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ロシア 語られない戦争 チェチェンゲリラ従軍記 (アスキー新書 71) 新書 – 2008/7/10
暗殺された元FSB中佐リトビネンコ氏の、日本人唯一の盟友が綴る渾身のルポ!
未曾有の経済発展の陰で、「闇の戦争」が行われているロシア。
暗殺された元FSB(ロシア連邦保安局)中佐アレクサンドル・リトビネンコの盟友が綴る、渾身のルポ!
2014年冬季オリンピック開催地に決まったロシアのリゾート地「ソチ」。しかし、そのすぐそばで、今でも戦闘がくり広がれていることを知っていますか? ロシアでは、情報統制の成功と目覚ましい経済発展の華々しさの陰で、決して表に出てこない「語られない戦争」が続いているのです。
本書では、紛争地帯の取材を続ける著者が、1年半ものあいだ行動を共にしたチェチェン独立派ゲリラ部隊への従軍取材や、取材中のイングーシ共和国でのロシア秘密警察による拘束などの体験をもとに、ロシアの闇を暴きます。ロシア側の発表でしか語られないチェチェン戦争の内幕、アンナ・ポリトコフスカヤをはじめとしたプーチンに対抗するジャーナリスト、政治家たちの不審な死とFSBの関係、英国で暗殺されたアレクサンドル・リトビネンコが語った、FSBの諜報活動の実態-- ロシアの今の繁栄がどのような犠牲の上に成り立っているのか、プーチンから大統領職をバトンタッチされたメドベージェフはどのような宿題を渡されたのか。予測のつかない今後のロシア情勢を占う上での一助となる内容です。
また巻末には、リトビネンコと友人であった著者が2004年に2回に渡って行ったリトビネンコへのインタビューの全文を掲載しています。
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社アスキー・メディアワークス
- 発売日2008/7/10
- ISBN-104048671863
- ISBN-13978-4048671866
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商品の説明
出版社からのコメント
暗殺された元FSB(ロシア連邦保安局)中佐アレクサンドル・リトビネンコの盟友が綴る、渾身のルポ!
2014年冬季オリンピック開催地に決まったロシアのリゾート地「ソチ」。しかし、そのすぐそばで、今でも戦闘がくり広がれていることを知っていますか? ロシアでは、情報統制の成功と目覚ましい経済発展の華々しさの陰で、決して表に出てこない「語られない戦争」が続いているのです。
本書では、紛争地帯の取材を続ける著者が、1年半ものあいだ行動を共にしたチェチェン独立派ゲリラ部隊への従軍取材や、取材中のイングーシ共和国でのロシア秘密警察による拘束などの体験をもとに、ロシアの闇を暴きます。ロシア側の発表でしか語られないチェチェン戦争の内幕、アンナ・ポリトコフスカヤをはじめとしたプーチンに対抗するジャーナリスト、政治家たちの不審な死とFSBの関係、英国で暗殺されたアレクサンドル・リトビネンコが語った、FSBの諜報活動の実態----。
ロシアの今の繁栄がどのような犠牲の上に成り立っているのか、プーチンから大統領職をバトンタッチされたメドベージェフはどのような宿題を渡されたのか。予測のつかない今後のロシア情勢を占う上での一助となる内容です。
また巻末には、リトビネンコと友人であった著者が2004年に2回に渡って行ったリトビネンコへのインタビューの全文を掲載しています。
著者について
1969年長崎県島原生まれ。早稲田大学卒業。1994年からNBC長崎放送報道部記者に。1998年よりフリーランスとなる。アフガニスタン、エチオピア、チェチェン、イラクなどの戦場で取材を続け、通信社や新聞、雑誌などに寄稿。2004年イングーシ共和国取材中、一時ロシア秘密警察に拘束される。2006年11月に英国で暗殺された元FSB(ロシア連邦保安局)中佐アレクサンドル・リトビネンコと親交があった。
登録情報
- 出版社 : アスキー・メディアワークス (2008/7/10)
- 発売日 : 2008/7/10
- 言語 : 日本語
- 新書 : 256ページ
- ISBN-10 : 4048671863
- ISBN-13 : 978-4048671866
- Amazon 売れ筋ランキング: - 616,840位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 107位ロシア・ソビエトの政治
- - 1,386位角川新書
- - 3,759位政治入門
- カスタマーレビュー:
著者について
常岡浩介 つねおか・こうすけ 1969年長崎県島原市生まれ生まれ。早稲田大学人間科学部卒業。94年よりNBC長崎放送報道部記者に。98年よりフリーランス。「ロシア 語られない戦争」(アスキー新書、2008年)で、平和・協同ジャーナリス ト基金奨励賞を受賞。2010年4月より5ヶ月間、アフガニスタンで武装勢力に拘束される。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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結果的には、著者が述べる通り内容がチェチェン側に偏っているため、「そのまま」ウクライナに当てはめるのはどうかと思いましたが、それでもFSBのやり方と恐ろしさは十分に知れました
内容としては、
著者が大局を知らぬままチェチェン側に従軍し、
とんでもない行軍で激痩せしたり、早とちりで情報を漏らしたり、
スパイ疑いのある麻薬中毒者に殺されかけたり、
味方のヘリと間違えて敵ヘリにエールを送って超音速ミサイルを撃ち込まれたり、
なのに、どんな悪条件でも周囲の助けで生き延びてなお、
「お前はもっと賢いと思っていた」と指摘される程に甘い考えで「公平な報道」を願って行動して速攻で捕まったり、
でも日本政府の抗議で解放され、とにかく、この人は運が良いのか人柄が良いのか分かりませんが、日本に戻れて、
親愛のもとにチェチェンの人達について生々しく伝えてくれています。ただし、生存者に迷惑がかかることは書けないらしく、亡くなった方々の記述に留めているそうです。
生き延びたからこその稀な体験談を伝えてくれていますし、電子書籍なら安いので読む価値あると思います。
とにかく壮絶な経験をされていたのだと改めて思います。簡単に語るべきではないが、良い本です。
一方で、巻末で著者も認めているが、ルポとしては全くまとまりがない。何が起きているのか、状況がよくわからない中で従軍し、終始状況に振り回されている。本書のみでは理解を完結できないため、知る意欲が高められる。
「ロシア 語られない戦争」(常岡浩介)を読んだ。
著者によるチェチェンゲリラへの従軍記である。
実体験から語られる言葉は生々しい。
ロシア秘密政府に拘束されるなど凄まじい体験談が続くが本書の本質は「メディアと国家」のあり方についての問題提起である。
プーチン政府によるメディア統制については最近放送されたNHKのドユメンタリーでも詳しく取り上げられていた。
番組ではいまいちロシアのジャーナリスト達が相次いで更迭されていった。その最大理由の一つが本書のテーマである「チェチェン問題」である。
番組とあわせて本書を読むことは「メディアと国家」の関係について考えるきっかけになるに違いない。
NHKの番組を観た上で本書を読むことをおすすめする。
ジャーナリスト 常岡浩介氏
抜粋
055 私の所在と生死に関する情報を世界に隠し続けたのは当の政府は
066 何百家族ものチェチェン難民たちが、脱出して辿り着いた場所
066 11月の末、私も飛んだ場所
凄まじいの一言。
日本が世界平和を目指すなら、こういうことにどう介入するか、と考えないと。