一応、続編を意識して書かれたけれど、
売れなくてオシマイってことでしょうか。
すごく中途半端な感じで今ひとつでした。
近作の「人見知り部は健全です」が面白かったので、
同作者さんの昔の作品に手をつけてみたのですが…。
キャラクターについてはオリジナリティがありましたが、
それを生かしきれていない感じ。
特に主人公と友人の会話がちょっと読んでて
いたたまれない感じ。
よくもまあ人見知り部になって
あそこまで力量があがったものだと、
違う方向からの感心をしてしまいました。
最初にも書いたとおり、続きがあるはずなのにオシマイになった
という感じで、実に残念な出来栄え。
この巻で完結させるつもりなら、
友人の家族問題にあそこまでページも裂かなかったでしょうし、
主人公とにこらがどうなるのかについても、
もう少し決着がつけられたでしょう。
そう言う意味では、是非続きを読んでみたかったですね。
ほんとはトナカイも全員登場させる予定だったんでしょうね。
最後に一つ。
松の家族問題に対して、主人公が決着をつけさせるみたいな
展開になりますが、
いくらラノベでも、あそこまでシリアスな家庭の問題に、
他人が、しかも高校生が首を挟むのはむちゃくちゃです。
ましてや、一切の可能性の芽を摘むあの持って行き方はどうかと。
山岸さんはあの後自殺してしまうかもしれません。
松兄妹は、その後父親に永遠に会えないことで、
精神的な様々な影響が出てしまうかもしれません。
その瞬間の激情を優先させた彼の決断は、愚の骨頂です。
ましてや彼には一切責任をとることができないのですから。
それでは松に和解の決断をさせることが正解だったのか?
それも違います。
正解は、一切言葉を挟まない、です。
全体的な話としてはとてもよかったのですが、
最後の最後、そこが個人的にはどうしても納得できませんでした。
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僕は彼女の9番目 (電撃文庫 さ 12-2) 文庫 – 2008/8/10
- 本の長さ283ページ
- 言語日本語
- 出版社アスキー・メディアワークス
- 発売日2008/8/10
- ISBN-104048671812
- ISBN-13978-4048671811
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登録情報
- 出版社 : アスキー・メディアワークス (2008/8/10)
- 発売日 : 2008/8/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 283ページ
- ISBN-10 : 4048671812
- ISBN-13 : 978-4048671811
- Amazon 売れ筋ランキング: - 2,106,348位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2008年10月30日に日本でレビュー済み
メインヒロインのにこらは可愛くて素直で献身的、しかし常識や羞恥心というものが無く「身体は大人、中身は赤ちゃん」のような放っておけないオーラ全開のサンタ娘です。こんな娘が好きな方には是非ともお手に取っていただきたい作品です。
他にも個性的で魅力的なキャラがおり、テンポの良い掛け合いに明るい雰囲気がよく出ていて、読んでいて楽しい気分になれました。特に、ただ周りで騒いでいただけで「結局何がしたいの?」ってトナカイ達が妙にツボでした。最高に面白かったです。
ひとつ屋根の下で暮らしていながら、最初から最後の方まで進展どころか主人公を男として全く意識していないような言動を取り続けてきたにこら。そんな彼女が最後の最後に言った台詞でやっとラブコメらしくなってきたかなと思いました。
他にも個性的で魅力的なキャラがおり、テンポの良い掛け合いに明るい雰囲気がよく出ていて、読んでいて楽しい気分になれました。特に、ただ周りで騒いでいただけで「結局何がしたいの?」ってトナカイ達が妙にツボでした。最高に面白かったです。
ひとつ屋根の下で暮らしていながら、最初から最後の方まで進展どころか主人公を男として全く意識していないような言動を取り続けてきたにこら。そんな彼女が最後の最後に言った台詞でやっとラブコメらしくなってきたかなと思いました。
2008年8月17日に日本でレビュー済み
キャラクターの面では結構好きな作品でした
個人的にヒロインのキャラクターが微妙に嫌いでしたが、あとは主人公を始め幼馴染、親友、クラス委員長、そして二足歩行のトナカイ達(!?)……等々、お互いがお互いにでしゃばりすぎない程度に個性があって好感を持ちやすいと思います
ただ、内容から言うと、(私の読解力の問題なのかも分かりませんが)「結局主人公達は何をしたかったのか?」「この物語はどこに向かおうとしてるのか?」その辺がいまいち分かりません(苦笑
そもそもラブコメなのか、それともただのコメディなのか、そこら辺も妙に釈然としない読後感を私は感じています
簡単に内容を説明するなら、主人公達が幼馴染や親友が抱えた悩みに関わり、解決するというより支えになってあげるというのが主な内容です
そのため、主人公自身にトラブルが降りかかる事はほぼなく、その辺りが災いして「結局何がしたいの?」という疑問に繋がってきたんだと振り返って思います
キャラクター的には良い出来ですが、肝心の内容が少し釈然としない感じの作品でした
個人的には"リヴァースキス"の続編の方が読みたかったです(苦笑
個人的にヒロインのキャラクターが微妙に嫌いでしたが、あとは主人公を始め幼馴染、親友、クラス委員長、そして二足歩行のトナカイ達(!?)……等々、お互いがお互いにでしゃばりすぎない程度に個性があって好感を持ちやすいと思います
ただ、内容から言うと、(私の読解力の問題なのかも分かりませんが)「結局主人公達は何をしたかったのか?」「この物語はどこに向かおうとしてるのか?」その辺がいまいち分かりません(苦笑
そもそもラブコメなのか、それともただのコメディなのか、そこら辺も妙に釈然としない読後感を私は感じています
簡単に内容を説明するなら、主人公達が幼馴染や親友が抱えた悩みに関わり、解決するというより支えになってあげるというのが主な内容です
そのため、主人公自身にトラブルが降りかかる事はほぼなく、その辺りが災いして「結局何がしたいの?」という疑問に繋がってきたんだと振り返って思います
キャラクター的には良い出来ですが、肝心の内容が少し釈然としない感じの作品でした
個人的には"リヴァースキス"の続編の方が読みたかったです(苦笑