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東池袋ストレイキャッツ (電撃文庫) 文庫 – 2014/6/10
『神様のメモ帳』『さよならピアノソナタ』の杉井光が贈る、新たな青春と音楽の物語。
ひきこもって音楽ばかり聴いていた不登校児の僕。けれど、ゴミ捨て場で拾った真っ赤なギターが僕の運命を変える。
それには、交通事故で死んだギタリスト、キースの幽霊が取り憑いていたのだ。
「俺が生きてる間に発表できなかった曲を、おまえが代わりに歌うんだよ」
幽霊に尻を叩かれ、僕は池袋で路上ライヴを始める。
そこで出逢ったのは、身分を隠して夜の街を彷徨う歌姫ミウ、それから沢山の路上パフォーマーたち。
ストリートを舞台に迷い猫たちが歌い奏でる、切なくて甘い青春と音楽の物語。
ひきこもって音楽ばかり聴いていた不登校児の僕。けれど、ゴミ捨て場で拾った真っ赤なギターが僕の運命を変える。
それには、交通事故で死んだギタリスト、キースの幽霊が取り憑いていたのだ。
「俺が生きてる間に発表できなかった曲を、おまえが代わりに歌うんだよ」
幽霊に尻を叩かれ、僕は池袋で路上ライヴを始める。
そこで出逢ったのは、身分を隠して夜の街を彷徨う歌姫ミウ、それから沢山の路上パフォーマーたち。
ストリートを舞台に迷い猫たちが歌い奏でる、切なくて甘い青春と音楽の物語。
- 本の長さ296ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日2014/6/10
- 寸法10.7 x 1.6 x 15 cm
- ISBN-10404866624X
- ISBN-13978-4048666244
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登録情報
- 出版社 : KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2014/6/10)
- 発売日 : 2014/6/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 296ページ
- ISBN-10 : 404866624X
- ISBN-13 : 978-4048666244
- 寸法 : 10.7 x 1.6 x 15 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,105,340位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1978年東京生まれ。『火目の巫女』で第12回電撃大賞“銀賞”を受賞、デビュー(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 剣の女王と烙印の仔 5 (ISBN-13: 978-4840134040 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2014年10月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本当に面白い! 音楽に携わる人は、ぜひ読んでみるとよいのでは?
2014年7月25日に日本でレビュー済み
杉井のクソは本当にクソで私生活では匿名掲示板でうんこ垂れ流すわ何事もなかったかのようにツイッターしまくってるわ作家としてはどれも似たようなものしか書けねえわ作品はばけらのは放置しっぱなしだわでどこを切っても最悪のクソなんだが、まいったことにこの作品を読んだところ胸が熱くなってしまった。さよピアでも神メモでもこんな気持ちにはならなかった。確かに相変わらずのスターシステム(笑)で音楽(笑)と夜の都心(笑)のお話でその幽霊の設定は無理があるだろとかどう考えても警官やヒモやらの話は余計じゃねーかとかラストも一冊の作品のオチとしてはだいぶ弱いんじゃねーかとかそもそもどうしてもっと掘り下げるべきテーマを掘り下げねえんだとかまぁずいぶん甘く採点しても佳作止まりだなとかまぁ文句も多々あるわけだが、なんだかわけわがわからないが今までこのクソが何十回と繰り返してきた音楽についての言葉の中で初めてそこに『音楽』を感じられた。さよピアじゃあ届かなかった。楽聖なんぞそもそも勘違いしてる。これを読んだとき触れたことすらないギターの弦が指を引きつらせる感触まで覚えた。なんだこれは。いや正体はわかっている。このクソは正しく自分の中にある『音楽』を抉り出したんだ。だから今まで自分が書いてきたものを焼き直しだとわかっていてもこう書くことが正しいのだと確信していたのだ。自分のソウルを描くためにはこれしかなかったのだ。そして幸福なことにこの物語はそのためにふさわしい主人公を用意できた。これまでと似ているようで少しだけ違う。これまでの主人公は長い物語を前提として積み重ねられる人間関係の中で物語を紡ぎ、言葉を見つけ、良くも悪くも世界の中に居場所を獲得していった。だけどこの主人公は違う。表面的に見れば彼は成長し、舞台を得、一人の少女との繋がりの可能性を得た。しかし根底的には救いのない過去と先の見えない未来の中で、最後まで明確な出口を見つけられず、最後まで負の遺産を背負いつづけたまま、最後まで自分の殻の中に閉じこもりながら、最後まで世界に片思いしながら、最後まで音楽だけを救いとしていった。そのストイックさが、そのせつなさが、冒頭にかけてのあの凄まじいロマンチズムたっぷりの静かな悲鳴が、どこまでもこの物語の根幹だ。彼は他者に救われない。どのような生理的な苦しみも悲しみも、音楽という理不尽さに飲み込まれてゆく。あらゆるものが結局は音楽という一点へと繋がっている。この話は音楽による他者との結びつきを語りながら、音楽というもののある種の弧絶性をどこかで掬いつづけている。誰とも分かち合えないくせに誰とでも分かち合える、音楽という現象の豊かな痛ましさのひとかけら。そしてそれを杉井のクソはたぶんちゃんと知っていた。そうでなければこの小説は書けないはずだし、だからこの小説はここにある。
もしもあなたが杉井のクソのこれまでの作品を呼んで、こいつ音楽のことなんてほんとは好きじゃねえんじゃねえの、と思ったことのある方ならば、是非この作品を読みなさい。杉井は確かにクソだ。そしてこの作品はちぐはぐで堀りが浅くて中盤以降はそこそこだ。だがそれでもたった一つのことだけを理解できる。どうやらこのクソは本気で音楽を愛しているみたいなのだ。
もしもあなたが杉井のクソのこれまでの作品を呼んで、こいつ音楽のことなんてほんとは好きじゃねえんじゃねえの、と思ったことのある方ならば、是非この作品を読みなさい。杉井は確かにクソだ。そしてこの作品はちぐはぐで堀りが浅くて中盤以降はそこそこだ。だがそれでもたった一つのことだけを理解できる。どうやらこのクソは本気で音楽を愛しているみたいなのだ。
2014年6月25日に日本でレビュー済み
杉井さんの杉井さんらしい書き方と言えばそれまでですが、正直もう少しどうにかならないもんですかね…
新作出しても毎回同じような主人公で、正直残念。とりあえず、僕って一人称やめさせてみましょうよ。いえ、それでなにが変わるか分かりませんけど…。
うん、まぁ面白いんですけどね…でも、神メモとかを先に完結させてほしいなぁ…せめて続巻を出してほしい。切実に。新作出し過ぎじゃないかな…
新作出しても毎回同じような主人公で、正直残念。とりあえず、僕って一人称やめさせてみましょうよ。いえ、それでなにが変わるか分かりませんけど…。
うん、まぁ面白いんですけどね…でも、神メモとかを先に完結させてほしいなぁ…せめて続巻を出してほしい。切実に。新作出し過ぎじゃないかな…
2021年2月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
光ひとつ差さない水の底に沈んでいく感覚とか、どうしようもない孤独や絶望感とか、力なき者としての焦燥とか、そういった暗い鬱屈した感情を綴らせる時の杉井光はとにかく巧みで類を見ないと思う。『比翼のバルカローレ』も読め。
ライトノベルということもあって、感情がかなりジュブナイルに寄っているから受け付けにくい人もいるとは思う。また、閉塞した状態の描写はとにかく優れているのに、そこから顔を上げて歩き出すときがあっさりしていて、成功体験のカタルシスが弱くなっている気もする。なんか変な構成だなと思ったら短編で連載していたものを時系列順に入れ換えていたり、イラストやキャラデザが少し淡白で作品にマッチしていな感じがあったり、作品としての完成度はあまり高くないとも思った。エンタメとしては仕方ないけれど、ミステリはもはや必要なかったかな。
ただ、杉井光が得意とする弱き者が喉の奥を枯らしながら漏らす語りや、「音楽」の素晴らしさを徹底的に感情論で説いてくる熱さは、力強く味わえるはず。久々に感情を揺さぶられながら前のめりになって読み進めたくなったライトノベルだった。
ライトノベルということもあって、感情がかなりジュブナイルに寄っているから受け付けにくい人もいるとは思う。また、閉塞した状態の描写はとにかく優れているのに、そこから顔を上げて歩き出すときがあっさりしていて、成功体験のカタルシスが弱くなっている気もする。なんか変な構成だなと思ったら短編で連載していたものを時系列順に入れ換えていたり、イラストやキャラデザが少し淡白で作品にマッチしていな感じがあったり、作品としての完成度はあまり高くないとも思った。エンタメとしては仕方ないけれど、ミステリはもはや必要なかったかな。
ただ、杉井光が得意とする弱き者が喉の奥を枯らしながら漏らす語りや、「音楽」の素晴らしさを徹底的に感情論で説いてくる熱さは、力強く味わえるはず。久々に感情を揺さぶられながら前のめりになって読み進めたくなったライトノベルだった。
2014年6月15日に日本でレビュー済み
序盤の引き篭もりの少年であるハルの苦悩や、自己表現をする際に過ぎる不安。それを描いた文章のどれもが、私が曖昧ながらも感じていたそれを掬い取るような言葉であり、一気に話に引き込まれました。
人間模様や、その舞台である池袋の雰囲気も実際に見てもいないのにそこに在るように感じられるのは偏に氏の高い筆力によるものでしょう。
ほんの気まぐれで買ったのですが、非常に良い買い物をしたと今となっては思います。
この小説の客観的なを批評を見たい方は読書メーターというサイトに行くと良いでしょう。
人間模様や、その舞台である池袋の雰囲気も実際に見てもいないのにそこに在るように感じられるのは偏に氏の高い筆力によるものでしょう。
ほんの気まぐれで買ったのですが、非常に良い買い物をしたと今となっては思います。
この小説の客観的なを批評を見たい方は読書メーターというサイトに行くと良いでしょう。
2014年6月11日に日本でレビュー済み
主人公のハルをはじめ、皆どこかで悩んで苦しんでいるのに、「音楽」、「池袋」を通じて繋がっていて、一人一人がすごく輝いているのが読んでいて気持ち良かったです。
文章なので当然音は聞こえてこないのですが、それでもハルをはじめとするパフォーマーたちの、体中のすべての力を出し切って演奏している様子は鳥肌が立つくらい伝わってきました。
また、作者の杉井光さんは池袋在住だそうですが、そんなパフォーマーたちをを見守る池袋という街もどこか危険な香りがするのに、どんな人でも包み込むやさしさを感じ、大変魅力的に描かれていました。
新鋭、くろでこさんのイラストも単に登場人物のやさしい表情だけでなく、毛先や首筋、指先といった体の細い部分になにか登場人物たちのすごく繊細な部分を感じ、この作品にマッチしていると思いました。
文章なので当然音は聞こえてこないのですが、それでもハルをはじめとするパフォーマーたちの、体中のすべての力を出し切って演奏している様子は鳥肌が立つくらい伝わってきました。
また、作者の杉井光さんは池袋在住だそうですが、そんなパフォーマーたちをを見守る池袋という街もどこか危険な香りがするのに、どんな人でも包み込むやさしさを感じ、大変魅力的に描かれていました。
新鋭、くろでこさんのイラストも単に登場人物のやさしい表情だけでなく、毛先や首筋、指先といった体の細い部分になにか登場人物たちのすごく繊細な部分を感じ、この作品にマッチしていると思いました。
2014年6月12日に日本でレビュー済み
すばらしいの一言です。
文章のレベルは相変わらず高く、句読点の打ち方やリズムが絶妙で、長い一文もすんなり頭に入ってきます。比喩などは好みもあるかもしれませんが、私はとても好きです。
しかしそんなことよりもなによりも、作品全体のテーマと雰囲気にやられました。行き場のない思いが指向性を持ち、音楽という題材と一体になって終わりへと導かれ、そして小さな救いがもたらされる様子は、胸に詰まりました。作者の真骨頂とも言えるジャンルにおいて、相応しいものを作ってくれたと思います。
以前ちょっと騒動とかありましたが、そんな些事は気にせずにこれからも書き続けてほしいです。
文章のレベルは相変わらず高く、句読点の打ち方やリズムが絶妙で、長い一文もすんなり頭に入ってきます。比喩などは好みもあるかもしれませんが、私はとても好きです。
しかしそんなことよりもなによりも、作品全体のテーマと雰囲気にやられました。行き場のない思いが指向性を持ち、音楽という題材と一体になって終わりへと導かれ、そして小さな救いがもたらされる様子は、胸に詰まりました。作者の真骨頂とも言えるジャンルにおいて、相応しいものを作ってくれたと思います。
以前ちょっと騒動とかありましたが、そんな些事は気にせずにこれからも書き続けてほしいです。