前編では、本好きだった主人公が小説を書くようになり、電撃文庫で大ヒットシリーズ『ヴァイス・ヴァーサ』を
立ち上げるまでを『年下のクラスメイトで声優の女の子』と毎週木曜日の夕方、主人公が原作を担当するアニメの
アフレコのため乗り込んだ在来線特急の自由席で語る対話形式で進められていたが、
後編の前半部分は重版に重版を重ね、シリーズ累計45万部を売り上げた『ヴァイス・ヴァーサ』を核としたビジネスを
出版社を中心とした各社がどうやって展開するのか。そして印税や初版印刷部数(一般文芸新人作家の新刊が
一万そこそこといわれる中、電撃小説大賞受賞者の作品の初版が二万七千とは驚きである)、契約、確定申告、
他の作家やイラストレーターとの付き合い、締切と進行といった生々しい部分諸々含め
『電撃文庫で本を出版したらこうなる』という踏み込んだ内容が追体験できる仕組みになっており、
かつて『マンガ日本経済入門(石ノ森章太郎)』がヒットした時、雨後の筍のように現れた『マンガで分かる○○』的な
テイストの本を彷彿とさせる一種の読み物としても成立しています。良い意味で。
そしてストーリー部分の比重が大きくなる後半部分は、なぜ主人公は彼女に首を絞められるまでに至ったのか。
謎に満ちた彼女は一体何者なのか。そして二人の関係は崩壊するのか、それとも……といった、
あらゆる伏線や謎が綺麗に纏められています。
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男子高校生で売れっ子ライトノベル作家をしているけれど、年下のクラスメイトで声優の女の子に首を絞められている。 (2) ―Time to Play― (下) (電撃文庫) 文庫 – 2014/3/8
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『男子高校生で売れっ子ライトノベル作家をしているけれど、年下のクラスメイトで声優の女の子に首を絞められている。 1-3巻 新品セット』 こちらをチェック
僕は、東京へ向かう特急列車の車内にいる。いつもの、窓側の席に座っている。列車は動き出した。隣の席は、空いている。似鳥は来るか? 来る。僕には分かる。時雨沢恵一×黒星紅白、最新シリーズ第2巻!
- 本の長さ344ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日2014/3/8
- 寸法10.8 x 1.8 x 15 cm
- ISBN-104048663844
- ISBN-13978-4048663847
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登録情報
- 出版社 : KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2014/3/8)
- 発売日 : 2014/3/8
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 344ページ
- ISBN-10 : 4048663844
- ISBN-13 : 978-4048663847
- 寸法 : 10.8 x 1.8 x 15 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,187,578位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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第6回電撃小説大賞にて『キノの旅―the Beautiful World』が最終選考候補作品に。2000年7月同作品にてデビュー(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『お茶が運ばれてくるまでに―A Book At Cafe』(ISBN-10:4048682865)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年3月24日に日本でレビュー済み
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2014年3月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まぁ、そうだろうなぁ。という展開。意外性は皆無。
だが、面白かった。何が面白かったかと言うと・・・。
まぁ、キャラが可愛かった。以上。いや、本当に。流石に時雨沢さん。
もうちょっとこの可愛いキャラたちで、コテコテのラブコメ書いて欲しかったが、まぁ、仕方が無い。
意外と現代現実の世界も書けるみたいだから、次はそういう作品を書いてくれませんかね?期待してますよ!
だが、面白かった。何が面白かったかと言うと・・・。
まぁ、キャラが可愛かった。以上。いや、本当に。流石に時雨沢さん。
もうちょっとこの可愛いキャラたちで、コテコテのラブコメ書いて欲しかったが、まぁ、仕方が無い。
意外と現代現実の世界も書けるみたいだから、次はそういう作品を書いてくれませんかね?期待してますよ!
2014年5月27日に日本でレビュー済み
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作者によると、こういった作家を主人公にしたラノベが流行りつつあるので、
後追いと言われたくないので、暖めていた作品をあわてて出したそうですが、
私自身はこういった作品を読むのは初めてなので、
作家の生態なるものを興味深く読ませてもらいました。
声優の女の子が首を絞めている理由は、ああ、やっぱりという感じですが、女の子の正体には、
ちょっと驚かされたのでOK?
to be continued・・・とあるので続くんですかね? というか、続けて欲しい。
それにしても、忘年会のパーティにお呼ばれとは・・・クリエーターとしては羨ましいかぎりです。
後追いと言われたくないので、暖めていた作品をあわてて出したそうですが、
私自身はこういった作品を読むのは初めてなので、
作家の生態なるものを興味深く読ませてもらいました。
声優の女の子が首を絞めている理由は、ああ、やっぱりという感じですが、女の子の正体には、
ちょっと驚かされたのでOK?
to be continued・・・とあるので続くんですかね? というか、続けて欲しい。
それにしても、忘年会のパーティにお呼ばれとは・・・クリエーターとしては羨ましいかぎりです。
2014年10月10日に日本でレビュー済み
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作者の主張と、編集へのヨイショを延々と語る小説。
タイトルが長いだけ。
タイトルが長いだけ。
2014年3月10日に日本でレビュー済み
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だらだらとした作者話も結果 そこそこに回収され ちょっとだけキュンとなってなかなかよかった。 ミークにまた会えるのかな to be continuedって。。。
2014年3月9日に日本でレビュー済み
主人公はライトノベル作家の高校生。
週に一度自作「ヴァイス・ヴァーサ」のアニメのアフレコに立ち会うため、地方都市から特急列車で上京する。
同級生の声優の美少女「似鳥絵里」はそのアニメで役を演じるため毎週一緒に上京するため、主人公「僕」の隣の席に座るようになった。
彼女は「僕」にライトノベルのこと、作品を書く方法、デビューの経緯などを訪ね、「僕」はその時間を楽しみにしていた。
ところが今、「僕」は彼女に首を絞められていて、「僕」はなぜそうなったのかが分からない。
上巻に引き続き、下巻でも「僕」の作家としての語りと同級生の女の子の可愛らしい反応が描かれています。
印税、増刷の際の誤植訂正、税金、出版契約書、守秘義務、ファンレターやネットの感想、大変なこと、大切なこと、締切、イラスト等、似鳥絵里が「僕」に質問し、「僕」は考え考え説明をしていきます。
ほかにもアフレコで似鳥が初めて声を入れる場面や、作中作のあらすじが描かれていきます。
作家としてのいろいろな話は「え、そうなんだ」と驚くようなことがたくさんあり、とても興味深かったです。
「首を絞められている」理由も判明し、そのあとは大きく話が動き、伏線の回収も鮮やかでした。
不穏な筋運びなのに、「僕」の高校生らしい朴訥な考え方や行動でのおかげで、読後感が良い小説でした。
面白かったです。
週に一度自作「ヴァイス・ヴァーサ」のアニメのアフレコに立ち会うため、地方都市から特急列車で上京する。
同級生の声優の美少女「似鳥絵里」はそのアニメで役を演じるため毎週一緒に上京するため、主人公「僕」の隣の席に座るようになった。
彼女は「僕」にライトノベルのこと、作品を書く方法、デビューの経緯などを訪ね、「僕」はその時間を楽しみにしていた。
ところが今、「僕」は彼女に首を絞められていて、「僕」はなぜそうなったのかが分からない。
上巻に引き続き、下巻でも「僕」の作家としての語りと同級生の女の子の可愛らしい反応が描かれています。
印税、増刷の際の誤植訂正、税金、出版契約書、守秘義務、ファンレターやネットの感想、大変なこと、大切なこと、締切、イラスト等、似鳥絵里が「僕」に質問し、「僕」は考え考え説明をしていきます。
ほかにもアフレコで似鳥が初めて声を入れる場面や、作中作のあらすじが描かれていきます。
作家としてのいろいろな話は「え、そうなんだ」と驚くようなことがたくさんあり、とても興味深かったです。
「首を絞められている」理由も判明し、そのあとは大きく話が動き、伏線の回収も鮮やかでした。
不穏な筋運びなのに、「僕」の高校生らしい朴訥な考え方や行動でのおかげで、読後感が良い小説でした。
面白かったです。
2014年3月8日に日本でレビュー済み
初版の帯にもあるように「ついに、”首絞め”の真相が明らかに」なります。
とはいえ、上巻に引き続き半分以上は主人公による劇中作の制作にまつわる話や
作家として経験してきた体験談といったものですね。
ずっと車内での会話が続いても妙にノリノリな二人の会話はなかなか楽しいものでした。
後半はこの長いタイトルの核心部分に入っていきますが、
概ね前巻の時点からの想像のできる範疇ですね。
とりあえずタイトル通りの話は一段落したため、今後はどのような展開になるのかまた楽しみです。
とはいえ、上巻に引き続き半分以上は主人公による劇中作の制作にまつわる話や
作家として経験してきた体験談といったものですね。
ずっと車内での会話が続いても妙にノリノリな二人の会話はなかなか楽しいものでした。
後半はこの長いタイトルの核心部分に入っていきますが、
概ね前巻の時点からの想像のできる範疇ですね。
とりあえずタイトル通りの話は一段落したため、今後はどのような展開になるのかまた楽しみです。
2014年3月13日に日本でレビュー済み
作家である主人公と、その作家が描いた本のアニメに出てくる登場人物を演じている声優の女の子(同級生)の話。続編。
低評価にした理由は、物語そのものが少し薄っぺらいなと感じてしまった為。本書は主人公が作家という職業についてひたすら女の子に説明する、という話だが、そればかりが前に出すぎているような気がして退屈してしまった。男女がずうっと一緒に話しているのに恋愛に傾く様子もないし(そういう展開を期待しすぎていた自分もいるが)、この本は単に作家業を覗くという意味で楽しめるものだと思った。
低評価をつけたが私は時雨沢作品のファンで、キノやアリソンシリーズを全て読んできた。だから猶更、銃撃戦や恋愛の少ない本作にがっかりしてしまったのかもしれない。
高評価の方々が多いようなので、私がつまらないからと言ってつまらない作品だということはないのかも。。(作家という職業を学びたくて買う人が多いような気がします)
つまらなかった、というよりも、ただただ(時雨沢作品としては)物足りなかった、と言ったほうが正しいかもしれない。
低評価にした理由は、物語そのものが少し薄っぺらいなと感じてしまった為。本書は主人公が作家という職業についてひたすら女の子に説明する、という話だが、そればかりが前に出すぎているような気がして退屈してしまった。男女がずうっと一緒に話しているのに恋愛に傾く様子もないし(そういう展開を期待しすぎていた自分もいるが)、この本は単に作家業を覗くという意味で楽しめるものだと思った。
低評価をつけたが私は時雨沢作品のファンで、キノやアリソンシリーズを全て読んできた。だから猶更、銃撃戦や恋愛の少ない本作にがっかりしてしまったのかもしれない。
高評価の方々が多いようなので、私がつまらないからと言ってつまらない作品だということはないのかも。。(作家という職業を学びたくて買う人が多いような気がします)
つまらなかった、というよりも、ただただ(時雨沢作品としては)物足りなかった、と言ったほうが正しいかもしれない。