よく見かける類の小説かなと期待せずに読んだのですが非常におもしろかったです。
テンポやキャラ、内容など、どれもバランス良く気持ちよく読めました
久しぶりに続編を読みたくなる小説でした
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レンタル・フルムーン第一訓 恋愛は読みものです (電撃文庫 せ 2-3) 文庫 – 2009/6/10
「人生教訓メモ」を手に平穏な読書ライフを望む、高校生・桐島新太。新太は、不思議なモノが“視え”てしまう困った体質の持ち主で、今日もそのせいでバイト先をクビになってしまう。傷心状態の新太が、偶然見つけた貸本屋「満月堂」に立ち寄ると、そこにはやけに態度の大きな店員の女の子・ツクモと、バイト先で見かけたオコジョ少女がいた! ツクモは、自分を“世界の設計図”を記録する“観測者”だと言い、新太の不思議なモノが見える理由を教えるかわりに、仕事を手伝うように命令する。しかも手伝わないと世界が終わる――って、ここ貸本屋だろ!?
- 本の長さ328ページ
- 言語日本語
- 出版社アスキー・メディアワークス
- 発売日2009/6/10
- 寸法10.8 x 1.6 x 15.2 cm
- ISBN-104048678507
- ISBN-13978-4048678506
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登録情報
- 出版社 : アスキー・メディアワークス (2009/6/10)
- 発売日 : 2009/6/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 328ページ
- ISBN-10 : 4048678507
- ISBN-13 : 978-4048678506
- 寸法 : 10.8 x 1.6 x 15.2 cm
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上位レビュー、対象国: 日本
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2024年4月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
タイトルと概要を見ても内容がさっぱり分からなかったが、とりあえず読んでみた。
まず主人公の一人称(地の文)がとにかく面白い。これでもかと言うほど色んな方向から表現されており、自由自在感がすごい。地の文がこんなにも面白いと思った小説は久しぶり。
キャラクターも個性が強く、話は先が読めない。全体的にシリアスなようでギャグ風味なのも面白い。
1冊読んだだけなのに2冊ぐらい読んだような深みを感じた。
一方でギャグに偏りすぎて大切な場面で滑った感もあった。終盤の展開は個人的には微妙。そのため星4。
まず主人公の一人称(地の文)がとにかく面白い。これでもかと言うほど色んな方向から表現されており、自由自在感がすごい。地の文がこんなにも面白いと思った小説は久しぶり。
キャラクターも個性が強く、話は先が読めない。全体的にシリアスなようでギャグ風味なのも面白い。
1冊読んだだけなのに2冊ぐらい読んだような深みを感じた。
一方でギャグに偏りすぎて大切な場面で滑った感もあった。終盤の展開は個人的には微妙。そのため星4。
2012年12月20日に日本でレビュー済み
この世の「誰にも認識されない部分」は形を失い、想像力の影響で変質する…
アイデアは誰もが一度は考えた事があるであろう「誰も見ていない場所」に対する恐怖混じりの妄念を
うまく捉えているのですが、そこに神様の実験という別の要素を混ぜた事で軸がぶれてしまった感じ
世界の変質現象である「パンドラ」を収集し、貸し本という形で集める満月堂の主人・ツクモと高校生ながら
他人と関わる事での面倒事を避け続けて生きる事を旨としてオリジナルの教訓集まで作り上げている少年・新太
この二人の出会いから始まり、世界の変質によって起きる様々な事件を通じて少しずつ二人の距離が近付く様を描く
ちょっと毛色の変わったファンタジー
キャラクターは非常に立っている。ただ、一冊に収めるにしては脇役に至るまでキャラを立て過ぎて若干「うるさい」
という印象が残る。ツクモと新太、ツクモのアシスタント役のクルンだけで話を引きたてるのには十分だったかと
特にツクモに関してはもっと書きこむべき。今回だけの描写だと強情さや負けず嫌いの部分ばかりが前面に出過ぎて
面倒くさい女、というイメージが強くなっている。母親に捨てられた孤独に耐える部分などをもっと強調して描けば
クルンの献身と相まって別の印象が産まれたと思うのだが…
キャラクターに関してもう少し触れるとマスコットキャラのクルンは素晴らしい。健気さと愛らしさ、オリジナリティが
ずば抜けている。本来なら星三つの作品なのだがクルンの出来だけで星が一つ増えるぐらいに良い。ポストイットを使った
会話やツクモの無茶振りに必死で応えようとする姿を見ているだけで幸せな気持ちになれる
盛込みがちな要素を絞って本当に書くべき部分を見極めれば、より完成度の高いファンタジーになったかと
アイデアは誰もが一度は考えた事があるであろう「誰も見ていない場所」に対する恐怖混じりの妄念を
うまく捉えているのですが、そこに神様の実験という別の要素を混ぜた事で軸がぶれてしまった感じ
世界の変質現象である「パンドラ」を収集し、貸し本という形で集める満月堂の主人・ツクモと高校生ながら
他人と関わる事での面倒事を避け続けて生きる事を旨としてオリジナルの教訓集まで作り上げている少年・新太
この二人の出会いから始まり、世界の変質によって起きる様々な事件を通じて少しずつ二人の距離が近付く様を描く
ちょっと毛色の変わったファンタジー
キャラクターは非常に立っている。ただ、一冊に収めるにしては脇役に至るまでキャラを立て過ぎて若干「うるさい」
という印象が残る。ツクモと新太、ツクモのアシスタント役のクルンだけで話を引きたてるのには十分だったかと
特にツクモに関してはもっと書きこむべき。今回だけの描写だと強情さや負けず嫌いの部分ばかりが前面に出過ぎて
面倒くさい女、というイメージが強くなっている。母親に捨てられた孤独に耐える部分などをもっと強調して描けば
クルンの献身と相まって別の印象が産まれたと思うのだが…
キャラクターに関してもう少し触れるとマスコットキャラのクルンは素晴らしい。健気さと愛らしさ、オリジナリティが
ずば抜けている。本来なら星三つの作品なのだがクルンの出来だけで星が一つ増えるぐらいに良い。ポストイットを使った
会話やツクモの無茶振りに必死で応えようとする姿を見ているだけで幸せな気持ちになれる
盛込みがちな要素を絞って本当に書くべき部分を見極めれば、より完成度の高いファンタジーになったかと
2011年2月27日に日本でレビュー済み
評価が結構高いライトノベルなのでちょっと買って読んでみました。
これは確かに面白いですね。
出てくるキャラをふんだんに使っていますし、それぞれ個性的で面白すぎる。
最初から最後までギャグが強めで面白いです。
初めてラノベを読む方にはお勧めできる本です。
これは確かに面白いですね。
出てくるキャラをふんだんに使っていますし、それぞれ個性的で面白すぎる。
最初から最後までギャグが強めで面白いです。
初めてラノベを読む方にはお勧めできる本です。
2009年8月13日に日本でレビュー済み
桐島新太は、少年向けレーベル『月光文庫』を買うためにバイトをする高校二年生。読書をして感想をレーダーチャート化するのを趣味とする彼には、ひとつ、他人と違うところがある。それは、小学三年生のときの【梅干戦争】をきっかけに、世界に漂う白い霧が見えるようになったこと。
後輩の宮野小雪をかばったせいもあり、バイトをクビになった新太がふらふらと街を歩いていると、またもやあの白い霧が目に入った。自らの人生訓に基づき無視を決め込もうとしたものの、好奇心に負けて追いかけた先にあったのは、古い貸本屋「満月堂」。それが新太と"観測者"満月ツクモの初めての出会いだった。
"認識"をキーワードに、世界の"空白"と観測による具象化という世界観を生み出し、それを記録するという結構重要な役割に、態度はでかいけれど実力が伴わない女の子をつけることで、ほとんど普通の少年が介入する余地を残している。そして、ただ記録するというかなり地味な行為に対して、少年にとっての大きな意味を持たせるため、学校の図書室という同じくらい地味な舞台を用意し、その舞台に不釣合いな程の騒動を起こさせるのだ。これにより、ただ静かに過ぎていくだけだった少年の生活は一変してしまう。
ただ、導入部のイベントが面白く、その時に出来上がったキャラクターのイメージが大きいためか、高校生になってから登場するサブキャラの印象が相対的に薄くなっている気がする。それぞれの役割分担は明確なのだが、それぞれになじみきっていないというか、変な話、演じているという気がしてしまう。しかしそのあたりは、話が進んでいけば自然に解消されていくだろう。あるいはこういう薄い関係性が、最近の友情の描き方なのかもしれない。
個人的には、観測対象にボールをぶつけるという描写が、素粒子に光子をぶつけることの比喩表現みたいで面白い。設定はシリアス、ボスキャラはギャグ、展開はラブコメという、様々な要素が絡み合った作品です。
後輩の宮野小雪をかばったせいもあり、バイトをクビになった新太がふらふらと街を歩いていると、またもやあの白い霧が目に入った。自らの人生訓に基づき無視を決め込もうとしたものの、好奇心に負けて追いかけた先にあったのは、古い貸本屋「満月堂」。それが新太と"観測者"満月ツクモの初めての出会いだった。
"認識"をキーワードに、世界の"空白"と観測による具象化という世界観を生み出し、それを記録するという結構重要な役割に、態度はでかいけれど実力が伴わない女の子をつけることで、ほとんど普通の少年が介入する余地を残している。そして、ただ記録するというかなり地味な行為に対して、少年にとっての大きな意味を持たせるため、学校の図書室という同じくらい地味な舞台を用意し、その舞台に不釣合いな程の騒動を起こさせるのだ。これにより、ただ静かに過ぎていくだけだった少年の生活は一変してしまう。
ただ、導入部のイベントが面白く、その時に出来上がったキャラクターのイメージが大きいためか、高校生になってから登場するサブキャラの印象が相対的に薄くなっている気がする。それぞれの役割分担は明確なのだが、それぞれになじみきっていないというか、変な話、演じているという気がしてしまう。しかしそのあたりは、話が進んでいけば自然に解消されていくだろう。あるいはこういう薄い関係性が、最近の友情の描き方なのかもしれない。
個人的には、観測対象にボールをぶつけるという描写が、素粒子に光子をぶつけることの比喩表現みたいで面白い。設定はシリアス、ボスキャラはギャグ、展開はラブコメという、様々な要素が絡み合った作品です。
2009年9月19日に日本でレビュー済み
なんだろう、面白い感覚ですね。一筋縄じゃ行かないキャラクタが寄せ集まると意外な相乗効果があるんですね。ツッコミは優秀だけどモテない主人公。深刻なシーンも一言で吹き飛ばしてしまうテンポの良いモノローグは読んでいてニヤニヤモノです。たまに吹き出してしまう所もあるので、この本は周囲に人がいない所で思いっきり楽しみましょう。
2009年6月24日に日本でレビュー済み
前作under同様、設定をよく考えていて良い
キャラもいい味だしてる
クルンか小動物的可愛さ
マジ目茶苦茶可愛い
抱きしめたい。以上です
キャラもいい味だしてる
クルンか小動物的可愛さ
マジ目茶苦茶可愛い
抱きしめたい。以上です
2009年7月18日に日本でレビュー済み
underを書いた著者だと思って買ったら、
良い意味で裏切ってくれた。
主人公の視点が、感情移入しやすく、面白かった。
良い意味で裏切ってくれた。
主人公の視点が、感情移入しやすく、面白かった。