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安達としまむら3 (電撃文庫) 文庫 – 2014/8/9
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安達が抱く、しまむらへの想いの行方は……。
2月4日、バレンタインデー10日前。放課後に二人で出かけたモール内のドーナツ屋の前で、安達が聞いてくる。
「14日に、しまむらはなにか、用事ありますか?」
「ないですけど」
「ないなら、14日に、遊ぼうという……」
鼻の上に加えて、手の甲まで真っ赤に染まっていた。そんな安達の決意や覚悟に感心して、私はこう応える。
「いいよ。今年はバレンタインをやっちゃおうか」
2月14日までの10日間。安達のどきどきな10日間が、しまむらの日常に彩りを与える。そんな二人のお話。
2月4日、バレンタインデー10日前。放課後に二人で出かけたモール内のドーナツ屋の前で、安達が聞いてくる。
「14日に、しまむらはなにか、用事ありますか?」
「ないですけど」
「ないなら、14日に、遊ぼうという……」
鼻の上に加えて、手の甲まで真っ赤に染まっていた。そんな安達の決意や覚悟に感心して、私はこう応える。
「いいよ。今年はバレンタインをやっちゃおうか」
2月14日までの10日間。安達のどきどきな10日間が、しまむらの日常に彩りを与える。そんな二人のお話。
- 本の長さ248ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2014/8/9
- 寸法10.7 x 1.3 x 15 cm
- ISBN-104048667777
- ISBN-13978-4048667777
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対象商品: 安達としまむら3 (電撃文庫)
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安達としまむら4 (電撃文庫) | 安達としまむら5 (電撃文庫) | 安達としまむら6 (電撃文庫) | 安達としまむら7 (電撃文庫) | 安達としまむら8 (電撃文庫) | 安達としまむら9 (電撃文庫) | |
カスタマーレビュー |
5つ星のうち4.8
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5つ星のうち4.8
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価格 | ¥649¥649 | ¥649¥649 | ¥649¥649 | ¥649¥649 | ¥649¥649 | ¥649¥649 |
内容紹介 | 桜の季節、しまむらと同じクラスになれた。でも、しまむらは近くの席の女子とお昼を食べるようになった。……そんなの嫌だな。一念発起して……そうだお泊りだ!? | 夏休みはしまむらと会えなくなる……花火とか、プールとか、アイス食べたり、一緒にいろいろしたいけど……そうだ、やりたいことリストだ! かきかきかきかき……。 | 「しまむら、遊ぼう!」「え、無理無理。お盆は祖父ちゃんたちの家に行くから」「そうなんだ……」「帰ったら電話するから」「待ってる」安達のしまむらへの想い、最高潮に。 | しまむらと付き合うってことは、うーん、まず、い、一緒に登校するとか……でいいんだよね……。何時に迎えに行けばいいのかな。……早く学校始まらないかな。 | 十月は修学旅行の季節らしい。となると班決めがあって、席を素早く立つ安達の姿が目に飛び込んで来る。「班は、一緒 で」「うん」当然そうなるのだ。意識して準備する物もないし、出たとこ勝負でいいかな。 | 安達と出会う前のしまむら、島村母と安達母、日野と永藤、しまむら妹とヤシロ、そしていつもの安達としまむら。みんなどこかで、少しずつ何かが変わっていく。そんなお話です。 |
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (2014/8/9)
- 発売日 : 2014/8/9
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 248ページ
- ISBN-10 : 4048667777
- ISBN-13 : 978-4048667777
- 寸法 : 10.7 x 1.3 x 15 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 88,594位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1986年生まれ。アスキー・メディアワークス刊の電撃文庫にて活躍する若手小説家。同社が主催する、第13回電撃小説大賞に『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』を投稿、最終選考で惜しくも受賞を逃す。その後、数度の改稿を経て電撃文庫にてデビュー(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 六百六十円の事情 (ISBN-13: 978-4048685832 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年6月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アニメ版で映像描写として楽しむのもイイけど、ノベル版は心情が成文化されているためよりストーリーにのめり込める。
2023年2月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昔の偉い人も言っています。人は二度生まれる、と。一人は前の自分と、後の自分の違いを受容し、もう一人はまだその違いに戸惑っているようです。そういう観点では、実は安達さんの方が「大人」だったりするのかも。
2014年9月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
キミタチそんなにかわいいんだこのー。
実はこんなにフラットな自分、を変わんなきゃかも?くらいのしまむらさんの無自覚か自覚かわかんないゆれゆれの方が安達っちーの挙動不審小動物よりも興味深かった3巻目でした。いや続き読みたいな2年生編。
そうそう、しまむらさん、ホントにそういう名前なの?!安達っちーの名前も知りたいな。4巻かな。お願いします、入間さん。電撃さん。
あとロケーション(岐阜-名古屋)がもう。実は近所なもので、肉屋さんとか探しに行ってコロッケ買っちゃいそう。ああこの電車にあのふたりが乗ったりしたのかと思うとこっちが挙動不審になるので困る。
興味をもたれた方、当たり前ですけど1から読んだ方がよりよいです。ヤチーとかわからんと思うし。
実はこんなにフラットな自分、を変わんなきゃかも?くらいのしまむらさんの無自覚か自覚かわかんないゆれゆれの方が安達っちーの挙動不審小動物よりも興味深かった3巻目でした。いや続き読みたいな2年生編。
そうそう、しまむらさん、ホントにそういう名前なの?!安達っちーの名前も知りたいな。4巻かな。お願いします、入間さん。電撃さん。
あとロケーション(岐阜-名古屋)がもう。実は近所なもので、肉屋さんとか探しに行ってコロッケ買っちゃいそう。ああこの電車にあのふたりが乗ったりしたのかと思うとこっちが挙動不審になるので困る。
興味をもたれた方、当たり前ですけど1から読んだ方がよりよいです。ヤチーとかわからんと思うし。
2014年10月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
1と2も読みましたが、とっても良かったです(≧∀≦)
ただしまむらの気持ちの方がやはり読みづらい感じ('・ω・`)
1と3では二人とも性格が微妙に違う(成長と取れば良いのか…!?)とことかも少し気になりました…
でも、構成とか描写とかとっても面白かったです!買ってよかった!!!
1.2持ってて迷ってるならぜひ!急に3はオススメしません!!ww
ただしまむらの気持ちの方がやはり読みづらい感じ('・ω・`)
1と3では二人とも性格が微妙に違う(成長と取れば良いのか…!?)とことかも少し気になりました…
でも、構成とか描写とかとっても面白かったです!買ってよかった!!!
1.2持ってて迷ってるならぜひ!急に3はオススメしません!!ww
2014年8月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
安達の不器用さとしまむらの天然さにハラハラして読み進めざるを得ない「安達としまむら」。第3巻も期待以上の内容でとても楽しませていただきました。
バレンタインデーというすっかり日本人の間に定着したチョコレートのプレゼント日は、安達にとってクリスマス以来の一大イベント。今でこそ「友チョコ」なるものも存在する中、安達はより特別な意味をこの日に求めます。果たしてそのことをしまむらは気がついてくれているのでしょうか……?まずはそこに注目です。そして、バレンタインデーまでの約10日間に二人に起こる出来事と、その間に感じたり考えたりしたことが、2章と3章に分けて丁寧に描かれています。特に、「しまむら」という女の子は先程は「天然」と言いましたが、それだけでは済ませない複雑な人間性を感じさせてくれる興味深いキャラクターであると思います。彼女は安達にとって無くてはならない存在なのに、どうしてこうも儚げに感じてしまうのでしょう。まだまだ秘密がありそうです。
そして、第4章「そして聖母を抱擁する愛 マリーゴールド」では、百合作品史上新たな名場面が誕生したと言っても過言ではない展開が待ち受けています。この章の中である方法を使ってしまむらのフルネームが明かされたわけですが、一般的にはとても変わった名前であるものの、読み手はあ~そういう意味かと納得すると名前だと思います。そして、安達の名前もお話の内容にちなんだ名前なのだろうと、明かされる日が楽しみです。
あとがきは、何やら不穏な気配がしないでもないでしょうが、しまむらサイドに新キャラクターが登場し(特に重要度は高くはないとも受け取れますが)、彼女たちはまだ2年生に上がったばかりなので、続きは必ずあると信じています。信じて待つのも「愛」ですよ「愛」。
以上、満足度が極めて高い商品です。ぜひおすすめします。
バレンタインデーというすっかり日本人の間に定着したチョコレートのプレゼント日は、安達にとってクリスマス以来の一大イベント。今でこそ「友チョコ」なるものも存在する中、安達はより特別な意味をこの日に求めます。果たしてそのことをしまむらは気がついてくれているのでしょうか……?まずはそこに注目です。そして、バレンタインデーまでの約10日間に二人に起こる出来事と、その間に感じたり考えたりしたことが、2章と3章に分けて丁寧に描かれています。特に、「しまむら」という女の子は先程は「天然」と言いましたが、それだけでは済ませない複雑な人間性を感じさせてくれる興味深いキャラクターであると思います。彼女は安達にとって無くてはならない存在なのに、どうしてこうも儚げに感じてしまうのでしょう。まだまだ秘密がありそうです。
そして、第4章「そして聖母を抱擁する愛 マリーゴールド」では、百合作品史上新たな名場面が誕生したと言っても過言ではない展開が待ち受けています。この章の中である方法を使ってしまむらのフルネームが明かされたわけですが、一般的にはとても変わった名前であるものの、読み手はあ~そういう意味かと納得すると名前だと思います。そして、安達の名前もお話の内容にちなんだ名前なのだろうと、明かされる日が楽しみです。
あとがきは、何やら不穏な気配がしないでもないでしょうが、しまむらサイドに新キャラクターが登場し(特に重要度は高くはないとも受け取れますが)、彼女たちはまだ2年生に上がったばかりなので、続きは必ずあると信じています。信じて待つのも「愛」ですよ「愛」。
以上、満足度が極めて高い商品です。ぜひおすすめします。
2014年8月11日に日本でレビュー済み
サボリ上等な女子高生二人の百合風味な関係をまったりとした時間の流れの中で描く人気シリーズ第三弾
今回は待ちに待った(主に安達が)バレンタイン回!
物語はバレンタインを10日後に控えた2月4日、放課後を迎えた教室で安達がしまむらを「寄り道的な行為」に誘う場面から始まる
相変わらずコミュニケーションに多大な問題を抱える安達に誘われるままショッピングモールに出かけたしまむらだが、意外に安達の目的は
はっきりしている様で洋菓子屋へ。時期的に当然の如く張り出されているバレンタインセールのポスターを前にいかにも偶然気付いた様に
バレンタインの話題を持ち出す安達だったが、更に一歩踏み出し「14日は暇ですか?」としまむらに問う。どうやら友チョコを交換したいらしいが…
おおお…安達のしまむらに向けた想いが前巻あたりから尋常でなくなりつつあるのは伝わってきたけど、バレンタインを前に安達の想いは
いよいよ以ってゲージを振り切り「友情」だの「愛情」だのを飛び越え「信仰」と呼ぶべき物になってきた。何せしまむらが自分にとって
どんな存在かを表現するのに持ち出したのが「しまむらは私の太陽だ」ですよ?これが信仰で無くて何だと言うのか…
今回はバレンタインまでの10日間を安達・しまむらの両者の視点から描いた中編がメインなのだけど、これが非常に良かった。しまむら以外に
親も含めて誰とも繋がれない精神的ひきこもりの安達とコミュニケーション能力は常人レベルだが人間関係その物に対しては繊細なしまむら
両者にとっての人間関係観がかなり深いレベルにまで掘り下げられていて実に興味深かった
上に書いた様にコミュニケーション能力が親に諦められるぐらい絶望的に低い安達にとってはしまむらの存在こそが世界と繋がれるたった一つの
道であり、しまむらとの関係、しまむらの存在そのものが崇高な物であると相変わらず挙動不審な行動の中で自覚していく様が実に愛おしい
テレビに出てくるシャーマンの恋占いを馬鹿馬鹿しいと思いつつも結局は毎日チェックし、髪型を変えてみたり(なんとポニーテールですよ!)
色々としまむらとの関係を気にして行動に反映させてしまう辺りに安達の「しまむら絶対主義」が透けて見えてニヤニヤさせられっぱなしだった
一方、同じ10日間でしまむらの人間関係に対する感性がしっかり描かれている。しまむらは永藤の家が営む肉屋で小学校時代の友人と再会するのだけど
「小学校の頃に相手を何と呼んでいたか」という基本的な事すら忘れてしまう時間の経過の後で「既に錆びついてしまった友情」を突き付けられて
いっしょに名古屋まで出掛けてみたりはしても結局は取り戻せない「かつての関係」に居た堪れない想いをするしまむらが、絶望的に不器用な安達を
保護する様な立場にある自分も結局は人間関係的に未熟な人間なのだと自覚するまでの流れは切なくもあるが思春期らしさも感じられた
そして巡って来たバレンタインデー、約束通り名古屋まで出掛けた安達としまむらだったが、しまむらがちょっとした悪戯心から駅の電光掲示板に
安達へのメッセージを流すのだけど…ここからの展開は是非本作を手にとって堪能して頂きたい。不器用過ぎる安達をハラハラしながら見守って来た
読者諸氏に「安達、良かったねえ」と安堵させる事請け合いな展開が待っている(なんとしまむらの本名らしき物も判明、こちらも必見!)
そしてエピローグで更に時間は流れて4月の新年度始業式を迎えて、しまむらと別のクラスになる事を恐れる安達がクラス名簿を確認するラストシーン
入間人間とイラストレーターの「のん」さんのタイミングがこれ以上は無いというぐらいにシンクロし、最高の場面が描かれている
どうかこれから本作を手に取られる方は最初からページ順に読んで頂き、この至高のラストシーンを迎えて頂きたい。ラノベ史上に残るであろう
この屈指のラストシーンを眼にする事が出来ただけでも本作を拝読した甲斐があったというものだ!
今回は待ちに待った(主に安達が)バレンタイン回!
物語はバレンタインを10日後に控えた2月4日、放課後を迎えた教室で安達がしまむらを「寄り道的な行為」に誘う場面から始まる
相変わらずコミュニケーションに多大な問題を抱える安達に誘われるままショッピングモールに出かけたしまむらだが、意外に安達の目的は
はっきりしている様で洋菓子屋へ。時期的に当然の如く張り出されているバレンタインセールのポスターを前にいかにも偶然気付いた様に
バレンタインの話題を持ち出す安達だったが、更に一歩踏み出し「14日は暇ですか?」としまむらに問う。どうやら友チョコを交換したいらしいが…
おおお…安達のしまむらに向けた想いが前巻あたりから尋常でなくなりつつあるのは伝わってきたけど、バレンタインを前に安達の想いは
いよいよ以ってゲージを振り切り「友情」だの「愛情」だのを飛び越え「信仰」と呼ぶべき物になってきた。何せしまむらが自分にとって
どんな存在かを表現するのに持ち出したのが「しまむらは私の太陽だ」ですよ?これが信仰で無くて何だと言うのか…
今回はバレンタインまでの10日間を安達・しまむらの両者の視点から描いた中編がメインなのだけど、これが非常に良かった。しまむら以外に
親も含めて誰とも繋がれない精神的ひきこもりの安達とコミュニケーション能力は常人レベルだが人間関係その物に対しては繊細なしまむら
両者にとっての人間関係観がかなり深いレベルにまで掘り下げられていて実に興味深かった
上に書いた様にコミュニケーション能力が親に諦められるぐらい絶望的に低い安達にとってはしまむらの存在こそが世界と繋がれるたった一つの
道であり、しまむらとの関係、しまむらの存在そのものが崇高な物であると相変わらず挙動不審な行動の中で自覚していく様が実に愛おしい
テレビに出てくるシャーマンの恋占いを馬鹿馬鹿しいと思いつつも結局は毎日チェックし、髪型を変えてみたり(なんとポニーテールですよ!)
色々としまむらとの関係を気にして行動に反映させてしまう辺りに安達の「しまむら絶対主義」が透けて見えてニヤニヤさせられっぱなしだった
一方、同じ10日間でしまむらの人間関係に対する感性がしっかり描かれている。しまむらは永藤の家が営む肉屋で小学校時代の友人と再会するのだけど
「小学校の頃に相手を何と呼んでいたか」という基本的な事すら忘れてしまう時間の経過の後で「既に錆びついてしまった友情」を突き付けられて
いっしょに名古屋まで出掛けてみたりはしても結局は取り戻せない「かつての関係」に居た堪れない想いをするしまむらが、絶望的に不器用な安達を
保護する様な立場にある自分も結局は人間関係的に未熟な人間なのだと自覚するまでの流れは切なくもあるが思春期らしさも感じられた
そして巡って来たバレンタインデー、約束通り名古屋まで出掛けた安達としまむらだったが、しまむらがちょっとした悪戯心から駅の電光掲示板に
安達へのメッセージを流すのだけど…ここからの展開は是非本作を手にとって堪能して頂きたい。不器用過ぎる安達をハラハラしながら見守って来た
読者諸氏に「安達、良かったねえ」と安堵させる事請け合いな展開が待っている(なんとしまむらの本名らしき物も判明、こちらも必見!)
そしてエピローグで更に時間は流れて4月の新年度始業式を迎えて、しまむらと別のクラスになる事を恐れる安達がクラス名簿を確認するラストシーン
入間人間とイラストレーターの「のん」さんのタイミングがこれ以上は無いというぐらいにシンクロし、最高の場面が描かれている
どうかこれから本作を手に取られる方は最初からページ順に読んで頂き、この至高のラストシーンを迎えて頂きたい。ラノベ史上に残るであろう
この屈指のラストシーンを眼にする事が出来ただけでも本作を拝読した甲斐があったというものだ!
2015年3月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
安達のキャラが不安定ですが、これはこれで。
近頃の美少女大勢がいちゃいちゃする物語よりは、よっぽど百合しています。最高。
でも初期の雰囲気好きだった人間からすれば、少し劣ります。
近頃の美少女大勢がいちゃいちゃする物語よりは、よっぽど百合しています。最高。
でも初期の雰囲気好きだった人間からすれば、少し劣ります。
2014年8月16日に日本でレビュー済み
今入間人間作品で一番楽しみにしている作品です。
百合なんだけど、百合?友情?みたいな微妙な間柄のふたりの感情が微笑ましい。
安達は完全にしまむらを好きと自覚しているけど、しまむらはまだ自分の感情に
気づいていない。。。というか今のところ友情しか感じてない。
入間人間先生はほんとうに感情を描くのが上手!!
ラノべ的な、テンプレートなものでなくちゃんと生身の人間だなあと感じられる
描写が多い。
しかも今作は主要人物全員女子、男キャラは一切出てこないのですが
なんでこんな女子の描写が的確なの?と不思議になるくらいな。
(いやありえないっちゃありえないんですが、すごく自然。)
男目線の願望が入ってない女子、ってかんじ。
入間先生はかなりリアリストなのだと思う。
だから先生自身はあまりこの作品好きじゃないんじゃ…と心配になりますが(^_^;)
安達としまむらも好きですが、日野と永藤が好きなので!!!
この二人の話ももっと読みたい!!!(でもあの二人はあのP数で描かれるから
いいという気もする…!)
映像化は難しそうですがされるならぜひ見たい作品!!!!
(PAわーくすあたりで!)
百合なんだけど、百合?友情?みたいな微妙な間柄のふたりの感情が微笑ましい。
安達は完全にしまむらを好きと自覚しているけど、しまむらはまだ自分の感情に
気づいていない。。。というか今のところ友情しか感じてない。
入間人間先生はほんとうに感情を描くのが上手!!
ラノべ的な、テンプレートなものでなくちゃんと生身の人間だなあと感じられる
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しかも今作は主要人物全員女子、男キャラは一切出てこないのですが
なんでこんな女子の描写が的確なの?と不思議になるくらいな。
(いやありえないっちゃありえないんですが、すごく自然。)
男目線の願望が入ってない女子、ってかんじ。
入間先生はかなりリアリストなのだと思う。
だから先生自身はあまりこの作品好きじゃないんじゃ…と心配になりますが(^_^;)
安達としまむらも好きですが、日野と永藤が好きなので!!!
この二人の話ももっと読みたい!!!(でもあの二人はあのP数で描かれるから
いいという気もする…!)
映像化は難しそうですがされるならぜひ見たい作品!!!!
(PAわーくすあたりで!)