雑誌『広告批評』が2009年4月に廃刊になり、広告は批評の対象となって
いた時代ではなくなった。
広告を行ったから、消費者の「買う気」は高まるのか、これまで計測しにく
かった時代は、広告は作品とて批評の対象だったのだろう。
購入を迷っているときに、購入の判断材料となる情報を流すことが
購入の最後の後押しになる。消費者が買う理由を見つけられない場合、それを
企業が「教えてあげる」ことになる。広告が機能していたのは、こうした
状況のときだったが、ネットの普及でそれが機能しなくなってきたと
著者は言う。
商品を買う気になったとしても、ネットで安いほかの商品を選ばれてしまう
ことも増えてきたからだ。
本書は、そんな日本人の「買う気」と広告の変動を1980年代〜現在まで
解説している。
クルマも酒も、また海外旅行にも興味がなく、マス広告に反応しない
若者世代に対して広告はなにができるのか。
生活防衛のためお弁当や水筒を家から持っていくサラリーマンの増加など
ミニマムライフの潮流のなかでどう消費者の「買う気」を動かすのか。
著者は「買う気」を呼び覚ますために新しいABCDモデルを提唱している。
これはX軸に購入時の慎重度、Y軸に長期関与者の存在をとった四つの戦略
オプションである。
消費者の心理の変化をつかみ、今後のトレンドを予想するのにも役だつ本。
いまの日本人はどういうときにモノを買うのかをつきつめている著者の姿に、
これからの広告人のあり方をみることができる。
牧野谷 輝
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「買う気」の法則 広告崩壊時代のマーケティング戦略 (アスキー新書 116) 新書 – 2009/7/9
山本 直人
(著)
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購入オプションとあわせ買い
- 本の長さ208ページ
- 言語日本語
- 出版社アスキー・メディアワークス
- 発売日2009/7/9
- 寸法11.1 x 1 x 17.4 cm
- ISBN-104048679988
- ISBN-13978-4048679985
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登録情報
- 出版社 : アスキー・メディアワークス (2009/7/9)
- 発売日 : 2009/7/9
- 言語 : 日本語
- 新書 : 208ページ
- ISBN-10 : 4048679988
- ISBN-13 : 978-4048679985
- 寸法 : 11.1 x 1 x 17.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,491,098位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,229位マーケティング・セールス全般関連書籍
- - 2,364位角川新書
- - 12,090位その他のビジネス・経済関連書籍
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年7月29日に日本でレビュー済み
著者の山本直人さんが、
「マーケティング + 人材育成」という視点で語る、広告業界の
あれから30年、この先30年
(リデザインという言葉は、好きではないのですが・・・)
マーケティングや組織の、「フォーメーション・リデザイン」や、
実際に手足を動かす、「マーケティング専門の人材とは?」について
説明されています。
併せて、下記の事柄も解析
* 売上げを向上させてナンボ
* ブッシュ型、プル型の主戦場
* 情報の再設計
* 分析→実行 (フレームワーク活用→人材登用)
そして、本書の肝は、新しいフレームワークの紹介
フレームワークに対応して、実行の部分、
つまり、適材適所の見分け方にまで届いている。 そこが嬉しい。
過去の大きな流れから、消費者が好む広告のサイクルを知る。
もしかしたら、ライバルに先んじて予測の波に乗れるかもしれません。
モノを買う喜び < お金が無くなる不安
上記をひっくり返すために、
本書で登場する、ヤマモト・グリッド(仮)というフレームワーク
著者が温めてきた内容だけに、触発されて、
既存のフレームワークを疑う癖がつきました。
著者自身も述べていることですが、ヤマモト・グリッド=ABCDモデル は、
未完成の状態なので、不足分を自分で考える必要があります。
その余白部分が、本作の最大の旨味と言えます。
「マーケティング + 人材育成」という視点で語る、広告業界の
あれから30年、この先30年
(リデザインという言葉は、好きではないのですが・・・)
マーケティングや組織の、「フォーメーション・リデザイン」や、
実際に手足を動かす、「マーケティング専門の人材とは?」について
説明されています。
併せて、下記の事柄も解析
* 売上げを向上させてナンボ
* ブッシュ型、プル型の主戦場
* 情報の再設計
* 分析→実行 (フレームワーク活用→人材登用)
そして、本書の肝は、新しいフレームワークの紹介
フレームワークに対応して、実行の部分、
つまり、適材適所の見分け方にまで届いている。 そこが嬉しい。
過去の大きな流れから、消費者が好む広告のサイクルを知る。
もしかしたら、ライバルに先んじて予測の波に乗れるかもしれません。
モノを買う喜び < お金が無くなる不安
上記をひっくり返すために、
本書で登場する、ヤマモト・グリッド(仮)というフレームワーク
著者が温めてきた内容だけに、触発されて、
既存のフレームワークを疑う癖がつきました。
著者自身も述べていることですが、ヤマモト・グリッド=ABCDモデル は、
未完成の状態なので、不足分を自分で考える必要があります。
その余白部分が、本作の最大の旨味と言えます。
2009年8月20日に日本でレビュー済み
肩で風切る広告代理店に勤めているという自負心が粉々になるほどに打ち砕かれた。
だから、私怨含みで本書への評価は星一つとした。
著者が指摘するように広告主はまさに事業者であり、我々広告代理店はその販促部門が外出しされた(=事業者になり代わった=代理した)委任・外注先にすぎない。
事業者、とくにその経営者が最終的に望むのは売上げが上がること、利益を確保・増大することにあり、
社内の販促部門に対しては容赦なく結果(=数字)を要求し、芳しくなければ人事考課で報いを与える。
経営者が非情だからではなく、営利企業として当然だからであり、緩めれば株主への背任にすら映る。
それを「代理」し経営者の意向を全うすべき我々は、ことごとく数字から逃げ、おもしろくしましょう、注目されましょうと話題をそらし続けてきた。
結果も出ないのに何千万あるいはそれ以上の販促原資を「いじっておもしろくする」だけのクリエイティブに費消させてきた。
切られて当然なのだ。
「代理」になっていないのだから。
「代理」といいながら、背任的なベクトルで興じてきたのだから。
しかし、正直、今さら地道に正道を歩むという感覚も戻ってこない。
我々は肩で風切ることが身上で、頭を下げて回ることはその対極、そんなことがしたくて広告代理店様に入ったのではない。
山本直人氏の「買う気の法則」はどうやらその開けてはならない箱を開けてしまったようだ。
なんということを…
あなたももとはといえば広告代理店に食んだ人ではないか。
傍らにはまだ「気の利いたコピー」や「刺さるメッセージ」に興じて知的ぶったりクリエイティブづらしている人間がいる。
みんな、この本を本当に認めたくない。
だから、私怨含みで本書への評価は星一つとした。
著者が指摘するように広告主はまさに事業者であり、我々広告代理店はその販促部門が外出しされた(=事業者になり代わった=代理した)委任・外注先にすぎない。
事業者、とくにその経営者が最終的に望むのは売上げが上がること、利益を確保・増大することにあり、
社内の販促部門に対しては容赦なく結果(=数字)を要求し、芳しくなければ人事考課で報いを与える。
経営者が非情だからではなく、営利企業として当然だからであり、緩めれば株主への背任にすら映る。
それを「代理」し経営者の意向を全うすべき我々は、ことごとく数字から逃げ、おもしろくしましょう、注目されましょうと話題をそらし続けてきた。
結果も出ないのに何千万あるいはそれ以上の販促原資を「いじっておもしろくする」だけのクリエイティブに費消させてきた。
切られて当然なのだ。
「代理」になっていないのだから。
「代理」といいながら、背任的なベクトルで興じてきたのだから。
しかし、正直、今さら地道に正道を歩むという感覚も戻ってこない。
我々は肩で風切ることが身上で、頭を下げて回ることはその対極、そんなことがしたくて広告代理店様に入ったのではない。
山本直人氏の「買う気の法則」はどうやらその開けてはならない箱を開けてしまったようだ。
なんということを…
あなたももとはといえば広告代理店に食んだ人ではないか。
傍らにはまだ「気の利いたコピー」や「刺さるメッセージ」に興じて知的ぶったりクリエイティブづらしている人間がいる。
みんな、この本を本当に認めたくない。
2010年3月24日に日本でレビュー済み
決して書いている事を否定するわけではないが、
内容としては当たり前の話。
タイトルほど、広告が崩壊している今「刺さる」マーケ戦略といった
シズル感はない。
ABCD戦略と名付けた戦略マップで、商品ごとの戦略を切り分けようと提言しているが、
言われるまでもない事では?
特に発見なし。
内容としては当たり前の話。
タイトルほど、広告が崩壊している今「刺さる」マーケ戦略といった
シズル感はない。
ABCD戦略と名付けた戦略マップで、商品ごとの戦略を切り分けようと提言しているが、
言われるまでもない事では?
特に発見なし。
2010年2月10日に日本でレビュー済み
マーケティングの戦略オプションを検討するためのフレームワークと、それを駆使するためのスキル。買う気を引き出すためのツールを活用しよう。
2009年7月10日に日本でレビュー済み
2009年7月、ある広告代理店トップは社員に「私たちは覚悟を決める必要がある」と訴えた。
彼らは依然として広告「凋落」・「停滞」・「崩壊」への“暫定解”すらみつけられずにいるのか。
私には広告が死滅して絶えることなど考えられない。
ただ、分相応域を超えた広告バブルは当然に是正されていくだろう。
分相応への鍵は広告をめぐる需給であり対効果比である。
言い換えれば、消費というビジネス・シーンで広告は本来形へと是正されていくのである。
考えてみれば実に自然ななりゆきではある。
が、広告バブルへの郷愁にほだされた輩はまだその現実を受容しきれない。
広告業界を主語とした往年の輝きを断念できず、分不相応な夢想に悶え身を焼くばかりである。
これに対し山本直人氏はもうひとつの主語、[事業者]へとわれわれを誘う。
この視点を手にした瞬間、広告をここまで貶めたノイジーな虚飾は一掃され、
芸術とも擬せられた怪しいクリエイティヴはその終末を宣告される。
広告にはさらにもうひとつの主語がある。
いうまでもなく、いまや広告をなかなか通用させてくれない消費者がそれである。
本書においてはまだ明快な消費者論は示されていない。
しかし、彼が「消費者関与」(p.130)について語るくだりは圧巻である。
おそらく本邦でこのコンセプトについてこれほど簡易かつ示唆に富んだ指摘をしたのは
彼が初めてではないだろうか。
「買う気」をめぐる著作は本書に限らない。
その多くは「戦略」や「仕掛け」に逃げ道を求め、[事業者]へ「期待をもう一度」と哀願する。
その程度の施策変更でこの時代の消費者が動いてくれるのか。
懐疑を覚えた[事業者]にとってそれらはKYな小手先野郎でしかない。
本書は[事業者]視点を分析の柱としたことでKYに堕することから免れている。
[事業者]の多くは本書を読み、むしろ広告の有用性に確信を深めるだろう。
しかし、それは「変われない」広告業界の一部へのさらなる懐疑を意味するかもしれない。
彼らは依然として広告「凋落」・「停滞」・「崩壊」への“暫定解”すらみつけられずにいるのか。
私には広告が死滅して絶えることなど考えられない。
ただ、分相応域を超えた広告バブルは当然に是正されていくだろう。
分相応への鍵は広告をめぐる需給であり対効果比である。
言い換えれば、消費というビジネス・シーンで広告は本来形へと是正されていくのである。
考えてみれば実に自然ななりゆきではある。
が、広告バブルへの郷愁にほだされた輩はまだその現実を受容しきれない。
広告業界を主語とした往年の輝きを断念できず、分不相応な夢想に悶え身を焼くばかりである。
これに対し山本直人氏はもうひとつの主語、[事業者]へとわれわれを誘う。
この視点を手にした瞬間、広告をここまで貶めたノイジーな虚飾は一掃され、
芸術とも擬せられた怪しいクリエイティヴはその終末を宣告される。
広告にはさらにもうひとつの主語がある。
いうまでもなく、いまや広告をなかなか通用させてくれない消費者がそれである。
本書においてはまだ明快な消費者論は示されていない。
しかし、彼が「消費者関与」(p.130)について語るくだりは圧巻である。
おそらく本邦でこのコンセプトについてこれほど簡易かつ示唆に富んだ指摘をしたのは
彼が初めてではないだろうか。
「買う気」をめぐる著作は本書に限らない。
その多くは「戦略」や「仕掛け」に逃げ道を求め、[事業者]へ「期待をもう一度」と哀願する。
その程度の施策変更でこの時代の消費者が動いてくれるのか。
懐疑を覚えた[事業者]にとってそれらはKYな小手先野郎でしかない。
本書は[事業者]視点を分析の柱としたことでKYに堕することから免れている。
[事業者]の多くは本書を読み、むしろ広告の有用性に確信を深めるだろう。
しかし、それは「変われない」広告業界の一部へのさらなる懐疑を意味するかもしれない。
2009年12月25日に日本でレビュー済み
4章と5章が本論です。
それまでは重厚かつ切れ味鋭い広告業界の分析が続きます。
これが面白いが長い。
読者の多くは新しい広告戦略の方向性が欲しいのであって、
分析は話の枕だろうと思います。
広告業界およびメディア(新聞、TV)の袋小路を明らかにして、
その弊害とずばりと語っています。
「モンスター化するヴィークル」のくだりは面白い。
メディの報道の質、その低レベルな集中豪雨的なあり方が、
多くの弊害を招いている状況を端的に切り取っています。
この歯に衣着せぬ論が心地いい。
著者が意図せずとも、
本書が広告会糾弾の書となっています。
本書、広告会社は耳が痛いだろうと思います。
本書にもありますがが,
すでに企業の多くは広告を信頼していません。
もっとはっきり言えば、
企業は広告会社を嘘つきだと思っています。
嘘つきは言い過ぎにしても、
きちんと見張らないといけない対象として考えています。
そういう気分が満ちている現在、
こういう書籍が出版されることで、
そういうムードが定着するの一助になるのではないのでしょうか。
それまでは重厚かつ切れ味鋭い広告業界の分析が続きます。
これが面白いが長い。
読者の多くは新しい広告戦略の方向性が欲しいのであって、
分析は話の枕だろうと思います。
広告業界およびメディア(新聞、TV)の袋小路を明らかにして、
その弊害とずばりと語っています。
「モンスター化するヴィークル」のくだりは面白い。
メディの報道の質、その低レベルな集中豪雨的なあり方が、
多くの弊害を招いている状況を端的に切り取っています。
この歯に衣着せぬ論が心地いい。
著者が意図せずとも、
本書が広告会糾弾の書となっています。
本書、広告会社は耳が痛いだろうと思います。
本書にもありますがが,
すでに企業の多くは広告を信頼していません。
もっとはっきり言えば、
企業は広告会社を嘘つきだと思っています。
嘘つきは言い過ぎにしても、
きちんと見張らないといけない対象として考えています。
そういう気分が満ちている現在、
こういう書籍が出版されることで、
そういうムードが定着するの一助になるのではないのでしょうか。
2009年7月12日に日本でレビュー済み
現実に機能しているかどうか。
クライアント(=広告主)は支出に見合った効果を手にできているのか。
こういう基本的な問題が出てくると「数値に表れない価値の世界」やら
「クオリティの高い広告で御社のイメージアップに寄与」という常套句。
大手さんには「広告とはそういうもんです」と居直る猛者も。
しかし、私たちの広告予算は芸術後援の募金ではありません。
パワーポイントとフラッシュを駆使したカッコいいプレゼン、大いに結構。
が、「で、この広告でウチの商品は何個売れるんですか」という問いには沈黙星人。
広告業界人はぜひ真摯に「買う気の法則」を読んでいただきたいのです。
大手は経営者から末端の営業スタッフまで。
これを読んで考え、どう行動するか、私はそれが見たいのです。
本書は業界待望の新広告論であると思います。
しかし、業界人さん、本当に広告を待望しているのは私たち広告主です。
あなたがたではありません。
せめて本書で「(広告代理店にとっての?)あるべき」ではなく、
現実に要請されている広告論を知ってほしいのです。
本書が「新」広告論である以上に「真」広告論であることをわかっていただきたいのです。
広告業界は自戒を選ぶのか。自壊を選ぶのか。
私はそれを注視していきたいと思います。
クライアント(=広告主)は支出に見合った効果を手にできているのか。
こういう基本的な問題が出てくると「数値に表れない価値の世界」やら
「クオリティの高い広告で御社のイメージアップに寄与」という常套句。
大手さんには「広告とはそういうもんです」と居直る猛者も。
しかし、私たちの広告予算は芸術後援の募金ではありません。
パワーポイントとフラッシュを駆使したカッコいいプレゼン、大いに結構。
が、「で、この広告でウチの商品は何個売れるんですか」という問いには沈黙星人。
広告業界人はぜひ真摯に「買う気の法則」を読んでいただきたいのです。
大手は経営者から末端の営業スタッフまで。
これを読んで考え、どう行動するか、私はそれが見たいのです。
本書は業界待望の新広告論であると思います。
しかし、業界人さん、本当に広告を待望しているのは私たち広告主です。
あなたがたではありません。
せめて本書で「(広告代理店にとっての?)あるべき」ではなく、
現実に要請されている広告論を知ってほしいのです。
本書が「新」広告論である以上に「真」広告論であることをわかっていただきたいのです。
広告業界は自戒を選ぶのか。自壊を選ぶのか。
私はそれを注視していきたいと思います。