「ディエンビエンフー」なのだ。
自分はベトナム戦争がどういう戦争かなんて知らずただ知識として知っている程度だった。その上さして興味もない歴史だった。
正直難しいことは分からない。複雑に掘り下げた感想は書けない。けどこのファンシーな絵がやわらかく読ませてくれた気がする。普通は戦争を描くとき、リアルに描くことで説得力が増すものだと思ってたが、逆に二頭身のキャラクターや絵本のような画風を使うことで伝わりやすくなる。なるほど、そうか。しかしやはり、血は出るし内蔵も出るし人も死ぬ。大事なところがちゃんと描かれている。これすごくいいと思う。戦争を知らない、体験談なんて語れない漫画家にとって、実際にあった戦争を描くにはこういうほうがいいのかもしれない。自分のように無学な人も読もうと思ったし。それだけで意味がある漫画だ。
この物語は別に戦争の悲惨さを訴えるものでもなければ歴史絵巻でもない。事実もとに描かれれど真実はない。ただのグロかわいい不思議な漫画だ。あとがきにも書いてあるとおり本当のことは分からないのだ。それでもなお感慨深く感じるのは戦争の持つ力か、作者の表現力か。
きっと両方なのだろうと思う。
自分はベトナム戦争がどういう戦争かなんて知らずただ知識として知っている程度だった。その上さして興味もない歴史だった。
正直難しいことは分からない。複雑に掘り下げた感想は書けない。けどこのファンシーな絵がやわらかく読ませてくれた気がする。普通は戦争を描くとき、リアルに描くことで説得力が増すものだと思ってたが、逆に二頭身のキャラクターや絵本のような画風を使うことで伝わりやすくなる。なるほど、そうか。しかしやはり、血は出るし内蔵も出るし人も死ぬ。大事なところがちゃんと描かれている。これすごくいいと思う。戦争を知らない、体験談なんて語れない漫画家にとって、実際にあった戦争を描くにはこういうほうがいいのかもしれない。自分のように無学な人も読もうと思ったし。それだけで意味がある漫画だ。
この物語は別に戦争の悲惨さを訴えるものでもなければ歴史絵巻でもない。事実もとに描かれれど真実はない。ただのグロかわいい不思議な漫画だ。あとがきにも書いてあるとおり本当のことは分からないのだ。それでもなお感慨深く感じるのは戦争の持つ力か、作者の表現力か。
きっと両方なのだろうと思う。
2005年9月1日に日本でレビュー済み
帯には【世界一かわいい、ベトナム戦争】とあります。恥ずかしながら作者・作品について全く知らず、ましてタイトルなんて「ベトナム戦争というのだからベトナムの単語に違いない」と、表紙の女の子に惹かれて購入したのでした(ちなみにタイトルの意味はネットで調べましたヨ)。戦争の中で出逢ったアメリカ軍の少年とベトナムゲリラの少女。絵柄はカワイイのに、首はふっ飛び、死体が腐るそんな悲惨な中で二人の不思議な関係が淡々と綴られていきます。でも戦争って何だっけと考えたくなるような気持ちも心にじわんと湧いてくる、不思議な本でした。