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さよならピアノソナタ4 (電撃文庫 す 9-10) 文庫 – 2008/12/5
真冬と出会った春。海への合宿とはじめてのライブを経験した夏。さまざまなイベントを経て真冬への想いに気がついた秋。――そして冬。真冬の誕生日とクリスマスの季節。ナオはその機会に自分の想いを言葉にしようとするが、神楽坂の思惑や千晶の想いに翻弄され、なかなか一歩が踏み出せない。一方で再度のライブに向けてフェケテリコは練習を開始する。そんな中、真冬の身に異変が起こり――。はたしてフェケテリコと四人の恋の行方は? おかしくて少しせつない、恋と革命と音楽が織りなす物語、完結編。
- 本の長さ344ページ
- 言語日本語
- 出版社アスキー・メディアワークス
- 発売日2008/12/5
- ISBN-104048674293
- ISBN-13978-4048674294
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登録情報
- 出版社 : アスキー・メディアワークス (2008/12/5)
- 発売日 : 2008/12/5
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 344ページ
- ISBN-10 : 4048674293
- ISBN-13 : 978-4048674294
- Amazon 売れ筋ランキング: - 798,356位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1978年東京生まれ。『火目の巫女』で第12回電撃大賞“銀賞”を受賞、デビュー(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 剣の女王と烙印の仔 5 (ISBN-13: 978-4840134040 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年10月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
表紙が気になったけど、内容は結構まともで、とてもよかったです.
2009年2月18日に日本でレビュー済み
とうとう完結です。
本当はラスト1巻は読まないでおこう、と思っていました。
シリーズもので、それまではよかったのに、ラスト1巻で、幸せ気分ぶちこわし、という裏切りに、何度もあってきましたので。
ラストはこんなかなあ、あんなかなあ、と甘い夢想に浸っているほうがいいかも、とつい思ってしまうのです。
でも、今回はだまされたつもりで、読んでみることにしました。
読んでよかったです。
甘いハッピーエンド。いいじゃないですか。よろしいじゃないですか。
ふたりのこれからの歩みに想像をふくらませる余韻も残って、いうことなしです。
いやあ、この本に出合えてよかった。
本好きの方にはわかっていただけるでしょう、この気持ち。
年中本を読んでいて、そう何べんもない至福の時をすごさせてもらいました。
幸せです・・・。
本当はラスト1巻は読まないでおこう、と思っていました。
シリーズもので、それまではよかったのに、ラスト1巻で、幸せ気分ぶちこわし、という裏切りに、何度もあってきましたので。
ラストはこんなかなあ、あんなかなあ、と甘い夢想に浸っているほうがいいかも、とつい思ってしまうのです。
でも、今回はだまされたつもりで、読んでみることにしました。
読んでよかったです。
甘いハッピーエンド。いいじゃないですか。よろしいじゃないですか。
ふたりのこれからの歩みに想像をふくらませる余韻も残って、いうことなしです。
いやあ、この本に出合えてよかった。
本好きの方にはわかっていただけるでしょう、この気持ち。
年中本を読んでいて、そう何べんもない至福の時をすごさせてもらいました。
幸せです・・・。
2010年11月27日に日本でレビュー済み
3日間で4冊も読んだのは本当に久しぶりでした。小学生以来かな?
ばけらの!のあとで読んだので正直ギャグモノだろうとか思っていましたが、こんなに読んでいる最中にソワソワしたのは、他には半月(半分の月がのぼる空)だけだと思います。
ただ、半月と違うのは最後が比較的ハッピーエンドで後味がいいことかも。ヒロインの命が懸かってるという訳ではなのですから…。
やはり杉井光さんの分は読みやすいですね。
クラシックもロックも全く知識・興味もありませんでしたが、つまずかず読めました。
作者のサイトで作中に登場した曲のフォローがされているのもいいですね。
ところであと一冊このシリーズにはありますが、後日談が中心のようです。そっちはしばらく読まずにとっておこうかなと思います。
一気に読むのがもったいないと久しぶりに感じました。
ばけらの!のあとで読んだので正直ギャグモノだろうとか思っていましたが、こんなに読んでいる最中にソワソワしたのは、他には半月(半分の月がのぼる空)だけだと思います。
ただ、半月と違うのは最後が比較的ハッピーエンドで後味がいいことかも。ヒロインの命が懸かってるという訳ではなのですから…。
やはり杉井光さんの分は読みやすいですね。
クラシックもロックも全く知識・興味もありませんでしたが、つまずかず読めました。
作者のサイトで作中に登場した曲のフォローがされているのもいいですね。
ところであと一冊このシリーズにはありますが、後日談が中心のようです。そっちはしばらく読まずにとっておこうかなと思います。
一気に読むのがもったいないと久しぶりに感じました。
2012年10月21日に日本でレビュー済み
短編集もありますが、一応本編のさよならピアノソナタ最終巻です。
まずひとつ間違いなく言えることは、ここまで読み進めた方なら期待はずれになることはないでしょう。
真冬だけでなく、響子や千晶も忘れられずにしっかりと掘り下げられてるのが良かった。
なにより、ライブシーンなど本当に熱いところはパワーを感じるし、再会の仕方もロマンチックで感動しました。
まずひとつ間違いなく言えることは、ここまで読み進めた方なら期待はずれになることはないでしょう。
真冬だけでなく、響子や千晶も忘れられずにしっかりと掘り下げられてるのが良かった。
なにより、ライブシーンなど本当に熱いところはパワーを感じるし、再会の仕方もロマンチックで感動しました。
2009年6月3日に日本でレビュー済み
音楽というのは不思議なもので、クラシックなんてどこの国の人が作曲したかも知らないで、
世界中のどの国の人でも感動できるし、
日本にいる僕たちがUSやUKのロックを聴いて、言葉の意味も理解せずに興奮したりできる。
主人公のナオは、とにかく恋と女心に関して鈍感で、気づいてもうじうじして、
みんなの心が分かっている読者を、これでもかとイライラさせてくれる。
しかし前提として、この物語にあるものを理解していると、また読み方も違ってくる。
「言葉が足りないから、音楽で繋がる」のだと。
たった一言、「好きだ」という言葉を言えなくて、彼らは自分の音楽を相手に必死に伝える。
それは雄弁に想いを伝えるのだけれど、やはりそれだけでは確信は得られないのだ。
心からの願いの百貨店。
物語が始まり、完結する場所。
そこで彼らは見つけた。
本当に大切なものを。
世界中のどの国の人でも感動できるし、
日本にいる僕たちがUSやUKのロックを聴いて、言葉の意味も理解せずに興奮したりできる。
主人公のナオは、とにかく恋と女心に関して鈍感で、気づいてもうじうじして、
みんなの心が分かっている読者を、これでもかとイライラさせてくれる。
しかし前提として、この物語にあるものを理解していると、また読み方も違ってくる。
「言葉が足りないから、音楽で繋がる」のだと。
たった一言、「好きだ」という言葉を言えなくて、彼らは自分の音楽を相手に必死に伝える。
それは雄弁に想いを伝えるのだけれど、やはりそれだけでは確信は得られないのだ。
心からの願いの百貨店。
物語が始まり、完結する場所。
そこで彼らは見つけた。
本当に大切なものを。
2008年12月7日に日本でレビュー済み
題名の元となっているベートーヴェンのピアノソナタ「告別」は、彼の弟子でありパトロンでもあったルドルフ大公が、ナポレオンのウィーン侵攻にあたり疎開し、撤退後に帰還した事件に基づき作曲されたものだという。ゆえに、第1楽章の告別に始まり、第2楽章不在、第3楽章再会と続く。つまり、事前にルドルフ大公との出会いがあったことを考慮すると、二人が出会い、共に語らい、別れ、失意の内に過ごし、再会するという物語を表現していると見ることも出来る。まさにこの作品は、直巳と真冬のそんな物語だった。
もうすぐ真冬の誕生日とクリスマスがやってくる。直巳はついに決心した。プレゼントと共につたえていない言葉を贈ることを。クリスマスライブのペアチケットを購入し、真冬に渡そうとするものの、響子には当日にライブイベントをぶつけられ、千晶の行動に翻弄され、上手くいかない。しかし、ようやく二人で誕生日を祝うことになり、プレゼントのお返しとしてもらったユーリと録音中のヴァイオリン協奏曲のサンプル音源を聴いている時に、重大な事実を発見してしまう。
突然に訪れる別離。自分たちの努力ではどうしようもない現実。絶望の中でフェケテリコを、真冬が帰ってくる場所を守る決心をした直巳と、旅立つ真冬。二人に再会の日は訪れるのか。
これは別離と再会の物語であると共に、音楽と出会い、絶望し、希望を見つけ再生する物語でもあったと思う。一つのことに打ち込んできてそれが叶わない事がわかったときの絶望は、ボクにも少し分かる。でも、失ったからこそ到達した場所もある。そんな場所にいるということを自覚できるかどうかが、立ち直るポイントだろう。そういう意味で、音楽家と音楽評論家という二人のポジションは、含意が深いように思う。
個人的には、神楽坂先輩がナオに言ったセリフの一節が、ボクの想いと重なって、とても良かった。
もうすぐ真冬の誕生日とクリスマスがやってくる。直巳はついに決心した。プレゼントと共につたえていない言葉を贈ることを。クリスマスライブのペアチケットを購入し、真冬に渡そうとするものの、響子には当日にライブイベントをぶつけられ、千晶の行動に翻弄され、上手くいかない。しかし、ようやく二人で誕生日を祝うことになり、プレゼントのお返しとしてもらったユーリと録音中のヴァイオリン協奏曲のサンプル音源を聴いている時に、重大な事実を発見してしまう。
突然に訪れる別離。自分たちの努力ではどうしようもない現実。絶望の中でフェケテリコを、真冬が帰ってくる場所を守る決心をした直巳と、旅立つ真冬。二人に再会の日は訪れるのか。
これは別離と再会の物語であると共に、音楽と出会い、絶望し、希望を見つけ再生する物語でもあったと思う。一つのことに打ち込んできてそれが叶わない事がわかったときの絶望は、ボクにも少し分かる。でも、失ったからこそ到達した場所もある。そんな場所にいるということを自覚できるかどうかが、立ち直るポイントだろう。そういう意味で、音楽家と音楽評論家という二人のポジションは、含意が深いように思う。
個人的には、神楽坂先輩がナオに言ったセリフの一節が、ボクの想いと重なって、とても良かった。
2008年12月12日に日本でレビュー済み
今巻の内容は特に素晴らしかったです。こんなにも切なくて美しい内容の小説に
出会ったのは久しぶりです。ライトノベルであるという事を忘れて一つの極上の
「ドラマ」を見ているようでした。
フェケテリコ四人の恋の行方がついに完結します。今までモヤモヤだった、それ
ぞれの心の内にある気持ちがやっと言葉にして現れます。
この説明を読んで「本当にそんなに良いのかよ〜?」と感じる方もいるかと思います。
少し大袈裟かもしれませんが、僕はこのシリーズに出会う事が出来て本当に良かっ
たなと思っています。是非皆さんにこのシリーズを読んでみることを強くお勧めします。
出会ったのは久しぶりです。ライトノベルであるという事を忘れて一つの極上の
「ドラマ」を見ているようでした。
フェケテリコ四人の恋の行方がついに完結します。今までモヤモヤだった、それ
ぞれの心の内にある気持ちがやっと言葉にして現れます。
この説明を読んで「本当にそんなに良いのかよ〜?」と感じる方もいるかと思います。
少し大袈裟かもしれませんが、僕はこのシリーズに出会う事が出来て本当に良かっ
たなと思っています。是非皆さんにこのシリーズを読んでみることを強くお勧めします。
2009年7月21日に日本でレビュー済み
素晴らしい、の一言ですね。
恋と革命と音楽、という世界観がものすごく繊細でキレイに描かれてて
読んでて物凄く感情移入してしまいます。
ナオの鈍感さは相変わらずです(笑)
そしていつも通り響子先輩は色々やらかしてくれます。
複雑なバンド内の恋愛事情、真冬の事、ナオの事。
様々な事が絡み合って絡み合って、恋と革命と音楽は終末へ。
これほど綺麗に終わる小説も無いんじゃないでしょうか。
文句なしの5つ星です。
恋と革命と音楽、という世界観がものすごく繊細でキレイに描かれてて
読んでて物凄く感情移入してしまいます。
ナオの鈍感さは相変わらずです(笑)
そしていつも通り響子先輩は色々やらかしてくれます。
複雑なバンド内の恋愛事情、真冬の事、ナオの事。
様々な事が絡み合って絡み合って、恋と革命と音楽は終末へ。
これほど綺麗に終わる小説も無いんじゃないでしょうか。
文句なしの5つ星です。