既に発表された短編2本に、
書き下ろし中編1本
で構成されています。
このシリーズは、経済とロレンスとホロのかけあいが魅力です。短編は、ロレンスとホロとのかけあいがよくでたものになっています。
・短編1 狼と黄金色の約束
4巻と5巻の間のエピソードです。
5巻でホロはロレンスとの旅が楽しすぎると嘆息するわけですが、その楽しさの一端をかいまみれる短編になっています。
・短編2 狼と若草色の寄り道
1巻から5巻の間のどこかのエピソードですが、私の判断としては、3巻から4巻の間っぽいかなと思います。
ロレンスの鈍さっぷりとそれにため息をつきつつも、愛情を感じるホロの甘酸っぱさを感じる短編になっています。
この短編を読む前に、7巻の短編、「狼と琥珀色の憂鬱」を読んで、ホロの心象を想像しながら読むと味わい深いです。
・書き下ろし中編
エーブ・ボランの話です。
「いかにして世間知らずの淑女は守銭奴の狼となりしか」という話です。
これを読んだら、5巻で出てきたエーブは、どのような辛酸をなめてきたのか、思いを馳せると、ちょっとかわいそうになります。
狼と香辛料は、大きく言って5巻、10巻がターニングポイントになっています。
12巻から始まるであろう新展開へ向けた、小休止の巻であるとともに、既刊を読み返すのにいいきっかけとなる良い短編・中編集です。
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狼と香辛料XISide ColorsII (電撃文庫) 文庫 – 2009/5/10
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“色“をテーマに綴られる短編集第2弾!
ロレンスたちが港町レノスで出会い、その後ケルーベまで追いかけることとなった、美しき女商人エーブ。貴族であった彼女が、いかにして今のような商人となったのか──? “もうひとりの狼”エーブの過去を描く読みごたえ満点の書き下ろし中編『黒狼の揺り籠』。
ホロとロレンスが立ち寄った村では、村人たちが諍いを起こしていた。それを解決するため、ホロが思いついたとんでもない方法とは!? 旅の途中の事件を切り取った短編『狼と黄金色の約束』。
ある晴れた日に、一枚の地図を見ながらホロとロレンスが思い立った素敵な寄り道を描く短編『狼と若草色の寄り道』。
ファン必読の、エーブを主人公とした描き下ろし中編+「電撃文庫MAGAZINE」誌上に掲載された短編2本を収録。
ロレンスたちが港町レノスで出会い、その後ケルーベまで追いかけることとなった、美しき女商人エーブ。貴族であった彼女が、いかにして今のような商人となったのか──? “もうひとりの狼”エーブの過去を描く読みごたえ満点の書き下ろし中編『黒狼の揺り籠』。
ホロとロレンスが立ち寄った村では、村人たちが諍いを起こしていた。それを解決するため、ホロが思いついたとんでもない方法とは!? 旅の途中の事件を切り取った短編『狼と黄金色の約束』。
ある晴れた日に、一枚の地図を見ながらホロとロレンスが思い立った素敵な寄り道を描く短編『狼と若草色の寄り道』。
ファン必読の、エーブを主人公とした描き下ろし中編+「電撃文庫MAGAZINE」誌上に掲載された短編2本を収録。
- 本の長さ296ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2009/5/10
- ISBN-104048678094
- ISBN-13978-4048678094
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カスタマーレビュー |
5つ星のうち4.7
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価格 | ¥770¥770 | ¥748¥748 | ¥726¥726 | ¥748¥748 | ¥770¥770 | ¥748¥748 |
内容紹介 | 賢狼ホロと、湯屋の主人になったロレンスの“幸せであり続ける”物語が、シリーズ10周年を記念して、ついに文庫で登場。電撃文庫MAGAZINE掲載分+書き下ろし中編を収録! | 賢狼ホロと元行商人ロレンスが営む湯屋『狼と香辛料亭』。幸せと笑いがわき出ると言われる湯屋で紡がれる、幸せであり続ける物語第2弾。電撃文庫MAGAZINEに掲載された短編3本+書き下ろし中編を収録! | 賢狼ホロが書き留めているのは、湯屋『狼と香辛料亭』でロレンスと過ごした、忘れたくない幸せな日々の記録。そんなある日、二人を訪ねて珍客が――?電撃文庫MAGAZINE掲載短編4本+書き下ろし短編を収録! | 湯屋をセリムたちに任せ、ホロとロレンスは娘のミューリを訪ねて旅に出ることに。たくさんの頼まれごとを荷馬車に乗せて、二人の旅はゆっくり進む。そんな中、立ち寄った町でミューリのとんでもない噂を聞いて――。 | 再び旅に出た元行商人ロレンスと賢狼ホロ。小銭両替のため訪れた司教領で、懐かしき人物エルサ と再会して!? 書き下ろし中編は、ホロたちの娘ミュー リと、聖職者志望の青年コルの結婚式(!?)のお話を収録。 | サロニア村を救ったホロとロレンスに舞い込んできたのは、誰もがうらやむ貴族特権の申し出だった。夢見がちなロレンスを尻目に、なにかきな臭さを覚えるホロ……。そして、事態は思わぬ方向に転がり始めて!? |
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (2009/5/10)
- 発売日 : 2009/5/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 296ページ
- ISBN-10 : 4048678094
- ISBN-13 : 978-4048678094
- Amazon 売れ筋ランキング: - 53,679位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1982年12月27日生まれ。第12回電撃小説大賞“銀賞”受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 狼と香辛料〈14〉 (ISBN-13: 978-4048683265)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2009年5月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2014年6月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
毎回読んでますが、狼と行商人が旅先で出会った人や、エピソードが面白い。商売のノウハウ等も、ストーリーの描かれていて面白いです。アニメ化にもなっていたので、BRや、DVDで鑑賞しながら読むのも面白い。
2016年5月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ただsideストーリーなので、本編をちゃんと読んでないとよくわからないかも
2010年4月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
全体を通して面白いですが、特にエーブが商人の道を歩んでいく話が面白い。
本編ではエーブは狡猾、貪欲、大胆といった男前な印象を受けますが、
こちらのお話ではエーブがまだ貴族の生活から抜けきっていなく、
商いという慣れない場でアタフタする場面にはかわいらしささえ感じます。
まだ人を信じる、という事に疑いがなかった頃。
そんな彼女がどうして今のように人を騙し、裏切り、ひたすらに利益のみを追求すること
となったのか。商人という人間が如何にずる賢いか。
そしてその商人達の世界に入った彼女がどうなったのか。
そういった、エーブ=ボランという人間が誕生する少し暗いお話です。
対して、ロレンスとホロの短編は甘いです。相変わらず、二人の言葉遊びやらは読んでいて
楽しいですね。
本編ではエーブは狡猾、貪欲、大胆といった男前な印象を受けますが、
こちらのお話ではエーブがまだ貴族の生活から抜けきっていなく、
商いという慣れない場でアタフタする場面にはかわいらしささえ感じます。
まだ人を信じる、という事に疑いがなかった頃。
そんな彼女がどうして今のように人を騙し、裏切り、ひたすらに利益のみを追求すること
となったのか。商人という人間が如何にずる賢いか。
そしてその商人達の世界に入った彼女がどうなったのか。
そういった、エーブ=ボランという人間が誕生する少し暗いお話です。
対して、ロレンスとホロの短編は甘いです。相変わらず、二人の言葉遊びやらは読んでいて
楽しいですね。
2016年6月7日に日本でレビュー済み
ヨーロッパ中世あたりの行商人と賢狼で姿が少女なホロとの不思議な旅のラノベ
2009年の作品なので古本(かkindle)でしか読めないのですが、おもしろいですね
短編集になります。2編の外伝的な作品とエイブの商人デビューの話になっています。
特にエイブはそれまでの巻で深くかかわってきたのでこの巻で落ちぶれて
どうやって商人になってゆくのかが読めます。
いいですね、一介のお嬢様だったフルールが、商人としてだまされながら
それでもめげずに商売につなげていくさまは、本編では追っていくのが
難しいのでこの短編集での収録がいいなと思いました。
2009年の作品なので古本(かkindle)でしか読めないのですが、おもしろいですね
短編集になります。2編の外伝的な作品とエイブの商人デビューの話になっています。
特にエイブはそれまでの巻で深くかかわってきたのでこの巻で落ちぶれて
どうやって商人になってゆくのかが読めます。
いいですね、一介のお嬢様だったフルールが、商人としてだまされながら
それでもめげずに商売につなげていくさまは、本編では追っていくのが
難しいのでこの短編集での収録がいいなと思いました。
2009年5月11日に日本でレビュー済み
ボランが一つの甘さを克服して、覇道へ一歩踏み出した話ですね。
没落前の話からかと思ってましたが、没落後の話でした。
まだ甘さがあり、他人の善意を信じていたエーブが初々しいです。
この手の話では
『浮かれる = 痛い目に遭うフラグ』
『皮算用 = 失敗するフラグ』
『信じる = 裏切られるフラグ』
なので、3拍子揃ったエーブが酷い目に遭うのは、
ほとんど全ての読者が予想したんじゃないでしょうか?
それにしても、こうしてみると、エーブとロレンスって失敗パターンがそっくり……
エーブはロレンスを気にかけていたようですが、
彼女から見れば、自分がかつて捨て去った甘さをどこか残したまま、
商人として見事に独り(?)立ちしているロレンスが眩しかったのかもしれません。
非情となる事でしか一人前になる道を見出せなかった彼女からすれば、
彼のありかたというのは、自分が見つけられなかった、しかしできればそうありたかった、別の可能性だったのかもしれませんね。
没落前の話からかと思ってましたが、没落後の話でした。
まだ甘さがあり、他人の善意を信じていたエーブが初々しいです。
この手の話では
『浮かれる = 痛い目に遭うフラグ』
『皮算用 = 失敗するフラグ』
『信じる = 裏切られるフラグ』
なので、3拍子揃ったエーブが酷い目に遭うのは、
ほとんど全ての読者が予想したんじゃないでしょうか?
それにしても、こうしてみると、エーブとロレンスって失敗パターンがそっくり……
エーブはロレンスを気にかけていたようですが、
彼女から見れば、自分がかつて捨て去った甘さをどこか残したまま、
商人として見事に独り(?)立ちしているロレンスが眩しかったのかもしれません。
非情となる事でしか一人前になる道を見出せなかった彼女からすれば、
彼のありかたというのは、自分が見つけられなかった、しかしできればそうありたかった、別の可能性だったのかもしれませんね。
2009年6月13日に日本でレビュー済み
前半は劇甘2本に雰囲気を飲まれ、後半1本は勉強になる作品です。ヒロインの思考がそれぞれのシーンで丁寧に表現されているので、なるほどなーと思ってしまうのです。今までの作品の中の隙間や過去を埋めるのに丁度いい長さの、暗黙の了解と省かれていたキャラの思考が理解できるようになる1冊です。この1冊を読んだ後に今までの話を振り返ると感想も変わってくるかもしれませんね。
2009年5月9日に日本でレビュー済み
短編二本と中編一本の構成。短編二本の方はロレンスとホロのさや当てが主な内容で、二人のほのぼのとした雰囲気が味わえる。あわせて、植民者の村での出来事は時代観や風俗などを伝えていて、物語世界を深める役割も果たしているように思う。
中編は、エーブ・ボラン誕生の物語。本編では凄腕の商人として登場した彼女だが、没落貴族から商人としての覚悟を決めるまでの出来事が描かれている。貴族という背景もあり、ロレンスの様な一般人とはかなり違う恵まれた修業時代だけれど、そこから一転した先で得る覚悟の深みも違う。彼女の抱える闇の部分を垣間見た気がするし、ロレンスとホロに出会った時にエーブは何を感じたのだろうか、とも考えさせられた。
中編は、エーブ・ボラン誕生の物語。本編では凄腕の商人として登場した彼女だが、没落貴族から商人としての覚悟を決めるまでの出来事が描かれている。貴族という背景もあり、ロレンスの様な一般人とはかなり違う恵まれた修業時代だけれど、そこから一転した先で得る覚悟の深みも違う。彼女の抱える闇の部分を垣間見た気がするし、ロレンスとホロに出会った時にエーブは何を感じたのだろうか、とも考えさせられた。